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パンダ番長|35ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

職場は息が詰まるから、ランチはこのベンチで食べる。
気がつくと隣にはいつも同じ野良猫。
猫はいつしか見なくなった。
背板の節に頭をこすりつけていた光景を思い出し、節に触れてみる。
空耳だろうか猫の鳴き声が聞こえた。
だからという訳じゃないが、花を飾った。
また鳴き声が聞こえた。
#呟怖 https://t.co/4q5DSRDtPw

「ヒッ……ナニあれ」
助手席の彼女が俺の腕にしがみつく。
「雨足さんのこと?」
極めて局所的な二本の土砂降りがまるで足みたいに歩く様を雨足さんと呼ぶのだけど、それを知らないってことに驚いて、彼女を止めるのが遅れた。
雨足さんを見上げちゃいけないなんて子どもでも知っていたから。
#呟怖 https://t.co/skpY3BncPO

雪に埋もれた山小屋。それが第一印象だった。
しかし雪にしては妙に固い。仲間の一人が舐め、塩だと言う。
中は更に不自然だった。
錆びたコンロには薬缶が一つ、蛇口をひねると塩が出る。壁のメニューと雰囲気はどうにも海の家。
こんな山奥に?
ふと波の音が聞こえ、俺達は慌てて外へ出た。
#呟怖 https://t.co/mLexU040uI

月が見ていた。
急峻な雪の斜面を滑る男を。

月が見ていた。
男が体勢を崩してクレバスに落ちる様を。

月が見ていた。
男の靴から外れたスキー板が風に煽られ、新雪の上に花を描く様を。

月が見ていた。
男の、あの花を好きな恋人が、自分のものになるかもと助けるのを躊躇ってしまった俺を。
#呟怖 https://t.co/8iEcuDBqi5

カップの中、赤黒い塊へ沸かしたてのお湯が注がれる。
すると塊はスルスルとほどけて端からヒラヒラし始める。
「ね、金魚に似ているでしょう? 金魚茶って言うの」
確かに赤い金魚が泳いでいるように見える……けど。
奥様のカップの方は赤い金魚というより赤ちゃん……それも胎児にしか……。
#呟怖 https://t.co/PyHYvNSBNv

「騙そうとしてる?」
マミの言葉に皆がざわつく。マミは媚び媚びが平常運転だから。

女子力アップだよって贈った種、どうやらちゃんと育てているみたいね。
育てる人の中に花言葉が根付く呪いを種にかけた。何が育つかお楽しみって贈ったのは「不信感」と「敵意」。
人の彼を取った報いだよ。
#呟怖 https://t.co/w9RElMVwcm

一人で歩く夜道。

不意に叫び声を耳にして見上げた先の窓。

ちょうどその瞬間、窓に飛び散る血飛沫。
べったりと貼り付く血の手形。

慌てて警察に電話しようとして、指が止まる。

血が、ブラインドカーテンをすり抜けるていることに気づいたから。

その瞬間、窓の鍵が開く音が聞こえた。

#呟怖 https://t.co/OuXMALjHk7

お題ショートショート最新作。「大正、花嫁、扉」
https://t.co/Fw5NUEJZ7q
恒例の #呟怖 を書こうとして長くなり過ぎて短編になっちゃったパターンです。最近のお題ショートショートはこればっかりとも言う|_・)
お題はこちら↓から。ありがとうございました。
https://t.co/AZgUIzLCqZ

そうかい。身から出た錆ってなぁ……生き残るために呪いを手にすりゃぁ、相手は殺せるが手前ぇの腸も持ってかれる。
気にすんなってぇ、嬢ちゃん。
こういうのは俺らみてぇな戦争屋だけが触りゃぁ……嬢ちゃん?
まいったね。
俺ら全員アンタを倒すためにここへ来たこと、なんで忘れてたかねぇ。
#呟怖 https://t.co/04zM6d33uh

「イカ天エビ天アナゴ天神様どうかお願いします!」
自分の好きな食べ物三つを白い茶碗に供え、青空に向かって三度掲げる。
それから櫛……出来れば柘植がよい……その歯を三本同時に折りながら……。
「今の夫と別れたいです!」
やった! 椿油の香りがする! これで私は自由になれる!
#呟怖 https://t.co/xQ785FX8bG

