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月浦影ノ介|22ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 小さな屋台でうどんを頼んだ。人生最後の食事が数百円のうどんとは侘しい限りだ。線路沿いの暗い道。辺りに人影はない。なぁアンタ。屋台のオヤジが煙草に火を点け言った。それ喰ったらもう成仏しなよ。その言葉に私は数日前、この屋台でうどんを喰った後、線路に飛び込んだ事をふと思い出した。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1087775025061457920 

#呟怖 江戸時代中期、この屋敷の主が病を患った。医者も匙を投げる程の悪い病だ。治すには人間の生き肝を食べよ。藁にも縋る思いで頼った呪術師の話を信じ、主は家来に命じて大勢の女子供を捕らえ、生きたまま腹を裂いた。以来この石垣には、殺された者たちの怨念が顔となって浮かび上がるのだという。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1086934461533511680 

#呟怖 ここは何処だろう。拾ったヒッチハイカーの娘のナビに従うが、一向に町へ辿り着かない。山の奥へと迷い込んで行く。車を停め助手席を振り向くと娘の姿がなかった。しまった。夕暮れ。闇と共にひたひたと近付く気配がある。このまま連れ去られるのか。
ぬらり…と窓の外を真っ黒な人影が覆った。 https://twitter.com/kura_ake_tako/status/1086891879017308160 

月明かりが溢れこぼれる夜の静寂
小舟に乗って川を下る
このまま海まで流れて行こう
川面に映る欠けた月が船頭だ
棹はどこかに失くしてしまった
もはや岸辺へは戻れない
ゆらりゆらりと揺れながら
月が導く黄泉への旅路
#呟怖 https://twitter.com/SadnessENDbot/status/1086518872486727680 

#呟怖 私は人の心が分からない。しかし他人の心などどうせ見えないのだ。そもそも彼らが人である保証もない。ひょっとしたら化物が紛れ込んでいるかも知れない。だがそういう私は人だろうか。私に人の心が分からないのは私が人に非ざるモノだからではないか。
足元を影が包んで、途端に寂しくなった。 https://twitter.com/SadnessENDbot/status/1086073441780785152 

#呟怖 人を斬る夢を見た。大量の血が噴き出す様を美しいと思う。舐めてみると異様に甘い。そこで目が覚めた。すぐ隣で若い遊女が寝息を立てている。行灯に照らされた白い首筋が艶めかしい。喉が渇いた。ふと夢で見た血の味を思い出す。枕元に置いた刀が目に入った。この女の血はきっと甘いに違いない。

#呟怖 掃除中、長い髪の毛を見付けた。私は短髪だし髪の長い人物を家に上げた覚えもない。それを合図に色々な事が始まった。廊下の足音、蛍光灯の明滅、扉の陰に潜む気配、深夜に誰か囁く声…。自分の存在を知らせたいのか。たぶんそろそろ姿を見せるだろう。そのとき何と言ってやるか思案中である。

#呟怖 一冊の古本を買った。文章に引かれた線や書き込み。古本には前の持ち主の人生が刻まれている。それもまた古本の良さだ。頁を捲ると赤黒い染みが点々とあった。まるで血のような。それから間もなく私は病に倒れ、ついに喀血した。なるほど。この本に刻まれていたのは死であったのだな、と思った。

#呟怖 毎晩、井戸が凍るので蛇口から細めに水を出しているが、今朝見ると水が柱状に凍っていて、その形がまるで人間の上半身のようだった。両腕を高く突き上げ顔は苦悶の表情。不思議だが不気味である。ヤカンのお湯を掛けると、その口元辺りから断末魔のような音が朗々と響き蒸気と共に溶けて行った。

#呟怖 風の強い日。舞い上がった砂塵が視界を奪った。よろめいて車道に倒れそうになる私の腕を、誰かが掴んで引き止めてくれた。すぐ傍らを車が走り抜けて行く。
ハンカチで目を拭い、命の恩人に礼を言おうとしたが誰もいない。ふと見ると近くの標識の下に花が供えられているのが目に映った。

