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修行者|17ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

父さんと夜道を歩いていると、白いワンピースを着た人影が、こちらに向かって

「うらめしやー!」

と叫びながら走り出て、ずっこけて電柱に頭を打ち、消えた。

「父さん、今の...」
「死んだ婆さんだ」

父は短く答え、道を変えた。
道の先で通り魔が出現したのは、それから暫くの事だった。
#呟怖

買い物に出かけた妻が、買い物袋で両手を一杯にして帰ってきた。
半透明の袋の中に、大量の髪の毛や赤黒い血液が透けて見える。

「ねえ、何があっても私のこと愛してる?」

台所で妻が呟くように問いかけた。

ごろり、と袋から転がり落ちたモノと、目があった。
#呟怖

クラスで「路地裏に詳しい自慢」を語り合っていたら、みんな見た事はあるが、その先に行った者がいないという路地がある事がわかり、一緒に行ってみようと放課後に友達同士で集まった。

どれだけ手分けして探しても、その路地が見つからない。
#呟怖

「なんかヤバいのがこっち来てる!」

僕の家から帰りかけた友達が血相変えて飛び込んで来た。
慌てて隣のおじさんの家に助けを求めに走る。

家の中で、おじさんは首を吊ってぶら下がっていた。

コン、コン

ノックの音が聞こえる。

「た だ い ま...」

誰かがゆっくりとドアを開けた。
#呟怖

「鬼の角は魔界からの信号の受信機であるといふ君の論は愚論に過ぎぬ。
この角でもって獲物を刺し貫く快楽は、性交や麻薬に依って得られる其れと比較にならず、鬼が亡者を痛めるに躊躇せぬ為の大切な器官としか了解出来ぬ。
どれ試しに愛する君を刺し貫けるか、今此処で試してみやうではないか」
#呟怖

祖母の家の近くに、右腕を切り落とされた剣豪を祀る神社があり、人形等の右腕を納めると破魔の功徳があるといわれている。
「昔はその効果を高める為、自分の腕を切り落として、呪殺を願った事もあるらしいな」
父は笑いながら言った。
私は話半分に、温厚だった隻腕の祖父を思い浮かべていた。
#呟怖

「刑事さん誤解です。運命なんですよ。
私の前に巴マミそっくりの娘が現れたんですから。
しかし彼女は運命に逆らった。
神罰を受けるのは当然でしょう?
神の手を煩わせる程でもないので、私が罰を下した、それだけの事なんです。
ね、そろそろ帰ってもいいですか?
見たいアニメがあるんです」
#呟怖

人形師の彼女から、連日のように電話が入ってくる。

「今回のは傑作、完成が楽しみ」
「つぶらな瞳が素敵」
「背骨が可愛い」
「肝臓の動きがリアル」
「毛細血管が出来た」
「心臓が動く。もうすぐ、もうすぐなの...」
彼女の声に混じり、くぐもった咆哮が聞こえた。

そこで電話は途切れた。
#呟怖

守護霊が視えるという人に、自分の事を聞いてみた。

「とても素晴らしい方が守ってくれています、大丈夫。
でも気をつけて。
どんな花でも水をあげないと枯れてしまうのよ」

早くしていまわの時を迎えた今、先祖の墓参りを怠った事を後悔している。

#呟怖

婚約者の男性と死に別れた。

自暴自棄だった私に、やがて心を開ける男性が現れた。
少し体型が変わり、婚約指輪が外れなくなっていた私は、この指輪が外れたら思いを打ち明けようと、必死に自分を磨いた。

「痩せた女に興味はねえよ」

願いが叶ったその日、男はそう吐き捨てて去っていった
#呟怖

「あんたを探していた」
少女は古ぼけた出生届を差し出した。
「あんたが本当の父親って本当?」
「...黙っていて、済まなかった」
「遅えよ」
少女...夏子はナイフを取り出すと、俺の胸に突き立てる。
(会いに来てくれてありがとう)
その言葉を飲み込んで、俺はナイフを受け入れた。
#呟怖

「人を傷つける人程助けが必要なの。私は疑ってなにもしない人より、例え間違っていても与える人になりたい」
と語っていた彼女が惨殺体で見つかった時、俺は白い仮面を捨て、黒い仮面とナイフを手に取った。
もう2度と迷わない。
この二つを手放すこともないだろう。
#呟怖

聞いてくれよジョニー。
俺は雇っているアニメーターが
「仕事がブラック過ぎて氏ぬ」
っていうから、必死になって作画を自動化するプログラムを開発したんだ。
そしたら奴らはなんて言って俺にサンクスしたと思う?エリナ・ペンドルトン?
仕事が無くなったって、俺を訴えたのさ。
#呟怖

200号のキャンパスに、ペインティングナイフで油絵具を塗り付ける。

面白みの無い絵。
なんの美術的価値も、芸術的センスも抽象も寓意も無い絵だ。

理想的だ。

この絵が飾ってあってもわざわざ外す奴はいないだろう。

例えその奥の壁に何が塗り込められていたとしても、気づくものはいまい。
#呟怖

葬儀屋の宿直のバイトの面接に行った。
和やかな雰囲気の中、面接官が、
「ところで、あなたこちらは見える人?」
と、体の前で手を垂らしてみせた。
「はい」
と答えると、一瞬固まったように見えた。
後日、バイトは別の人に決まったと通知が来た。

半月後、同じ内容の求人が出ていた。
#呟怖

夜、縁側で涼んでいたら、井戸のポンプがキイキイ鳴り出して、赤い水が吹き出した。

びっくりして姉ちゃんに泣きついたら、いきなりぶん殴られた。
なんでも女性に月イチでくる奴が初めて来た時に現れる妖怪らしい。

なにもそんな盛大に告知せんでも...
あと姉ちゃん、顔面グーで殴らんでも...
#呟怖

古民家の壁に立て掛けられた少女の球体関節人形に向かい、ファインダーを覗く。

まだ足りない...