「マサユキ、わかっとぅな? 今年はお前が馬やぞ」
うちの家系には墓参りの間、
一族の男が『馬』をやるしきたりがある。
『馬』は数珠の代わりに馬の毛で編んだ腕輪を付け、皆がお参りしている間、どこからともなく聞こえる念仏に耐えるだけ……でも今年聞こえたのは念仏だけじゃなかった。
#呟怖 https://t.co/gzhAQM2NNk

「アサリの砂抜きは海と同じ塩分濃度が重要なの」
母はボウルへ塩を加え、舐めて肯く。

翌朝、アサリは砂を吐いていた。というか吐きすぎた砂に埋もれていた。
アサリだけ取り出し別のボウルへ移そうとして殻の中が空なことに気づく。
慌てて母を呼びに行くと、母のベッドは砂に埋もれていた。
#呟怖 https://t.co/rmJ8eiPRcF

長いトングで電信柱の陰のマスクを拾い上げゴミ袋の中へ。
マスクは最近、吸い殻より多い。
これもマスクとトングでつまんだ瞬間、マスクの紐部分が真ん中で切れて動き出した。
「うわっ!」
よくよく見ると四本足の蟹の様。ソレはトングから逃げ、近くを歩いていた人の鞄の中へ走り込んだ。
#呟怖 https://t.co/4LQxf1aQBX

「送る相手は?」
私を見つめる老婆の顔が怖くて首を横に振る。
「じゃあ退きな」
私の次に並んでいた少女は右手を差し出し、老婆はナタで手首から先を切り落とす。
「切手が足りないようだね」
両手を切られた少女は連れて行かれる。
手紙になる以外に、ここから出る手段は……ないのか?
#呟怖 https://t.co/26vjcxMbVw

ダチの部屋のさ、布団が妙に膨らんでいたんだ。
何か隠してんのかってめくったら、なんか雑草というか蔦みたいなのがわさーって。
「可愛いだろ。俺の彼女」
恍惚とした表情のダチへ蔦は蛇みたいに絡みつく。
必死に逃げ出したのは俺にも絡みついてきたから。それがやけに気持ち良かったから。
#呟怖 https://t.co/fvOdOVlw4d

トイレ目的で入った図書館でたまたま見つけた本。
『忘れ物図鑑』
パラパラめくると珈琲カップの写真に目が止まる。ガキの頃に割ったやつに似てる。
説明文は『亡き妻との新婚旅行の思い出だが息子に割られた』。
叱られるのが怖くて黙ったままだったのを思い出す。本はいつの間にか消えていた。
#呟怖 https://t.co/FmMRKwtKOS

「毎晩、悪夢を観るんです。大きな手に追いかけられて、逃げるんですけど、誰かの視線を感じた途端にまた例の手が現れて……」
最近、同じ症状を訴える不眠症患者がやたらと増えた。
昔は身近な人にしか話さなかった事を今じゃ世界中に拡散できるからな。
おかげでペットのバクが肥えて肥えて。
#呟怖 https://t.co/k3wCdo1TmJ

「桃太郎の家来も鬼だったって説、ご存知です? 鬼が穏(おぬ)から転じたように、居ぬと去るも鬼の隠語で、キジに至っては鬼の児ですし」
私はただ「どうしてこの建物の戸や窓には鉄格子が?」と聞いただけなのに。
「夜にね、棒が犬を防いでくれるんです」
フロント係は震えながら答えた。
#呟怖 https://t.co/dq84utPA8b

被害者の破れた頬からゴロリと宝石が転がり出た。
葡萄石(プレナイト)に柘榴石(ガーネット)、まるで齧られたような跡。
紅玉(ルビー)もある。硬度の差でついた傷か。
「犯人はきっとガイシャに食い物にされた人たちの中に居ますね」
部下をたしなめはしたが、後味の悪い結末は私にも予測できた。
#呟怖 https://t.co/MLooXTYqGq

床に日めくりが落ちていた。
爪とぎでもされたのかボロボロで……無事な日までめくると六月下旬。
「暦の上ではもう夏至か」
まだ二月だというのに……とスマホを見ると日めくりの日付。え?
視界が揺れる。

