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月浦影ノ介|21ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 隣室の女性が幽霊だと知ったのは最近のことだ。驚いたが別に悪さをするでもなし、引っ越す金もない。夜中にときどき小さな歌声が聴こえる。その夜は必ず哀しい夢を見る。いつしか歌声は聴こえなくなり、女性の気配も消えた。知らず覚えたその歌をときおり口ずさむが、哀しい夢はもう見ない。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1097730021999820806 

#呟怖 山裾を縫うような畦道。暗い木陰。男は朽ちかけの祠を見付けた。祀られたのはいずこの神か。好奇心が蛇の鎌首の如く頭をもたげ、格子の奥の闇を覗かせる。日暮れの背中に影が差す。男をそっと目隠しする。なにもののおわしますかはしらねども。いつしか男の姿は消えて、残されたのはただ風の音。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1102403738503770113 

#呟怖 色褪せた花束と沢山のお菓子。線香の匂いは嫌い。皆が可哀相ねって噂する。私は事故で死んだのだって。でもそんな自覚なんて何もない。なのに何故かここから帰れないの。道行く人が手を合わせるたび、私の存在は過去になる。少しずつ殺されて行く。見上げた空は春の雪。迎えの天使はまだ来ない。 https://twitter.com/SadnessENDbot/status/1102426176448937984 

#呟怖 数年前の話だ。ある日、同僚Sから○○霊園前で客を拾ったので送ってから帰る、と会社に連絡があった。深夜二時。普通あんな所に客はいない。数日後、Sは谷底に落ちた車内で遺体で発見された。客の消息は不明だ。だから俺は○○霊園前で客は拾わないんだ。タクシー運転手Aさんは私にそう語った。

#呟怖 蔵の奥には座敷牢があって、一人の青年が幽閉されていた。ある華族の跡取りでね。恋人と心中しようとして、自分だけ死にきれず心を病んだ。大正時代の話だそうだ。やがてその華族も没落し、この蔵だけが残された。今も恋人の名を呼ぶ声が聴こえるというよ。とくに桜の花が散るこんな春の宵には。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1100953375963676672 

#呟怖 一人暮らしの時分、毎晩のように上の部屋がガタガタと騒がしい。ある夜、ついに我慢も限界に達し「静かにしろ!」と怒鳴った。すると天井から男の生首が逆さに降りて来て、室内をぐるりと見回すとまた静かに戻って行った。驚きのあまり声も出ない。その後すぐに引っ越したのは言うまでもない。

#呟怖 闇から伸びて来た手を私は掴んだ。ずっと以前にこの家に住んでいた子。両親に殴られ死んでなお魂はここに留まったまま。友達になって…とその子は言う。良いわよ。その代わり私の両親を殺してくれるなら。私を殴る父親。見て見ぬ振りする母親。顔に出来た痣を見せると、その子は静かに頷いた。 https://twitter.com/astrono77153462/status/1099332033967517696 

#呟怖 路地裏に異形の影が通り過ぎる。迷い込んだのは現世と異界の狭間。立ち竦む私の足元を一匹の黒猫が過った。付いて来いと言うように前を歩く。小さな後ろ姿が妙に懐かしい。やがて見慣れた通りに抜け出した。気付くと黒猫の姿がない。そして子供の頃、あんな黒猫を飼っていたのをふと思い出した。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1098152950973624320 

#呟怖 こんな夢を見た。暖かな陽気につい居眠りをした。目を覚ますと果たしてここは現だろうかと不安になる。傍らの猫に問うてみると、お前さん何を根拠に夢現の境を引くのかね、と偉そうな口を利く。猫が喋るならこれも夢だろう。そう思ったところで目が醒めたが、ここが本当に現だという自信はない。

#呟怖 死に憑かれた画家がいた。彼が描くのはあらゆる死の様相。絵筆で死を腑分けし、その向こう側を見ようとした。ある日、鏡を覗くと傍らに骸骨の姿がある。死への妄執が遂に死神を呼び寄せたか。翌日、画家の死体が発見された。カンバスには誰が描いたか彼の死に顔。題名は「沈黙」と記されていた。 http://pic.twitter.com/k2KQbo3SHi

