父さんと夜道を歩いていると、白いワンピースを着た人影が、こちらに向かって
「うらめしやー!」
と叫びながら走り出て、ずっこけて電柱に頭を打ち、消えた。
「父さん、今の...」
「死んだ婆さんだ」
父は短く答え、道を変えた。
道の先で通り魔が出現したのは、それから暫くの事だった。
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