デパートの階段にしゃがみ込んでいた子どもが突然叫んだ。
「化石だ!」
横から覗き込んで見ると、赤と黒のマーブルが美しい大理石の壁に浮かぶ幾つもの髑髏は、その子の握り拳よりも小さい。
その日買った宝くじが大当たりしたんだが、あの「化石」は二度と見つけられなかった。
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