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基維ひなた|18ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「大丈夫。客席にはカボチャが転がっているだけだよ」
緊張する私にパパが魔法をかけてくれた。
カボチャ、カボチャ。
何度も唱えて舞台袖から飛び出す。
本当だ。
カボチャだらけだ。
最前列のパパもカボチャだ。
自然と笑みが浮かび、のびのびと演技できた。
帰宅したらカボチャが出迎えた。

#呟怖 https://t.co/GJcK1n8Ep2

婦人が貯蔵庫の樽から赤い液体をグラスに注ぐ。
「あら、人のが混ざっているわ」
「他所の、ということですか?」
「そうね、自分ではないわね」
笑いながら渡されたグラスに胸高鳴らせて中身を煽り、
「この頃は豚の血で我慢しているのに、なぜ人のが混ざっているのかしら」
勢いよく噴いた。

#呟怖 https://t.co/dMHU5IsJpP

学校の七不思議『本好きの文子さん』。

図書室で騒ぐと文子さんが来る。
一緒に食べようって、お菓子の本を破って口に詰めてくる。

図書室に入り浸り、本を貪るように読み、喉に紙を詰まらせて死んじゃった子なんだって。

事故って話だけどね。
鬼の形相で、口が裂けても止めてくれないの。

#呟怖 https://t.co/APXpi5GcrA

Gって嫌よね。
スプレーは臭いし、ホイホイはまだ生きてたりして触りたくないし。
でも、上からコロコロをかけると簡単に潰せるし、シートを剥がすだけで手を汚さずに捨てられるから便利なの。
友人がそう言いながら、 床に転がった浮気性の彼氏の顔をひたすらコロコロしている。

#呟怖 https://t.co/nLQ3ivd8KG

@tokucha_ladio あのね、大きいお兄ちゃんがおもちゃを持っていっちゃったの。
この前もそのまた前も、お兄ちゃんが持っていっちゃったの。
すごくうれしそうだったの。
ママが来るとかくれちゃうの。
って言いたいのに、ママの後ろでお兄ちゃんが見てるから言えないの。

#返怖
#呟怖

目覚める直前に聞こえる歌がある。
赤いタクトのリズムに合わせて。
まるでパレードのような。
もう少し聞いていたい。
休日なのを良いことに二度寝した。

規則的な機械音。
耳を打つ悲鳴、絶叫。
「おや、正気に戻ったんだね。じゃあ続けようか」
赤く焼けた鉄の棒を手に、男が近づいてくる。

#呟怖 https://t.co/hT7saqzpKk

「見て見て!友達が送ってきたんだけど、すごくない?」
「ああ、綺麗だね。でもなんで春の写真?」
「いやいや、こないだの満月の時に撮ったんだって」
「じゃあ十月桜って品種だね」
「チガウヨ」
「えーそんな品種あるの?たっくん物知りー!」
「いや誰だ今の」

#呟怖 https://t.co/XaZZtzIh7a

祖父の遺影に手が写っている。
肩に置かれたもの。
頭を小突くもの。
花を捧げるもの。

祖父は遠い戦地で、遺体となった仲間の手首を切り落とし、ポケットに詰めて帰った。

これは彼らなりの手向けだろうか。
遺影に深々と頭を下げた。
顔を上げると手は消え、ただ祖父が微笑んでいた。

#呟怖 https://t.co/6CZ2kAWuvz

「おめでとう」
朝から両親の機嫌が良い。
何が?と聞いてもニコニコしている。
「おめでとう」
通勤電車で、職場で、コンビニで、人に会うたび祝いの言葉をかけられた。
やめてくれ。
俺が何をしたというんだ。

抱えきれない花束と一緒に木の箱に入れられ、俺は今、山道を運ばれている。

#呟怖 https://t.co/1IP2c7AEo8

授業で和歌を詠む宿題が出た。
四人の班で、風流な言い回しを調べる。
「『不言色』っていいね」
「梔子色のことなんだ、切なげ」
「えー、黄色っておしゃべりなイメージだけどなあ、あとカレーとギャグ要員。ぷぷっ」
「…だから喋れなくされたんじゃない?」

