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基維ひなた|24ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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深く深く穴を掘ろう。
私の想いの深さだけ。
私の恨みの深さだけ。

「告白の木」の下で。
彼とあの子が落ちればいい。
そうして思い知るといい。

シャベルを突き立てた途端。
私は深く深く落ちた。
響くあの子の笑い声。

深く深く穴を掘った。
私の恨みの深さだけ。
私の想いの深さだけ。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1255465699264380929 

隅に置かれた文机の抽斗を引いた。
宿泊客の感想を書く帳面のようだが、
「旅に出た理由」
だけが寄せられている。
曰く、
傷心を癒しに友人と。
婚前の火遊びに。
借金取りから逃げるため。
永遠に結ばれようと。

最後のページには、
空腹を満たすために。

ぽたぽたり、帳面に液体が落ちた。

#呟怖 https://twitter.com/dancewithsky/status/1255120770251935753 

財布を探していると、指先が温かいものに包まれた。

鞄、布団、クローゼット。
奥が見えないものに手を入れると、
何かが指を食む。
歯がない口で懸命に、
赤ん坊のように。
いつもはすぐに手を引くが、なんだか可哀相でじっとしていた。

それで、気が付いたら指先の肉が無かったんです。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1255013874706681856 

友達にふざけて池に落とされた。
苦しいのが止んで、目の前に女の子がいた。
「帰れない」
と顔を覆って泣いていた。
悲しくなって抱きしめた。

気づくと地面に寝ていた。
大人がたくさんいた。
友達が泣いていた。
すぐ横に、藻にまみれた頭蓋骨が転がっていた。
私が抱きしめていたそうだ。

#呟怖 https://twitter.com/YaChiRuewomiru4/status/1251088347071574018 

あの神社には行ったらいかん。
狐に化かされて帰れんなる。

口癖のように言っていた祖母が亡くなった。
顔は見るな、と止められた。

なぜかあの神社に行かなければという気持ちになった。

遠くから覗いた狛狐の顔は、祖母に似ていた。
顔の皮をそのまま張り付けたように、よく似ていた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252721411480641537 

デート帰り、寂れた神社に寄った。
狛犬のお腹の下に、卵形の石があった。

「何これ、コイツが産んだの?」
彼がふざけて石を取り、台座にコンと当てると割れてしまった。

ああ狛犬が怒ってる。
赤い目を一層赤くして吠えている…

気づくと私は卵のように割れた彼の頭を掴んで、立っていた。

#呟怖 https://twitter.com/cazucun/status/1252250397663612934 

今日のカレーは改心の出来だ。
冷蔵庫には冷えたビール。
新しいカーテンが目に優しい。
あなたを待つ時間。
ああ、今が一番幸せ。
ずっとこの時が続けば良いのに。

そう願ってしまったから。
私は今日もカレーを作る。
ビールを冷やす。
新しいカーテンが揺れる。
あなたを永遠に待ち続ける。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1254442798582882304 

『お写真拝見しました。強い怨念と怒りを感じます』
「やっぱり、肝試しでふざけて騒いだから…」
『ええ。こちらで処分致しますので、こういった場所にはもう……、…あつ、熱い』
「もしもし?先生?」
『熱い、熱い熱い熱い!!助けて!!たす』

…また駄目だった。
次は誰に相談しようか。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252094558021627904 

友人には複数の彼氏がいる。
全員にぬいぐるみをねだり、くれた子の名をつけている。
「いい加減にしないと刺されるよ」
「平気平気」
笑う顔が吹っ飛んだ。
響くブレーキ音。
「ありがとね、タカシ」
友人は無傷で、ぬいぐるみの一つが真っ二つにちぎれていた。
校庭から悲鳴が聞こえた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252158118252838912 

川原で鬼ごっこをした。
気がつくと夕陽が沈みかけていた。
鬼で終わるのは嫌だ。
「●●ちゃん、影踏んだ!」
顔もよく見えなかったから、曖昧に名前を呼んで、影を踏んだ。
「捕まっちゃった」
その子は笑って手を繋いだ。