#呟怖 道に迷った。日本三大稲荷で有名な町。先を歩く着物の婦人に道を尋ねると、何故か狐の面である。辺りを見渡しても行き交う人々は皆、狐面だ。
夕暮れが迫っていた。霧が静かに立ち込める。

現世隠世、裏と表の紙一重

誰かの歌う声がする。夕空に骸の如き白い月。
コン、と啼く声が遠く響いた。

#月が綺麗ですねを1番ホラーに書いた人が優勝
隠れていた月が雲間から覗いて、迷子の少女を町の入り口まで連れて来た私の正体を容赦なく暴く。少女は悲鳴と共に逃げ去った。
私は名もなき怪物。罪人の死体を寄せ集めて創られた、この醜い身体を煌々と照らす、あの綺麗な月がただただ憎かった。 #呟怖

#呟怖 二階の今は使ってない部屋に姿見がある。以前から何故か違和感のある部屋だった。まるで誰かいるような…。ある日その部屋を掃除していると姿見がふと目に入った。鏡に映る自分の背後を赤い着物の裾がちらりと通り過ぎる。振り返るが誰もいない。以来、姿見を布で覆い部屋にはほとんど入らない。

#呟怖 これは夢だとぼんやり気付いていた。小学校の門の前に立つ先生。同級生たち。懐かしい顔ぶれに嬉しくなる。でも何かがおかしい。隣の席の美代ちゃんが早く行こうと私の手首を掴む。そのときはっきり悟った。ここにいる全員があの日の津波の犠牲者だと。みんな待ってるよ、と耳元で囁く声がした。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1080204182437515264 

#呟怖 祖父は猪撃ちの名人だった。あるとき大物を仕留めた。近付こうとすると猪の腹がぱっくりと裂け、そこから黒い人影がずるずると這い出して来る。そいつは祖父に顔を向けるとにやりと嗤い、山の奥へ姿を消した。山にはときどき得体の知れないモノが出る。この話をするたび祖父は決まってそう呟く。

#呟怖 除夜の鐘が遠く響く元朝参りの帰り道、誰かとすれ違い新年の挨拶を交わした。ふと振り返ると誰もいない。神社へ向かう一本道。死者もお参りに行くのだろうか。彼らの存在を不思議とは思わない。生の傍らに死が寄り添うのは自然なことだ。
明けましておめでとう、我が隣人たち。今年もよろしく。

#呟怖 やっと見つけた。社長の飼い猫。逃げたから探して来いと命じられたのだ。畜生。長年、会社に尽くして来たのに奴隷のようにこき使いやがって。猫が俺をじっと見ている。社長の傲慢な顔にそっくりだ。ふいに殺意が芽生えた。一時間後、見つけましたよと社長の足元に放り投げたのは猫の生首だった。 https://twitter.com/vivalajunkpiles/status/1078202531841400832 

#呟怖 サンタクロースはプレゼントの購入資金をどうやって調達してると思う?世界中の金持ちにあるモノを提供してるのさ。ある者は奴隷に、ある者は性的玩具に、そしてある者は臓器移植のドナーに…。幸いこの世にはいなくなっても誰も気にしない子供が大勢いてね。サンタはそう嗤うと私の腕を掴んだ。 https://twitter.com/tsubukowa/status/1077401733788135425 

#呟怖 満月を見過ぎてはいけない。魂を連れて行かれてしまうから。叔父さんはそう言う。昔、友人が満月の夜に海で死んだのだって。自殺で処理されたけど、満月に連れて行かれたと信じてるみたい。そういえば今宵は満月ね。見つめていると吸い込まれそう。透き通った光に包まれて私はふわり天へと昇る。 https://twitter.com/STR_reo8/status/1076708294306148352 

#呟怖 子供の頃の事。早朝、雪が積もった野原を駆け回っていると、辻に建つ古い祠から片方だけの足跡が点々と伸びているのを見つけた。白銀に輝く無人の野をどこまでもどこまでも続いている。なんだかふと怖くなった。家に逃げ帰りそのことを話すと「神様も雪に浮かれて遊びに出たのね」と母は笑った。

