窓硝子を割って肖子は落ちた。
月はいつの間に沈んだのか、日が差し込んでいる。
グラスの氷は溶けて、ブランデー風味のぬるい水を飲み干す。
貴女に貰ったから宝石のように輝いていたそれは、灰色じみた川原の玉石に戻った。
散らばる欠片。
サイレンの音。
私は何も感じない。
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