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НIШIХАТА Осахiро|20ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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一つだけの集落にももう人は残っておらず、電話も電気も水道も当然生きてはいない。商店の地下室にはヘリウムのボンベ、それとまだゴムが劣化していない風船がかなり。早速手分けして手紙を書き、風船に結びつける。一つでも本土へ届いてくれればよいのだけど。
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やあ、よく来たね、おつかれさま。
ここにあるものはみんな君のためのものだよ。見覚えがある? そう。これは君が渡せなかったプレゼント。
受け取ってもらえなかった気持ち。
人のことを思いやる心だからね、行き場が無くなってたのを全部回収して次へ行くのさ。
次の人生は幸せにね。
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うちではカメラは共用で、誰が使っても僕が家族それぞれのフォルダに整理する係になってるのだけど、なぜかみんな必ず近所の公園の街灯の写真を、必ず2枚か5枚撮ってくる。父さんも母さんも妹も、必ず2枚か5枚。僕も真似してみたが、5枚全部ファイルが壊れていた。毎回必ず。何だろうか、これ。
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フロント係員はにっこり微笑んで、デスクの下から年季の入ったバインダーを取り出し、開いて指差した。
「こちらのお部屋は結城紬の紳士が、こちらは洋装のお歳を召したご夫妻が目撃されております。こちらの角部屋は部屋の無い方から隣の物音がいたします。それとこちらは」
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空缶拾いは意外に危険で、ちょっぴり残った糖分目当てのキイロスズメバチとかが中まで入ってたりすることがあり、僕は必ずトングで一度つついてから拾っている。茶色っぽくて細長くて素早い何だかわからんものもよく入ってるが、あれは逃げるだけなので大丈夫。捨て台詞はぎょっとするけど。
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叔父さん、久しぶり。
僕が美術を担当したゲームが12月配信開始に決まりました。昔叔父さんが見せてくれた影絵芝居のイメージで作ったんだよ。
手と指だけでどうやったらあんなリアルな名探偵や犯人ができたのか、今でも解らんけど、種明かしはしないでね。探偵がパイプふかすのはあの真似だよ。
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直結厨っていうのがいて、まあネトゲを出会い系みたいに使うやつのことね。うちのギルマスはそういう気配に鋭い人で、あたしの電話番号と言ってこれを教えろって教えてくれて、直結厨は次の日から全く見かけなくなった。
それはいいんだけど、また新しい直を拾って来いって言われてて。

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今では法事の時にしか灯の点らない百姓屋の物置から、見覚えのあるジオラマが出てきた。十数年前に亡くなった祖父が「雨の街角を作ったぞ」と得意がっていたものだが、埃が雪のように積もっている。息を吹きかけると、ビルの看板には昨年合併した銀行の新ロゴがあった。

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お菓子屋さんのアドベントカレンダーは大好評。
「毎日1つずつ引き出しを開けるんだよ」
「でもお菓子は毎日1個でしょう、特別な日にはたくさんだとうれしいな」
「ようし、じゃあお菓子屋さんの魔法をかけよう。開けるのを我慢したら、次の日は2倍!」
「わあい!」
最後の日には何個かな?
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まとめてもらうより書く方が早かったのだから仕方ない。
最後の校正が終わったのを見届けた今、私はやっと未練から解き放たれた。

