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パンダ番長|34ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「おい、本当にここ……」
「わかんねぇよっ!」
宏がとうとう逆ギレした。
ジャリジャリとした足音だけが薄闇に響く。
同窓会が開かれるまで五分きったのはもうどうでもいい。トンネル内での車のエンストも仕方がない。でも緊急待避路の先にどうしてレールが?
それにこの音……まるで電車が。
#呟怖 https://t.co/QrgrE2jgkG

「おかお!」
「あっちにもおかお!」
妻の実家へと通じる森の中の小道。木の洞を見つける度、娘は大はしゃぎ。
「そうだねぇ。おかおみたいだねぇ」
着いてからその様子を伝えると、お義母さんは微笑む。
「あら、そろそろ集めないと」
お義母さんが手をかざすと、箒が飛んできた。
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「あんな感じ」
駅ビル二階からの眺めは、確かに一面の花畑のようだ。
ただ、こんな雨の日じゃなくとも彼女には人が傘をさしているように見えるらしい。
「あの人、傘閉じてる」
彼女が指差した男はその五分後、駅ビルの屋上から飛び降りた。
ビニ傘と暗い色の多い花畑に、赤い花が一輪増えた。
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その竹林から首吊り死体のようなものが発見された。
最初は安易に自殺として処理された。
しかし首をくくった縄が見つからず、続けて三件発生したことから、監視カメラが取り付けられた。

五件目はしっかり記録されていた。人の首がろくろ首のように自然に伸びる様が。

捜査は打ち切られた。
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鳥居をくぐった今の影……親父?
「久しぶり。元気そうで何より」
「神主さん」
「病弱だった幼い君のために御百度、いや何千度もお参りしていたからね。今でも時々見えるんだよ」
会話の記憶もなく家にほとんど居なかった親父。その理由を今初めて知った。

あー。墓参りの回数、全然足りねぇ。
#呟怖 https://t.co/j4GIL0TNNf

@maroney_novel 入学してから四度目の春を迎えたが、卒業式を一度も見たことがなく、就活も全くしていない。それどころかどの様に四年間を過ごしたのか覚えていない。
友達に相談してみたら、誰もが同じことを言う。
「黄泉戸喫したでしょ」

ああ、私は試験に間に合わなかったのだとようやく悟った。
#呟怖

封鎖された地下道の先にあるのは厳密には廃駅ではない。新線が引かれた事で駅の位置がずれ、残された部分。
地下の線路は無機質に連続する。そこに一瞬現れるそれは鉄オタならずとも心惹かれるだろう。
だがもしその灯りのないホームに巨大な大福餅を見たならば、その夜は決して寝てはいけない。
#呟怖 https://t.co/jHlzeOdN09

思春期特有の熱にかかった娘が、呪(まじな)いのため、チョコレートに己の血を混ぜるのは最早珍しくもない。

ただ同様に男にも、いずれは注ぎ込みたいそれを包んだドラジェを呪いとして作る者も居る。

義理チョコのお返しを、安易に口にするなかれ。
#呟怖 https://t.co/9aUIQnQNRu

「苦いしだけで旨みがない」
顔を歪ませながら緑色のそれを喰らう祖父の肌は艶やかだ。
「乙女の尻のパリパリ焼きが喰いたいんじゃがのう」
「ダメよ。贅沢なもの食べ過ぎて胆石になったんだから」
祖父は諦めて咀嚼する。

しかし胆石で良かったよ。通風だったら医食同源では治せないから。
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シークレットツアーで訪れたのは立派な茅葺きの日本家屋が整然と並ぶ村。今夜はここに泊まる。
ふと目についた汚い小屋。
ガイド曰く忌み屋だと言う。昔はお産が忌み事で、妊婦が隔離されたそうだ。
夜、彼女と旅先Hを始めようとしたら布団ごと運び出された。出産に結びつく忌み事だと言われ。
#呟怖 https://t.co/x43RBok2Jy

故郷には祟り神を祀った神社がある。
境内に立ち並ぶ梅の木は異様に歪み、幹に幾つもある瘤はまるで苦悶の表情を浮かべる人の顔の様。その捻じれた枝は近づく者を拒むかのごとく広がっている。
もしも梅の枝に服を引かれたなら、参拝を止めて即座に帰りなさい……俺たちはそう聞かされて育った。
#呟怖 https://t.co/4E1bzT5WmK

