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焔猫 戒音-kainé-|12ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

不意に視界が歪んだ。
激しい耳鳴りと吐き気……

「やっぱりね」
銀色の気配が目の前をよぎり私は
意識を失った。

時々いるんですよね、こういう方。
役に立っていただければ、文句は
御座いませんが

長身の人影は傍らの銀猫を撫でな
がら微笑んだ。

#狩人たちの歌 その2
#呟怖

その声は染みこむように私の意識
を脅かした。

持ち込んでいた原稿書きPCから
顔をあげると、彼は優しげに微笑
んでいた。

「ここにおいでだったんですね」
どこかで会ったことでもあるよ
うな気さくな口調だった。
でも、私の記憶のどこにも彼の
面影はなかった。

#狩人たちの歌 その1
#呟怖

私のそばには、銀色の猫。
頭をなでると、優しく喉をならし
て丸くなる。
いつから一緒だったかわからな
いけれど。

私はもう大丈夫。
ワタシハモウダイジョウブ

「眠りましたか」

何処かで何かが崩れ去る。

夜明けまでは、少しありますよ
おやすみ、お嬢さん

#狩人の独り言 その2
#幻痛
#呟怖

これは幻の痛み。
もう感じるはずのない、幻の痛み。

寝苦しい眠りの壊れた夢。

枕元の携帯電話を手に取る。
あのひとからの着信。
ちゃんとしたお詫びは、朝になっ
てからにしよう。
たぶん、眠っているから。
「ごめんね、寝てたの」とだけ
メッセージを送る。

#狩人の独り言
#幻痛
#呟怖

妖精かなんかの類いなのか、疲れが
極まったために異世界に取り込まれ
たのかは知らない。

「飲みますか?」
飲めるかっ
「そうですか、じゃあまた来ますね」

……何が起きたんだろう。

これが、私がこれから経験する妖たち
との初めての出会いでした。

#一瞬の逢魔 その2
#呟怖

カップの中から声が聞こえたような
気がしたので手にとって、私は呼吸
できなくなった。

「こんにちはー」
ラテアートのはずだったのに。
なにこれ。

「おげんきですかー?」
はい?
「湯気もでてますよー」

#一瞬の逢魔 その1
#呟怖

「ところで」
「なに?」

お化粧の手を止めて、黒猫が僕を
見る。

「お姫様って」
「おやすみ」
不機嫌な黒猫には、逆らわないほ
うが……

#狩人たちの裏事情
##呟怖

「もしかして、君、ずっと同じ事言
ってない?」
「……それがなにか。」
拗ねたような表情。
誰だ、猫には感情はないといったのは。

「帰るよ」
「わかった」

不機嫌な黒猫には逆らわない方がいい。
僕は彼女の後を追った。

日が昇る。今日も暑くなりそうだ。

#呟怖
#狩人たち 5

「あんたを見に来たんだ、アイツ」

え?
僕は言葉を失って、彼女を見返し
た。

状況を掻い摘まむと、こうだ。

僕はめったにいない存在で、扱い
に困る厄介者だから出来れば大人
しく引っ込んでいて欲しいむしろ

消えろ?

#呟怖
#狩人たち その4

「失せな」
彼女の瞳が黄金に燃える。

「お姫様には敵いませんね。失礼
します」
彼は肩の猫に手を添えて一礼する
とあっさり背を向けて歩き去った。

「あれは」
「だから、まきこみたくなかったん
だ」
誰なのと尋ねようとした僕の言葉は
押し切られた。

#呟怖
#狩人たち その3

彼女は露骨に嫌そうな表情をした。
人の姿で無かったなら、背中の毛
が逆だっていたに違いない。

「そんなに嫌わないでいただけま
せんか」
声に笑みの響きが加わった。

足元にはいつの間に現れたのか銀
色の毛並みの猫がいる。
猫は優雅な仕草で彼の肩に飛
び乗った。

#呟怖
#狩人たち その2

まるで風を切り裂くときに生まれ
る残酷な波紋だった。
聳え立ったナニモノカは結晶が砕
け散るように崩れて消えた。

人影は無表情のまま、それを
一瞥すると神経質そうに眼鏡を押
さえた。

「ああ、あなたがそうなのですね」
声は礼儀正しく優しげな響きを纏っ
ていた。

#呟怖
#狩人たち その1

彼女の瞳は天井窓から漏れてくる光を
受けて黄金に煌めく。

そうだよ。匂いだ。饐えた嫌な匂いだ。
……アレはあたしたちともあんたたちと
も違うんだよ。
だけど、匂う。だから

だから、狩るんだね。

「埋めてやるのさ」
二度と出てこられないようにね……

#狩人の歌 その2
#呟怖

あたしにはわかるんだ。
匂いだよ。

黒猫は呟くと僕をみあげてため息を
ついた。

「あんたをまきこむから」

だから、消えろって?

