命日の前日は決まって誰かに店名の由来を聞かれる。
毎年来てるってのに信用ないのかね。
水仙の花束を供えて手を合わせ、思い出すあの日。
俺がナインボールをポケットすると君は口を尖らせた。
「もう一回!」
「甘い。終了。ラッパみたいな口してもダメ」
「せめて花にして」
「じゃあ……」
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