#呟怖 人を殺して逃げ込んだのは、山奥のトンネルであった。地の底へ続くような深い闇の中、幾つもの顔が朧に浮かんでは消え、私の罪を責め立てる。失せろ亡者ども。叫ぶ声が谺する。そのとき何者かが私の足首をふいに掴んだ。逃がすものか…と怨みに満ちて囁く声は、私が殺した男にそっくりであった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1095634599936372736 

#呟怖 よお、と声を掛けて現れたのは友人だった。ずっと待ってるのに来ないから迎えに来たよ。約束なんてしたか?と訝る僕に彼は言う。車の事故で一緒に死んだじゃないか。お前が運転してた癖に。嘘だ…と呟く僕を友人は哀しげに見つめる。俺も信じたくないけどな。その頭から鮮血が溢れて流れ落ちた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1096620489336705025 

#呟怖 この階段では事故や事件が絶えない。それも決まって13日の深夜だ。階段の下には小さな祠。それが関係しているという。ただの都市伝説だろ、と友人は笑う。試しに俺が行って確かめてやるよ。13日の夜、13階段に向かった友人は消息を断った。そして13日後、13個にバラバラにされた姿で見付かった。 https://twitter.com/kurohacci/status/1095234537452298240 

#呟怖 登校すると下駄箱にリボンの付いたチョコ。差出人の名はない。モテない自分への誰かの悪戯だろうか。試しに一口食べてみると妙な味がする。その夜、酷い悪夢を見た。悪夢は毎晩続き、僕は日毎にやつれて行った。大丈夫?と覗き込む同級生の女の子。立ち去る間際、実験失敗かぁ…と呟く声がした。

#呟怖 小学校教員Aさんの話。放課後、残っている児童がいないか校内を見回っていると、教室の扉をどんどんと叩く音がする。何事かと開けると女子児童が飛び出して来た。忘れ物を取りに戻ったら、扉が急に開かなくなり閉じ込められたのだと言う。教室を覗くと、暗がりの奥で何かの影が動いた気がした。

#呟怖 屋根の上でホウホウと啼く声がした。梟に似ているが違う気もする。あれは何の鳥だろうと妻に尋ねたが、何も聴こえませんよと言われた。少し気味が悪い。その夜、急に胸が苦しくなり倒れた。妻が救急車を呼ぶ向こうで、ホウホウと啼き声がする。あゝそうか。俺の死を告げに来たのだな、と思った。

#呟怖 あの日消えてしまったのは教会の屋根の十字架だった。聖なるものの在り処を示すように立っていたのに。僕らは少年探偵団。消えた十字架を追え。辿り着いたのは教会の地下室。床下に隠された複数の子供の遺体。地下室の入口に神父の影が立つ。その日、僕らが見付けたのは神なき世界の絶望だった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1094668822655557637 

#呟怖 #怪談オチ 小瓶の手紙には感傷的な文面が綴られていた。きっとナイーブな少女なのだろうと思った。こんなつまらない男に拾われて残念だったな。おまけに死者だ。この海辺を彷徨って暫く経つ。捨てようと思ったが、生者だった頃の記憶が遠い潮騒のように心に兆して、今も手紙を捨てられずにいる。https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1094475269920874496 

#呟怖 幼い息子が死んだ友人に似て来た。奴の子かと疑ったが時期が合わない。“生まれ変わり”という言葉が脳裏を過る。恋人を奪われた恨みなのか?息子は年々、奴に似て来る。ときおり冷たい眼差しで俺を見る。俺は不安でならない。いつか息子を殺してしまうのではないかと。奴を殺したあの日のように。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1092620941971009541 

#呟怖 手が。落ちないのですよ。洗っても洗ってもどうしても落ちない。え、見えませんか。この手が。殺めたのですよ。寝ているところを包丁で。妻に逃げられ仕事も失くして。自分も死ぬつもりでした。でも死にきれなくて。それ以来、この手にこびり付いた血が。罪が。どうしても落ちないのです。手が。

