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パンダ番長|38ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

ある春の日。
気づいたら大きな影にまとわりつかれていた。
影は私の先に広がる陽向を喰み、喰んだ分だけ足元に桜の残滓を撒き散らした。咲くところも散るところも見せず、ただ情緒もなく散らばった桜の死骸を。

私は下を向いて歩くのをやめた。
他人に感じていた眩しさが少しだけ減っていた。
#呟怖 https://t.co/F7zJWNbpr1

↓ クリスマスといい年越し蕎麦といい、NOVEL DAYS は(今のところは)実際のツイートから一ヶ月以上遅れて転載な感じなので、時事ネタはかなりズレこみますね。
あっちは一日に一ツイート分しかアップしないように設定しているので、#呟怖 に夢中になってお題をこなすほど季節はズレていくのですw

こちらの #呟怖 も転載作業中に修正を入れたくなってしまったもの。
そもそもはかなりかっこわるい誤字があったのですが、そこを直しても、読み返してみて、どうにもリズムが悪くって。
読みやすさを意識して書き直しました。

ちなみにオチ部分は皆様お気づきの通り、落語の「時そば」です|_・)

大晦日まで残業だった俺は、鳴り始めた除夜の鐘を数えながら蕎麦屋へ入る。確か107まで打っておいて新年と同時に最後の一発を打つんだよな。

蕎麦に天丼まで付けてしまったが、なんとか今年のうちに食い納められた。
「じきに0時か」
そう呟いた途端、除夜の鐘が早鐘のようにもう107回鳴った。
#呟怖 https://t.co/vdDRq9Zk2d

改札前に立つ人々へ片っ端から声をかけている男が居た。
近づいてくるにつれ、話の内容が耳に入る。
「待ち時間を捨てたくないか?」
すぐ隣に立っていた若者が軽めに「そうっすね」と返事をした直後、絶叫。

驚いて横を見ると、白髪の若者が目を見開いていた。
あの男らしき姿は見当たらない。
#呟怖 https://t.co/EIXfOhF7Kp

信号が変わるまでと眺めていたスマホの脇に、隣の人たちの足が見えた。二人とも裸足。
ヤバい人だったらヤダなと、なるべくそちらを直視しないよう少しだけ視界を寄せる。
「ヒッ」
声が出てしまった。
立っている四本以外にも無数の足を生やした一つの何かが居たから。
四つ同時に踵が返る。
#呟怖 https://t.co/AiZF4aIT5c

昼過ぎなのに重く暗い空を見上げると、見慣れているはずの歩道橋に違和感を覚えた……世界がモノクロームに見えている?
そんな中、一つだけ色のついた……黄色い月。
人の体を持つ月が歩道橋を登り、満ち、降り、欠けた。
色が戻った瞬間トラックが歩道橋へ突っ込み、轢かれた人の顔も欠けた。
#呟怖 https://t.co/pksJZpTiLv

その芸能事務所は原石となる子達を広く集めた。
定期的な試験「研磨」を経て成績の伸びない子を次々に退所(カット)していった。
裸石(ルース)と呼ばれるたった一人の子だけが残ったが、その子はとある大御所と不倫で無理心中してしまった。

初めからその大御所へ復讐するための蠱毒だったのだ。
#呟怖 https://t.co/AZhdTYNJlc

狭い暗室には幽閉された少女。
白髪であることを除けば十代に見える少女の盆の窪には穴が穿たれ、天井から垂れたリボンの先が無造作に押し込まれている。リボンに触れた途端、少女は虚ろな瞳で歌い出した。
暗室の扉に『呼び鈴』と書かれていたのを思い出す。
突然の寒気と被視感。
歌が止んだ。
#呟怖 https://t.co/Bkoj8l1Bx0

#呟怖 というハッシュタグを見つけ夢中になった。それが間違いだった。
日々増える怪談を、はじめのうちは楽しんでいた……読んだ話が実際に起きるようになるまでは。
親しい人を次々と失い、悍ましい何かが視界の端に彷徨く。

