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由(よし)|13ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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「この太刀には誰も敵いません。敵わない太刀です」刀匠の言葉に乗せられ侍は太刀を手に入れた。でもこの侍兎に角望みが叶わない質で案の定この太刀が“人を斬る事がかなわない太刀”だと知らず刃傷沙汰になり命を落とす。刀匠の正体は三本足の妖怪金輪名イタチで人を騙すのが大好きなのだと云う。#呟怖 https://t.co/rVqSdrIBoj

私はこのクラスの人気者。テストではいつも一番で学級委員長にも選ばれた。顔もスタイルも悪くない。先頭に立ってクラスを纏めたし皆「羨ましい〜」と口を揃えて私を褒めた。なのに転校する私への寄せ書きは真っ白。「次の学校でも頑張れよ」。皆笑っている。先生も生徒も、誰一人泣いていない。#呟怖 https://t.co/fkGb1wXmTv

“家族を描く”と云う図工の宿題にある男子生徒が「両親です」と真っ黒に塗り潰した画用紙を提出した。虐待が疑われ担任の私が家庭訪問をする事になったのだが……招かれて入った彼の家の中は真っ黒だった。「あぁ先生。これはどうも」「息子がお世話になっております」黒の中から男女の声がする。#呟怖 https://t.co/qO3Q4RXnHw

春が近付くと村から少し離れた川に雪解け水が流れ込む。冬の間に村人達が雪に隠した秘密も流れて行くのだ。何とか冬を生き延びた私は川辺でそれらを眺める。口減らしの犠牲になった幼子治らないと捨てられた病人働けなくなった老人身売りを嫌がった娘。来年は私も……と怯えながら手を合わせる。#呟怖 https://t.co/k4gAG0Y4aX

雪山登山をしていたらいきなり穴に落ちた。どうやら人が掘った穴、落とし穴に見える。すると「お、掛かったな」と男の声がした途端後頭部を殴られ意識を失った。気付くと私は何故か下着一枚。寒さと脳震盪でフラフラの儘辺りを見回すと遠くに私の装備一式を身に付けた男の後ろ姿が。待て!返せ!#呟怖 https://t.co/lDLfoLIfXd

友人宅の庭の隅には大きな瓶らしき物が埋まっていて上部が丸く土から覗いている。友人はそれを「姉だよ」と言う。「庭の隅に居るのは君に照れてるからだ」と。後日再び友人宅を訪ねるとそれが庭の真ん中にあった。丸の中に花まで咲いている。「姉は君を気に入ったんだ」歓迎されてはいるらしい。#呟怖 https://t.co/6w9R8MbiVl

「二人の男がある女に懸想した。一方の男は一計を案じ“女が呼んでいる”ともう一方の男を夜の池へ誘き出して襲い池に沈めた。男の死は事故として扱われ晴れて男は女と結ばれた。だが月は見ていたんだ。もう分かるな。その男が家の先祖だ。家系の者が月を見ると季節問わず必ず朧春月になる理由だ」#呟怖 https://t.co/sxXr7rzzmm

手入れを怠っている所為で庭はすっかり荒れ果ててしまった。庭弄りが趣味だった妻が生きていたらこうはならないんだろうなと独り言つ。ある朝ふと見るとそんな庭にチューリップが一輪咲いていた。球根を植えていないのに健気に。妻が好きだった花だ。今日から草取りするよ、と遺影に語り掛ける。#呟怖 https://t.co/pFU3VFpsAV

鬱蒼とした森に林道を造る計画が持ち上がり工事車両の為に看板が置かれた。だが何者かの悪戯か看板は早速壊されてしまう。翌日新品の看板が持ち込まれたが再び壊されていた。溶接されていた部分が毟り取られ新品なのに全体が錆びに覆われた状態で。関係者達は固唾を呑む。この森には、何か居る。#呟怖 https://t.co/r3bt0isyto

あの人はとても情熱的で熱心な火山学者で少しでも火口に近付きたくて耐火性耐熱性に優れた装備開発への出資を惜しまなかった。終に理想的な装備が完成して喜び勇む余りに忘れてしまったんでしょう。装備は確かに耐えられる。しかし自分はただの人間で、火口では容易く燃えてしまう存在なのだと。#呟怖 https://t.co/Y5otwFaURk