僅かに赤が混じったその理由は。

#呟怖 https://t.co/19FTj2gbg1

庭の乙女椿が咲いた。
友達に自慢しようと写メを送った。
「乙女色って言うんだって」
と豆知識も添えて。
すぐに返信があった。
「違うよ。
乙女はこんな色じゃないよ。
親指の腹に何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も針を刺して出てくる色なんだよ」

お前と乙女の間に何があった。

#呟怖 https://t.co/S8MYL06LrK https://t.co/wDrtQPu45A

「鰐は水槽に合わせて成長するという」
無観客の舞台に一人の男。
「可哀想に思い水槽を大きくすると、更に大きく」
17世紀ヨーロッパに実在した医師の服装で。
「これもそうなのだろうか」
徐にマスクを外す。
男の顔の皮膚は見事な嘴を形成していた。
配信された舞台の詳細は未だ不明。

#呟怖 https://t.co/6YrDkCTFep

晴れた夜空に欠けた月。
それを護るように虹が囲む。
白虹、あるいは月虹と聞くそれは、
また輪を狭めたようだ。
月を食べにきた白蛇が己の尻尾を齧った。
以来、自身を食べ続けているのだ。
月をデザートとばかりに抱えて。
虹と月、消えるのはどちらか。
テレビはその話題で持ちきりだ。

#呟怖 https://t.co/B4pHdG2IcJ

記憶にあるのは母様の着物の色。
柘榴色と教えてくれた。
これが好きなんて母様に似たのね、と嬉しそうに。
母様が亡くなり私の部屋は床下に移された。
蝋燭の灯りでは見える色も僅か。
あの色が恋しかった。
父様も亡くなり兄様が迎えに来た。
眩しさに俯いた私の足の間から、柘榴色が零れた。

#呟怖 https://t.co/kMRR9fsvll

夜にこの街を歩くのは久しぶりだ。
遠くの看板に小さく映る人影。
それが少しずつ手前の看板に移動してくるのが怖かったから。
今日は見届けてやろうと思った。
「ねー聞いてる?」
友人の声にそちらを見た。
視線を戻すと、すぐ目の前の看板いっぱいに大きくなった目が、三日月形に歪んだ。

#呟怖 https://t.co/UhNwOd0lQv

#セで始まってスで終わるもの

背中から人の指が生えた鴉。

#呟怖

山で独り暮らしている女性に出会い、珍しい花の根の和え物を馳走になった。
「何かあったら力になりますよ」
連絡先を渡すと、女性は悲しげに俯く。
「優しいお方。なぜあんな惨いことを」
突然の目眩、吐気、腹痛。
家は消え、闇夜を獣が走り去る。
そうか。
お前はこの間、俺が撃った狐の…。

#呟怖 https://t.co/6xucUWd2V2

5時のおじさんに捕まって、ケンちゃんを見捨てて逃げた。
ケンちゃんは翌日引っ越した。
今日の同窓会にも来なかった。
感傷に浸り、今は廃墟となった5時のおじさんの家に電話をかけた。
ケンちゃんが出た。
「ギギギギ、ギギギギ」
しか言わないけどケンちゃんだ。
まだあの家に、いるんだ。

#呟怖 https://t.co/KIzCYW6sjo

妻が絵を描いた。
白い紙に白い絵の具で。
「白百合色よ、綺麗でしょう?」
僅かに黄色みのある白らしい。
翌日妻は自殺した。

愛人がうっかりその絵を汚してしまった。
描かれたものが黒く浮き出る。
百合の花と感謝の言葉。
そして、
「大事にしてと言ったでしょう?」
の一言に涙が溢れた。

#呟怖 https://t.co/aNkVWuZuZ3

娘は毎日人形と遊んでいた。
胸に鍵穴があり、付属の鍵を差し込むとおしゃべりする人形。
「うるさい!いい加減にしろ!」
受験生の息子がキレて、人形を取り上げてしまった。