#呟怖 Xmasの人混みに車で突っ込んだ男の供述は「幸せそうだから」だった。華やかなネオンに輝く街の影で、孤独な怪物たちが育って行く。お前たちには見えないだろう。誰にも顧みられなかった亡者の姿など。幸せの背後にはいつも彼らがいる。その毒牙から逃れられるかどうかなど、ただの運でしかない。

#呟怖 一人暮らしの祖父が死んだ。遺した形見に奇妙な壺があり厳重に封がしてある。昔、闇市で買ったらしい。食糧難の時代に何故こんなものをと親戚一同首を捻る。ある夜、夢を見た。壺から手足の長い人影が蜘蛛のように這い出て来る夢だ。朝起きると壺の封が破られている。家の中に入られたと思った。

#呟怖 この真冬にあんな露出の多い格好で平気なのは、彼女が人間ではないからだ。「袋の中には何が入ってるの?」と尋ねると「凶悪犯の魂よ。弟や妹達の大好物なの」と平然と答える。なるほどキミはさしずめ地獄のサンタだ。そう呟く僕に彼女が微笑み開いた扉には『Heaven's Door』と書かれていた。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1074938930779250688 

#呟怖 雨の夕暮れ。側溝の工事は休みだ。通り掛かると側溝から突然、ピエロが顔を覗かせこう言った。

「ハァ〜イ、ジョオジィ〜」

僕はジョージじゃないし、こんなピエロに付き合う義理もない。立ち去ろうとすると酷く悲しげな顔をする。仕方なく話を聞いてやったが、英語なので良く分からなかった。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1074101406724845568 

#呟怖 「死者の婚姻を冥婚と言うが、俺の地元では死者と生者を契らせるんだ。今回は俺がそれに選ばれてな…」友人の話を冗談と思い、幸せかと尋ねると「幸せ?あんな化物と!?」と血相を変え叫ぶ。その瞬間、血塗れの花嫁が彼を背後から抱き締め暗闇の奥へ引き摺り込んだ。長い絶叫が尾を引いて残った。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1074226484036792321 

#呟怖 黒い塊がうるさい。いくら無視してもしつこく話し掛けて来る。とうとう根負けして、何だよと振り向いてしまった。やっと反応したな。背後で声がする。黒い塊ではない。気付くと男が立っていた。これより浄霊を開始する、と男が印を結ぶ。黒い塊は式神か。僕は自分が死者だったことを思い出した。 https://twitter.com/STR_reo8/status/1072133453565448192 

#呟怖 #返怖 学校はイジメを認めなかった。警察に訴えても証拠がないの一点張り。だから母親の私が裁いた。
書き置きを残し家を出る。人を四人も呪い殺したんだもの。きっと酷い最期を迎えるわ。でもそんな姿あの子には見せられない。

やっぱり樹海かしらね…。

終焉の地を目指して、私は歩き出す。

#呟怖 父はヤクザ者だった。すでに足を洗っていたが入れ墨を気にして私とは風呂に入らなかった。ある日、経緯は忘れたが父の背中の夜叉をまともに見たことがある。その夜叉の目玉がぐるりと動き、私を睨んだ。「おう、見ちまったか。誰にも言うなよ」父の声は静かだったが普段の優しい父ではなかった。

#呟怖 雨が降り始めた。いつもの帰り道。フロントガラスに街の灯りが滲んでワイパーを作動させた。交差点の片隅に白い花束。その傍らを黒い異形の影が踊りながら通り過ぎる。良くないと思った。死に付け込まれやすいのはこんな日だ。背後で車の衝突音。ほら案の定。雨音が強くなる。死はすぐ側にいる。

#呟怖 冬の黄昏。息子が突然、私の手を離し空き地へと駆けた。幼い身体が草陰の奥に隠れる。
高い空に響く笑い声がふいに途絶え、神隠しという言葉が脳裏を過った。慌てて探したが影も形も見当たらない。
あれから五年。息子はまだ帰らない。空き地を訪れると、ときおり風に混じって笑い声が聴こえる。

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