「……ばかなんだからなぁ、ほんと。
付き合いよすぎるんだ、あんた」

#狩人の歌 その1
#呟怖

睡りの奥のそのずっと奥に、縛ら
れたままの私がいる。

私はもがく。
もがけばそれだけ痛みと苦しみが
増すことを知りながら。

傷だらけになろうと

願いを呪詛から祝福に変えるため
そのために

睡りの奥のそのずっと奥に
私がいる。

微笑んで
そこにいる

#戒めの音
#焰乃猫
#呟怖

さらさらと流れる気配。
耳元を吹き抜ける気配。

それだけで充分だった。

小さな声で歌われる賛美歌。
……もう誰もいないのに。

目映い閃光。
その後のことは何も覚えていない。

でも、水は流れる。
風は吹く。

滅ぶことさえも出来なかった私には
それだけで充分だった。

#花手水
#呟怖

さらさらと崩れてゆく心と身体。
私の全てはやがて沙になる。

最期に残ったこの瞳であなただけ
を見詰めたい。
永劫の果てで再び目覚めるときに
あなたをもういちどみつけだせる
ように。

さらさらと崩れてゆく心と身体。
私の魂も沙になる。

時の沙に。

#思い出の墓場 異聞
#呟怖

「喋れるの隠さなくて良かったんですか?」
「は?」
「最近、脇が甘くなりましたよね」
「それ以上無駄口叩くと、噛むからね!」

やれやれ。素直じゃないんだから。

#墓場の裏話
#呟怖

黒猫を見つめるその瞳は、強さを
宿していた。

「よかった。もう大丈夫ですね」
「はい」
花のような微笑み。
「また、お邪魔してもいいですか?」

僕が頷くのと
「さっさとかえりな」
黒猫がそっぽを向くのと同時だった
からか

彼女は、軽やかに、笑った。

#思い出の墓場 その6
#呟怖

銀色の髪の人影が舞い降りると、
彼女は背中を向けた。

さっさと消えな

私は今も、その声を捜している。
大事な記憶をくれたその声の主を。

#思い出の墓場 その5
#呟怖

あんた、あのままだったら食い尽
くされていたよ

黄金の瞳の黒猫が私を見詰めてい
た。

もうあんな場所にいっちゃダメだ。
あそこはね、思い出の墓場だ。

声が聞こえた。
詰るような口調なのに、限りなく
優しい声。

わかったら、行きな。
あとはこっちの仕事だ。

#思い出の墓場 その4
#呟怖

野獣のものにしては可愛らしい咆
哮だと思った瞬間、私は解き放た
れていた。

「こっち」
意識を打ったのは、凛とした少女
の声。
「はやく」

#思い出の墓場 その3
#呟怖

気付いたときにはもうその場所に
いて、得体の知れぬナニモノカに
逃げられないようにしがみつかれ
ていた。

その触手はいやらしく蠢き、私を
まさぐり続けて…私は陶然と受け
入れかけ

嫌だと思うのと、その輝きが舞い
降りるのは同時だった。

#思い出の墓場 その2
#呟怖

私には捜し人がいる、と、その子
は言った。
ここに来れば見つかると知ってい
たと。

#思い出の墓場 その1
#呟怖

護りたいと思った。
はじめて護りたいと思ったんだ

だから、護らせてくれ。
お前の願いを、お前を

猛き鬼が泣く。

知ってたよ
あなたは優しいって

人影は振り返りもせず、微笑む。

だから、その力を、その願いを
……お願い。

猛き鬼は吼える。
世界と引き換えに喪う恐怖に。

#呟怖
#鬼が泣く

ねぇ姉様。
あなたの 不安は 誰が救うの?
あなたの涙は、哀しみは、誰が。

応えは無かった。
あったのは微笑みの気配だけ。

ならば、進む。
それが、あなたの願いなら。

姉様。
新しい朝が来るよ。
そう遠くない日に。

#継いだ願い その2
#呟怖

私には、姉がいた。
生まれずに眠った姉が。

その姉の力を受け継いだから、
私は巫女になった。

私が幻視るのは、未来。
望まれる未来。
私が詠み導くのは 未来。
信じるなら、必ず。
不安は私に預けて。行きなさい。

……私の力じゃない。
これは受け継いだもの……

#継いだ願い その1
#呟怖

@Shituji_dart04 もしもよろしかったら、
#呟怖 #闇猫の一人芝居 などのタグで、
私が書いたいくつかの欠片お楽しみくだ
さいませ(^-^)

やっぱり気付いたか……

誰かがそう呟いた。
その声音に微かな笑いが含まれて
いるように感じたのは気のせいか。

狩るの?

もうひとつの気配。
その声には澄みきった酷薄さが
あった。

待とう
待つの?
熟すまで

眼を開けると、そこは水晶の平原。
滅びの先にある始原の大地……

#夢違
#呟怖

夏の匂いがする、纏わり付くような空気。

日除けの帽子を被って、君は陽炎の中に
立つ。

そこは境界線

光と闇 聖と邪
過去と未来 護る者と奪う者

全てが再び巡り会うその時その場所
ボクは願う。
ボクだけがその場所にいないことを
君が気付かずにいるように、と。

#陽炎
#呟怖

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