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基維ひなた|16ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

友人がサボテンを買ったと見せてくれた。
「植物育てるの下手だけど、これならいけるかなって」
「ほんとに?ミントも枯らしてたじゃん」
「大丈夫!サボテンって水あげなくてもいいんでしょ?」

あれから友人の家を訪れる度に、サボテンが少しずつ植木鉢から出ようとしているように見える。

#呟怖 https://t.co/FViKUq3Ox7

卒業式の練習で、声が小さい子が何度も歌わされていた。
級友がその子を屋上へ連れていった。
「助けて!って気持ちで歌えば声が出るよ」

卒業式の日、スライドを流している最中にか細い歌声が聞こえた。
迫り来る花壇の写真が映った。
助けて、と訴えるようなあの子の歌声が耳から離れない。

#呟怖 https://t.co/bj9ja1tljA

夢を見た。
焼け焦げたベッドに女の子が立っている。
お下げが片方焼け落ちている。
こちらに背を向けて、
ひっ…ひっ…と泣いている。
「どうしたの」
声をかけても振り向かない。
抱き締めてあげたくて、近づいた。
ひっ…ひっ…ひ、ひひひひひひひひ
女の子の顔はこちらを向いて笑っていた。

#呟怖 https://t.co/dt5k9diTvE

娘を連れて公園に来た。
「ママ、ブランコが揺れてるよ」
「きっと妖精さんが遊んでるのね」
怖がらせないようにそう言った。

近くの森まで足を伸ばす。
鴉の声に見上げると、枝にずらりと輪になった縄がぶら下がっていた。

「ママ、妖精さんがいっぱいいるよ」
私は足元だけを見て帰った。

#呟怖 https://t.co/ogusYhkdxE

@ahomaja #返怖
#呟怖

早く入ってこないかなあ。

この人の出汁が一番美味しいんだよね。

おっといけない涎が溢れて…

まあお湯に混ざるしわからないか。

早く入ってこないかなあ。

彼への贈り物を入れる箱を選ぶ。
「30cm四方で、できるだけ密閉できて、防水で…」
要望を伝えると、店員が見繕ってくれる。

親切な店員さん。
笑顔が優しい人。
彼の心を奪った人。

ああ、これがいいわ。
貴女の首を入れる箱。
夜明け前に伺いますね。

#呟怖 https://t.co/aVOGbFYB7h

夜中に神社に行くと、手水舎の龍が水をごくごく飲んでいた。
穢れを流した後の水ではかわいそうだと思い、ペットボトルの天然水を注いだら、頭突きされた。
「浄化されてたんですか」
と聞くと、ふんと胸を張って、またごくごく飲み始めた。
せっかくなので手を洗って帰った。

#呟怖 https://t.co/KLVtW3XJ5r

ガンミちゃんって知ってる?
誰かの背中にしがみついてて、目が合ったら向こうがそらすまで、ずっと見てないといけないの。
先に目をそらしちゃったら、ガンミちゃんがついてくるんだって。
…あれ?
あのお母さんがおんぶしてた子がいない。
さっきまで、そこで見ていたの、に…

#呟怖 https://t.co/1qEgrJtOoI

こんな晴れた日でしたねえ。
お見合いした日も。
嫁いだ日も。
あの子が産まれた日も。
孫を抱いた日も。
ずっとずっと晴れでしたよ。
ねえ、あなた。

公園のベンチで隣に座った半透明のおばあさんが、穏やかに話しかけてくる。
私はおじいさんの場所に座ってしまったのか。

空が、青い。

#呟怖 https://t.co/HI8Pf4BxcP

3Dプリンターで点字ブロックを偽造し、危険な道に置くという悪質な行為をしていた男が逮捕された。
ガリガリに痩せて自首してきたという。
「何を食べても樹脂になる」
と喚いて。

