首の看板。
それはそう呼ばれていた。
廃病院の敷地に打ち捨てられた錆びた看板の残骸。
取り外してある看板部分をコンクリ製の台座に挿してから、大きく引き伸ばした誰かの顔写真を貼るだけ。
実際に試したヤツが、そいつの養父の生首だけ残して失踪した。
その看板は未だそこにある。
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