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月浦影ノ介|24ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 人質を救出したヒーローが人々の喝采を浴びている。だが彼が救ったのは僕の父を自殺に追いやった男だ。
虐め、差別、虐待…普通の人々の中にこそ悪はある。ならばそれを撃つのは本当に悪か?
「僕を止めてみろ、ヒーロー」
TVに向かって呟いたその日、僕は最悪のテロリストになることを誓った。 https://twitter.com/chai_chanko/status/1051423852113190913 

#呟怖 それは人の生き血を吸う魔物を封じる術だった。刺しても焼いても殺せないなら封じるしかない。
今思えば僕はあのとき魅入られたのかも知れない。術から魔物を解き放ち、共に追っ手から逃れる身となった。
このまま世界の果てまで行くのも悪くない。
僕の傍らで美しき魔物が艶然と微笑った。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1058650106587566080 

#呟怖 一人暮らしなのだが家族と暮らしてたときの癖で、つい「ただいま」と言ってしまう。
ある夜、いつものようにアパートに帰り「ただいま」と言うと、部屋の奥の暗がりから「おかえり」と声がした。すぐさま逃げ出し警察を呼んだが、部屋には誰もいない。
もう「ただいま」なんて絶対に言わない。

#呟怖 獲物を見付けた。若い女。ナイフを手に背後から忍び寄る。
一年に一日だけ、あらゆる犯罪が許される日。それがハロウィン。元は異国の風習らしいが、いつしか欲望を解放する日になった。
女が振り向く。その手には黒光りする銃がある。
俺は自分が狩る側ではなく狩られる側だった事を悟った。

#呟怖 目蓋を閉じると真っ暗になるだろ。するとその暗闇の奥に目玉が一つ浮かんで、そいつが俺をじっと見てる。それが怖くてどうしても眠れないんだ。異様に痩せ細った友人は心配する私にそう答え、その数日後に自殺した。葬儀の日。彼の冥福を祈り目蓋を閉じると、その暗闇の奥に目玉が一つ現れた。

#呟怖 《次のニュースです。昨夜の渋谷ハロウィンパレードで七人が死亡、十人以上が重軽傷を負った通り魔事件で、逮捕された少年は「悪霊に憑かれた者達を救えと神に命じられた」と意味不明の供述をしており…》
私はTVを消した。そして来年のハロウィンこそ、自分が神の使命を果たさねばと思った。

#呟怖 彼女と逢う日はいつも雨だった。どんなに晴れた日も細い絹糸のような雨が降る。先祖が雨乞いを生業にした巫女の家系だから、と彼女は微笑う。ある日、もう逢えないと言われた。家の掟だという。空に掛かる虹を初めて悲しく思った。その日、彼女が僕のポッケに残したのは雨色の小さな雫石だった。

#呟怖 お月見泥棒ってね。中秋の名月の晩、縁側のお供え物を子供らが盗んで行く風習があったのさ。夜道を歩く子供らをそっと見守るのがアタシの役割だった。今じゃそれも廃れ、はろうぃんなんて外国の風習が流行りだよ。月夜に話し掛けて来た稲荷の狐は、無粋なもんさと呟くと月に向かって一声啼いた。 https://twitter.com/Manjusaka0622/status/1054636673689038848 

#呟怖 消防団にいた頃、水死体を引き揚げたことがある。若い男で水遊び中の事故だ。川岸に横たえると、彼の仲間達の悲痛な叫びが背後に響いた。と、それに応えるように死体が一瞬だけ目を開けた。驚いたが見間違いではない。他の団員達は気付かなかった。死はときに不思議な光景を見せるのだと思った。

#呟怖 友人が失踪した。彼女は民俗学者で、いわゆる「隠れ里」の伝承を調べていた。ある夜、彼女が枕元に現れ寂しげに言った。私は隠れ里に棲む鬼に攫われた。もう戻れない、と。思わず飛び起きる。今のは夢だろうか。それとも…。カーテンを開けると、窓の向こうに月のない夜が深々と広がっていた。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1056041396082106368 

