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基維ひなた|15ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

満月の晩に夢を見る。
炎が揺らめくカクテル。
凍った月のショット。
どちらかを飲めば妻の元へ行ける。
どちらを選んでも妻は寂しげに笑い、目を覚ます。
次こそと思っていた。

ある女性に惹かれた。
もう少し生きてもいいと思い、グラスを取らなかった。

それからずっと夢から覚めない。

#呟怖 https://t.co/2GITZiRp15

@Kadimerc #返怖
#呟怖

「昨日はどうもありがとう」

猫が持ち帰った変な生き物をとっさに隣の家の庭に投げ込んだ翌日、隣の奥さんがお礼を言ってきた。
その顔は奥さんのようで、何かが違った。

「お前は楽でいいよな」
飼い猫に言った翌朝、俺が猫になっていた。
呆然と鏡を見る。
「おあ゛う」
「ぎぉる゛」
うまく鳴けない。
可愛い声ってどう出すんだ?

俺(たぶん猫)が寄ってきた。
お前も大変だったんだな。

俺はすました顔で猫用トイレに屈んだ。

おいバカまずはズボンを下ろして

#呟怖 https://t.co/D4Jd9c73d8

@ahomaja #返怖
#呟怖

添えてある手紙には、

「今年はチョコじゃなくて、チョコレート色のハムスターをプレゼント!可愛がってね♥」

と書いてあった。
どうりで感想を求められた時に、

「美味しかったよ」

って適当に言ったらドン引きしてたわけだ。

時々、指に髪の毛が絡む感触を覚えてぞっとする。
娘の髪を掴んで引きずった記憶。
あの頃はどうかしていた。
今は良好な関係だ。

夜中にふと目を覚ます。
坊主頭の娘が枕元に座っている。
「全部剃ったのに引っ張られるの。お母さん、もう引っ張らないで」
右手にひたりと包丁が当てられた。

#呟怖 https://t.co/SyKa3hAXKP

「あなたたちはダイヤの原石よ」

先生はいつも褒めてくれた。
成績が悪くても足が遅くても可愛がってくれた。
だからみんな目が輝いてた。
先生が着けてるネックレスと同じくらい輝いてた。

行方不明のマユちゃんが、本当のダイヤになって先生を飾ってたって聞いて、少し羨ましかった。

#呟怖 https://t.co/VV79oqtsEX

視界いっぱいに桜の花が散る。
ゆれて、ゆれて、動かなくなる二本の足。
なんて美しい。

「一番のお気に入りなんだ」

顕微鏡からプレパラートを外す彼。

「でも、色褪せてきてね」

最期の瞬間が焼き付いた網膜のコレクション。

毎年桜の名所へ連れていってくれる理由が、解った気がした。

#呟怖 https://t.co/sLEmaDMEGZ

久しぶりに帰郷すると、町内放送が流れた。

『お知らせします。ヤエさんが亡くなりました。皆さん黙祷しましょう』

あちこちの家から嗚咽が聞こえた。

昔はどの家でも、悪さをすると閉じたふすまの前に座らされて、
「ヤエさんに謝りなさい!」
と怒られたっけ。

結局、誰だったんだろう。

#呟怖 https://t.co/499LKGjsye

とにかく新鮮と噂の豚カツ専門店。
頬張ると肉汁が溢れ、口の中で肉が踊るようだ。
幸せを噛み締めていると、友人が口を押さえて店を出た。
慌てて追うと嘔吐していた。
「まさか、あたった?」
「違う。あの肉、生きてる。あんなになってもまだ」

自分の胃に収まった肉が急に恐ろしくなった。

#呟怖 https://t.co/CPuXpj4YFs

夜中に目が覚めると、私に背を向けて女性が浮いていた。
寝ているようだ。
長い髪が顔や首をくすぐるので、三つ編みを頭に巻き付ける形で結い上げてやった。
次の日の晩、三つ編みの癖がついたくるくるの髪を垂らしていた。
お気に召さなかったのだろうか。
もっとやれということだろうか。