その晩、男は病室で亡くなった。
身体中に巡った点滴が樹脂となり、見事な血管の模型が取れたという話だ。

#呟怖 https://t.co/9Lon9bFPCV

カラオケで歌うと必ずノイズが入る曲がある。
画面は歪み、音が一瞬ブツッと切れる。
他の曲は何も起きず、その曲だけは店を変えても同じ現象が起きる。

歌詞カードを用意して歌い、ノイズが入った箇所に丸をつけてみた。

『今』

『い』

『ち』

『笑』

「うるせえよ」

思わず声が出た。

#呟怖 https://t.co/udjzXm8NbW

祖母の裁縫道具を眺めるのが好きだった。
可愛いまち針、色とりどりの糸、クッキー缶の中のボタン。
それぞれに役柄を持たせて、空想に耽った。
「錆びた小さいボビンを見つけても、触っちゃいけないよ。小人さんにお代を取られるからねえ」
祖母の左手は、小指の第一関節から先がなかった。

#呟怖 https://t.co/dxghPMfT5A

彼の部屋の押入れをこっそり物色。
小さな引き出しが並び、全てに女の名前が貼ってある。
親友の名前を見つけて思わず開けた。
ボビンが入っていた。
黒い糸を巻いたボビンばかり。
ひとつ手に取り、感触にぞっとして落とした。
髪の毛…?

「見ちゃったかあ」
彼の息が後頭部にかかった。

#呟怖 https://t.co/dxghPMfT5A

皆が私を馬鹿にして嗤う。
嗤わないのは夫だけ。

仕事帰り、ガードレールの下に落書きを見つけた。
嗤っている。
「嗤うな…嗤うな嗤うなあ!!」
何度も石で殴り付けた。
私を嗤う奴は皆ぐちゃぐちゃになってしまえ。

ちょっとスッキリして帰宅した。
夫の顔がぐちゃぐちゃになっていた。

#呟怖 https://t.co/s9Dytx6cG5

「日常生活を送りながらも虚空を見つめ続ける病気、通称『うつろ病』について新たな事実が判明しました。患者達の視線を辿ると、全て同じ一点を見つめているというのです。それは」
ブツッと画面が暗くなり、数分後に映ったアナウンサーは、虚空を見つめながら、今見頃の花について話している。

#呟怖 https://t.co/Kyi8Zr2IDH

@suika_sheep #返怖
#呟怖

店長に呼ばれた。
またクビかなあ。
いつも人数を間違える。
お連れの方たちも喜んでたのに。

お客様の紹介で、今は別の街の飲食店で働いている。
住み込みで食事付き。
ここに来てから一度も人数を間違えない。
ちょっと角が生えてたり目が多かったりするけど、いい人達だ。

工事期間中は、必ず作業に関わる人数分の材木を地面に置いてください。

お祓いの時にそう言われたが、現場監督は余計なものを置くなと言った。
現場監督が帰った後で、人数分には足りないが材木を置いた。

翌朝、全ての材木がバキバキに折れていた。
足りなかった分はどうなるんだろう。

#呟怖 https://t.co/jxmL06XmH6

「目を覚ましたぞ!」
「馬鹿!あたしなんか庇って…!」

彼女が泣いてる。
そうか。
奴らに噛まれて。
感染が広がる前に、自分で左腕を切断したんだ。

「…大丈夫だよ」

彼女の後頭部に右手を回した。
気の強い彼女が僕のために泣いている顔が、とても、とても。

オイシ ソウデ

#呟怖 https://t.co/JudOveOUK4

病院で薬を受け取り、帰宅して袋を開けた。
見たことのない錠剤が入っている。
特に説明の紙もない。
病院に問い合わせると、慌てた様子ですぐに伺いますとのこと。
わざわざ担当医が回収に来て深々と頭を下げた。
改めて渡された袋には、いつもの薬と札束が入っていた。

#呟怖 https://t.co/aY4eFl7Axc

「お見舞いの鶴の首は折っちゃダメなんだよ!ジョーシキでしょ?ちょっと考えたらわかるじゃん!」
入院した友達のために教室で千羽鶴を作っていたら、A子が大声で言ってきた。

