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パンダ番長|31ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

出張先で聞いた縁切りの湯という名に惹かれ立ち寄ってみた。
白濁したその湯は長く浸かると小指が痛む。
じっと見つめれば月明かりの下、小指の赤い糸が解けるのが見えた。私は糸から小指を抜いた。

結局不仲の妻は別れてくれなかったが、本当の運命の相手が誰だったのかはもはや窺い知れない。
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思案橋の看板から程近いカラオケだ。長唄をリクエストかけて運が良ければ遊女の霊に遭えるよ。
種は外人と思しきハーフな顔立ちのその娘は明るい色の髪の毛に腰巻と同じ色のリボンを着けててね、唄が上手けりゃ踊ってくれるし下手なら可愛いアカンベーが見られるよ。
是非とも行ってご覧なさい。
#呟怖 https://t.co/OLtDI85jk0

現世幽世の境と云われる六道の辻は、人の運命を交差させると云う。
逢魔が時。夕焼け、夜の帳にグリーンフラッシュ。六道の辻が虹色に変わる時、その色を見る者の人生を変える。
赤は健康、橙は家族、黄色は金運、緑は友人、青は学業、藍は愛情に恵まれる。
紫は死……恵んだ方は使いきるのさ。
#呟怖 https://t.co/j63H8jxP2K

命日の前日は決まって誰かに店名の由来を聞かれる。
毎年来てるってのに信用ないのかね。
水仙の花束を供えて手を合わせ、思い出すあの日。

俺がナインボールをポケットすると君は口を尖らせた。
「もう一回!」
「甘い。終了。ラッパみたいな口してもダメ」
「せめて花にして」
「じゃあ……」
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さあ、僕達だけの時間だ。
もう一秒さえ我慢できない。
そっと指を挿れる。
君の温もり。
君の汗の香り。
内側をなぞるように指を走ら……痛っ。

連休明け、剣道部女子部員の籠手ばかり狙った連続窃盗犯が体育倉庫で発見された。レギュラー争いで籠手に仕込まれた画鋲で破傷風にかかっていた。
#呟怖 https://t.co/6NDsP9BmbS

「一目惚れだったんだよ」
先輩がまた嬉しそうに語り始める。例の新居の話だ。
これはもう恋だの俺の初恋だのうるさいから、どんな外観かストリートビューで観てみようと昼休みに住所を入力すると、火事とか一家惨殺とか何度建て替えても死者が出るとかいう検索結果が並んで職場が凍りついた。
#呟怖 https://t.co/64dzDaULDy

気がついたら見知らぬ駅に居た。
駅名を探すが、看板は塗装が剥げて全部は読めない……さ、ら、き?
即死の呪文に似ているなんて考えていたら「テケリ・リ!テケリ・リ!」という音がホームに鳴り響いた。
「間もなく一番線にショゴスが参りまーす」
アナウンスの直後、背後に悍ましい気配。
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庭に変なモノが落ちていた。
竹筒に顔を描いた……人形?
見覚えはないが放置していたら、幼い息子がいつの間にかそれに赤い何かを詰めて遊んでいた。
「何してるの?」
「つくね」
そう言えばお店で鍋を頼んだ時、竹筒に入ってるっ……ええええぇっ?

息子の左手首から先が、骨しかなかった。
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アンタも削りに来たんかね?
ああ。お地蔵さんの頭を削って持ち帰ると、首から上の病気に効くんよ。
全国から削りに来よる。
もうちぃこくなったあの頭は6代目よ。
本当だともさ。
二年前、狂うたのが出て何人か殺しよったが、5代目のちぃこくなったんでそいつん頭撫でたらそれきりパタリよ。
#呟怖 https://t.co/24ZHkml1D8

「最近はグラスの途中にフタするのが流行っててね」
熱々のオレンジソースをパフェにかけるとチョコの飾りが溶けて甘い湯気が立つ。

昨日はアップルパイ、一昨日はフォンダンショコラ。
うちは線香の煙より湯気を供える。

頬に肌寒さを覚えた後、湯気の向こうに君の微笑みが今日も見えた。
#呟怖 https://t.co/5KptH3o4ui

香水の香りは変わるもの。
つけてすぐの香りはトップ・ノート、しばらく経ったらミドル・ノート、消える間際はラスト・ノート。付けた人の体質や体調でも変わるのよ。

また香りが変わった?
そう。
その香りはまた別の……貴方の死臭と混ざったデス・ノート。
ええ。香水という名の毒だから。
#呟怖 https://t.co/TDlvmH2W2A

