冬には珍しく青い空。雪雲は遠くに少し、もっと遠くにもっと少し。貴重な陽射しを私は窓から眺めるだけ。外ではアオジの声がする。私は外に出られない。廊下に響く足音はいつもの通りのメイドさん。彼女は私の顔を拭き、埃を払ってかけ直す。冬の晴れた日、山でかじるヒノキの皮の味を思い出す。
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