隣人に遭うと眼鏡が揺れる。酔うくらい揺れる。具合が悪くなる。
ある日とうとう「どうなさったんですか」と隣人に声をかけられた。眼鏡が揺れる話をしたら隣人の顔色が変わった。
翌日、隣人が自首した話を聞いて謎が解けた。
隣人が殺した相手の首を絞めている間、眼鏡が揺れていたという。
#呟怖 https://t.co/OHKLMhihWI

ラブレター手書き派の僕は今日も紙魚と戦う。
書く端から奴は穴を空けまくる……負けるもんか!
食われる度に書き直し、とうとうラブレターを完成させたっ!

思えば長い道のりだった。
戦いの跡を見返して僕は気付く……奴は添削してくれてたんだって。

彼女はできたけど紙魚はいなくなった。
#呟怖 https://t.co/ZnNGcy0vIq

夕闇迫る中たどり着いたその村は、世界遺産に似て茅葺きの古い家屋が立ち並ぶ。
スキー場への近道だと言い張る彼女よりカーナビを信じれば良かった。
「あの目出し帽の人に道聞いてくる」
「え?」
車を降りた彼女は見えない誰かと話しながら次第に体をニョロニョロと動かし始め、夕闇に溶けた。
#呟怖 https://t.co/qJn6VBFSrE

突然の強風が吠え立てる犬の様にがなって脇を抜けた後、踏ん張った右足が痺れていることに気付く。
見ると私の影の右足の先が、側溝のコンクリート蓋に貼りついている。
呆然とする私へ、影だけの犬が寄ってきた。

無我夢中でなんとか逃げ出せはしたが、未だに時々、つま先を何かに舐められる。
#呟怖 https://t.co/VOag7x24FP

気が付くとテニスコートの半分にYES、もう半分にNOと大きく赤い字。
「まだ愛してる?」
まだも何も初対面ですが……雨に濡れそぼった女は髪で顔が隠れていたが、真っ白いテニスウェアは下着が透けている……思わずYESに踏み込んだ。

俺以外の何人かが立て続けに死んだそこは立入禁止になった。
#呟怖 https://t.co/UTeTOi0fCx

草をかき分け進むと下生えの隙間から一軒の家が見える。
見覚えがある……あそこには僕の大事なものがあったような……。

やがて玄関の前へ。
ドアノブに届かない?
手を伸ば……なんだこの蟹の脚のようなモノは。
回り込んで窓に飛びつくと部屋の中には首のない僕の体。
窓に映る頭だけの僕。
#呟怖 https://t.co/uQMgA005Wl

「くすぐってぇよ。骨以外、透明になってるだけだから」
友人の言う通り、確かに触れられる。
「ここに居るってことはお前も契約したんだろ?」
え?
「施設に入るためのサインじゃないのか?」
慌てて確認する……『骸骨標本バイト』と書かれている用紙を持つ俺の手は既に透け始めていた。
#呟怖 https://t.co/Dobcz0Xs3s

「これ感触すげぇ! ものすごおっぱいみ!」
友人が興奮して林檎を何度もディップする。グラビアアイドルの形をしたそのチョコレートファウンテン、主に胸のあたりに。
会員制の秘密カジノ。破産者は借金を体で返せると説明を受けたが、あれどうみても脳天からチョコ湧いてるよな……。
#呟怖 https://t.co/RDbu9fvPqF

気がつけば病院のベッドの上。
生存者は俺一人だと聞かされる。そりゃ全員、返り討ちにしたからな……え?
俺の生存を知らせたのがアイツだって?
そんなはずは……。

勝手に巻き込まれて、俺の目の前で死んだはずなのに?
気まぐれで数回餌をやっただけなのに?

