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月浦影ノ介|19ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 強い風が吹いて弟の帽子を飛ばしました。木陰の坂道。夏の静かな午後でした。幼い弟は私の手を離して帽子を追い掛け…。私が振り向いた時には弟の姿は既に何処にもなく、ただ帽子だけが残されていました。後で知りましたがあの坂は「天狗坂」と呼ばれ、昔から子供がよく神隠しに遭ったそうです。 https://twitter.com/sousaku9116/status/1133903740774244352 

#呟怖 貴方には視えるのですか、あの娘が。ええ、お察しの通り死者です。黄泉国の巫女に選ばれた娘は、この屋敷で作法を学び送り出されるのです。なぜ顔を隠しているのかですって? 死者に打覆いをするのは当然でしょう。吹く風は初夏の兆し。移り行く季節の美しさに、未練を残しては可哀想ですから。 https://twitter.com/11Airou/status/1133350267334774784 

#呟怖 露店の金魚掬いで捕まえた金魚を水槽に放した。するとあくる朝、驚いたことに金魚が数十匹に増えている。私が持ち帰った金魚はたった一匹のはずだ。不思議なこともあるものだと暫し呆然と眺める。仕方なく近所の子供たちに分け与えたが、翌日それらは皆まるで泡のように消えてしまった。 https://twitter.com/moon04cat/status/1132186331671478273 

#呟怖 幼稚園の近くに落ちていた、多分あやとり用の毛糸。そういえばあの子はあやとりが好きだった。教室の片隅でいつも一人、あやとりしながら母親の迎えを待っていた。死んだのは冬の始め。母親の手に掛かって。あの子の笑顔を思い出し、毛糸を拾うとふと耳元で声がする。あやとりしよ、せんせぇい。 https://twitter.com/kurohacci/status/1132932801752211457 

#呟怖 ここはかつて無名戦士の墓だった。今では歴史の地層に埋もれ痕跡すら見当たらないが。異国の地で肉体は塵埃と化したが、魂はなおも留まりて風に吹かれている。遥かな祖国を思うのか、剣を携えた騎士が地平線の彼方を見つめ静かに佇んでいる姿を、今もときおり目にすることがあるという。 https://twitter.com/moon04cat/status/1132186409605853185 

#呟怖 ある小学校の運動会。百メートル走で一位になった子が見当たらない。教師も父兄も子供達も皆その子を見てるはずだが、どこの誰だか分からない。それどころか顔すらも思い出せない。ただ元気良く風を切って走る後ろ姿だけは覚えている。この小学校の運動会では毎年そんなことが一度はあるという。

#呟怖 #返怖 墜落する旅客機。乗客らの生存は絶望的だ。しかし駆け付けたレスキュー隊が見たものは動く屍の群れだった。次々と襲われ屍鬼と化す隊員達。恐怖はたちまち街から街へと拡がり津波のように国土を飲み込んで行く。それは文字通り「死者の丘」から始まった世界の終わりを告げる災厄であった。https://twitter.com/niseshugyousha/status/1131562361091809281 

#呟怖 祖国まであと数時間の旅。私の身体は病に侵されている。死者を蘇らせる新種のウィルス。発症すればそれは瞬く間に地上を地獄絵図に変えるだろう。私を裏切った祖国に死の復讐を。機内の乗客は既に感染している。動く屍が彷徨う廃墟と化した街を、沈む夕陽が照らす光景はきっと美しいに違いない。 https://twitter.com/moon04cat/status/1130966426653564928 

#呟怖 ある女性の話。スーパーでトイレを借りようとした所、女子トイレの入口に薄気味悪い男が立っている。店員に知らせ確認に行って貰ったがそんな男はいなかった。それから一年と経たずそのスーパーは潰れた。後で聞いた話だが、そのスーパーの女子トイレは男の霊が出るという噂で有名だったそうだ。

#呟怖 トンネルの入口で若い女を拾った。彼氏に置き去りにされたという。「喧嘩したのか?酷い彼氏だ」同情するフリで下心を隠す。「死んだの。このトンネルで。事故だった。私を置き去りにして」女はそう言うとハンドルを掴み左へ切った。「私を彼の所へ連れてって…」トンネルの側壁が目前に迫った。 https://twitter.com/moon04cat/status/1129018814115377152 

