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由(よし)|15ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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私が嫁ぐ事になったとある旧家には妙な噂があり何でもその一族は異様に長命で今の当主は大正の頃既に当主であったとか。真逆と思いつつ迎えた初夜。通された扉の向こうには墓が数基並んでいた。「今迄の妻達です。貴女の墓ももう用意してあります」。花嫁への贈り物は名が刻まれた墓石であった。#呟怖 https://t.co/7oVIp2BXi2

大門を出て青空の下を自由に歩けるのは今日みたいな特別な日だけサね。禿や新造がゾロゾロ集って天神様へお詣りに。少しでも賢くなって気の利いた文を書き艶っぽい歌を詠んで上客を沢山取れます様にってサ。でも生垣の椿を見たら思い出しちまッた。折檻に耐え切れず首を縊ったあのコの赤い顔を。#呟怖 https://t.co/piBkmV8P8a

“娘は預かった”と脅迫状が届き慌てて警察へ通報した。脅迫される相手に心当たりは無く解決は困難を極めるかと思われたが脅迫状から指紋が切手の唾液からDNAが検出され犯人は意外な程あっさり発見逮捕されて娘は無事救出された。しかし娘、否、この女の子には娘の両手にある筈の黒子が無いのだ。#呟怖 https://t.co/MTz3mV2UaG

母の声がする。早く出て来いと私を呼んでいる。でも嫌だ。出たくない。ここは温かくて気持ちが良いし外の世界の良い評判は余り聞かないのだもの。そんな所へは行きたくない。私はここで発生しここで終わりを迎えよう。胎内を終の住処にする。だって産まれ出でる事は決して義務ではないのだから。#呟怖 https://t.co/yPUgcoKAke

人を感知すると色が変わり「アソボウ!」と可愛い声が出る玩具を貰った。だが私が寝ている間も勝手に色が変わり「アソボウ!アソボウ!アソボウ!」と繰り返すので嫌な予感がし盛り塩をして眠った所その晩は見た事の無い色に変わり「ナンデアソンデクレナイノ?」と耳元で啜り泣く女の声がした。#呟怖 https://t.co/XKmIHTfeBS

飲み会で仲良くなった女の子に部屋へ招かれ期待を胸にマンションへ付いて行くと彼女は3番エレベーターの前で嬉しそうに語り始めた。「見て!3が赤い!普段は黒いの!これは3階の誰かが血を流して命を落とした証拠。死因で色が変わるの。自然死は灰色で……」彼女の部屋にお邪魔すべきか、否か。#呟怖 https://t.co/l0JC6T2I8R

予告編を見て面白そうだったから本編を見たのに結局予告編の方が面白かったという所謂“予告編詐欺”何てのは良くあるがこの映画も“詐欺”と呼ぶに値する一本である。血生臭さが漂って来る様な凄惨なスプラッター映画なのだがこれを見た者は何故か皆一様に血の流れない首吊りによる自死を選ぶのだ。#呟怖 https://t.co/Zb8G4p06x9

天使が堕ちて来た。人々は驚き聖職者は祈る。なら研究者は?何を食べる何語を話す知能は如何程か対話は可能かこんな翼で空を飛べる軀の仕組みは五感はどれ程か。随分と頑丈な軀だと判明してからは肉体の耐久性を計る実験が繰り返される日々。堕ちた天使は我々に語った。「悪魔とは貴様らだ」と。#呟怖 https://t.co/1hONR1tmbz

問題:貴方がバスに乗ろうとすると中に死に神を見付けました。生き残る為に取るべき正しい行動はどちらでしょう?

A:気にせずその儘バスに乗る。
B:このバスには乗らず次のバスを待ってそれに乗る。

正解は。

交差点でバス同士が衝突し横転する大事故が発生。多数の死傷者が出ている模様。#呟怖 https://t.co/tbADT2H9pj

玄関から大声で名を呼ぶと主は直ぐに顔を出し私を招き入れた。件の本を返し感想を述べながら久々の世間話しに花を咲かせる。すると彼はふと告げた。「そうだ。戦争は終わったのか?」沈黙。「あぁ。うちの国が負けた」ここからが私の仕事。戦後七六年分の出来事を彼に聴かせてやらねばならない。#呟怖 https://t.co/mPV37WiGkf