同じ国の人間同士が争い血を流すのは良くある事だ。そして勝者が歴史の表舞台に立ち未来を作る。歴史の一頁に名を残せるのは勝者だけだ。だが敗者は消え去る訳ではない。我々は今でも見ているぞ。重く暗く骨の髄まで凍て付くバイカル湖の湖底でいつか我々の国を手に出来る日を夢見て待っている。#呟怖 https://t.co/4RfYJ9jEl2

「明日天気になーれ」友人とのお花見が楽しみで天気占いをして巫山戯ていた。私の靴は生憎裏向きだったが友人は……。「どういう結果?」何と靴が壊れてしまった。「靴が壊れる程快晴?」と笑い合ったその日の晩、歴史的豪雨が地域を襲い自宅諸共土砂崩れに巻き込まれ友人は帰らぬ人となった。#呟怖 https://t.co/MDEVvj8i6x

遊郭の側にあり亡くなった遊女を数多く弔っていた寺の住職は悉く無縁仏になってしまう彼女達を哀れんだ。そしてこの世で苦労した分あの世では楽にと願いを込め遺骨で梟の置き物を作りこれを墓代わりとしたのである。寺は梟寺と渾名され、今でも沢山の梟が悲しい過去を背負い微笑んでいるそうだ。#呟怖 https://t.co/vjsuqc01xV

人間はバツ印の書かれた看板が立っているとその根元を掘ってみたくなるらしい。事実私が立てた看板の根元は何も埋まっていないのに何度も掘り返されている。我ながら良いアイデアだと思う。人々は何も無いと確認したら満足して去る。看板から数メートル先に埋まっている私の妻を置き去りにして。#呟怖 https://t.co/dea24lPRtL

満開の桜の中で嬉しそうに踊る女性。とても素敵な光景ですね。でも実はこれ違法薬物中毒者が薬物を摂取した後に見ている光景なんです。桜の中で踊る彼女は本当は車道の真ん中で踊っていて周囲は大渋滞。桜の木々は取り押さえようと近寄る警察官達なんですよ。違法薬物の恐ろしさ、分かりますか?#呟怖 https://t.co/EKdysTVKR1

「ああ、このゲームね。映像と音声が必ずバグるシーンがあって、そこを逆再生すると女の子の声である場所の住所を読み上げてる様に聞こえるって都市伝説があったなぁ。うん、勿論都市伝説だよ。え?その住所はどこかって?……今ニュースでやってる所だよ。そう。十三体の死体が見付かった場所」#呟怖 https://t.co/2l1Qz0FXRY

戦地に赴く夫に妊娠したと告げ今で言う“死亡フラグ”を立てておくと夫の戦死の報せが届く。そんな話しを母から聞いた事がある。戦時中妻達が悲しみを紛らわす為にしていた与太話しだと少し前までは思っていた。母の先夫が戦死していた事。そして母と父の姦通によって私が産まれた事を知るまでは。#呟怖 https://t.co/Kahfov9SRV

「たすけてあいつがきた」と云う友人からのLINEに驚き慌てて自宅を訪ねた。鍵が開いていて中に入れたが友人の姿は無い。誘拐?とオロオロしていると「おーい」と友人の声が。でも姿は見えない。「おーい」と繰り返される声の出所を探し回り辿り着いたのは台所。「おーい」排水口から、声がする。#呟怖 https://t.co/JPL6gsUn4v

地獄は想像以上に綺麗な所で闇に浮かぶ色取り取りの炎が美しい。「炎ってカラフルだな」と呟けば「炎色反応を勉強しただろ?」と案内人に呆れられた。「生前犯した罪によって色が変わるんだ」そんな事勉強してないと返すより先に燃え上がる軀と黄色い炎。「裏切り者は黄色だ。お前に良く似合う」#呟怖 https://t.co/0s2DClQa1h

怪奇現象を期待し潜入した廃村で熊が営むうどん屋に遭遇した。「人間の内臓のうどんに似た部分をお出ししてるんです」との事。ここの村民全員をうどんとして動物達に振る舞ったら次の村を探すそうだ。猟友会に言わなければ見逃すと言われ首を縦に振りそのお礼として渡された紙袋は、兎に角臭い。#呟怖 https://t.co/mRVOkL8h98