「二十年か、過ぎてみれば……最後の本のご報告を僕ができるとは思わなかった」
「先生なら、さっきまでそこで」
「?」
「いえ、何でもありません」
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冬には珍しく青い空。雪雲は遠くに少し、もっと遠くにもっと少し。貴重な陽射しを私は窓から眺めるだけ。外ではアオジの声がする。私は外に出られない。廊下に響く足音はいつもの通りのメイドさん。彼女は私の顔を拭き、埃を払ってかけ直す。冬の晴れた日、山でかじるヒノキの皮の味を思い出す。
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世界の木綿生産は現在、7割以上がGMO(遺伝子組み換え品種)に置き換えられている。多く作られているのはBt綿と呼ばれる害虫抵抗性を付加したタイプで、要は害虫にとって毒になるようなもの。殺虫剤の使用が少なく済むのでCO2排出量も減るが、これを言うとなぜか猛烈に攻撃されるそうだ。
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徹夜の逃走劇もそろそろ終わり。東の空のわずかな白さが救いを確約してくれる。あと一息。群れを成す追手の死角を縫い、気づかれないようそろりそろりと這う。
「いたぞ!」
声と曙光は同時に届いた。塵となって崩れてゆく体。よかった、わたしは人を食わずに済んだよ。
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黄色い花を咲かせるカタバミという雑草がある。垂直に立った実がぷちぷち爆ぜるのだけど、私が手を触れる前に爆ぜてしまって、いつも空っぽのしか摘めない。カタバミは人の姿を見つけると爆ぜるから、見つからないように摘めと教わったのだけど。
雨のような音がする。
一面の黄色い花。
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活字の形は戦前のかな、ボウイングは鉛筆書き。Nr.4とだけ題された楽譜はどこか懐かしいメロディで、頭の中で次が鳴り、僕の腕は自然に引っ張られて弓を操る。
後頭部をはたかれる。戸締まり時刻までぶっ続けで弾いていた。
「昼休みに聞こえて、もしかと思ったけど、やっぱり捕まってたか」
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「こちらがご注文されるアールグレイでございます」
「他のご注文はこちらのベルでお呼びくださいました」
「この商品は12月から10月まで3ヶ月間限定のお取り扱いでして、その間にお越しいただければ」
時間があまり意味を持たなくなった街で、私は食べたくなるグラコロのために店を出られた。
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一緒にプリキュアのDVDを観ていた娘が突然ベランダへ出て、「……(聞き取れず)、迎えに参れ」と特に大声でもなく言うと、付近の電線や街路樹にいたカラスが声一つ上げず一斉に飛び去った。娘は何事もなかったようにアニメの続きを観始め、聞くと今何をしたか全く覚えていなかった。
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一学年十数人の僻地の学校。私たちが五年生になった時、生徒数が変わった。いくつになったのかはわからない。それまで四年間一緒にいた子ばっかりだし、増えても減ってもいなかったのは断言できる。増えても減ってもいないけど、六年生になると生徒数はまた素数に戻った。机の並びが一つ余る。
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ミルクのような花という意味の学名を持つこの花は、雪に頼まれて色を分け与えた。譲った白があったところは緑色の印になっている。そのせいか、この花の咲く牧場ではミルクが緑色になることがあり、名前だけではなく本当に緑色にするためにバジルペースト等を加えたチーズも作られている。
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#呟怖
犬の吠え方が尋常ではなく、家人が近寄ると数歩走って振り向く。案内したがっている。
犬は誰も存在を知らなかったログハウスへ。祖父の隠れ家だったようで、中には大量の古レコードに囲まれて冷たくなった祖父がいた。
祖父の葬儀を終えて気づく。犬はどこを探してもいなかった。
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生後すぐの写真がある。僕は素裸で、薄目を開けてレンズを睨んでいる。実はこれを撮られた時の記憶があって、カメラを向けていた父の服装を言うと、確かにそうだったという。仕事が終わってそのまま駆けつけたのだ。で、未だに聞けないのは、父の次に僕にカメラを向けた5歳くらいの少年のこと。
#呟怖 https://t.co/sKYeICmPzP

#返怖
老婆の顔の写り込んでいる場所を目視確認。老婆の顔がある。なんだ、カメラに問題があるわけじゃないのか。
つまんないもの買っちゃったな。
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日が暮れてから歩くキャンパスはいやなもので、雪の時季はなおさらだ。除けられた雪の土手を踏みながらバス停に向かう途中、目の前で雪に吸い込まれる人がいた。ゴム長をぽこぽこ言わせて駆け寄る。雪の下に隠れている側溝は、よく人を呑むのだ。踏む位置を間違えると、ほら、僕も呑まれた。
#呟怖 https://t.co/5HvBBhamxH

私のカメラは電池大食いで有名なモデルなのだけど、とある集落内では大食いに拍車がかかり、普段の半分以下の十数枚で予備と交換ということになる。写ったものには特に不思議なことは無いのだけど、もしかしたら、戦前から昭和中期に活躍したある名写真家がここの出身というのは関係あるかな。
#呟怖 https://t.co/sKYeICmPzP

冬の分厚い雲の向こうから申し訳程度に落ちて来る陽光では、目に見えるほどの濃い影はできない。積もりたての新雪の上になら足跡は残るが、踏み固められた轍の上を歩くその子供が血肉を備えた実在のものだとは、誰が請合ってくれようか。
てな具合で、私は下校中に何度か轢かれかけたらしい。
#呟怖 https://t.co/lzeqXIbQRn

言っていいのかな……。
国内ではもう途絶えた伝統品種の種子が何百種も、どういうわけか大根をあんまり食わないはずの某国の国立研究施設に保存されている、という噂が昔あった。向こうの研究者が無邪気に種子交換を申し込んできて判明したとかいう話で、どうも大根だけではないらしい。
#呟怖 https://t.co/mk1tPc6EKC

同級生が住んでいた下宿屋はだいぶ古い建物で、他の入居者はもういなかった。多少騒いでも叱られないので溜り場にしていたが、時折隙間風に何か、白粉のような匂いが交じるのが気になっていた。
後で知った話では、あの辺りは昔は花街で、あの下宿屋は置屋が商売替えしたところだったそうだ。
#呟怖 https://t.co/2zikjq8l8D

今日みたいに雨が降ると、ここの道路の白線はつるっと滑ることがあったんだ。自転車を押しながら通り過ぎると、かすかに「久しぶりだし遊んでけよ」と聞こえた気がする。買い物あるから今日はだめ。
#呟怖 https://t.co/EPD4naXRlE

逆襲? あれは我らが守らなくなった山が崩れただけだろう。太陽光パネル如きに地形を守る力などありはしない、それだけの話だ。
#呟怖 https://t.co/zDlEeVdLA9

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