#呟怖 冗談じゃない。呟いて月が浮く盃を仰いだ。朝方、大勢の死人が浜辺に上がった。近くの海で戦があったのだ。海の匂いは血の匂い。しばらくは鮫が集まって漁になるまい。波音に混じる雄叫びと、水平線を彷徨う蒼い人魂の群れ。さっさと成仏しろ亡霊ども。吐き捨てるように毒づき、また盃を仰いだ。 https://twitter.com/kura_ake_tako/status/1129007262578511872 

#呟怖 夜の湖は怖い。僕がそう呟くと君は「臆病なのね」と笑った。たぶん幼い頃、夜の湖で溺れた経験があるせいだ。闇の奥に呑み込まれ、沈んでゆく感覚は今も忘れ難い。そういえばどうやって助かったのだろう。まるで覚えがない。僕は生きてるよねと訊ねると、君は小首を傾げ「さあ?」とまた笑った。 https://twitter.com/r_Okishima/status/1128966068666421248 

#呟怖 川岸で眺めていると、何やら紅い物が流れて来た。毬である。金色の刺繍が施されたそれは、まるで意思を持つように私の足下に辿り着いた。拾い上げようとした私の手首を、水中から現れた手が掴む。凄まじい力で引っ張られ、もう片方の手で毬を掴み遠くへ投げると、それを追うように水中に消えた。 https://twitter.com/moon04cat/status/1128305260525641732 

#呟怖 友人の美容師の話。若い女性客の後頭部に大きな瘤がある。その瘤がどうにも赤ん坊の顔に見えて気味が悪い。後日、その女性客が逮捕された。密かに産んだ赤子を殺害遺棄した容疑だ。家族すら妊娠に気付いていなかった。あの瘤は殺された子が自分の事を伝えたかったのかも知れないと彼女は言った。

#呟怖 夕陽に照らされ影が伸びる。人の形を留めず異形と化したそれは、私の怒り、憎しみ、苦しみ、怨み、嫉妬、殺意、後悔、無念、空虚…そして絶望。影は泣いている。救いを求めるように手を伸ばす。でも私にはどうすることも出来ない。ごめんね、と呟いた刹那、悲鳴のような両手が私の首を締めた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1127131143021588481 

#呟怖 弟が行方不明になった。友人達と出掛けた海辺の町。旅館から突然姿を消したという。あの日に撮ったデジカメを改めて見たらこんなのが出て来て、と弟の友人が差し出した一枚の写真。こんな奴いなかったのに…と彼は震える声で話す。それを見た瞬間、私は弟がすでにこの世にいないことを確信した。 https://twitter.com/souichis2/status/1126859900246618112 

#呟怖 辿り着いたのは小さな社。今夜の寝ぐらとしよう。路上生活三年。帰る家はなし。横になって丸くなるとまるで猫になったようだ。いつしか眠り目覚めるとひどく空が高かった。何故か身体は猫になっている。啼く声に振り返ると昨夜の猫。もはや人の世に未練もなく、呼ぶ声に向かう足取りは軽かった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1125775974753132544 

#呟怖 西の稜線に日が沈む。車列は遅々として進まない。後部座席で寄り添う妻と幼い息子。私が殺した。この手で首を締めて。私は死ねなかった。子守唄が聴こえる。幻聴ではない。妻の遺体が憐れな我が子の為に歌っているのだ。堪らなくなってラジオを付けた。それでも子守唄は低く私の罪を責め苛んだ。

#呟怖 雨が降り出すと、爺さんは軒下の台に魚の餌を山盛り置いた。すると何処からか現れた魚の群れが、台の餌をあっという間に喰い尽くした。驚きのあまり声も出ない。雨になるとコイツらが来るのさ。どこに棲んでるか知らんけどな、と爺さんが笑う。やがて雨が上がり、魚の群れはいつしか消えていた。 https://twitter.com/nnsnk/status/1124856465062105089 

#呟怖 ツーリング中、一台の廃車を見付けた。車内を覗くと一冊のアルバム。一人の女性の誕生から大人になるまでの写真が沢山貼られていた。後日、知人夫婦が行方不明になり、先日の廃車を見付けた場所のすぐ近くの崖下で、転落した車の中で遺体で発見された。そこは自殺の名所として有名だという。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1124626933923237888 