好き勝手書きやがって。報いを受けろ。私がそう考えるのも仕方ないだろ? https://t.co/dCn5yaSPmA

ある朝、学校に着くと、教室の皆がニヤニヤしていた。
『なんで皆、笑ってるの?』
校庭の隅に設置されたスピーカーから私の声が流れた。
『えっ、ちょっと待って、何コレ? 私の考えたことが流れてる? ちょっと笑わないでよ!』
皆、笑うのをやめた。
『全部忘れて』
皆、赤ちゃん返りした。
#呟怖 https://t.co/YILPVm8QQ2

中南米の遺跡みたいな名前のチョコレート移動販売。見た目は平凡なのに味は至高の最高の極上。新しいお友達連れてくとサービスもあるし、三食ここのチョコでも全然平気。

店が去った街では死者数が激増する。
神への供物をチョコレートで清めた話を冗談混じりにコメントした考古学者も死んだ。
#呟怖 https://t.co/VzzdyBvDAs

植物って感受性が豊かなんだよ。
ほら、この樹を見てよ。
本来なら枝が真っ直ぐ伸びる種類なのさ。
でも近くに大きな「痛み」があると、そこに寄り添うように枝を曲げるんだ。

うん。よく分かったね、僕がやったって。
たくさん殺して周りに埋めたり移したり……こういうの盆栽って言うんだろ?
#呟怖 https://t.co/TsFjCntXH1

朝もホームで見た男。幾度となくホームの縁まで行ってはベンチまで戻る繰り返し。
通過列車のアナウンス。
男は決意した顔で白線の上に立つ。
「乗り換えはどちらですか?」
「あちらです。急がないと出てしまいますよ」
そんな声が聞こえた直後、男は踵を返す。すぐに振り返ったが誰も居ない。
#呟怖 https://t.co/6iEFHSfuVv

忘れられない中三の夏休み。熱とカビ臭さとがこもる体育倉庫。目の前で服を脱ぐ彼女。
僕は異様な盛り上がりを見た……その背中に。
「定規がね、皮膚の下にね」
本来は背骨がある位置に確かにそうとしか思えない形。
「ね、わかったでしょう?」
再び冬服を着込んだ彼女の背中は凛としていた。
#呟怖 https://t.co/tHC94OlH6g

20XX年、人類は冬眠という新たな脅威にさらされた。寒さを感じると深い眠りに落ちるという奇病。
飛行機が機長の寒いジョークで落ちたのを皮切りに、寒くなる話をする者はテロリストとして弾圧された。
#呟怖 というハッシュタグを使えばアカウント凍結。怪談とオヤジギャグとが世から駆逐された。 https://t.co/aGLgJbToeU

ここでは昔、たくさんの人が死んだ。
だから地面を掘り返すと、いまだに人骨が出てくるんだ。
でも人々が地面を掘り返したがらないのには、もっと違う理由がある。
見つけた人骨の一部が欠損していたら、そこを失うと言われているから。
それを信じざるを得ない歴史がある、ここはそういう土地。
#呟怖 https://t.co/v4IoYDdQTO

「医者でも草津の湯でも治せない病気のワクチンがあるって言ったら信じます?」

その男が結婚詐欺師だったことはつきとめた。
だが男を断る理由はそれではない。
男の背後に蠢くもはや人の形を留めぬ闇に、あの方がご参加なさるようなことは断じてならないのだ。侍従長たる私の目が黒いうちは。
#呟怖 https://t.co/zPGt1dbLJ1

最近できた個別指導のマナー教室が評判だ。必ず礼儀正しくなると。
実際、不良だった兄もすっかり更正した。

でも僕には判る。あれは兄じゃない。
そのマナー教室へ忍び込み真実を知った。浮遊霊を憑依させているだけなのだと。塩に触れたら元に戻ると。

僕は急いで帰宅し、家中の塩を隠した。
#呟怖 https://t.co/lXntVG60Pl

「これが新種の細菌?」
「その被害者です。永久凍土に近い村の娘で、発症から三日ほどです。細菌は血液を餌にしながら血管を通じて全身へ広がります。細菌は浮力の高いガスを排出し」
「よく燃えるというやつか」
「十人も居れば当施設の一日分の電力を賄えます」
「国を救う英雄を集めたまえ」
#呟怖 https://t.co/ryS0feitSy

