同級生が住んでいた下宿屋はだいぶ古い建物で、他の入居者はもういなかった。多少騒いでも叱られないので溜り場にしていたが、時折隙間風に何か、白粉のような匂いが交じるのが気になっていた。
後で知った話では、あの辺りは昔は花街で、あの下宿屋は置屋が商売替えしたところだったそうだ。
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