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由(よし)|10ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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花々で飾られた手水舎を不思議がる貴女に昨今の新たな流行病を教えると「また流行病」と顔が曇った。私は笑み語る。「若い私達を引き裂いた結核が憎かった。ですが最期に迎えに来て頂けて嬉しいです」と。透けた貴女の若い手は和傘を私の老いた手はビニール傘を手に二人で雨中黄泉へと歩き出す。#呟怖 https://t.co/zVIs1FCPyu

学校に瓜二つな二人の女子が居る。でも同じ家に住み一緒に登校するのに「双子でしょ?」と何度聞いても「違うよ」と答えるから皆気味悪がっていた。しかしある日二人の家から少女の遺体が見付かった。それは彼女達“三つ子”の内の一人で、余りに容姿が醜い為に母親が屋根裏に幽閉していたそうだ。#呟怖 https://t.co/4dUngu7dbh

理想の女性に中々出会えずなら創ってしまえば良いと閃いた。高校の頃から憧れだった先輩の頭部を頂戴し近所に住む読者モデルだと云う女性の軀と繫ぎ合わせた。扇情的な恰好をさせ縫い包みを抱かせたら完成。完璧だ。僕好みの容姿で僕の元から決して去らず僕に決して口答えをしない最高の彼女だ。#呟怖 https://t.co/PoPaklLzoW

友人との登山の途中弁当を食べていたら「お握り頂戴」と今時珍しい着物姿の子どもに声を掛けられた。私は快諾したが友人は「ご免ね。お弁当少なくて」と断った。するとその子は「冷たいなぁ」と呟き行ってしまった。その後下山の際に私達は逸れ、私は無事下山したが友人は未だに消息不明である。#呟怖 https://t.co/e582qdICGG

「これは復讐です。貴女が昨夜食べた刺身は私の夫でした。人間達の酷い仕打ちにはもう耐えられない。同じ目に遭って頂きます」。帰宅すると部屋にはこんなメモが置いてあり傍らには半分にされた冷凍鮪の尻尾側を無理矢理下半身に繫げられ、丸で人魚の様にされた上半身だけの彼氏が放られていた。#呟怖 https://t.co/NgAKjOGaIh

この長閑な野原には“何か”が潜んでいる。私の兄は幼い頃一人でここに遊びに来て消息を絶った。兄が消えた数日後家の玄関に《ありがとうございます》とのメモと共に兄の衣服や靴が整え置かれていた。そして昨日玄関に《お兄さんが呼んでいます》とのメモが置いてあり、今から私は兄に会いに行く。#呟怖 https://t.co/0bxzARXmWi

ある芸術家の家から見付かった数体の死体はそれぞれ頭部や胸から上が切断されていた。この家の前に血の付いた胸像が置いてあるとの通報があった事を鑑み警察が死体と胸像の血のDNAを調べた所悉く一致。芸術家は逮捕された。しかし芸術家は「作品を作っていただけだ」と無罪を主張し続けている。#呟怖 https://t.co/rr5pp3W500

白薔薇に青い色水を吸わせ青い薔薇を作る実験をふと思い出し私は赤い紫陽花作りに取り掛かった。早速通行人を手に掛け白い紫陽花の根元に埋めたが一向に変化がない。そしてやっと気付く。首を絞めただけでは血が流れないじゃないかと。いつもの癖を反省し、やり直そうと紫陽花の根元を掘り返す。#呟怖 https://t.co/RDpeAx1qou

安倍晴明には親近感が湧く。晴明の母は葛の葉と云う狐だそうだがそこが私と似ているのだ。ただ私の母は狐ではなく螳螂だけれど。母は交合の後に父を食べて私達を産み女手一つで育ててくれている。「ご飯よー」母の声が響けばほら遣って来る。私と同じ顔の兄弟姉妹が四方八方からうじゃうじゃと。#呟怖 https://t.co/saVWnT6clg

高所にある橋ではないのに飛び降りが後を絶たないのには訳がある。ここでは“望む死に方”が出来るのだ。ある者は頭を撃ち抜かれある者は毒物で眠る様にある者は病で青白い顔をし袂で息絶えていた。なのに彼女は何故こんな死に方を望んだのか。袂で回収された彼女は挽き肉の様に潰れていた。#呟怖 #贄怖 https://t.co/VywDB4Onjh