#呟怖 https://t.co/aPdUT0YaiI

「やっと完成したぞ!」

謎のバグに悩まされて5年。
ついに解決した。
このゲームは大反響間違いなしだ。
後は保存して、アップロードを…

プツン、とパソコンの画面が暗くなった。

「……は?」

それから数日の記憶はないが、夜毎の霊障がぴたりと止んだ。
近所の人も妙に優しくなった。

#呟怖 https://t.co/vL8Gx2TYAn

死期が近い人の死因が見える。
駅のホームにも、
頭が割れた人、焼け焦げた人、手首から血を流す人。

通過列車のアナウンス。
首から縄を下げた少女がふらりと歩を進めた。
咄嗟に抱き止める。

「だめだよ」
優しく言うと、少女は泣きながら崩れ落ちた。

だめだよ。
君は縊死なんだから。

#呟怖 https://t.co/yEBq2SX8BJ

季節外れの海で一人泣いていると、足元に綺麗な珊瑚が打ち寄せられた。
不思議と気持ちが軽くなった。

落ち込む度に海へ行った。
その度に美しい貝殻や真珠、珊瑚が転がっていた。

波打ち際で恋人にプロポーズされた。
翌朝、有頂天で浜辺に行った。
足元に恋人が打ち寄せられた。

#呟怖 https://t.co/MTu960wAcC

ある時から、人には見えない刃物を持つようになった。
最初は棘だらけの歪な形だったけど、イメージを研ぎ澄ませて綺麗に整えた。
折角だから憎い相手もイメージで作って刺した。
あの人の死体があちこちに転がる。
何もない所でつまずくことってあるでしょ?
ごめんね、あれ私のせいなんだ。

#呟怖 https://t.co/Xl6W8d24p2

『死神ニュースです。本日午前10時頃、予定にない若者の魂が大量に刈られる事件が起きました。容疑者は「今流行りのリモートで魂を刈ろうとしたら、派手な死装束の若者が大勢いたので張り切った。自撮りは鏡写しになると知らなかった」などと供述しており』

画面には馬面の死神と相棒の鹿。

#呟怖 https://t.co/TH3PRHM9GZ

怪談の蒐集をしていると、
「なんか怖い話してよ」
とよく言われる。
今日の飲み会でもそうだ。
「とびきり怖いのを頼むよ」

ある男の家の屋根裏に男の妻がいる。
妻は少しずつ鼠に齧られ腐ってゆく。
殖えた鼠は妻の声で鳴く。

友人が血相を変えて店を出た。
そう、今のは怪談じゃないんだ。

#呟怖 https://t.co/Fw27CN1Zti

@Mad8068 #返怖
#呟怖

首と脚が異様に長い鳥が二羽、僕に向かって交互にお辞儀を繰り返している。
鶴だって?
庭に立った状態で2階の窓を覗き込める鶴がいるか?

@ahomaja #返怖
#呟怖

「ひっ…!」

一瞬足がすくんだが、勇気を奮い立たせて近づいた。

息子はこちらを向いたままニヤニヤしている。

「だめよ、首を痛めるでしょう」

そっと両の頬に手を添え、180度回した。

最初に回ったのがどちらの方向だったかは覚えてなかった。

帰っちゃうの?
また遊んでくれる?
友達になってくれる?
じゃあ、「かみきり」してくれる?
ううん、指切りじゃないよ。
うちの村ではね、約束する時に「かみきり」するの。
名前を書いた紙を交換して、ヒトガタに切って、大切にするの。
ねえ、かみきりしてくれる?
私たち、友達だよね?

#呟怖 https://t.co/U48iADnfLO

我が家の恒例行事でね。
昨年の干支を今年の干支に喰わせるんだ。
ますます栄えますようにってね。
酉年から戌年へなんて楽なもんだ。
牛は草食だからね。
鼠を叩いて潰して肥料にして、
それで育てた草をやるんだ。
さ、頑張ろうか。

友人が一年間大切に育てた鼠に、優しく話しかけた。

#呟怖 https://t.co/dF0UAX6YVq

新しいカレンダーの包装を剥がし、表紙を捲る。
右下に赤い指紋が付いている。
業者のミスだろうか。
なんとなく、隣に朱肉で染めた自分の親指を押し当てた。
二つの指紋が並ぶ。
いつの間にか今日の日付に、何かの切断面で描いたような丸があった。
自然と足が台所に向かった。

