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由(よし)|18ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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人の数だけアンテナがあり皆それぞれに違う物を受信して見ながら生きているのだとしたら。「お前車に気を付けろ。轢かれそうになるから」と僕に忠告した彼の背後に自分の息子をサッカー部の一軍に入れようと既に一軍で頑張っている僕を車で轢こうとする彼の父親が見えるのはその良い例だろう。#呟怖 https://t.co/UqsXhpD2fD

この奥には嘗て“不治の病”であると診断された者が送られる特別療養施設があり中に入れるのは患者本人のみであった為患者とその家族恋人友人達はこの門でお互いに別れを惜しみ合った。現在病気では無いと判明しているそれを発症し施設に送られた“患者達”は誰一人として帰って来なかったと云う。#呟怖 https://t.co/YmlHND5rVq

「白線の内側までお下がり下さい」とのアナウンスがあった後向かいのホームの白線の内側に居た人々は入って来た電車に皆悉く撥ねられてバラバラに弾け飛んだ。
今日は28日。そうだ内側と外側が反転する日だと思い出す。#呟怖 https://t.co/gCNAl7V01o

姉女郎達は冬になると挙って椿の簪を挿したが「八重椿」の簪は亡八の許しが無ければ挿せぬとあって新造や禿の羨望の的であったが如何すれば許しが出るのかは結局分からず仕舞い。月日は過ぎて私も客を取る身分になり心中未遂で八人目を葬った晩に亡八が恭しく手渡して来たのはあの八重椿の簪。#呟怖 https://t.co/i8BO664W5m

病的なまでに植物を嫌い身の回りに植物がある事が許せず目にする植物と云う植物を枯らし刈り取り燃やし尽くしていた知人が先日不審死を遂げ解剖された。脳は植物の根に奥深くまで侵食されており気管は太い根にきつく絞められていたと云う。目から種が入って中で発芽したかなと監察医は苦笑した。#呟怖 https://t.co/bQ9QAkwKlV

曰くについて詳しくは知らないけれどショッピングセンターの女性店員がお社のご神体をうっかり二つに割ってしまった翌朝センター内の一体のマネキンの頭部が彼女の頭部と挿げ替わっており彼女の首から下がマネキンの頭部を乗せて何事も無かったかの様に出社して来たと云う出来事はあったらしい。#呟怖 https://t.co/0G4zxpp7Rt

「見て見て!」娘が描いた絵を見せて呉れた。幼い子の絵は味が有って難解だ。じゃが芋か?否、人の顔か。「誰の顔?」と聞くと「じゃが芋!」と答え昨日実家から届いた段ボールを指差す。勝手に開けちゃ駄目だろう?と諭し乍らそれを開けて見ると中にはじゃが芋サイズの両親の頭がゴロゴロと。#呟怖 https://t.co/N3IvP7DEV1

「あれは大きな麒麟の骨なんだよ」大好きな祖父が認知症になりクレーンを指差しそう呟くと皆憐憫の眼差しを向けたが翌朝まるで何かが食べ尽くしたかの様に街中の木と云う木から悉く葉が失われたと聞きほら私のお爺ちゃんは嘘を吐かないんだと息を引き取った許りの祖父に嗚咽混じりに報告する。#呟怖 https://t.co/Ml1mZi8tyb

珍しい木があって紅葉ならぬ蒼葉をするらしい。蒼く染まった落ち葉を集めて焚き火をすると蒼い炎が人の顔の形になって恐ろしい声で誰かの名を叫ぶんだそうだ。今度その木を詳しく調査する計画があると聞いたよ。如何した?顔が蒼いぞ?心配するな。君があいつを埋めたのは違う木の根元だから。#呟怖 https://t.co/B9WVvg5YqZ

紅葉かと思ったそれは良く見たら何枚もの大きな干し肉。見上げると木には赤い大きな肉塊が幾つも幾つも吊るされている。木の根元を見ると大きな肉切り包丁と主人を失った襤褸襤褸の衣服が何枚も何枚も何枚も何枚も。

