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パンダ番長|27ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「あーあ。空を手術できたらなぁ」
外科医な叔母さんは夕焼けを見上げるといつもそう言う。
叔母さんにはあの赤い空が内臓壁に見えるらしく、しかもその空に腫瘍を見つけた翌日は、その方角で腫瘍の大きさに比例した人数が亡くなる。
「私、明日死ぬかも」
叔母さんは真上を見上げてそう言った。
#呟怖 https://t.co/skXmySMpBi

恋人が赤い服の女にストーカーされていると言い出したから遠巻きに見守ってみた。
確かに居る……けど、その後ろに警官も見える。よくよく見ると警官の後ろに子どもが。その後ろに若い女、チャラ男、キャバ嬢……まだまだたくさん居ると思ったとき、最後尾の老人以外、人が誰も見えなくなった。
#呟怖 https://t.co/p2opyXN4G2

「ご馳走様でした」
さすが行列ラーメン店、美味でした。でも健康のためスープは少し残しで……隣の里帆も同じようにスープを残して。
「替え玉」
え?
里帆は突然、自分の髪の先端をスープに付けてすすり始める。よく見ると周囲も皆……。
気分悪くなって先に出て、それから里帆は見ていない。
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ベンチ燃えたの昔だよねって?
いつの話してんだよ。昨日のニュース見てないのか?
その黄色い警察テープあんだろ。その下にすごくよく切れる細い金属線が張ってあってな、外せないんだと。
ほら、寝るの邪魔するアレが付いてないベンチって最近貴重だろ?
横たわった浮浪者が茹で卵みたいにな。
#呟怖 https://t.co/CeUjeJY8i9

私は迷ったら自画像を描く。すると聞こえるの。自画像のひとりごと。
『恋しい』
私の本当の声。

最近、彼がよそよそしい。私はまた自画像を描く。
『恋しい』
『苦しい』
『殺す』
自画像はいつも正しい。

最近、自画像を描いてばかり。
『描いて』
『もっと描いて』
輪唱で聞こえるの。

#呟怖 https://t.co/WmG3l4378L

敷かれたレールとは言うがね
、レール敷くのは簡単じゃぁない。
その上を走るモノに合わせてどれほどの準備が必要か。ここは二つの路線が乗り入れててね、特に片方がまた大変なんだ。
ほら、こんだけ真っ直ぐな場所でも落ちる奴がいる。余程現世に未練があるのか。
とにかくまた清めにゃいかん。
#呟怖 https://t.co/EZaF6KHrzp

歩くほどに暑さが増す。
もう着ていられんと私はスーツの上着を脱ぎ、手に持った。
未だ顔を見せないこいつも立ち止まりフード付コートを脱ぐ。下にはまた同じコート。
戸惑う私へそいつはまた「こちらです」とでも言わんばかりに奥を示す。
不本意なことにこの誘いが断れず、私はまた歩き出す。
#呟怖 https://t.co/K0HDfKP2pX

「宇宙人か雷様か」
登校一番に求められたジャッジ。
ことの発端は三上が昨晩、台風のなか流れ星を見たこと。裏山に落ちたはずと早朝から登ったら、切れた電線の先をくわえてバチバチ吸う赤い人を見たらしい。
俺は雷様と答えた。
その夜、三上と、宇宙人と答えた奴らは全員、行方不明になった。
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『駆け落ちします』
リビングに書き置きを残して娘は失踪した。
慌てて向かった娘の部屋は、部屋の中央に写真が一枚ある以外は空っぽだった。
写真に映っているのは……姿見?
「私にも見せて。あら、鏡に私が映ってる」
俺が見た時には誰も……振り向いたそこに妻は居らず、ただ一枚の写真が。
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ドライブ中、用を足そうと分け入った山林にあった給水タンクが妙に気になった。
「遅えよ。大か?」
追いかけてきた友人も給水タンクを気にしだし、勝手に蛇口をひねる。
ぬるりと出てきた肌色の水と目が合った気がして目を閉じて……目を開けて以降、友人はずっと笑いながらくねくねしている。
#呟怖 https://t.co/3QTnXyaMmi