「こんにちはー!お届け物でーす!」と云う活気に満ちた挨拶が玄関の外から聞こえ思わず「はーい!」と答えドアを開けるがそこには誰も居ない。当たり前だ。だって今は深夜三時。#呟怖 https://t.co/tAJ05hSiFj

黄昏時の中を友人と二人自転車で帰る。先生への文句や部活の先輩後輩への悪口を言い合いスッキリしてそれぞれの家へ別れた。でも言い過ぎたかもと心配になり「家着いた?さっきの話しは内緒にしてね?」とLINEを送ると「さっきの話しって?私まだ学校だよ?」と返信が。嗚呼そうか、誰そ彼時か。#呟怖 https://t.co/tpNi8RGPA9

真夜中。店の前に無言で何時間も何時間も立っている。「いらっしゃい」と声を掛けても無反応。青白い顔に赤いワンピース。私を見詰めるその目は何かを訴える様に血走っているが何を伝えたいかは一向に謎だ。溜め息を吐く。私に所謂“霊感”は無い。だから目の前の女は紛れもなく“生きている”のだ。#呟怖 https://t.co/8UTwHYTDuV

余りにも美しい女を娶った私は日々疑心暗鬼に囚われる様になった。妻は私を捨てるのでは?私以外の男と不貞を働くのでは?と。そして人形の如く麗しい妻の寝顔を見詰め堪らなくなってしまった。ーーこれで安心だ。他の男の目には触れない。私は眠り姫である妻を暗闇の中へ、墓石の下へと隠した。#呟怖 https://t.co/7rZCG8IXth

化け物を作り正義のヒーローと闘っても世界征服は一向に達成出来ない。ならばと悪の組織は考えた。化け物製造で培った技術力で“怪奇人食ウイルス”を創り市民達にばら撒いたのだ。すると街は人食人の海へと変わり果て正義のヒーローは立ち尽くす。斯くして悪の組織は世界征服を達成したのだった。#呟怖 https://t.co/sib1wRyDTu

毎日の登下校で通る公園にはいつも同じベンチに飼い猫と共に座っているお爺さんが居る。写真部の私は微笑ましい光景を写真に収めたかったが話し掛ける勇気が無かった。でもある日の下校時お爺さんのベンチが燃えていた。嫌な予感がし高台から火葬場を見ると黒い煙が。……話してみたかったなぁ。#呟怖 https://t.co/jx1CJKsmu2

“苦血家”に産まれた事が運の尽きなのだ。この家の人間は“苦しむ人間の血”しか糧に出来無い。苦しみながら私を産んだ母の血を最初の糧に今の今まで何とか生きたがもう無理だ。“苦しむ人間の血”なんてどこに……と苦悩する私の目に映る自分の手首。「ここにあるじゃない」私は剃刀を手首に当てる。#呟怖 https://t.co/pjw3mY6VWE

私の亡き後も偉業や栄光を物語る自画像が描きたかった。私が未だ息衝いている様な魂の籠もった自画像が。だから私は自らの軀を油絵の具に混ぜ込み魂を宿したのだ。が気付けば利き腕も絵の具に。友人は愚行を笑い私を使って他人の肖像を描いたものだから、私は私が誰だかもう分からないのである。#呟怖 https://t.co/edGaOyDvLD

廃工場で若者数人の遺体が見付かり私達は現場へ赴いた。壁一面のカラフルな落書きはあの若者達がスプレー缶で描いたらしい。しかし遺体発見現場の壁は打って変わってくすんだ赤一色だった。「血です」と部下が苦笑する。搾り取った彼等の血をスプレー缶に詰め壁一面に噴霧したモノが居るのだと。#呟怖 https://t.co/xja0bIN9zk

我が家には猫が憑いている。「仕方無かったんだ」生前祖父は泣いて語った。戦時中出兵先で補給を絶たれ生死の境にあった祖父は終に猫を獲って食べた。以来猫の様に毛玉が吐き出るのだと。そして……「ゲホッ」喉が詰まり咳き込む私の口からも毛玉。それは継承された。我が家には猫が憑いている。#呟怖 https://t.co/JIAP3vyrLa