逃げなくては。#呟怖 https://t.co/RyjoAqxktO

悪戯の積もりだった何て言い訳は通用しない。幼い頃学校のロッカーに友達を閉じ込めたらその儘その子は行方不明になった。今私は長じて会社のロッカーを開ける。中にはあの子が。幼い姿の儘で。無言で私を睨み付けて。謝ろうと口を開くと喉が詰まり呼吸が止まる。私は、永遠に赦され無いのだ。#呟怖 https://t.co/ZcIsUcc5UQ

近所の公園にある曰く付きのベンチに座ってはいけない。そこには見えぬ先客が居るらしくうっかり座ると痛っ!と声がする。一度やってしまうと以降他のベンチに座っても痛っ会社の椅子に座ると痛っ喫茶店の椅子に座ると痛っ自宅の居間で座ると痛っ。先客がずっと一緒に付いて来るので気を付けて。#呟怖 https://t.co/dxnVoxotOV

彼女の人生はのりであった。購買でいつものり弁当を買うから渾名はのりちゃん。のりの良い彼女は渾名を気に入っていたがのりの良さが災いしのりで付き合った男が実に最悪な男でこの男の手によって彼女はのりの佃煮の空き瓶の中に変わり果てた姿で詰められてしまう。膠と云う名ののりになって。#呟怖 https://t.co/9irAFzZYz9

真夜中。漸く見付けたモーテルに車を止める。黒尽くめのフロントマンから鍵を受け取り部屋に入るとテーブルにドーナツが。有り難く頂き腹を満たすと運転の疲れからあっと言う間に眠りに落ちた。
翌朝目覚めたのは廃タイヤの山の上。口の中には嫌な味。あのドーナツは。烏が笑う。道化は、誰だ。#呟怖 https://t.co/ycVkC4VWTK

この駅のエスカレーターは安全だ。以前小さな子が危うく巻き込まれ掛けたが自動的に停止して事無きを得た。実は凡てはこの駅の通過儀礼のお蔭で駅員はここに配属されると先ず手の指を一本エスカレーターに食わせるのだ。予め餌を与えておくとエスカレーターは新たな餌を欲しがらないらしい。#呟怖 https://t.co/ot1pM3eZ6n

新聞の一面は「さよなら」だった。親とさよならを言い合い友人にさよならとLINEし擦れ違う人々にさよならと挨拶する。最後の晩餐について考えるがテレビに表示されっ放しのさよならが視界に入り何も考えられなくなる。でもその後直ぐ画面は真っ暗になった。
惑星の衝突迄後僅か。地球最期の時。#呟怖 https://t.co/tUc5oQ2Bmr

所謂“名所”の崖が近所にあるのだがそこは少し変わっている。失敗し一命を取り留めた人々が口々に「草むらがクッションになった」と話すのだ。しかし崖下は岩肌が露出しており草は無い。だが「草むら」を口にする人は後を絶たない。あそこは草むらを与える人間を選んでいるのだと専らの噂である。#呟怖 https://t.co/YrCSQrKgDS

忌み言葉や語呂合わせ。この国は昔から言葉遊びが盛んだが私の住む村ではそれが徹底的だ。するめをあたりめに等は普通だが靴下を靴上に毛蟹を無事ニに浦島太郎を表島太郎に灰汁取りを善貰いにと度が過ぎている。だが消火せんはその儘にされているので火を扱う際は細心の注意を払う様にしている。#呟怖 https://t.co/c4ovQ3d3L5

天使とも死神とも呼ばれる五体の存在。
天使として作られたが翼は重さに耐え切れず落ちたのだとも死神として作られたが大鎌を作る前に資金が底を突いたのだとも噂されるが真実は誰も知らない。
しかし彼等は紛れも無く天使であり死神である。
死を望む者にも生を望む者にも平等に死を与える。#呟怖 https://t.co/xEKDuSorsD

赤い「さよなら」がスマホに急に表示された。驚いたが何かあっては困る。恐る恐る異常は無いかと調べると連絡先のデータが凡て消えていた。がそもそも登録数が少ないのでまぁ良いかと捨て置いた。
翌朝会社は大騒ぎ。社員と連絡が取れないと。聞けばそれは皆連絡先に登録していた人達だった。#呟怖 https://t.co/tUc5oQ2Bmr