百物語も佳境に入った頃、友人が首を捻り始める。
自分の番の話を終え、ロウソクを一本吹き消した後。
「どうしたんだ?」
「話し終わったとき、よく見てみろよ」
次の番の者が話し終えロウソクを……私も気付いた。場のロウソクはとうに全て消え、皆、中空を彷徨う人魂に口づけていることに。
#呟怖 https://t.co/dFai8svGsO

姉様が初でぇとの日、化粧姿に見とれていた私の唇に、姉様は紅を引いてくださった。
ただそれだけで、私は大人になった気分でした。

姉様のお見送りの日、姉様のあの紅を死化粧に引きました。それから私にも。
そして愛しい姉様とのでぇとに間に合うよう、姉様と同じ片道切符を服します。
#呟怖 https://t.co/SAd5TsOmdn

#こんなヒーロー
そのトレンド入りしたタグのついた画像は全て、四本の角と太い尻尾を持ち二足歩行する真っ黒い怪獣のような何か。
日本全国の七歳未満の子どもがある日一斉に描いたこの何かについて、多くの人が尋ねたが、描いた子たちが発した名前は誰一人として聞き取ることができなかった。
#呟怖 https://t.co/D2fk84OxlR

始まりはアメリカの畜産工場だった。
一回の飼育で効率よく大量の肉を採れるよう、牛がもはや自らの足で立てぬほど肥大化させる研究は、やがてその肉の味を求め続けたくなる中毒性に行き着いた。
その薬剤が偶然にも人の食料に混入した結果、人類は世界で最も常習性の高い食材となった。
#呟怖 https://t.co/yuCTf83rTS

呟怖ORGに参加している方は、書いたら読んでもらえるし、それぞれの #呟怖 に呟怖書き手・読み手の様々な考察も聞けますし、新しい発見もあるし、得しかない朗読がライブでやってますYO!|_・) https://t.co/UI6aZgsQA1

「ちょっと見てよ。痒いんだけど指が届かなくて」
僕の部屋に入ってきた姉があられもなく背中を露出する。
見ると大きな虫刺されが三つ。
「触ルナ」
姉の声?
冗談だろうと気にせずバッテンしたら、虫刺されから悪魔の顔のような煙が出て、虫刺されが一つ消えた。
え、まさかバッテンって……。
#呟怖 https://t.co/rQgt0hufzb

深夜、原稿に疲れてふと見た窓の外にヤモリが居た。
隣のビルの壁しかない殺風景な景色の中、ぽつんと網戸に貼り付いている。
悪戯心がうずいてつついてみるとミューオと鳴く。
家の中へ入れると足下にまとわりつく。
撫でるとゴロゴロ喉を鳴らす。
原稿を始めるとキーボードの上で邪魔をする。
#呟怖 https://t.co/3AsNoFmrs9

朧ヶ窪と人の云う
禁足の地と人の云う

ある日訪れしは男
禊ぐ妾に無礼を侘びた

興が乗ったで伽を命じた
若く優しく逞しく
愛し恋しあの人の
余りに儚き畢生よ

裂かれる悼みがこれほどに
辛いものとは知らなんだ
涙に暮れた日々過ごし
妾は涙に沈み逝く

朧ヶ淵と人の云う
禁足の地と人の云う

#呟怖 https://t.co/Ebnw8OMYTE

いつの間にか穴が空いていた。俺の部屋の机に。
何気なく覗くと俺が見えた。
スマホを見ている……明日の俺? いつもと違う道で財布を拾う俺。その金で友人に気前良く奢る俺。友人の女友達を口説いたら付き合えた俺。そのままホテルに……

その男は自室で机に顔を突っ伏したまま餓死していた。
#呟怖 https://t.co/CxUnOX8s9O

鯨は捨てるところがないって聞いたことある?
そう。肉や油、皮や内臓、骨やヒゲ板に至るまで。
皆が知っているということは、そのまま呪詛に繋がるんだよ。
実際、この鯨のぬいぐるみにはこれを贈った奴の脅迫めいた怨念がこもっている。絶対に自分を捨てるなと。
恐らく奴の一部も入っている。
#呟怖 https://t.co/LE2ovdRZax