日めくりはもう八月。スマホの日付も同様に進んでいる。
それに猫は飼ってない。
#呟怖 https://t.co/job6nlRYA2

王様の様に威張るあの人は母が居ないと何もできない。

「プロポーズのとき、お姫様抱っこしてくれたのよ?」
そうノロケていた夢見がちな母は召使いの様だった。

母の一周忌。あの人は母の墓石を抱っこして圧死した。でも笑顔だったという。

身近な人が夢を夢むほど、私の夢は痩せて褪せる。
#呟怖 https://t.co/xgQAePZCRC

とん、とん、と廊下に響くのはノックではなく水滴の落ちる音。
月が障子越しに映す影は、姉さんが好きだった紫陽花や手鞠菊のように膨らんでいる。
流し雛と一緒に流された姉さんは、毎年お盆ではなく、流された日に帰ってくる。
「姉さん、今年もおかえりなさい」
僕は静かに手を合わせた。
#呟怖 https://t.co/hnxWEszxg9

怪獣神社? 
あるよ。すぐ近所。
狛犬が怪獣っぽいの。じいちゃんはガッパ、父ちゃんはツインテール、叔父さんはシシゴランって呼んでた。
俺ら?
俺らは怪獣神社には行かないよ。あの狛犬と同じ逆立ちした女が出るんだもん。ウルトラマンみたいな目して足の指で握った金槌振り回してんの。
#呟怖 https://t.co/p6JFVjP9jw

「今日は君たちに転校生を紹介します」
思わず振り返ってしまった。
窓からの斜陽が僕の影を投射する黒板に、揺れる影の数がおかしい。
僕しか居ない教室に浮ついたざわめきが響く。
「忘れ物を取りに来ただけですっ」
急いで教室を出ようとしたら手首をつかまれた。今度は振り返る勇気がない。
#呟怖 https://t.co/8OLrH1S08u

1つ目の答えはライチ、
2つ目の答えはトルティーヤ、
3つ目の答えはイチジク、
4つ目の答えはパニーニ。
『死のパズル』とやらを解く度に俺たちは答えを食べた。

インターホンからまた例の声。
「次で最期の問題。君たちはどうなるでしょう」
残るはクルミ、バナナ、リンゴ、ボーロ、ナシ。
#呟怖 https://t.co/onUTglh4St

隣に越してきた魚顔の女は初対面なのに、なぜかその笑顔に胸を締め付けられた。
その夜から体がやけに痒い。
掻きすぎて赤くなった瘡蓋の下から鱗のようなモノが生えてきた。
隣の部屋からは毎晩妙な呟きが聞こえてくる。
いあ いあ くとぅるふ ふたぐん
気がつくと僕もそれを口にしている。
#呟怖 https://t.co/rUMqIGDLtc

夕闇のドライブ。
頬に当たる風に砂が混ざったから車を停めた。
海?
だが匂いは……花のような?
風は吹く毎に熱を奪う。おまけに頭は重いし目も霞む。
遠くに見えた灯りへたどり着くと、雰囲気のあるホテル。
中にはやけに外人が多い。
「Welcome to the Hotel California」
声が響いた。
#呟怖 https://t.co/hHsNGuLUbM

オシンコシンの滝を訪れたカップルは、決してケンカをしてはいけない。特に男性は。

この滝は流れ墜ちるにつれ枝分かれし、その裾を広げる。
まるで、姉がここから飛び降りたときに着ていたウェディングドレスのように。

姉は今でも待っている。ケンカ別れした婚約者が追ってきてくれるのを。
#呟怖 https://t.co/v7p8P0Sr0C

夜中にトイレに起きたら台所に置きっぱにしていたジャガイモから伸びた芽が踊ってた。
チンアナゴみたいにひゅるひゅる伸びてスリラーのPVみたいに左右を向いて。
怖いというよりユーモラス。
しかも見てるとなんだか腹が減ってきた。
そんなLINEを深夜に送ってきていた友人が食中毒で死んだ。
#呟怖 https://t.co/EwZJl0lN9e

「すげぇ! 本当に光ってる!」
分類的にはカメムシらしいが光るところはホタルだし、そもそも形は熊の顔っぽくもある。
「この虫、本当に分けてくれるの? あ、色が変わった」
掌がじわりと温かくなる。
「大事ニ育テテネ」
赤く光る虫を友人がつかみあげると、僕の掌に黄色イ卵ガギッシリ。
#呟怖 https://t.co/G4nAQ8mqGl

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