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基維ひなた|28ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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フリマで叩き売りされていた古い地球儀。
懐かしい、と、使う予定もないのに買ってしまった。
コーヒーを片手にくつろぎながら、空いた手でカラカラと回す。
ちょろり。
真ん中の隙間から、ヤドカリのように人の指先が這い出た。
慌てて止めると、
するり。
と中に戻っていった。
#呟怖 https://twitter.com/WildGeese1991/status/1192085201318342656 

暗闇に爛々と光が二つ。
まるで頭が人の背ほどもある猫が、獲物を待ち伏せているようだ。
息を殺し歩み寄ると、提灯だった。
痩せぎすの男が二人、左右対称に提灯を掲げて立っている。
ほっとして駆け寄れば、二人そろってにたりと笑い。
口が耳まで裂けて見えた瞬間、ふっと灯りがかき消えた。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1192191576195207168 

あー、やっぱりダメか。
何回やってもうまく撮れないんだ…俺の母さん。
#呟怖 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1191486882711912451 

「あたし毛深いんだよねー。家族みんな薄いのに」
「先祖返りじゃね?」
「それな!じいちゃんばあちゃんも薄いから、猿まで返ったんだろって!」
「うけるー!」
「…ん?今入ってきた客…目やばくね?」
「複眼?つーか羽も生えてね?」
「え、マジ!?トンボ返りじゃん!」
「うけるー!」
#呟怖 https://twitter.com/R5ZcRPBLrUgckRE/status/1166353826787602432 

母の田舎の葬儀は変わっている。
出棺の際に故人の血縁の女性が木綿の袋を被り、年若い順に棺に巻かれた縄を掴んで、仏間から門までついて歩く。
足元は絶対に見てはいけない。
ただ目の前の布だけを見て、縄を頼りに歩くのだ。
三年前に転んで袋がずれた従妹のさっちゃんは、今も病院にいる。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1188658368837144576 

「わあ、綺麗!先生、これ何て花ですか?」
「金木犀だよ」
「嘘だぁ、金木犀はこんな真っ赤じゃないですよー!」
そう笑った彼女は、二度とゼミに来なかった。
以来、この写真が真っ赤に見えると言っては失踪する者が年に一人はいる。
幸いなことに私にはまだ、この花が橙色に見えている。
#呟怖 https://twitter.com/nomunomutayuma/status/1189351169451347970 

イヤホンを外す瞬間はついつい無防備になっていて、余計なものを聞いてしまう。

「ふふ」

内緒話をするような距離で。
たったそれだけで総毛立つような、女の笑い声。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1189536311658471429 

私は小さな舟に乗っていた。
縁に手をかけ見下ろすと、少女が一人、水面下で両手をゆっくり振って私を見ていた。
生きてる、助けなきゃ。
「手を大きく広げた時に呼吸をしているんだよ」
渡し守がそう言って、櫓で少女の腹を突いた。
沈んでいく少女を、私は見ていることしかできなかった。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1188658052796338176 

「落としましたよ」
振り返ろうとしたが、頭を掴まれていて動けない。
目の前には私と同じ服を着た人。…首がない。
「もう落としちゃだめですよ」
声の主が私を差し出し、私の体はお辞儀をするように傾いで受け取った。
くるりと視界が回り、手を振る紳士が遠ざかる。
…これ、逆向きだよね。
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1187991175560482817 

いつの間にか押し入れに住み着いたそれ。
最初はただの蟻だった。
死にかけの蜘蛛を食べたら蜘蛛になった。
ゴキブリを捕獲して食べたらゴキブリになった。
試しに捕まえたネズミを与えたら、ネズミになった。
猫になった時は嬉しかった。
そして今、散歩から帰ってきたそれは、人の姿でーーー
#呟怖 https://twitter.com/No0_0128/status/1187305895715192832 

昨夜、夢を見たんです。
私がよく知ってる男女が寄り添って、夕陽に染まる海を眺めている夢。
女は時折お腹を撫でていました。
だから今日、夢納めに行ってきたんです。
え?幸せな夢じゃないかって?
ええ、その二人にとっては幸せでしょうね。
だから行ってきたんですよ。
#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1186915594831970304 

どこかへ行ってしまいたい。
「あのバスに乗りなさい」
突然話しかけられて驚いたが、お礼を言ってバス停に並んだ。
「よんじゅきゅーう」
後ろの方で幼い声がする。
「よんじゅはーち」
「よんじゅなーな」
少しずつ近づいてくる。
「さん」
「にい」
急に声が右下から聞こえた。
「いち」
#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1185471669181091841 

昔、私が通っていた小学校の裏手に公衆電話があった。
「夜中の12時に、使いきったテレホンカードを入れ、自分の電話番号と意中の人の電話番号を押して、繋がったら恋が叶う」
という噂があった。
ただ「叶うと相手に不幸が訪れる」というおまけつきだった。
それでも試す子が後を絶たなかった。
#呟怖 https://twitter.com/hiro_jake/status/1177227911222325250 

エレベーターが到着し、扉が開いた。
『上に参ります』
なんだかいつもと違う声に聞こえる。
乗り込む前に、開いた扉の天井付近を見上げた。
満面の笑みを浮かべた女が、逆さまの顔を半分覗かせていた。

#呟怖 https://twitter.com/Mad8068/status/1173089385119502336 

ナースコールを押すのが怖い。
押した直後に耳元で、
「ドう・ーしマしたー・ーァー・ァー?」
と、間延びしてブツブツ切れたような女の声が聞こえるのだ。
それを聞いたら、看護師さんが布団を三回叩いて合図してくれるまで、顔を出してはいけない。
それがこの病院のルールらしい。

#呟怖 https://twitter.com/Mad8068/status/1171704557182676993 

数日前からご飯の味がちょっと変になった気がして、米びつを開けたら、空になったゴキブリの卵が出てきた。
本体は見てない。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1170670083485523969 

骨董屋で、壁の作り付け棚に変わったものを見つけた。廃墟だ。廃墟のドールハウス。古びた研究施設のような趣の。
薄汚れた壁をツタが覆い、窓ガラスは割れている。
中を覗くと、女の子と目が合った。反対側から覗きこんでいたのか。
一瞬ドキリとしたが、女の子がにっこり笑うので、私も笑った。#呟怖 https://twitter.com/yosituguo/status/1015023309736439808 

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