それから今も、●●ちゃんと手を繋いだまま。
顔も見えないままだ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252722427051704320 

おじいちゃんが作った紙のお雛様。
いらうと怒られるから、見るだけ。
…あれ?一人いない。
いねわら?だけがある。
「遊びに行っちゃったの?」
お雛様に話しかけたら、
一斉に私の方を向いた。
『見られた』『見られた』『見られた』
結局お雛様は帰ってこず、私はおじいちゃんに怒られた。

#呟怖 https://twitter.com/KuromutaHatsuro/status/1253178861224779777 

#返怖
#呟怖

…もしもし私…。
「まだか、駅からの道教えたのに」
…北とか東とか解んない…上下左右で言ってよ…
「今地図回してるだろ」
…なんで解ったの!?
「見てるからな」

かつては俺より年上だった、小さな怪異。
「今、お前の後ろにいる」
悔しそうに俯いたぼろぼろの頭を、そっと撫でた。

友人の家に遊びに行くと、
「アマビエの魚拓」
とやらを蔵から出してきた。
ああ今流行りの…絵に描いて人に見せるんじゃなかったか?
「ご先祖に絵心が無かったから、魚拓を量産して配ったんだって」
いやいやいやひどくない?
『全くじゃ』
友人の手の中で薄べったいものが呟いた。
本体!?

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1252467469974818818 

濁流から猫を助けた。
昔飼ってた子と毛色が似ていた。
病院に行こうとしたらびちびち暴れたので、連れ帰った。
キャットフード、食べない。
ミルク、目を離した隙に空になった。
自分用のおにぎりもなくなってた。
そして、後頭部の口から盛大なげっぷを放ったのを見た。
これ猫じゃない。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1252077378186047488 

俺の女房は幽霊なんだ。
絵の修復を生業とする友人が笑った。
幽霊画を修復したら、絵の幽霊に似た女が現れ、惚れたのだと。

それから音沙汰が無く、友人の家を訪ねた。
横たわる男女に目もくれず、破れた幽霊画を修復していた。

「大丈夫…また直してやる…大丈夫…」

ぶぅんと蝿が飛んだ。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1251382801468809218 

気がつくと知らない家にいた。
壁にぼろぼろのタペストリーが揺れている。
風もないのに、と指で触れる。
それは無数の虫だった。
指先から次々と細い虫が入ってくる。
身体中に黒い線が浮かび踊る。
虫が虫が虫が虫が。

目が覚めた。
夢か、と額の汗を拭う。
目の端で何かがずるりと動いた。

#呟怖 https://twitter.com/MATTARINEKOkob1/status/1249163187519467521 

その目に映る私を見せて。
そっと頬に手を添えて覗きこんだ。
涙で洗われたあなたの目に、
私の後ろの風景だけが映っていた。

#呟怖 https://twitter.com/Moto16353846/status/1250410288718864386 

最近できた彼女と廃墟に来た。
「えっ、すごいね!」
すごいだろ?
「すごいね、お兄ちゃん!」
見たことないだろ?
「これ全部お菓子なの?」
食べてもいいんだよ。
彼女は窓を割り、ばりばりと食べ始めた。

この廃墟を男女で訪れると、女が狂う。
グレーテル症候群。
お気に入りの場所だ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188703467180034 

かき氷のお店に友人を誘ったら、嫌がられた。
毎晩夢で食べていると。
雪山に苺シロップをかけて、スプーンで掬って、口元に運ぶ無数の手。
覚めるまで延々と続く。
だから最近は寝てないと笑った。

数日後、友人は亡くなった。
ボタンが弾け飛ぶほど膨らんだお腹には、霜が降りていたという。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188385870286848 

ロック画面が知らない写真になっていた。
暗闇に苔むした鳥居。
奥から視線を感じ、鳥肌が立った。

また姉の悪戯だ。
私が弱気になると、酷く怖い目に遭わせて、まだ生きたいと思わせる。
「いつまでも子供なんだから」
スマホを持つ己の手に皺を見て少し笑った。

姉はまだ成仏しないようだ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188492304883714 

おおい、危ないぞ。
ギロチン池に近づくな。

昔な、子供が遊んでたんだ。
氷が張った上を歩いてたら、割れて落ちてな。
必死に顔を出したら、
氷に両側から挟まれて、皮一枚になっちまったんだよ。
ほら、俺の首に痕があるだろう?