双子が忌み嫌われ片方が神へ返される、というのは全国各地で聞く話。
だがこの地方では忌み嫌われるのではなく、厄を引き受ける者として崇め祀られる。
生まれたのが一人だった場合、仮の双子を用意する。それが半分ん子という風習だ。
戸籍と教育を与えられず、成人までしか生きられぬ子。
#呟怖 https://t.co/FR5f45TWRp

靴箱への念の溜まりやすさったらないよ。
同じ人が長い間使うし、動かされもしないし。
その溜まった念にさ、触れるとどうなると思う?
引っ張られるんだよ。
不安、妬み、寂しさ、歪んだ愛や承認欲求まで。鰻のタレみたいに毎年継ぎ足され煮詰まった靴箱は、蠱毒に並ぶほど危険な呪物なんだよ。
#呟怖 https://t.co/iv9pF49qY6

地図アプリでナビっていたら、入れた覚えのない天気予報アプリが勝手に起動した。
画面中央、大きめに太陽……というかリアルな誰かの顔?
あとは50%という文字だけのシンプルさ。
あ、数字がどんどん増えて……100%!
悲鳴と何かが潰れる音が背後から聞こえて、足下に赤い何かが散らばった。
#呟怖 https://t.co/UuJpF6i3hH

@O8g31QtzkF3eTFT 「しろくて、おおきなとりさん、きたよ」
幼い娘が突然叫んだ。
「鶴さん? それとも白鳥さん?」
「コウノトリだったり?」
息子が欲しい夫と、弟が欲しい娘は一緒に笑う。

そんな二人を眺めて微笑む女性のお腹に、白鷺は運んできた魂をそっと降ろした。ここなら幸せになれると。
#呟怖 #返怖

僕が迷っていると見知らぬ人に突然話しかけられる。
「俺の言う通りにしなって。な、親友だろ?」
老若男女問わず毎回違う人。
そして魅惑的な提案。
まるで罠みたいな。
だから僕は逆の道を選び、細々と生きてきた。

今、人生を終えようとして気付く。
楽しいことが一つもなかった人生だと。
#呟怖 https://t.co/KwDiggcRl9

私の双子の妹は、体が弱くていつも病院に居た。
その妹が「死神のお供」のことを教えてくれた。
死神の傍らに居て、死を恐れる子どもの前にだけ現れて、不安を減らしてくれる形になってくれる何か。
私にも、妹と手をつないでいる間だけ見えた。
妹の元に訪れた死神のお供は、私そっくりだった。
#呟怖 https://t.co/7um0xDP53T

新入生はまず校内に幾つあるか数えるよね。
でも数の多さと毎日置かれる場所が変わることから、すぐに慣れて気にしなくなる……はずなのにね。
日々の位置を全て記録してあの窓際のが敷地の中心だと気付いた君は、あれがトルソーじゃないことにも……ごめんね。
結界は脅かされちゃいけないの。
#呟怖 https://t.co/s5NSrgbhu5

避暑に訪れる別荘の離れにお気に入りの部屋がある。
カーテンの僅かな隙間より漏れ入る陽が幾年を経て焼いた全集の背表紙に、褪せた色で浮かび上がった横顔は、この部屋で若くして病没した高祖叔母によく似ていると云う。
僕が朗読すると静かに微笑む横顔は、どうやら星新一がお好みの様だ。
#呟怖 https://t.co/EGYzkuunDR

何をしているのかって?
見たまんまだよ。窓際にお猪口を捧げているんだ。
ほら、良い霧だからね。
さっきお天気雨が降ったろう?
ここいらでは、狐の嫁入り後のこんな霧を、狐のお色直しって言ってね。
霧が晴れる前にお猪口を窓際に捧げると、祝い酒のご相伴に預かれるんだよ。
#呟怖 https://t.co/EvBAsxPHCN

あの部屋で最初に死んだのは猫だった。
その猫が高価な猫ちぐらより好んでいたダンボールを捨てられないと大家にこぼしていた飼い主の女性は、ダンボールに顔を突っ込んで死んでいた。
それから三年で五回、依頼が来て清掃に行く度に同じ場所にダンボールを発見する。しかも死に方も同じらしい。
#呟怖 https://t.co/EpQHlLbFdw

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