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НIШIХАТА Осахiро|18ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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何度も目が醒める夢を見て、今は起きているのか自信が無い。夢の中でもいつも起きているつもりだから。この夢を見ると眠りが浅くなっているらしく、本当に起きている時でもうっすらと眠気が差し続けていて、寝る時刻を過ぎてもずっと眠れずにいて、今もどちらの状態かは全く確信の無いまま。
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エキゾチックな街並みのそこかしこに佇む猫。最初はカレンダーとして出版され、評判が良いので他の作品も加えて写真集として発売されたのがもう何年前になるだろうか。最初のカレンダーの写真は簡単に見分けがつく。ある時刻に見ると強烈な揺れを感じるのだ。大地震でこの町が壊滅した時刻。
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閉じ込められている。とても寒い。と思ったら目が醒めた。窓が開けっ放しだ。閉めようと起き上がる。そこで目が醒めた。部屋の明かりはついたまま。消そうと起き上がろうとして目が醒めた。ひどく喉が渇いている。咳き込んで目が醒めた。目が開けられない。いつまで目が醒め続けるのだろう。
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2000個のインターホンの注文は、東ジャワのバナナ農園から。
「発送しました、ところで弊社のインターホンをどう使うのです?」
「悪いものが来る。監視用なのです」
「カメラじゃいけませんか? それもご用意できますよ」
「音声が良いね。モニタ一杯の従業員の顔のパズルはもう見たくない」
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肌寒く厳粛で、それでいてどこか温かい雰囲気に満ちた空間。長い長い階段を登る間も息切れはしない。
ここだ。
階段の頂上に私は身を横たえ、新たな一段となった。
新たな頂上を目指し、私の背を踏んで行く者に幸あれ。
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ネットで見かけた深海魚。これだったのか。
ようやくその魚を迎えられた部屋は、深海を棲処とする彼が落ち着けるよう、暗室用の赤い薄明かりだけを点けている。時折ほんの少しの活餌を呑み、長い眠りに戻る彼は、私と同じ方向性の生き物。
眠る彼を眺め、私は深く満足して同じく長い眠りに就く。
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安いウイスキーの痛い風味で喉を焼きながら、薄く光るマスコットを手の中で転がす。私に害意を抱くものが近くにいれば、光の色が変わるという。これをくれた人とも、もう連絡はつかない。またいつか、もらった頃の色を見ることはあるのだろうか。
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泣き崩れる彼の母親がいた。
彼はこの本の大半を、リボルビング払いで買っていたそうで、今朝方通帳を見て発覚したという。
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目覚めると見知らぬ部屋。壁には無数の黒い手形。吸い寄せられるように掌を合わせると、ぴったり合って吸い込んだ。私の手型に間違いない。真っ白な壁を残し、部屋から部屋へ。いつしか体は黒ずみ、背の羽も重くなり、満足感と共に腰を下ろせばもう再びは動かない。次は誰が来るかな。
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気にせず続けてくれたまえ。
救いや導きはもう私の仕事じゃない。
単に見に来ただけ。
君は私にとても似ている。
とても面白くないから、見に来ないわけには行かなかった。
気にせず続けてくれたまえ。
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去年は伝染病のせいで、ハロウィンの集まりは無しだった。それでも何となく、いつもの広場に向かう。
バスに乗り込んできたのは死神の扮装の人。ねえ、コスのままバスに乗るのは。声をかけようと肩に触れた瞬間、その場に衣装と仮面だけが崩れ落ちた。車内にはもう誰もいない。誰も、だ。
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お姉ちゃんは実は魔法使いで、お母さんも私もできない綺麗にエッジの出たアイスボックスクッキーなんかも作れる。見比べてみると同じ模様を作ったつもりでも全然違う。二階の窓からこのお姉ちゃんのクッキーを食べさせると、古代兵器はすぐに侵入者を狩りに出るけど、私のでは動かない。
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魔女と噂のある理科の先生に、惚れ薬は存在するのか尋きに行った。
「無いこともない。作ってみたことがある」
と、ものすごく渋い顔。どうなったんですか?
「人には効かなかったが、使った機材が私の後をついてくるようになった」
渋い顔で机の横のコールドロンを睨んで。
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「すまないが、天体菓子の館というのはこちらで合ってるかね」
ぜんまい仕掛けの羊飼いを呼び止めたのは、緋色の羅紗の外套を着たヒキガエルでした。
「こっちで合ってるけど、何しに行くんだい?」
「ありがとう、貸したものがあってね」
その晩、館の方角の空はずっと真っ赤になっていました。
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祖父が炭を背負って輪島まで売りに行っていた頃。
街灯も何も無い山道だが、そこは山男、夜目が利くので灯り無しで平気で夜道を帰る。売上を少し飲んで上機嫌でもある。しかしある晩、家に帰り着くと母親から塩を投げつけられた。
「灯りが二つ三つ、俺の後をついてきておったのが見えたという」
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若い頃、睡蓮の池で小舟を漕ぐ夢をよく見た。睡蓮の花という花から知り合いが顔を出し、何か言いたげに私を見る。そんな夢だったが、私は睡蓮を知らなかった。今は小舟を漕ぐ知り合いを、水底から葉の隙間をとおして眺めている。
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スイレンの仲間を育てるには小まめな水質・水温管理が必要なため、気難しい植物と思われているが、実は丈夫なのもいて、用水や池で増えすぎた外来スイレンの駆除作業も行われている。愛好家がどうやっても枯らしてしまっていた種類も駆除作業で見つかっているあたり、生き物は油断できない。
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最初に見たのは■■県の海岸だった。ぽつんと立っているけど何かユーモラスな、そう、人懐こい雰囲気を感じた。
次に気づいたのは、同僚が「あの塔なんだろう?」と言った■■府の旧街道。流行ってるのかな?
しばらくして、塔は都心を埋め尽くした。山にももう木は無い。塔だ。海ももうすぐ。
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この横丁にもどんくさいやつが増えたもんだ、とぶつかりそうになった自転車の男が舌打ちする。
この「壁」が少しずつ着実に横丁側へ進んできていることには、まだ誰も気づいていない。
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退職する教授の部屋の片付けを手伝っていて、頭だけの人形? を見つけた。
聞くと、前任者のやはり退職時の片付けの時に発見して譲り受けたもので、
「それを見つけちゃったということは、あなたが」
次に睨まれて退職に追い込まれるわけか。
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そろそろ仕事も終わる。ずっと見えなかった小さな流れは黒ぐろとした顔を見せはじめ、粒の粗くなった雪はずいぶん早くなった曙光を受けて光る。
土の中にいる球根たちが動き出す音を確認し、冬のものはシーズン一杯使った体を休める。だいぶ小さくなってきた。そろそろ溶けて土にしみこもう。
#呟怖 https://t.co/kkFp18aGRi

