「すみません。鞄見ててもらえますか?」
少しだけならと承諾すると、
女性は待合室のソファにボストンバッグを置いた。
「すぐ戻ってくるからね」
ぐるるる、と喉を鳴らす音。
ペットを入れてるのか?
かわいそうに思い、少しファスナーを開けた。
黒い髪の毛と鼻筋が見えた。
そっと閉めた。
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