「マスター。どうしてあの席にお酒が?」曽ての常連客の特等席で今は誰も座れぬ特別席。そこに水割りが置いてある。「今日はあの方の命日でして」マスターは呟いた。「じゃあその人に献杯」私はカクテルを呷る。帰り際財布を取り出す私にマスターは微笑んだ。「お代はあの方から頂いております」#呟怖 https://t.co/BfSnItbGY9

朝目覚めると娘達が居なかった。家中探しても見付からず勝手に外で遊んでいるのかもと玉蜀黍畑へ向かうと見慣れない案山子が置いてあった。丸で子供を干からびさせた様な案山子が二つ。一方は頭部と手だけ。もう一方は手しか無い。ーーきっと誘拐犯が脅迫電話を掛けるのに手間取っているのよね。#呟怖 https://t.co/gt2hmpLiGx

負の遺産に見下ろされながら黒い傘で黒い雨を受け止め黒い川を作り上げると川から水を求める人々が現れる。死と生の境界にある極限の姿形をした彼等に私は綺麗な水を注ぐ。透明で無害な水を沢山沢山沢山沢山。彼等が命を落とす寸前に何より欲した透明な救いを沢山。これは毎年八月六日の出来事。#呟怖 https://t.co/h3bkTkqmmu

最近SNSで話題の心霊スポットを特集するらしく僕はテレビクルーに同行した。霊感を持つと云う三人のゲストを迎えたのだが……。陰陽師Aは「お堂に邪悪な何かが居る」霊能者Bは「あの木の下に気配が」霊媒師Cは「居る!灯籠の横!」と皆違う方を指差す。嗚呼こいつら偽物だ。誰も僕を指差さない。#呟怖

「おめでとう!おめでとう!」喝采。クラッカー。指笛。盛り上がりは最高潮だ。ケーキには律義に年齢と同数の蝋燭が挿してある。眩い灯火が照らし出すチョコプレートには
「Anniversary of your death !」
のメッセージ。「子年の君の為の特製殺鼠剤入りケーキだよ!残す事は勿論許されない!」#呟怖 https://t.co/8M5MfiPb1j

斎場で働く私はずっと気になっていた事を先輩に尋ねた。「どうしてご遺体の足にタグを?取り違えを防ぐ為なんですか?」すると先輩は笑って答えた。「それには足のサイズが書いてあるの。白足袋のサイズを間違えちゃうと歩き辛いんでしょうね。偶に死出の旅路から帰って来ちゃう方が居るのよ」#呟怖 https://t.co/ppa58SvBch

恨みを持った人間を集めに集めて煮込みに煮込むとグロい液体になるの。コレを飲んだ人間は何の理由も無く世界を恨む。数十年数百年に一人世界を滅茶苦茶にするイカれ野郎が出るでしょ?アイツらは皆コレを飲んだのよ。新作は“WWⅢ”って名前なの。地獄が見たいわ。魔女ってそういう生き物なのよ。#呟怖 https://t.co/fiC3hCDwrb

ここは「緒切り沼」。
緒とは臍の緒の事である。
訳あって望まぬ子を宿した女はここへ来て産んでやれない我が子を慰める。
せめてお釈迦様の元へ逝き愛して貰える様にと祈りを込めて一本の蓮根を沼へと沈めるのだ。
今朝も一輪の蓮が開く。
そして一つの命が消える。
花の数だけ泣いた女が居る。#呟怖 https://t.co/trtXGXIufd

パパとママは私を打つ。血が出る迄殴り骨が折れる迄蹴る。これが普通なんだと思ってたけど違うみたいで世の中には私みたいな子を助けてくれる人が居るらしい。だから待ったずっと待った。“児相”って人が来てくれる迄。でも来てくれないいつまで経っても。だから私は今日も児相さんの夢を見るの。#呟怖 https://t.co/WVe5EJwvSr

「嗚呼満月か」友人は溜め息を吐いた。「どれだけ食われるだろうな」私は適当に相槌を打つ。少し前から満月の晩に世界中に何体もの巨大な骸骨が現れ人間を食い荒らす様になった。どう足搔いても科学では解明出来ないこの異常現象を人々は諦めを以って受け入れ、黙って人類終焉の時を待っている。#呟怖 https://t.co/tpjzRqg5LX