翌朝、娘が人形を抱いて上機嫌で起きてきた。
「お兄ちゃんの心の鍵も開けてくれたの」
人形の両手は血塗れだった。

#呟怖 https://t.co/SGICwfHFp4

夜中に物音で目が覚めた。
カーテンが揺れている。
バサバサと激しく、外から叩かれているように。
あまりのことに動けず震えていると、静かになった。
外を走る車のヘッドライトが、
ベランダにぶら下がる人影をカーテンに映した。
慌ててカーテンを開く。
誰もおらず、窓は閉まっていた。

#呟怖 https://t.co/ZCgpxtYEgq

@suika_sheep #返怖
#呟怖

閑静な住宅地で起きた惨劇。
長男が両親、長女、次男を殺害。
凶器は鉈。

郵便受けに溜まった新聞を不審に思い、
近所の住人が訪ねたところ、

食卓に並んだ7つの眼球を前に、
「返してください」
と祈る長男がいたという。

絵に触れると描いた者の心がわかるという女性が最近話題だ。
生放送で受刑者の絵に触れ、涙を溢す女性。
「彼は悲しかったのですね。心から悔いています」
醒めた目で見ていると、ある殺人鬼の絵に触れた。
「あ、あ、あああああ、」
パァンと女性の頭が弾け、絵と同じ極彩色の脳が飛び散った。

#呟怖 https://t.co/P2Rqgilvc3

「すみません。鞄見ててもらえますか?」
少しだけならと承諾すると、
女性は待合室のソファにボストンバッグを置いた。
「すぐ戻ってくるからね」
ぐるるる、と喉を鳴らす音。
ペットを入れてるのか?
かわいそうに思い、少しファスナーを開けた。
黒い髪の毛と鼻筋が見えた。
そっと閉めた。

#呟怖 https://t.co/LT9R4ubDnq

「ねえ、やっぱりやめようよ」
「今更びびってんの?」
「見るからにヤバそうだし」
「大丈夫、俺がついてるって!」
「ほんと?絶対?」
「絶対!」
「一緒にいてくれる?」
「ずっと一緒だ!」
「良かった、一人がそう宣言したら残りは無事帰れるんだって。じゃあ行こっか」

#呟怖 https://t.co/KARXVc1vIi

波は引く時が一番危ない。
そう聞いて思い出したことがある。

幼い頃、浅瀬で一人遊んでいた。
波が打ち寄せ、戻る時に連れていかれそうになった。
親戚の一人が気付いて手を掴んでくれたおかげで助かった。
泣く私をみんな笑っていた。

「残念」
と声がしたのはどこからだったか。

#呟怖 https://t.co/zLF8jnEi7L

私には六人の影武者がいる。
同じ体格、特徴の無い顔。
不気味だけど仕事は確かだ。
意識まで私になりきれるのだ。
友人も、雇ったお父様さえも気付かない程に。

「4号、交代だ」

誰よ?
あなたたち皆同じ顔だから区別がつかな…
声をかけた影武者が私のウィッグを外した。
ああ、頼むぞ5号。

#呟怖 https://t.co/AK5mFuScPi

「時間だわ、先に始めましょう」
クイーンが懐中時計を閉じて溜め息を吐いた。
またいつもの遅刻だろうと。
焼きたてのアップルパイが湯気を立てている。
私、見たの。
林檎の砂糖煮のビンに、あの兎が入ってたの。
つまみ食いをして眠ってたの。
彼はきっともう、お茶会に来ない。

#呟怖 https://t.co/8mQ22DjXOP

「私、絶対許せない言葉があるの」
「それって何?」
「秘密。教えたら『タブーに踏み込むことを許された』と勘違いする馬鹿がいたから」
「ヒントだけでも。知らない間に君を傷付けたくないんだ」
「そうね…口走った人達には、言葉の通りになってもらったわ」

そんな彼女と明日結婚します。

#呟怖 https://t.co/YIOUdhv5Xo

うちには玄関を入ってすぐの壁に、額縁が飾られている。
中に収まっているのは一枚の古い羊皮紙。
お祖父ちゃんが命がけで見つけた大切なものらしい。
その前を通る時は必ずお辞儀をしないといけない。
なぜかは知らない。
守らなかったいとこのお兄ちゃんは、背中が逆くの字に曲がって死んだ。

#呟怖 https://t.co/6WTYPqaIpt

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