呪術師が未だ幅を利かせる国々ではアルビノに産まれた人の軀の一部が高値で取り引きされると聴いた事がある。だからと言って何故今私は狙われているのか。私はアルビノではない黄色人種なのに。「本物は数が少ないからな。白人はその儘で黄色人種は脱色してから売りゃバレないのさ」刃が、光る。#呟怖 https://t.co/SH48TeGPAy

「与死皆の名札、塵箱に捨てておいたからな」「与死皆の体操服臭ぇー!近寄んなよお前ー!」「与死皆の給食に雑巾絞った水入れてやろうぜ……」苛めっ子達は今日も苛めっ子達らしい振る舞いをしているが、彼等だけ何故か気付かないのだ。このクラスに、この学校に「与死皆」なんて生徒は居ない。#呟怖 https://t.co/OVs8w6RFvt

少し前に有名な心霊スポットに一人で動画撮影に行ったんです。でも流石有名なだけあって先客が。二人組の男性で彼等も動画撮影に来たとの事でした。話している内に意気投合しましてこの後一緒に飲もうって流れに。それで居酒屋へ入ったら店員が「一名様ですね」って。生きてるの、私だけでした。#呟怖 https://t.co/FdfLp2AAD3

夜やって来るアイツを見たくないから目を塞ぐ。「オイデオイデ」と云う声を聞きたくないから耳を塞ぐ。腐敗臭を嗅ぎたくないから鼻を塞ぐ。悲鳴を上げるとバレるから口を塞ぐ。でも触覚は塞げない。布団に入って来たヌルッとした何かに足首を摑まれ物凄い力で引っ張られる。逃げられない。助け #呟怖 https://t.co/Wbg0cc8L6W

「助けてくれ。咳をする度に軀から土筆が生える。俺はもう直ぐ土筆に食われてしまう」。春の匂いと共に届いた友人からの手紙はまるで怪奇小説だった。しかし自宅の合鍵が同封されており巫山戯ている訳ではない様子なので訪ねてみたが遅かった。ワンルームの真ん中に巨大な土筆が一本生えている。#呟怖 https://t.co/Z1fFVxzzd1

通報を受け突入した倉庫内の凄惨な光景に思わず言葉を失くす。鉄の匂いと腐敗臭。赤黒く錆びた刃物類。赤黒い液体が滲む膨らんだ段ボール。その一つを開けると中にはまるでマネキンの手足の様にーー本物が詰め込まれており“不良品”と書かれた方には手足の無い胴体が。奴は、何故手足に拘るのか。#呟怖 https://t.co/rSt503Nxq5

“その瞬間”の反応は人それぞれだ。悲しみ嘆く者歓喜に湧く者ただ祈る者何の反応も示さぬ者。技術革新によって生まれた強烈な光線が凡てを一瞬で終わらせてくれる。彼等はその一瞬間の後に人間から灰塵へと化すのである。「安楽死法」が施行されてもう暫く経つが希望者は未だ後を絶たないそうだ。#呟怖 https://t.co/l3CA0xKRI2

殖え過ぎた人類に困り果てた神は一計を案じた。ボロボロの今の地球を破壊し新たに地球を創る事にしたがそこに全員は連れて行かず一番に孵化したサメの子が胎内で孵化前の弟妹を食らい産まれて来る様に強い者だけを連れて行く事にしたのだ。地球と云う名の檻で今、命を懸けた戦いのゴングが鳴る。#呟怖 https://t.co/p12ntkG5gD

「夢は無限大!」と壁に大きく書かれたそれは赤黒く変色していた。「患者さんが自分の血で書いたのよ」と先輩看護師は溜め息を吐く。「ここに入ってた方、自分は船長だって妄想に取り憑かれてて」。空き部屋となった病室に羅針盤がある理由がやっと分かったがその針はぐるぐると回り続けている。#呟怖 https://t.co/XmfNvfune9

愛妻を亡くした年老いた芸術家が妻の遺骨で一脚の椅子を作った。芸術家は庭の真ん中にポツンと置いたその椅子に腰掛けて空を仰ぎ天国の妻に毎日語り掛けていたがある日突然姿を消す。芸術家が消えた直後庭は塩っぱい水を湛えた湖と化した。曰く、この湖は芸術家の涙で出来ているのだそうである。#呟怖 https://t.co/MqjpF8NtyH

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