夕闇迫る中たどり着いたその村は、世界遺産に似て茅葺きの古い家屋が立ち並ぶ。
スキー場への近道だと言い張る彼女よりカーナビを信じれば良かった。
「あの目出し帽の人に道聞いてくる」
「え?」
車を降りた彼女は見えない誰かと話しながら次第に体をニョロニョロと動かし始め、夕闇に溶けた。
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