散歩中に感じた糞尿臭。
視界にはブルーシートを壁代わりにしたボロい小屋。
足早に通り過ぎようとしたら「わんわん」と……人の声?
「キケン」と書かれたフェンスの向こうに四つん這いの子供。虐待かと思わず踏み込み声をかける。
「わんわん」
あれ?
何を言おうとしても……。
「わんわん」
#呟怖 https://t.co/HlMTYoJpnP

実はうちからもニシキヘビより凶悪なのが逃げ出してね。
オオランドセルギタイオサムシ——一見して普通のランドセルにしか見えない巨大な甲虫の一種でね。生物の背中に張り付いたら脊髄へ口吻を突き刺し、脳まで神経管を伸ばして操るんだ。
今の獲物に卵を産みつけた後、次の獲物に移るためにね。
#呟怖 https://t.co/7y6QvdEmFs

以前、このお題同様に、炎の中に悍ましいものが浮かんだお題を見た記憶がある。
その時にその炎を「かき玉汁」と解釈していた #呟怖 を見た気がする。
それ以来、炎の絡んだお題が全てかき玉汁に見える呪いにかかり、困っている。

【ゆる募】どなたがお書きになったのですか、あのかき玉汁…… https://t.co/ut4EC2U1Ax

幼い頃に観たスパイ映画に憧れ本をくり抜いた事がある。
隠したいものの形に合わせ数ページずつカッターで切ってゆく。
その本を何十年ぶりかに開くと、そのくり抜きに鍵が収められていた。
記憶にない鍵。
鍵に触れようとした途端に涙が溢れ本を閉じる。
「それでいい」
優しい幻聴が聞こえた。
#呟怖 https://t.co/N9eugzzmYf

デパートの階段にしゃがみ込んでいた子どもが突然叫んだ。
「化石だ!」
横から覗き込んで見ると、赤と黒のマーブルが美しい大理石の壁に浮かぶ幾つもの髑髏は、その子の握り拳よりも小さい。

その日買った宝くじが大当たりしたんだが、あの「化石」は二度と見つけられなかった。
#呟怖 https://t.co/ut4EC2U1Ax

自分は本当はこの世界の人ではないって感じたことある?
そしたら赤いかかとを三回鳴らして唱えるの。「私よいなくなぁれ」って。それでも消えなければ大丈夫。

部誌の〆切間際に勢いで書いた創作都市伝説。
でもそれ以来、家の前に赤黒いカスタネットの様に加工されたかかとが時々置かれる。
#呟怖 https://t.co/qIN8uq4YwL

深夜に花火の音がすると妹に起こされた。
スマホを構えながら窓の外を見ると、花火は見えなかったが遠くの屋根に人影。
あれ。なんで勝手にズームされるの。その人影の顔がどんどん大きくなって……指?
口にあてている?
カーテンが勢いよく閉められる音。スマホ画面にもカーテン。妹が消えた。
#呟怖 https://t.co/kcN7aqCkYv

凹んで帰宅すると視線を感じる。
そうだね。気分転換しようねと洗面所へ向かう。
おろし立てのタオルを手にした途端、細かい飛沫が弾けて顔が濡れた。
ミィちゃんは風呂上がりのこれ、俺が喜ぶと思ってんだよな。
リビングに戻ると雀の死骸。凹んでたのも切ない気持ちも吹っ飛び片付けを始める。
#呟怖 https://t.co/BnIn5k15Av

その男は公園の中央に赤い小さな椅子を置くと、おもむろにアコーディオンを弾き始めた。
初めて聴くが懐かしさを覚える曲は次第にテンポを上げてゆく。
演奏を止めて椅子を持ち去る男につい声をかけると、男は静かに笑う。
「霊は何人でも同時に座れるんですよ」
小さな椅子が妙に重そうだった。
#呟怖 https://t.co/P4JeFsVIvN