おおい、逃げるのかあ。
そっちは深いぞ。
ははははははは。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188262704492552 

幽霊が出ると噂の廃病院を訪れた。
床に散らばるガラス片と、煙草の吸殻。
それらが急に途切れた。
頭上には診察室のプレート。
「次の方、どうぞ」
磨りガラスの向こうで優しい声が呼ぶ。
ああ、あれはお母さん。
奥に座っているのがお父さん。
涙がぽろぽろと溢れ、私は

警察に通報した。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188145435947008 

『西階段の黒井さん』
昔、生徒が事故で焼死した。
亡くなった時間にその場所で
「黒井さん、連れてって」
と言うと、連れてかれる。
黒焦げになって。

「…だって!怖~い」
親友のアヤカの手には学校の怪談の特集記事。
怖がる私に、大声で読み上げてくれた。
私はちらりと腕時計を見た。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249143104868945923 

道に迷って辿り着いた旅館。
立体迷路のように植えられた椿。
「お待ちしておりました」
二人の老婆が深々と頭を垂れた。
とん、と右肩が叩かれ振り返ると、
椿の花が肩から転がり落ちた。
向き直ると、右の老婆の首が転がっていた。
「ではこちらへ」
左の老婆がしわりと笑んだ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1247319909094187008 

#返怖
#呟怖

子供たちは口々に言った。
「違う!本当に死んでたんだ!死んでたのに!」
検死の結果、吊るされた子供は死後三日経っていたと判明した。
死因は頭部を強く打ったことによる脳挫傷。
半分潰れた頭を傾けて、
「何も無いよ」
と呟いた姿が恐ろしかったと、
子供たちは語った。

子供の頃、あの子と遊んだ桜の木。
枝に紐をかけてブランコ遊びをしたり、今から考えると無茶をしていた。
「枝垂れ桜は内側から見るのがいいんだ」
あの子の言葉を思い出して、木の幹に寄りかかる。
自分が咲いたようで心地いい。

おかえり

満開の桜でできた輪が、目の前に垂れ下がった。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1244955992275599366 

偶然、花びらが口に入り、甘いと呟いた。
彼も半信半疑で口にする。
本当だ、甘い。
酒に浮かべれば殊更うまい。
二人とも夢中で花をむさぼった。

桜の下から身元不明の男が見つかったのは、三日後のこと。
根が腹を貫き、胃の中の粉にまみれていた。
それを彼が一心に舐めていたらしい。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1245018072676569096 

ゴミ当番は嫌だ。
粗大ゴミの日でもないのに、
子供用の自転車が捨てられていた。
仕方なく持ち帰った。

それから頻繁に夢を見る。
あの自転車に乗って、
耳が欠けた鼠に遊園地を案内される。
ジェットコースターも自転車で走らされる。
赤いフレームがひしゃげる。
耳障りな笑い声が響く。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1243326777776205824 

霧が濃くなってきた。
これはこれで良い眺めだ。
ふと視線を落とすと、
桜の木の根本に黒いものがうずくまっている。
桜霧に黒猫。
なかなか幻想的じゃないか。
カメラを向けると黒猫がすくっと立ち上がり、
するすると伸びて桜の枝を超えた。
今は私を見下ろしている。
霧が濃くなってきた。

#呟怖 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1243399435222056963 

死の瞬間を繰り返す霊。
満開の桜に縄を結んで泣いている。
家族が悲しむよ、生きていればいいことあるよ。
陳腐な言葉を並べれば踏み台にかけた足を下ろし、走り去る。
そして近くの灯台から身を投げるのだ。
この風景の中で死にたかったんだろうな。
わかる、と呟いて、踏み台に足をかけた。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1242307717848387584 

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