“案内人”らしき人物が川を示しあれが三途の川かと歩を進めた。しかし渡し舟も懸衣翁も奪衣婆も何も無しかと思った途端川底から無数の土色の腕が生え私の肉を摑み千切り始める。食い込む指爪に失神する様な激痛を覚え川面は真っ赤に染まった。そうか既に地獄に来ていたかと消え行く意識の中悟る。#呟怖 https://t.co/05DVOTECSt

台風で薙ぎ倒された林から数体の死体が見付かった。事件性が疑われ警察が捜査したが個々の死体に外傷や争ったり抵抗した形跡はなかった。そして首には悉く索条痕が。最終的に全員「自死」との結論が出たが今まで人がぶら下がっている等の通報は一切無く、死体がどこに隠れていたのかは謎の儘だ。#呟怖 https://t.co/B8zYxPfaZe

孤独な私に唯一優しかった彼は毎晩山中の古い貯水タンクに水を飲みに行った。ある時一緒に飲んでみたら錆の味がする。吐き出す私に彼は「血だよ」と冗談めかし笑った。でもあれは水だった。溜まった雨水に錆が混ざった只の水。なのに彼は人々に白昼引き摺り出され、消し炭の様に消えてしまった。#呟怖 https://t.co/WQJCFZqQ2l

漫画の中でくらい夢が見たい。だから僕をフッた君がゾンビに襲われている所を僕を模した主人公が颯爽と助けに現れる……そんなシーンを描き終えて晴れ晴れとして眠りに就いたのに。起きたら君はゾンビの屍の山を背景に笑ってるんだもんな。分かったもう諦めるよ。君は僕の手に負える女じゃない。#呟怖 https://t.co/r34fYIt7GB

鳥居が立つこの湖の近くの村では曽て縛した罪人を湖の中央まで船で運び投げ落としていた。潔白なら湖上を歩いて渡れると信じられていたのだ。勿論そんな筈は無く皆沈んだのだろう。があの鳥居を建てた村人達に関する記録が一切無く渡った罪人達が建てたのでは?との見解を示す識者が増えている。#呟怖 https://t.co/iGCUqBfH3n

引っ越して気付いた壁の穴。小さいが隣室を確り覗ける。夜隣室からの物音で目覚めそっと覗くと隣人が人を手に掛けていた。だが私は目が離せず人が事切れる様を半ば興奮し眺める。「見てるな?」隣人が此方を見ず尋ねた。私はつい壁を数度叩き応える。以来隣人は私が壁を叩いてから“事”を始める。#呟怖 https://t.co/7jso7usbA6

可愛い鯨型の抱き枕を見付け一目惚れし即購入。ふわふわもちもち。触り心地抱き心地は最高で毎晩一緒に眠った。でもある時うっかり珈琲を零し染みを作ってしまう。洗濯しないとと思いつつ眠りに落ちた翌朝。染みが消えていた。……道理で全然へたらない訳だ。誰かが毎晩新品と交換しに来ている。#呟怖 https://t.co/6OBgjQd0qu

錆びた古い靴箱に飛び降りて自死した人々が現場に遺した靴が仕舞ってある。“死の跡”と云う現代アートらしい。ただずらりと並んだ小さな扉の中に一つ内側からこじ開けられた様に拉げた扉があった。「あれも“アート”なんですか?」と尋ねると学芸員は苦笑した。「いいえ。一足逃げてしまいまして」#呟怖 https://t.co/rD9uAewfFh

「今日は午後から天気が下り坂です。夜には強い雨が降るでしょう」。そんな天気予報に思わず胸が躍る。今日は残業して遅く退社しよう。そしてあの路地裏で誰か見付けよう。大きな雨音は物音を悲鳴を搔き消す。大きな雨粒は血を洗い流す。私の味方だ。愛用の刃物を鞄に忍ばせ足取り軽く家を出る。#呟怖 https://t.co/8iEVqijLmR

信者に去られたのであろう草臥れた教会に私のパートナーは居る。神父や牧師だ。私は彼等と契約し教区内をうろつく。私の存在は忽ち噂となり恐怖した者の中には教会に縋ろうと考える者が出る。結果教会に活気が戻るのだ。そして私は代価として信者の魂を少し頂戴する。商売とはこうして遣るのだ。#呟怖 https://t.co/bHnDwkUkTr

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