#呟怖 自宅の居間に仏壇がある。夜中、つい炬燵に潜って寝ていると、仏壇の方からカタカタカタカタと夢うつつに妙な音がする。眠いのと面倒くさいのとで放置したが、朝になってそれが仏壇の引き出しに付いた金具の把手の音だと気付き、そういえば昨日、仏膳を供えるのを忘れていたなとふと思い出した。

#呟怖 病院から帰る道すがら、背後で歓声が響いた。月明かり射す蒼く仄暗い街角に、小さな影が五つ六つ。子供かと思いきや皆一様に、狐や狸、犬に猫、兎、鶏などの獣面である。異形らは私の傍らを駆け抜けると、やがて笑い声を残し旋風に消えた。こんな満月の晩に心躍るのは、人間だけではないらしい。

#呟怖 自宅の玄関には訪問者をチャイムで知らせる人感センサーが取り付けてあるが、だいぶ前に故障してそのまま放置してある。それでも偶に、少しひび割れた音でふいにチャイムが鳴る。出てみると誰もいない。そもそも壊れたはずのセンサーが一体何に反応するのか。単なる誤作動だろうか。それとも…。

#呟怖 祖父の話。村の寄り合いの帰り道、後ろを付いて来る提灯に気付いた。近所の者だろうか。朧月夜。姿は見えない。と、いきなり全身に鳥肌が立ち、慌てて物陰に身を潜めた。提灯を掲げた何者かはヒタヒタと通り過ぎて行く。帰宅した祖父は、あれは断じてこの世の者ではなかったと家人に話した。

#呟怖 ハロウィンのパレードに今年も参加したわ。露出の多い魔女のコスチュームで、扇情的に腰を振って。たちまち下心丸出しで男が寄って来る。さり気なく私の肩を抱き、誰もいない暗い場所へ誘い込む。私はただ促されるまま。ああ、人間の女に擬態して良かった。まずはコイツから喰い殺してやろう。

#呟怖 月明かりの刃が肺腑を抉るような夜だった。スピードを増すたびに生死を隔てる壁が薄くなっていく。後ろを付いて来る紅いライトはたぶんこの世のものではない。直線距離の向こうには大鎌を構える黒装束の髑髏。そいつを振り下ろしてみろ。紙一重ですり抜けてやる。そう呟きアクセルを踏み込んだ。

#呟怖 新居に幽霊がいる。毎日、浴室が長い黒髪だらけで掃除が大変だ。ついに怒り心頭に達し、禿げろ禿げろ…と念じ続けた。その効果か二週間が過ぎた頃から、浴室の髪の量がグンと減った。よっしゃザマぁみろと喜ぶと、脱衣所の鏡に禿げ散らかした女の恨めしげな顔が映り、自分が禿げそうになった。

#呟怖 ふとした切っ掛けで幽体離脱が出来るようになった。毎晩、身体を抜け出し遊びに出る。星が音もなく降る真夜中、いつものように空を漂っていると、いきなり襟首を掴まれ「こんな事やってると本当に連れてくぞ!」と耳元で怒鳴られた。気付くとベッドの中だ。あれが何だったのか今も分からない。

#呟怖 知人の話。空手道場の後輩Aが最近メキメキ実力を付けている。入門当初とは雲泥の差だ。しかし奢りも垣間見えた。気を付けるよう注意したが馬耳東風だ。それから間もなくAは喧嘩で他人に重傷を負わせ逮捕された。嫌な予感がしたと彼は話す。壁に映るAの影がときおり鬼の姿に見えたのだという。

#呟怖 人を殺した者は目が鉛色になるという。
警察の取調べを受けた妻が帰宅した。脱獄犯の男を匿った疑いだ。妻はかつて男の情婦だった。
後日、近くの空き家で男の遺体が発見された。毒物入り瓶が足元に落ちていたという。そう伝えるTVを観ていた妻が振り返る。
おゝ人殺しがここにいる、と思った。