不意に目が醒めて眠れない。恐ろしく寒い。何となく着替えて外に出れば、雪国の冬には珍しい満点の星。何となく歩き始め、いつの間にか行進の一人になって公園へ入り、何となく空を見上げる。誰一人声を出さない。
静寂の中、星辰はその位置に達する。
人々は声を上げずに唱和する。
歓喜。
#呟怖 https://t.co/4e1129DHDx

秘密の扉の向こうには、程良く暗くかすかに肌寒い部屋があった。松の香りの金色の飲みものが出される。これを飲むのが旅の目的。私は偉大な叡智をこの身に宿す。しかしその叡智は、人類の脳が解剖学的に耐え得るものでは、おそらくない。
「どうした? それを飲む人間は君が初めてではない」
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昔の職場には、絶対に口にしてはいけない言葉があった。口にしてしまうと、その人はいなくなる。その人の話をしてもいけない。すれば同じ運命を辿る。姿を見かけても見なかったことにしなければならない。怪談じゃないんだ、どこにも書いてないけどそういう決まり。

#呟怖

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実家の裏山の頂上は薄暗い広葉樹林の中で、一応道はあるが山菜もキノコも出ず、加賀地方より異様に低い標高でミズナラが出るくらいしか面白いものもない。
ところが夢の中ではひどく重要な場所になっていて、絶対に行ってはいけないのだが用事ができてしまい、迷っているうちに目が覚める。
#呟怖 https://t.co/7N5OFv2s7D

平成の初め頃。
大学というとだいたいはどこかに猫溜まりがありますね、かまう学生がいますからねえ、等と雑談している先生方に、うちのキャンパスだとどこでしょうと言うと、揃ってぎょっとした顔でこちらを見る。
「君、ほんとに知らないんですか?」
「生物学科の子なのにこれでは……」
え?
#呟怖 https://t.co/sberNt71S1

歩道橋とグリコ遊びの話がもう一つ。
同級生の地元にもグリコをしてはいけない歩道橋があり、禁を破った彼女は最後に勝った「ち、よ、こ、れ、い、と」が2歩足りなくて逆転負けを喫した。他の子たちは丁度で降りきり、数え間違いは無かったという。確認したが、3歩と6歩の手しか無い地域である。
#呟怖 https://t.co/igybyhTcXl

小学校の前、旧国道をまたいでいる歩道橋は、登る時と降りるときの両方で段数を数えてはいけないことになっていた。それを思い出したのは、みんなで帰りにその歩道橋でグリコを始め、渡って下りもやった時。全員下りてきたのに一人足りない。誰が足りなくなっているかは40年経つ今もわからない。
#呟怖 https://t.co/igybyhTcXl

春といえば図鑑の出番なのだけど、例えばノゲシが近縁別種ではないのを確認するためにキク科ノゲシ属のページを開く時、私はどうしてそれをノゲシと知っていたのか。よく考えてみると、春の花は6割くらい、誰に習ったともなく知っていた。出典不明の知識が私の脳内にある。かなりたくさん。
#呟怖 https://t.co/rGEEN6BAou

ある年の大雪で、町村境周辺の人たちがもわもわしてよく聴こえない防災放送を、お互いに「あっちの役場からの」と思っていたという事案があった。この2つの町村ではこの前年や前々年に防災放送の予算が無くなってしまっていたため、どちらの人もうちのじゃないと思ってたという。
#呟怖 https://t.co/1VrFLSRlNz

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