朝もホームで見た男。幾度となくホームの縁まで行ってはベンチまで戻る繰り返し。
通過列車のアナウンス。
男は決意した顔で白線の上に立つ。
「乗り換えはどちらですか?」
「あちらです。急がないと出てしまいますよ」
そんな声が聞こえた直後、男は踵を返す。すぐに振り返ったが誰も居ない。
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