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月浦影ノ介|27ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 #学怪 授業中、消しゴムを忘れたことに気付いた。代わりがないか机の中を手探りすると急に手首を掴まれた。驚いて引っ込める。幸い声は出さなかったから周囲には気付かれていない。今のはなんだ?と机の中を覗くと、青白い顔をした少年と目が合い、今度こそ大声を出してひっくり返った。

#呟怖 #学怪 夏休み。部室に来たが顧問の先生は職員室だ。自然とお喋りが増える。談笑していると、自分の隣にいたはずのC美がいない。探してみると保健室のベッドで横になっていた。登校したが気分が悪くなり、部室へ行かず保健室でずっと休んでいたと言う。ではさっきまで一緒にいたC美は誰なのか…。

#呟怖 #学怪 昔、Aという乱暴者の生徒がいた。ある日、彼は度胸試しと言って、楠木の根元にある祠を蹴って壊した。それから数日後、Aは失踪した。彼を最後に目撃した生徒の証言によると、放課後の夕暮れどき、祠の前にAがぼんやりと佇み、その隣に青い着物の子供がいたという。Aは今だに消息不明だ。

#呟怖 釈迦の入滅に因んだのだろうか。美しい駅名だと思った。気付けば此処にいた。空は深い紫色の黄昏。おそらく現世ではあるまい。
不思議と怖れはなかった。報われぬ孤独な人生を振り返り、今さら帰る場所などなかったと気付く。
世界の裂け目は何処にでもある。そう独りごち、一歩を踏み出した。

#呟怖 映画を観に行った。神隠しに遭った一人の女性を巡る物語。繁華街の小さな映画館。客は私を含め三人。上映中の暗がり。私の隣に座る者がいる。若い女性だ。影のように密やかで呼吸する気配すらない。映画が終わり、耳元で「あれは私の話なの」と囁く声がした。照明が点くと、女性の姿はなかった。

#怪談短歌 #呟怖

雨の日に傘に隠れてすれ違う
道行く彼は果たして人か http://pic.twitter.com/IAx3V4ExeI

#呟怖 私が視えるのか。その問いに少女が頷く。祖父の寝室。死顔は苦悶の表情。

貴方が殺したの? 

いや寿命さ。私は迎えに来ただけだ。

怪物と呼ばれた権力者でも死ぬのね。

どんな人間だろうと死は平等だよ。そしてそれだけが絶対的な真理だ。

死神はそう呟き、祖父の魂を引き連れ闇に消えた。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1025918544901419008 

#呟怖 小六の夏休み、地元の子供会で小さな夏祭りをした。広場の片隅に幼い女の子がいる。見掛けない子だ。声を掛け、花火を少し分けてあげた。線香花火の小さな輝きに綺麗と微笑む。背後から友達に呼ばれ、再び振り返ると女の子の姿がない。線香花火の最後の火が静かに落ち、また来年おいでと呟いた。

#呟怖 切り裂くような悲鳴に驚き振り向いたが誰もいない。確かに背後から聴こえたはずだ。電信柱に縛り付けた、目撃情報を求める看板が目に入った。供えられた花が色褪せ、うなだれている。半年前、ここでひき逃げ死亡事件があった。被害者の恐怖の記憶が、まだこの場所に残っているのだろうと思った。 http://pic.twitter.com/JXulfmgq1S

#怪談短歌 #呟怖

白帽子 死して久しい きみが呼ぶ
揺れる向日葵 夏の墓標

#呟怖 夕暮れの駅で昔の同僚とすれ違い、しばらく立ち話をして別れた翌日、彼がそのニ日前に亡くなっていたことを知らされた。 https://www.php.co.jp/news/2018/07/kaidan2.php?platform=hootsuite 

#呟怖 見知らぬ道に迷い込む。誰もいない黄昏の道。緑が織り成す柔らかな気配と、背中を包むひそやかな影。草いきれの匂い。足元の石。道は枝分かれし更に奥へと続く。風が吹き鳥の啼く声も遠くなる。振り返りはしない。付いてくるものがいるから。誘い込まれる道の奥。果たして無事に帰れるだろうか。 http://pic.twitter.com/b7YAvrx7cG

#怪談短歌 #呟怖 

生首がごろり転がる夏の午後
幻視したのは刑場跡地

#呟怖 女は鬼であった。いつも辻に立ち登下校する子供たちを見ていた。それは私にしか視えなかった。血走った目で覗き込まれるたび、素知らぬ顔でやり過ごす。ある日いつものように子供たちを眺め、ひどく哀しげな顔で立ち去った。失った子を探していたのだと気付いたのは、大人になってからのことだ。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1023768348448808960 

#呟怖 昔ある偉い坊様が反魂の術で死者を蘇らせてね。山小屋で知り合った男が言う。しかし蘇った死者は出来損ないで山奥に捨てられた。里へ降りると鬼だと言って追われたよ。生者にも戻れず死者にもなれず、その鬼はどこを彷徨っているのだろうね。人とは思えぬほど青白いその男は寂しげに遠くを見た。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1023768348448808960 

#呟怖 母が父の元に嫁いで間もない頃。
夜中に起きてトイレに行った。戻って来ると白い影が廊下を横切り、仏間に入って行くのが見えた。
泥棒かとそっと近付き仏間を覗き込む。
白い影が煙のように漂い、仏壇の中にすうっと消えた。
慌てて寝室に戻って布団に潜り込み、朝まで震えていたという。