震えるほど寒い暗闇。自らの吐く息が白く降る。

凍える指先を握りしめると、拳の先に息が薄く結晶する。
驚いて手を開くとその刃は割れた。

不意に体が上へと引っ張られる。
私だけじゃない。周囲でも……ただ手に刃を残した人だけは落ちていった。

それがあの事故で生き残った私の見た夢。
#呟怖 https://t.co/CqxGjTEzwK

浜辺で毎日待ち続ける私に根負けしたのか、彼はとうとう砂浜に言葉を書き始めた。
約束してくれたプロポーズの言葉を。
しかしその字はすぐに波に浚われる。
次の言葉が書かれた。
『約束は果たした。だからもう前を向くんだ』
涙に濡れた私の頬を海風が冷やす。隣に佇む彼は風除けにならない。
#呟怖 https://t.co/Bc0PtO7yRG

近所の公園が封鎖された。ジャングルジムに動物の死体の一部が棄てられていたからだ。
犯人はすぐに捕まり、動機を自供した。
「骨の内側に内臓を収めなさいという声が聞こえたんです」

そんな古い記事を見つけた。
そのジャングルジムは今、樹に呑まれている。
触れると鼓動が聞こえる樹に。
#呟怖

空いているときはつい立ち止まる。
向こうのホームが見下ろせる連絡通路の窓の前。

階段脇のあの場所は彼女がいつも乗る場所で。
ドア一つ分の間を空けて僕もいつもそこに居た。

僕だけはいつも。

まだ居るのだろうか。
友人が見たという生霊は。

あの想いを手放せないでいる僕の。

#呟怖 https://t.co/6iEFHSfuVv

医大の先輩が悪趣味な牌を使っていた。
盲牌できないよう写真が貼り付けてあるんだけど、筒子は眼球、索子は骨がその数だけ、萬子と字牌は字の形の傷が写っていた。
これを作った先輩はCGだよと笑っていたが、寮で火事が出たとき先輩とその牌だけ黒焦げになっていたんだよね。
#呟怖 https://t.co/fNQOxeY4ZP

その幼馴染はいつも僕を支配しようとした。
「あなたのそういうとこきらい」
僕は必死に従った。好きだったから。
だが両親の離婚を機に僕達は離れた。

現在、僕に近寄ってくる女は悉く僕を肯定する。
違うんだ。
嫌悪してくれ……こんな酷いことをする僕を……ああ君もまた黙ってしまうのか。
#呟怖 https://t.co/igeSjxuzsR

何故か耳に残る乾いた音に誘われ、私はそこを訪れた。
第一印象は芸術的な庭園。
大小様々な動物や人型のトピアリーが立ち並び……違う。これは庭木を刈り込んだのではなく、芯材に蔦を絡ませて……あっ。
蔦の内側に、風に揺られる白い髑髏を見つけた私の背後で、門が閉じられる重い音がした。
#呟怖 https://t.co/KzeUTAZi15

奇妙な声に振り向くと屋根の上に小鳥がいた。
そいつと目が合った途端、俄かに空が掻き曇り、黄昏と見紛う暗さの中、小鳥は羽ばたきながら膨らみ始めた……リスザルの顔、ハムスターの胴体、猫の手足に尾はカナヘビ?
呆然としている間にそいつは空を駆けて消えた。
あとにはただ鳴き声が一つ。
#呟怖 https://t.co/KIMmnx7mKu

廃校の決まった母校、深夜。
私の靴音は皆より少しだけ遅い。

七不思議を辿るあの夏の続きは保健室の姿見が終点。
その中に白衣の影が揺れ、皆は逃げだした。
私と彼を置いて。

「これは怪談ではない。僕の初恋だ」

彼の声と気配とが闇に溶ける。

「そうね、怪談じゃない。私の卒業の物語」

#呟怖 https://t.co/mBmnoGpN7s

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