#呟怖 https://t.co/unRDH01pZL

「実験用のマウスが逃げた!」
「例のウイルスを投与したやつだと!?」

部屋の外が騒がしい。
静かにしてよ、娘が怖がるじゃない。

カリコリと一心におやつを食べる娘を撫でる。

食べたらお散歩に行きましょうか。
ママがいるから大丈夫よ。

娘の骨まで食べたこの子は、娘も同然でしょう?

#呟怖 https://t.co/dF0UAX6YVq

今年こそ「捨てられない女」を卒業するぞ!
押し入れを開け放つ。
ごろごろと転がるダルマ。
全部捨てちゃおう。
あら前の彼氏、まだ生きてる。
ごみ袋にナイナイね。

…やだ、そんな顔しないで。
今はあなただけだから!
私はベッドから落ちそうなダルマを布団に戻し、濡れた頬にキスをした。

#呟怖 https://t.co/VGTCTza5k1

「先日助けていただいた先割れスプーンです」

勝手に上がり込み、箸を先割れスプーンに差し替えようとしていた全身銀色タイツの女を問い詰めると、そう言い放った。

困惑していると女の目から光が消える。

「人違い…?また始末しなきゃ…」

女は赤黒く汚れた先割れスプーンを振り上げた。

#呟怖 https://t.co/frhv5zayl6

先割れスプーンは素敵な楽器。
ここにはテレビもラジオもないから。
手が届く土の壁を叩いたりなぞったり。
お母さんまだかなあ。

トントントン
ツーツーツー
トントントン

最近、大きなカメラとかマイクを持った人が来て騒ぐの。
きゅうにほんへい?ほりょ?
とか言って。
違うのになあ。

#呟怖 https://t.co/frhv5zayl6

不老不死の肉体を手に入れて、怖いものはなかった。

綺麗な海で素潜りを楽しんでいると、シャコ貝に足を挟まれた。

それからずっと溺れ続けている。

そうか、お前、あの人魚と親しかったのか。

シャコ貝の寿命は100年以上。

それも終われば泡沫の夢だったと、

いつか

笑えるだろうか



#呟怖 https://t.co/EwiDwjISmg

良い子にはプレゼントを。
悪い子はさらっていく。
それがサンタのお約束。

「ここの子はどっちかな?」
「微妙だよなあ」
「じゃんけんで決めるか」
「じゃあ俺が勝ったら良い子、お前が勝ったら悪い子な」
「よしきた」
「「最初はグー!!」」

窓の外でおじさん達が騒いでいる。

#呟怖 https://t.co/YhcqA42aBv

雪山で罠にかかった鶴を助けた。
後日、綺麗な女性が訪ねてきた。
どうしても一晩泊めてほしいと。
仕方なく布団を譲りソファで寝ていると、夜中に男が押し入ってきた。
猟銃で撃たれる瞬間、女性が覆い被さった。
男は逮捕された。
罠を壊された恨みだった。
俺は血塗れの鶴を抱いて泣いた。

#呟怖 https://t.co/qwGbFpTqTw

薄暗い部屋で目を覚ました。
両隣にも人がいる。
二人の耳からはコードが伸び、吊るされた受話器に繋がっている。

じりりりりり
右の男が奇妙な音を発して動かなくなった。

俺の耳にもコードが差し込まれる。

ぷるるるるる
左の女の声が響いた。

俺はどんな声を出すのか。
少し胸が躍った。

#呟怖 https://t.co/20xVNShR7M

外で遊ぶ子供たちの声を聞きながら、不要なものを捨てていく。

ドッ

窓の方から音がして振り向くと、障子に無数の穴が空いていた。
その穴全てから、鉤形に曲がった指が出ている。

『ずっと一緒だよ』

約束の形。
あの子の小指だ。

動けずにいると指が引っ込み、全ての穴から目が覗いた。

#呟怖 https://t.co/U48iADnfLO

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