枕元に白猫が居たんだ。
白くて長い尻尾を俺の両目の上に乗せてきてさ。
真っ白になった視界に小さい頃からの思い出が次々と映り始めて……不思議と見入っちゃってね。
まるで走馬灯みたいって思った瞬間にヤバいって気付いて尻尾を払い除けたら猫はもう居なかった。
アレは死神の一種なのかな。
#呟怖 https://t.co/dTGjCOn1Ow

あー、両想いフェンスでしょ?
知らないの?
南京錠付いてなかった?
そーなの。時々一斉撤去されちゃうの……一つだけ残して。この枝、裏側から見ると南京錠も巻き込んじゃっててね。
でも気付かなくて正解。その南京錠にもしも自分の名前が書いてあったらヤバいらし……え、もう一枚撮ったの?
#呟怖 https://t.co/G8qx6GoQnF

洞窟の奥で灯りを消す。
どんなに目を凝らしても何も見えぬ真の暗闇は、視覚以外の感覚を研ぎ澄ます。
自分の境界が判らぬと、曖昧になった自意識は闇の中へ溶け出し一体化する。

光の下へ戻った今でも時折、体の内側を蝙蝠が通り抜ける音が聞こえる。
私のどこかがまだ闇に溶けたままなのか。
#呟怖 https://t.co/0qkqVgcsNO

むちゃくちゃ腹の減る匂いに誘われて降り始めた雑居ビルの地下階段。
降りる度に匂いが濃くなり足音以上に腹が鳴る。
ふと踊り場の鏡に覚えた違和感は、さらに二階ほど降りて確信に変わる。
俺の腹が減っている。
ビール腹が……凹ませていないのに、ズボンが落ちた。
空腹が更に階下へと誘う。
#呟怖 https://t.co/rhpPgKuGVC

冷たい川、とだけ呼ばれるその川の水は、余りの冷たさに身も心も凍るという。
心を麻痺させてようやく日常を乗り越えられる人が訪れる。

どこかの学者が調査して、川の水が僅かではあるがかのレーテー川のように忘却をもたらすことを突き止めた。

その人?
前に調べた人同様、言語を忘れたよ。
#呟怖 https://t.co/DKYtswi7OA

ずっと響いていた。
波間に呑まれる君の声が、耳鳴りのように鳴り続けていた。

「ママ、この貝、波の音の中に人の声が聞こえるよ!」
「そぉ? ママにも聞かせて」

どうして忘れていたのか。
一人しかしがみつけぬ板。波に呑まれた声は君の無事を願った僕のものだと。

初めての、安堵。闇。
#呟怖 https://t.co/u8lf4643mD

春彼岸を過ぎたら変なのが湧く。
もし道で出遭ったなら、決してすれ違うなよ。引き返して最初の角を曲がれ。
すぐ気付けるって。奴らは死んだ時の姿のままだからな。
暗い夜?
朧春月を見れば直ぐに判る。
知らないのか?
濁った、だが仄かに光を湛えた奴らの瞳を、この辺りではそう呼ぶんだ。
#呟怖 https://t.co/SVdq4VbQHt

おはよう。早速で悪いがこのPCのパスワードを押しなさい。
急いでいるんだ。もう一本折ろうか?
そう。それでいい。
昔は処分するモノが少なくて良かったよ。今はSNSにクラウドに外付け記憶装置もね。嫌な時代に……ん?
そうだよ。うちのスーパースターさんをだね、写さなきゃ良かったんだよ。
#呟怖 https://t.co/uK297lVpET

半日かけて見つかったのは帽子だけ。その先に、こんな場所では珍しい一輪の花。
「近寄るな」
捜索に協力してくれた地元の方が私の肩を力強く掴む。
「チョウチンアンコウって知っているか? 山にも似たようなのが居るんだよ。彼はもう戻ってこない」
無言で山を降りる。
捜索は打ち切られた。
#呟怖 https://t.co/C5nTPEloY3

防犯カメラ作動中。
大抵の人にとっては安心につながる言葉。
昨日、玄関ドアにそのステッカーが貼ってあった。
大家さんかなって深く気にしなかった。

今朝、ドアのステッカーが増えていた。内側に。

え、ちょっと待って……なんで?
いつ?
誰が……視線?
鏡の中の私がスマホを構えている。
#呟怖 https://t.co/Y182vQjntu

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