#呟怖 菩提樹の下で休んでいると面妖なモノが現れた。すわ物の怪か。刀に手を掛けると、待て待て頼みがある。この樹の根元に亡骸があるから供養してやってくれと言う。掘ってみると確かに小さな髑髏があった。幼子か。引き受けたと頷くと、それは一礼し姿を消した。風に揺れる葉陰が祈るようであった。 https://twitter.com/pakiene/status/1050252623272534016 

#呟怖 幼い頃、神社の境内で遊んでいると、銀杏の枝の上に何かが立っているのに気付いた。最初は大きな蓑虫かと思った。よく見ると蓑笠を纏った人の姿である。唖然としていると、ざあっと風が吹き忽然と姿を消した。古来より異界の神は蓑笠を纏い訪れるという。あれもそうした神だったのかも知れない。

#呟怖 こんな夢を見た。風が虹色に渦巻く空に、ぼんやりと太陽がある。船頭らしき男にここは何処かと尋ねると、冥途の渡し場だと言う。また派手な冥途もあったものだ。ならば自分は死んだのか。まるで記憶にないが、死ぬなど案外そんなものかも知れぬ。暫し躊躇い、舟に足を掛けた処でふと目が醒めた。 https://twitter.com/uYxT38KerOs3AIM/status/1050310977265135616 

#呟怖 負け戦であった。血刀をぶら下げ戦場を彷徨う。累々たる屍に群がるのは死肉を貪る餓鬼であろう。背中を追う野犬の飢えた息遣いと、硝煙に佇む死神の影。どいつもこいつも俺が死ぬのを待ってやがる。悔しいが力尽き斃れるのもそう遠くあるまい。茜空の彼方に鐘が鳴る。弔い鐘だとぼんやり思った。

#呟怖 昨夜、薬局裏の空き地を通ったら、そこに停めてある車の運転席に、青白い男の首が浮いてて驚いたよ。でもきっとスマホ弄ってて、その光で浮いてるように見えただけなんだろうな。そう笑う友人に車種を訊くと、白いミニバンだと言う。暫く前から放置されてる廃車だが、教えない方が良いだろうか。

#呟怖 遠くへ行くばかりが旅ではない。ある作家はそれを「街角の煙草屋までの旅」と呼んだ。私は毎日、郊外の神社まで旅をする。途中の廃屋に棲み付いた鬼は、今ではすっかり顔馴染みだ。ときおり龍が空を渡り、道端に佇む幽霊と会釈を交わす。身近な場所に奇跡はある。このささやかな旅を私は慈しむ。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1049157887237312512 

#呟怖 夜が怖い。星の囁きが降って来るから。それは声なき声で私を呼ぶ。だからベッドの中で耳を塞ぐの。星の声が聴こえないように。でももう限界ね。パパママごめんなさい。今夜、ベランダの向こうに星が降りて来たわ。その光に導かれて私は窓を開ける。夜の静寂と愛する人達にサヨナラしなきゃ。 https://twitter.com/STR_reo8/status/1048573709240295424 

#呟怖 一人暮らしの弟に、たまには実家に顔を出せと電話したが、仕事が忙しいの一点張りだ。暫くして弟からメールが届いた。子連れの女性と結婚したという。添付された画像には、子供を抱っこする弟の姿。二人とも何故か奇妙な紙袋を被っていた。弟が消息を断ったのはそれから間もなくのことだ。 https://twitter.com/nonokue_no_e/status/1048030214561751040 

#呟怖 国道脇の歩道に喪服の女が佇んでいた。顔は髪に隠れ見えない。その傍らを通り過ぎ、何故か肌が異様に粟立つ。直後、凄まじい衝突音に振り返ると、軽自動車が喪服の女がいた辺りのガードレールに突っ込んでいた。慌てて駆け寄ったが、運転手は虫の息だ。喪服の女の姿はなく、関連性も分からない。

#呟怖 「私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ」そんな詩を思い出した。聴こえるのは鬱蒼とした森のざわめき。皆が少女を化物と呼んだ。山に追われ暗い谷底に独り。やがて足に根が生え、身体は堅い幹になり、腕は枝葉を繁らせた。いつか此処で朽ちるなら、その前にせめて綺麗な花を…と少女は願った。 https://twitter.com/nonokue_no_e/status/1047358072010596352 

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