俺は自分の手首にナイフを当てると、返り血を浴びせた。

いいぞ、これが命の息吹だ。

ギギ、と音を立てながら人形が動く。

そうだ、来い。

首を絞められながらシャッターを切る。

幸せだ。

#呟怖

「ゴメンね、散らかってるけど」

照れ笑いを浮かべてながら招き入れられた彼女の部屋は、満杯のゴミ袋が積まれ、カーテンは切り裂かれ、鏡という鏡は割られ、陥没した壁の横に人体模型が打ち付けられ、何かの器官の標本が入ったビンが転がっていた。

#呟怖

深夜、ねとらじで猫に関する怪談を朗読していると、猫の鳴き声が聞こえた。
傍のメイが鳴いたかと思ったが、そうではない。
それどころか、アルでもフーでもビオラでもミケでもクロでもブチでもミクでもリンでもレンでもレイでもシロでもタマでもジジでもミーでもトラでもない

今の声は一体...
#呟怖

子供の頃、和室にかけられているご先祖様の写真が、どこにいても目が合うのが怖かった。

「ちゃんとお参りしとるけえ、私らを見守ってくれとんよ」

お婆ちゃんが教えてくれた。
迷惑かけてもニコニコしていたお婆ちゃんだ。

大人になった今、どこからみても写真のお婆ちゃんと目が合わない。

#呟怖

同じゼミの学友と、夜の買い出しに出かけた。
踏み切りが鳴ったので待っていると、
「なんだよお、お前、そんな所にいたのかよお」
と言いながら、学友が踏み切りに入っていったので慌てて止めた。

伏せられていたが、その踏み切りで、別の学友が轢死していたのを後で知った。
#呟怖

もうすぐライブ本番の幕が開く。緊張が高まっていく。
と、緞帳が不自然に膨らんだ。
何かがいる。
感情が伝わる。舞台に出たかった、無念の思い。
「一緒に、ステージに出ませんか」
言葉が自然に口をついた。

その日のアンケートには、
「メンバー増えました?」
というのが何枚かあった。
#呟怖

友人に1人、「視える」奴がいた。
ある日、友達3人で歩いていると、そいつが

「うわ、グロ」
と呟いた。
どういう意味か聞いてみると、

「いや、この辺、悪さするのが出るんだよね。
で、もう1人の友人、あいつの守護者、侍なんだよね」

それ以上は教えてくれなかった。
#呟怖

#呟怖
校庭の一角に落とし穴を作り、昼休憩の時、友達と見に行った。

足を砂だらけにした関わってはいけないタイプの先輩が、同級生の1人をシメていたので、見ていない事にして逃げた。

年月を経て、殺人の刑期を終えた元同級生が、未だにあの時の犯人を探していると、風の噂で聞いた。

今は僧籍にいる昔の友人の、

「最近、土地のやつ始めたんだ。無税だから」

という一言が、どうにも引っかかる。
#呟怖

学校近くに「緑のおばさん」がいた。
隣の学区には、「ピンクのおばさん」がいると聞きつけた友人が見に行った。

翌日から不登校になった。

噂では、「今度黄色い人に出会ったら命が無くなる」と言っていたらしい。
最近、やっと外出が出来るようになったそうだ。

先日、彼の訃報が届いた。
#呟怖

祖母が亡くなった時の事、
死という概念を理解出来ない幼い娘に、

「お婆ちゃんは、天国に行ったんだよ。
お空の向こうの素敵な、とてもいい所から私達の事を見守っているんだよ」
と伝えた。

以来、娘は
「早く死にたい」
が口癖になっている。
#呟怖

友人が歩いていると、どこからか自分を呼ぶ声がした。
辺りに人影は無く、不思議に思って声のする方に進んでみると、

ガシャーン!!

凄い音がした。
振り返ると、今自分がいた場所に工事現場のサッシが落ちてきていた。
危うく直撃する所だった。

声の主は、未だ誰か分からないという。
#呟怖

#呟怖
4階のトイレの個室に幽霊が出るという噂を聞き、友達3人で見に行った。
扉を開けてみたが、中には何もいない。
そんなもんかと話しながら扉を閉めると、扉の裏に女が立っていた。

あ、と思うまもなく友人の1人が手を掴まれた。パニックになりながらその場を逃れた。

友人は今も片手が使えない

#呟怖
トマトが苦手だった。どうしても受け付けない。
苦手を克服しようと、俺は茹でたトマトを口の中に放り込んで...
盛大に吐き出した。

そして、思い出してしまった。

小さい頃、目の前で車に弾き飛ばされ、俺の前に転がった弟の、頭があるべき場所にあった、潰れたトマトの塊のような物を...

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