「コーンさんって知ってる?蝸牛みたいに三角コーンから上半身だけ生えてる奴。足が無いから手で移動すんの。逆立ちする見たいにさ。コーンさんが出ると足跡の替わりに手形が残るんだよ……って嘘〜!俺が考えた贋都市伝説〜!」
友人とその話しをして以来街の三角コーンの周辺には手形がある。#呟怖 https://t.co/TLMCfnocCE

「新しい顔要りませんか?」そう問うて来た女には顔が無かった。冗談半分で購入すると女はバラバラの眉目鼻口が幾つも入った紙袋から整った鼻を取り出し「交換しますね」と私の鼻を摑んだ。痛みも無くあっさりと鼻が取れた私は嘗て顔を買ったのっぺらぼうであったと自分の正体をやっと思い出す。#呟怖 https://t.co/rimU0grpfe

「ママ撮ったの!」私のスマホで撮った写真を娘が見せてくれた。その中に妙な一枚を見付ける。妻の写真らしいが顔も軀も白く歪み像を結んでいない。良く見るとこの写真だけ仏間で撮られている。
確かに去年亡くなった母と妻は仲が悪かったが真逆。写り込む母の遺影が睨んでいるのは気の所為か。#呟怖 https://t.co/yglIt27Vus

カマキリの雌が交尾後に雄を食べてしまうのは有名な話しだ。雄は雌の腹の中で何を思うのだろう。母子の幸福を願うのか或いは雌への憎悪に燃えながら消化されるのか。雄の情念が宿った母体を経て子は産まれ来る。
我が子の顔は亡き夫に瓜二つなのだが常に鬼の形相を浮かべ私を睨んでいるのだ。#呟怖 https://t.co/XEyXQZwmk2

「今日は朝から洗面台の鏡が割れるし靴紐が切れるし道で黒猫が横切るし烏の鳴き声が煩いし時計見たら四時四十四分だったしで怖いから飲み会行くの止めとく。しかも今日十三日の金曜日だし」
という連絡が友人から入ったのが昨夜。
昨夜押し入った強盗と揉み合いになり友人は帰らぬ人となった。#呟怖 https://t.co/Q5gmbGPPKs

ここは森ではなく墓場である。天高く聳え立つ木々はそれぞれが墓標であり根元には亡骸が眠っている。最期を経た人々はここへ集い朽ち果てる自らの肉体を肥やし替わりに厖大な時間を掛け若木を大木へと育てる。そして鬱蒼と空を裂く自らの墓標を見届けた後その根元へと静かに沈み眠るのだ。#呟怖 https://t.co/B1xMjg7SNo

一昨昨日「一番星発見!」と言っていたA君と、
一昨日「一番星見っけ!」と言っていたBちゃんと、
昨日「あれ?一番星だね」と言っていた担任のC先生が、今日行方不明になったと判明した。
そして今、夕空にぽつんと輝く一つの星を見付けた僕は、血眼になって他にも星が出ていないか探している。#呟怖 https://t.co/aeyOfS1Sys

サイレン音が街を覆うと人々は逃げ帰る。夜が襲いに来るからだ。夜は命を宿し人間を隠し攫う化け物と化した。夜の凶暴化と故障していた防災無線が独りでに鳴り出したのは同時で「サイレンが夜を狂わせたのでは?」との噂もあるが防災無線を幾ら壊してもサイレン音は毎日規則正しく流れるそうだ。#呟怖 https://t.co/4AFlcHci6Y

気に入らない気に入らないと何度も何度も整形手術を繰り返した彼女は終に「もう良い!」と自らの顔面の皮膚を残らず剝がしてしまった。真っ赤に爛れて筋肉組織が露出した彼女の顔はしかし功を奏したらしく彼女は今迄のどんな顔の時よりも自信と生命力そして魅力に満ち溢れている。#呟怖 https://t.co/rimU0grpfe

見事に積まれた石垣を称える際「剃刀の通る隙間も無い」と云う表現をするが、実はそれは剃刀よりも薄く引き延ばされた人間達がみっちりと隙間に詰め込まれているお蔭であり、彼等が声にならない呻き声を夜な夜な石垣から上げていると云う事実を知る者は極めて少ない。#呟怖 https://t.co/2sxUaoNBvK

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