#呟怖 殺人犯の男が山に逃げた。地元青年団として警察に協力し、山狩りに参加する。大きな声で言えないが、人間狩りは何故こんなにも気分が高ぶるのか。
しかし男はすぐに発見された。樹に首を吊った身体が虚しく風に揺れている。
山を男の幽霊が彷徨うと噂が流れたのは、それから間もなくのことだ。

#呟怖  墓掃除の依頼だった。毎年お盆が近付くと、この手の仕事が増える。三十年前に亡くした息子の墓だと、電話口の向こうで高齢の女性が言った。仕事を終え、墓に手を合わせる。此岸と彼岸が近付く季節。背後に無言で佇むものの気配を感じながら、墓地を後にする。遠くで鳥が啼き、雨が降り出した。

#呟怖 山道を歩く途中、小石が飛んでくるのを「天狗の礫」という。では笑い声が聴こえるのを何と呼ぶのか。それは低く静かに後を付けて来る。立ち止まり振り向くとピタリと止む。歩き出す。今度は先刻より近くに聴こえた。クスクス、ケタケタ。夢中になって逃げるうち、いつしか道に迷い込んでいた…。 https://twitter.com/Manjusaka0622/status/1020428419312451584 

#呟怖 友達が溺れた。大人たちに絶対近付くなと言われた、谷間にある澱んだ緑の淵。助けに飛び込むと、大蛇が友達の身体に巻き付き、水底へと引き摺り込んで行く。意識を失い、気付くと助け出されたのは自分一人。友達は行方不明だ。この淵ではときどき人が溺れ死ぬ。やつの仕業に違いないと思った。

#呟怖 散歩の途中、黒猫の亡骸を見付けた。まだ仔猫だ。哀れに思い、樹の根元に埋めてやった。帰宅すると玄関先で、にゃあと啼く声がする。あゝ付いて来てしまったか。下手に情けなど掛けるから。仕方ない。考えてみれば、餌もいらないし病気にも掛からない。暫くうちに居ると良いよと、ドアを開けた。

#呟怖 お前が鬼な。近所の廃屋で隠れん坊。ガキ大将に無理やり鬼にされた。いつも僕を目の仇にして虐める。あんな奴、死ねば良い。数を数える間、強く願った。夕暮れ。ガキ大将だけが見付からない。翌日、その廃屋で首を吊った姿で発見された。 叶えてあげたよ。廃屋に隠れ、姿の見えない誰かが嗤う。 https://twitter.com/STR_reo8/status/1021052297890025472 

#呟怖 夏休み。部活の合宿で海辺の町へ行った。宿泊所のベランダに出ると、向かいにある小高い丘の上から手を振る人達がいる。地元の人だろうか。手を振り返すと、友達に何をしているのかと尋ねられた。なので丘の上を指差す。しかしそこにいたのは人ではなく、黒光りする墓石の一群であった。

#呟怖  近所に猫の肉を使ってると噂のラーメン屋があった。看板になぜか猫の絵が大きく描かれてあって。そのうち潰れて無人になった。噂の真偽は確かめようもない。
それから空き店舗になった店の前を通ると、ときどきふいに猫の啼き声が聞こえたが、不思議と姿を見たことは一度もない。

#呟怖 通り魔に遭った。日曜の繁華街。目の前で次々と倒れて行く人々の悲鳴と怒号。
血塗れのナイフを振りかざす少年の目はとても綺麗だった。私の目を見て微笑み、風のように走り去る。
私もあんなふうになりたいと思った。通り掛かった魔に憑かれる。だから通り魔か。私はその日、ナイフを買った。

#呟怖 ある男性の話。母が亡くなり葬儀の準備に追われていると、葬儀場の女性社員が話し掛けて来た。箪笥の奥に失くした指輪がある。大切な品だから一緒に柩に入れて欲しい。母の伝言だと言う。半信半疑で箪笥の奥を探すと本当に指輪があった。その女性社員はそうして、死者の声を遺族に伝えている。

#呟怖  彼女は少し歳上だった。図書室の片隅で僕に話し掛け、色々な本を教えてくれた。一人ぼっちの学校生活。彼女との時間だけが支えだった。旧い制服とお下げ髪。図書室の幽霊の噂を知ったのはそれから間もなくだ。僕にだけ視えたその人を、卒業した今もときおり思い出す。きっと、初恋だった。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1018741134573441024 

#呟怖 街灯の下に少女が佇んでいた。遅い時間だ。この付近は少女が相次いで行方不明になっている。警察手帳を見せ、送って行こうと声を掛けた。優しいのね。少女の言葉に、仕事だからなと答える。みんなそうやって殺したのかしら。 何の話だ。傍らを見やると、何年も前に私が殺した少女が嗤っていた。 https://twitter.com/knk_shirogane/status/1017777951465603072 

#呟怖 チンドン屋が通る。黄昏に陽気なメロディがどこか侘しい。子供の頃を思い出し、気紛れに後を付けた。幾つか角を曲がり、眼前に現れたのは懐かしい路地裏。
ビラ配りのピエロが背後で囁く。 貴方の大切なモノ、どこで失くしたんでしょうねぇ?
ふと気付けば雑踏の中。陽気なメロディが遠去かる。 https://twitter.com/gumshutup/status/1017825298354565120 

#呟怖  入院して五日目の深夜。眠れずラウンジへ向かうと先客がいた。男か女か。白っぽい入院着だけが妙に目に付く。おそらく生者ではあるまいと思った。不思議と怖いとは感じない。こんな深夜に病棟を彷徨う私だって幽霊のようなものだ。互いに無言のまま、深海に降る雪のような街灯りを共に眺めた。

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