懸想した女には許婚が居た。二人は評判の鴛鴦夫婦でな。嫉妬した俺は夫婦を手に掛けそれぞれの骨で賽子を作った。賭場で振って汚してやろうってな。しかし何回振っても同じ目が出る。流石鴛鴦夫婦って訳だ。で、これの所為で胴元に目を付けられた俺は今死んだ方がマシな目に遭ってるって訳、だ。#呟怖 https://t.co/vzgUrqYndt

「かなり昔。ここで大きな戦争があった。土地は荒れ果て死体が散乱。そこで時の王は考えた。あの塔に死体を集め良質な堆肥を作ろうと。サイロみたいにな。それが上手く行って今やワインの一大産地。ここの葡萄畑には悉く血肉が染み込んでるんだ」「成る程。だから美味いのか」私はワインを呷る。#呟怖 https://t.co/y71D7zIz6V

ここは“懐旧病”の治療施設。懐旧病とは名前の通り昔を懐かしむ余り意識が過去から帰って来られなくなる病気だ。ここ数十年目紛しく変化する世の中に適応出来ずこれに罹患する人が激増していると云う。しかし懐旧病の治療法は確立されておらず快復してここから出て行った患者は未だ一人も居ない。#呟怖 https://t.co/budKgzKhsc

「〇〇ちゃん」
娘は着せ替え人形に幼稚園の友達の名前を付け可愛がっている。

その〇〇ちゃんが行方不明になった。
懸命の捜索活動も空しく未だ行方は分かっていない。

「ママ!おもちゃ壊れちゃった!」
私に駆け寄る娘の手には首の取れた着せ替え人形。
その首は〇〇ちゃんそっくりだった。#呟怖 https://t.co/gIOEHswaXt

旅行先で迷っていた私にその村の人々はとても親切だった。お茶を頂き道も聞いたしさてお暇をと思ったら「最後に」と林へ案内される。私が立つと急に林が割れ道が出来た。丸でモーセが海を割るかの如く。「山神様は美食家でな。良い贄が現れた時にしか口を開かない」村人達が退路に立ち塞がる。#呟怖 https://t.co/IlUT0s9xs0

昔々村に住んでいた角のある異様な頭をした子供を礫で追い払ったのが今日まで続くこの村の節分の起源だと云う。しかしその子供が村人に悪さをした田畑を荒らした疫病を流行らせた等の記録や話しは一切無い。運悪く異形に産まれてしまった人間。それを追い立てた人間。
さて、鬼とは何だろう。#呟怖 https://t.co/LVkctlgNNR

雪が積もった朝。娘はもう庭で雪遊びをしていた。私も庭に出ると綺麗な丸を重ねた雪達磨が幾つも並んでいる。「見て!パパ作ったの!」娘が手にしている雪達磨は頭が凹み軀が拉げている。慌てていた所為かな?「ママはもう作ったの!」娘が指差すそれは腹部が抉れた頭部の無い只の雪玉であった。#呟怖 https://t.co/wdpWaZj9Dn

この道を行けば天に辿り着けると信じ歩き続けた。この道を行けば天に迎え入れられると信じ登り続けた。やっとの思いで頂上に立った私の目に飛び込んで来たのは先端が輪になった荒縄が一本。嘲笑するこの声は本物か幻か。「お前らの思い通りにはならない」私は荒縄を払い除け頂上から飛び降りた。#呟怖 https://t.co/4gzgLjb2HG

「猟師は獲物を乱りに恐がらせません。恐怖は軀を強張らせ肉が固く不味くなるからです。でも人間は逆でして恐怖させると美味いのです。嗚呼肉ではありません涙の話し。恐怖心から流される女の涙は驚く程美味い。そんな涙入りのカクテルをどうぞ。勿論冗談ですがね」
女の啜り泣く声が聞こえる。#呟怖 https://t.co/CJtJh1NLeg

猫が好きだという人は多い。飼い猫を溺愛する愛猫家の多い事多い事。ならば人に仇なそうとする存在が猫の姿を借りるのは当然の帰結であろう。ある一家が餓死した理由は稼ぎの殆どを猫の為に使い果たしていたからだと聞く。お気付きだろうか。最近こうして“猫の奴隷と化す人”が増え始めていると。#呟怖 https://t.co/WKSLk9VN6h

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