だから動物は好きになれない。
#呟怖 https://t.co/RbnDN7whTX

ようやく明かりを見つけ車を停めたのはコンビニの駐車場。まだ動悸が止まらない。
心霊スポットであんなことをした先輩は、煙草と言って外へ出て……鉄塔を指差してる?
「巨人の骸骨だ。手を伸ば」
途端に先輩が焦げた。切れた送電線で。
慌てて俺たちも出て、気づく。
周囲には霊柩車が四台。
#呟怖 https://t.co/GrRFETUqyF

踏みにじられた花びらが茶色く染まった参道の傍ら、その花を付ける木の下、私を祀った社がある。
無実の罪で石の上に座らされ、膝の上にさらに石を置かれた私は、怒りか悲しみか魂が未だにここに残っている。
時折、供えていただける踏まれていない花が、私を天に近づけてくれる。
#呟怖 https://t.co/VhWkiIz59m

旅先で送ったポストカード。帰宅してから見ると風景に女の顔。
住職に相談すると心霊写真だと言われた。
「イタリアからのに映るのはルクレツィア、毒薬使い。フランスの方はマリー、断頭台で死んだ女」
「俺、毒殺? それともクビ?」
「いや単なる女難だな」
「良かった」
やっぱ良かねぇよ!
#呟怖 https://t.co/Mjn5TmBvxf

12時になると餓鬼どもが群がってくる。
奴らは目下駄菓子に夢中……だが今日は減りが早い。丑三つ時まで半時はあるってのに。
慌てて獄卒に追加発注する。
駄菓子……罪人の骨が無くなると奴ら俺を齧り出すからな。
カードローン地獄から抜け出すために、まさか本当に地獄で働くことになるとは。
#呟怖 https://t.co/DNXsO3ahHB

潮の香り。露天風呂。夕陽と一緒に海に溶けゆく気分。
「どちらからいらしたんですか?」
不意に女の声。混浴だったのか。
「東京です。あなたは?」
マナーとして振り返らずに。
「ニュージーランド沖、南緯47度9分、西経126度43分」
「え?」
背中に押し付けられた感触が妙に鱗っぽいのだが。
#呟怖 https://t.co/vLHhAumMin

「さあ、どれでも好きな蟐蛾を捕まえて」
案内人が促すまま月の光の下、泉に群がる蛾を眺める。
これを生きたまま喰らえば嫦娥のごとき美しさが手に入ると言うが……。

恐る恐る伸ばした手が触れたモノを摘まむと、蛾特有の太い腹が震え蠢き、腹の節の軋みが人の声のような音をかき鳴らす。
#呟怖 https://t.co/c3YuTqnRRx

山二つ越えた湖畔に新興宗教が住み着いた。連中は自分達を『土葬の村』と呼んでいるようだ。

「土に埋めると罪は浄化されるんだって」
興味本位で様子を見に行った若いのが連中の教義とやらを教えてくれる。

その教義を教えてくる奴が最近、村人に増えてきた。
あと村の中に妙に腐敗臭が。
#呟怖 https://t.co/BBH6pCsz1r

森の中に迷い込んで随分経った。
だから遠くに見えた光を、疑いもせず目指した。

やがて光の中に現れた人影が、人の形によく似たキノコだと気づいて俺は立ち止まる。
こんなキノコ、自然に生えるか?
気がつくと周囲には人型キノコがたくさん、俺を囲む輪のように……あれ?
俺の体が光りだす。
#呟怖 https://t.co/c6eAfHX9nS

町を見下ろす高台の
氏神様の境内にゃ
茜色の髪をした
鬼の子一人で遊んでる
一緒に遊べば福を呼ぶ

そのうち空の色変わる
鬼の子の髪と同じ色
茜色の空見たら
帰らにゃお前は夕飯に
食われてなくなりもうおしまい

それが嫌なら別れ際
遊ぶ約束「また昨日」
絶対間違えたらいけない
#呟怖 https://t.co/1u9qxExiIj

小さい頃、お雛様の服をめくろうとして叩かれたことがある。
笏で。お内裏様に。

それ以来、お内裏様を家のあちこちで見かけるように。
後ろに二つ引き連れた菱餅が棺桶みたいに見えて「勇者っぽいな」と笑ったら喜んじゃって……仲良くなった。

おかげで俺の可愛い妹は今年も嫁に行かない。
#呟怖 https://t.co/nmtrOYeWQN

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