#呟怖 ある有名作家が住んだ家。死後はそのまま記念館になった。展示物は彼が愛用した品々、万年筆と古い机。ときおり見学者の傍らを誰かがそっと横切る。無人の安楽椅子が風もないのに揺れる事も。きっとまだここにいるのかも知れませんね。記念館の館長を務める孫のA氏は懐かしそうにそう語る。 https://twitter.com/corin_tsubukowa/status/1124151253519388672 

#呟怖 従兄がお化け屋敷でアルバイトを始めた。従兄は幽霊役らしい。数ヶ月後、従兄の様子がおかしいと母から聞いた。妙にぼんやりしてたまに意味不明の事を口走る。今までの明朗快活な従兄と明らかに異なる。それから間もなく従兄はバイト中に幽霊の衣装だけを残して失踪した。行方は今も分からない。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121037732942237696 

#呟怖 道場へ行くと奇妙な巻き藁が置いてあった。通常は長方形だが、これは人型を模している。試しに突き、蹴ってみる。手応えは悪くない。師範が折ってみろと言うので渾身の正拳を放つ。鈍い音と共に巻き藁が折れた。師範は何故か満足気だ。翌日、ライバル道場の師範が首の骨を折って死んだと知った。 https://twitter.com/suika_sheep/status/1123172189761499136 

#呟怖 隙間は隙魔。僅かな隙間に魔は忍び寄る。元号が平成から令和に改まる僅かな隙間、日本を守護する結界が弱まるんだ。陰陽師の末裔を自称する友人(中二病)はそう語る。やれやれまた始まったか。呆れつつ空を仰ぐと翼を持つ異形の群れが雨雲の下を飛んで行く。な、言った通りだろ。彼は薄く笑った。

#呟怖

ただ薬草が欲しかった
母の病を治すため
禁忌を犯して入った御山

いつしか道を見失い
同じ所を行ったり来たり

朽ちた社と石燈籠
麓の里は見えるのに
帰り着けない迷い道

彷徨う現世と異界の狭間
二度とは戻れぬ神隠し https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1122578291615920129 

#呟怖 影を失った兄に皆は冷たかった。仕事を首になり恋人に去られ友人は皆離れた。失踪して一年後、兄は鬼の影を従えていた。兄は自分を裏切った者達の影を鬼の影に喰らわせた。影を失った彼らは絶望し次々と自殺した。兄は復讐を果たした。そして満足気に頷き最後に自分の身体を鬼の影に喰らわせた。

#呟怖 その家に越して来た日の夜、ふいに梁の軋む音がした。次の瞬間、大地震かと思うほど家中が激しく鳴動して慌てて外へ飛び出す。が、他の家は特に何事もない。その後も幾度か似たような事が続き、仕方なく転居した。後日、取り壊されたその家の床下から、数体分の人骨が発見されたと報道で知った。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1121400224755281920 

#呟怖 「貴方もお一つ如何か」ざあっと風が吹き月明かりに花が散る。声を掛たのは恵比寿顔の男。差し出された盃にひとひらの紅雫。ついと喉に流し込むと遠く山合いに鼓が響く。深々と夜が更けて行く。目覚めるとあれほど見事だった桜樹が影すらない。およそ狐狸にでも謀られたか。朧月夜の春の夢。 https://twitter.com/txF9xDLPCDsARyK/status/1121261519327514624 

#呟怖 すっかり花も散って葉桜の季節だ。彼女が死んだのは二十年も前の事。あの桜の樹の下で首を吊って。私もずいぶん年を取った。最近はなぜか彼女がよく夢に現れる。目覚めると手のひらに、淡い紅の花びらが一枚。きっと迎えに来てくれるのだろう。あの桜の樹の下。丈夫なロープを用意しなければ。

#呟怖 現場は悲惨なもんだった。他所者の若い連中が樹海に入ったてんで、まさか集団自殺かと捜しに行ったのさ。全員死んでたよ。しかも殺し合った痕がある。祭壇みたいなのを設えて、牛の生首が神様みたいに祀られてやがった。ありゃあ何かの儀式だったのかねぇ…と、Fさんは気味悪そうに身震いした。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1115090695579025409 

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