A子が入院したので、赤と白の折り紙をぜいたくに使った千羽鶴を贈ろうと思う。
クラスの皆で、首も丁寧に折って。

#呟怖 https://t.co/XLSCQYFXUN

格安で手に入れた中古車。
カーナビに女が映る。
顔のアップには驚かされたが、
手、首筋、胸、腰とくれば、
無性にラインを辿りたくなる。
ちょっと過激な場所が映った時、
車を降りて歩いてみた。
壊れたガードレール、切り立った崖、枯れた花束。
やはり誘われていたらしい。

#呟怖 https://t.co/5Uxzm9hQ22

SNSで誰かが載せた写真。
モノクロ加工された鳥居、石畳、社務所。
色は無いが曇天だとわかる。
怖い、と書かれているがそうでもない。
気付くと写真の風景の中に立っていた。
両脇から双子の婦人が腕を掴む。

「楽しいのよ。とても楽しいのよ」

二人はモノクロの笑顔で私を覗き込んだ。

#呟怖 https://t.co/HHzrEXCtx7

「山神様の巫女に選ばれた者は、皆の記憶から消えるの」
「嫌だ!さよならなんて言うなよ!帰ってこい!絶対覚えてるから!」
少女は泣き笑いで頷いた。

『本日未明、✕✕山で30代男性の遺体が発見されました。警察の調べによると男性はここ数日、知らない女性に付きまとわれていたと……』

#呟怖 https://t.co/akFq2pPcgI

国語の授業で、
「二人組で、好きなことわざをジェスチャーで表現しなさい」
って言われたから、
Sちゃんの口に糊して、
爪に火をともして、
ついでに尻にも火をつけました。
それで反省文を書いています。
でも先生、
私も真綿で首を絞められたんですよ。

#呟怖 https://t.co/cp5lmRaeWk

友人の部屋で床に座り込んで呟怖を考える。
「呟怖って肝試しネタをよく見るけど、そうそう気軽に行ける廃墟ってないよね」
「来てるじゃん、今」
言われて顔を上げると、打ちっぱなしのコンクリートの壁が崩れた向こうに夜空が見えた。
ここはどこだろう。
友人だと思っていたのは誰だろう。

#呟怖 https://t.co/05ru0RVAxU

肝試しで廃墟に来た。
「ちょっと、ヤバイよ!」
友達に呼ばれて部屋に入ると、壁にずらりと髪の束がぶら下がっていた。
根本に残った皮を釘で打ち付けられたそれは、よく見ると一束ずつ髪質が違う。
でもやっぱり友達の髪が一番綺麗。
気がつくと私は、釘と金槌を手にしていた。

#呟怖 https://t.co/aB1svObi0X

「ひなたさん」

生まれつき皮膚が弱く、太陽光で火傷してしまう体質の女性が、友達と夜に待ち合わせたが、すっぽかされて朝日を浴びてしまった。
深夜にその交差点に立つと、背後から包帯まみれの女性が話しかける。
約束を一度でも破ったことのある人は、焼けただれて死ぬから気をつけて。

#呟怖 https://t.co/Fa0qyhPwRg

美しい娘を拐かした。
「三つの物語を話せ。面白かったら帰してやる」
嘘だけど。
「…ある男が娘に三つの物語を所望しました。最初の話は、ある男が…」
話は入れ子細工に、もう幾つめの話の中の話かわからない。
飢え、渇き、糞尿を垂れ流しても終わらない。
まだ一話目だ。

帰ってくれ。

#呟怖 https://t.co/RrWvtK0N9O

夢によく出てくる商店街がある。
郵便局の前に止まっている車のナンバープレートが目に入る。
「し 459」
し、って使われないんじゃなかったっけ。
「俺には1059に見えるぜ、ざまあみろ!」
知らない男がゲラゲラ笑う。
男の口から蝿の群れが飛び立つ。

いつかあの商店街を通るのが怖い。

#呟怖 https://t.co/ORnWIJ4A6i

窓硝子を割って肖子は落ちた。

月はいつの間に沈んだのか、日が差し込んでいる。

グラスの氷は溶けて、ブランデー風味のぬるい水を飲み干す。

貴女に貰ったから宝石のように輝いていたそれは、灰色じみた川原の玉石に戻った。

散らばる欠片。
サイレンの音。

私は何も感じない。

#呟怖 https://t.co/whwOquHzZD

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