#呟怖 私の叔母の家の古猫がいなくなった。猫は己の死を悟ると姿を消すという。数年後、叔母の葬儀の参列者の中に妙な男がいた。どこか見覚えのある顔はあの古猫に似ている。私と目が合うとニコリと微笑んで立ち去った。身のこなしが猫のように軽やかだ。急いで追い掛けたが既にその姿はなかった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1092983133123764224 

#呟怖 こんな夢を見た。手足をバラバラにされた。首だけなってなお私は生きている。男は私から奪った四肢を奇怪なオブジェに作り変えていた。窓外の月が男の所業を静かに照らし、私はそれを手術台の上でぼんやりと眺めている。何を作ってるんだと声を掛けると、振り向いたのは私自身であった。

#呟怖 ひび割れた月は卵。もうすぐ竜が産まれるの。そう言って月を指差す妹は、永遠に咲かない蕾のままの花。ずっと前に死んでしまって、僕の部屋のベランダに居座っている。竜が産まれたら私を迎えに来てくれる。生前、何かで読んだおとぎ話を信じて、今夜も月を見上げている。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1091880353050947584 

#呟怖 夜、裏庭で物音がした。すわ泥棒か。窓を開けると鬼がいる。そういえば今日は節分であった。豆撒きなど忘れていた。行くところがなくて困っています、と言うのでとある神社を紹介した。追われた鬼を歓迎してくれるそうな。ご親切にどうもと立ち去る鬼を見送る。鬼は外…と叫ぶ声が遠くで響いた。

#呟怖 貴女が私を殺した。舟の上。背中を押す手。ごめんね…と囁く声が聴こえた気がする。最期の叫びは泡となり、身体は腐って膨張し、やがて内側から裂けた。崩れて行く。溶けて行く。元の姿も分からなくなる。残ったのは白い骨。そして記憶の欠片。昏く深い水底で、もう届かない光を見つめている。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1089935051624607744 

#呟怖 コケシの語源が「子消し」とは根拠のない俗説だが、友人が幼い一人息子を亡くしてからコケシを蒐集し始めたのは、明らかに慰霊を意識してのものだった。屋内はコケシで溢れ、やがてその家から子供の笑い声が響くという噂が流れた。間もなく夫婦は離婚した。彼はその家に今も一人で住んでいる。

#呟怖 ここに館などあったろうか。僕は村の伝説をふと思い出した。かつて追放された魔女の隠れ家があって、それは結界により人々の目から隠されているのだという。と、門扉がひとりでに開いた。入って来いとでも言うように。僕は慌てて逃げ出した。後日もう一度そこを訪れたが館は影も形もなかった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1089341564038467584 

#呟怖 花の薫りがした。縁側の鉢植え。白い花びらが月明かりに照らされている。月下美人の花言葉を知っていますか。その傍らに女が立っていた。儚い恋というのです。叔父から相続した古い屋敷。ここに棲む幽霊であろうか。心残りがあるのかねと訊くと僅かに微笑み姿を消した。花の薫りだけが残った。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1088552890086518784 

#呟怖 その家の住人達は皆親切だった。夜中に目が覚めトイレを探す。と、地下室へ続く階段が目に入った。好奇心を抑えられず地下へ向かうと、四人の男女が鉄格子に幽閉されている。
「私達がこの家の本当の住人です。あいつらは…」
そのとき背後で声がした。
「見られた以上、生かして帰せないね…」 https://twitter.com/vivalajunkpiles/status/1088906457926561793 

#呟怖 ある晴れた朝、それは現れた。山頂に静かに佇み無言で地上を見渡している。その数日後、あの大震災があった。それから奴が現れるたび、必ずどこかで災害が起こる。まるで予言者のように。あるいは審判のように。理由など分からない。そして奴は今日も山頂に姿を現す。また人が大勢死ぬのだろう。 https://twitter.com/TeDdYxMah/status/1087632355722838016 

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