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修行者|14ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖
(この絵を切り裂けば……)

俺はナイフを握りしめた。
絵の中の彼女は助けを求めている様に見えた。
彼女を助けたい。
その筈なのに、体が動かない。

「じれったいなあ」

後輩がアートナイフを振り上げた。

「会いたいならこうするしかないでしょう?」

言いながら、その手を振り下ろした。

#呟怖
「ねえ部長?」

「……閉じ込められた彼女の霊体を解放すれば、仮の時間、自由になる事が出来る。

だがその後、お前は霊体に束縛され、この世にはいられないだろう。

この絵を切り裂けば、彼女は解放される。

どうするかはお前の意思だ」

部長は俺にアートナイフを手渡した。

#呟怖
「連れて行かれそうだったんですよ、あっちの世界に」

「……海に行く、って、約束したんだ」

「ま、その瞬間先輩の守護者が一面地獄の業火にしてましたけどね」

「……遊園地行って、観覧車乗って……」

「夢見がちですね。
でもその夢、叶わないでもないんですよね?」
後輩が微笑んだ。

#呟怖
「だから絵の中に閉じ込めて良いっていうんか!?あんたは!?」

生まれて初めてというくらいの怒りの感情が体を包んだ。
視界が赫く染まり、部屋の中を突風が荒れ狂う。

「まあまあまあまあ、手荒な真似はやめて下さいよ。命の恩人に対して」

パンパンと手を叩きながら、後輩が入室してきた

#呟怖
部室に入ると、部長がイーゼルの前に座っていた。

キャンパスには、廃屋の少女が描かれていた。
泣いている様に見えた。

「どういう、事すか?」
抑揚のない声が口をついた。

「お前の会っていた子は、この世の者ではなかった。
お前を連れて行こうとしていた。
だから私は……」

#呟怖
民家は廃屋だった。
いつも彼女がいた窓は吹きさらしで、人の姿などどこにもない。

(どこだ?)

建てつけの悪い玄関からカビ臭い屋内に入る。
彼女の部屋は、あちこち床が抜けかかっていた。

何か落ちているのを見つけた。

ボロボロに朽ちかけていたが、初めて彼女とあった時の人形だった。

#呟怖
いつもの様に出かけようとすると、
「先輩、ニブイから言っちゃいますね。
昨日部長が封じましたよ。あの子」
振り返ると後輩が笑っていた。
人懐こい笑顔で。

「先輩憑かれてるの全然気付かないんだもの」
「あの子に何をした」
「僕はなにも?」
とぼける後輩を突き飛ばし、民家へと走った。

#呟怖
それから、女の子とちょくちょく話す様になった。
なにせ本当に外に出た事がほとんどないらしく、俺の話す事全てが珍しい様だった。
海水浴と遊園地の話によく食いついた。

「お前、最近何かあったろ?」
無駄に鋭い部長の追求をかわすのが大変だった。

後輩は、人懐こい笑顔で只笑っていた。

#呟怖
民家の窓辺には女の子がいた。
勝手に敷地に入ったのはマズイ。

「すいませんでしたー」

慌てて去ろうとすると呼び止められた。
窓から人形を落としたらしい。

「外に出るの禁止されてて」

体が弱いんだそうだ。
拾った人形を渡そうとして女の子の手に触れた。

氷の様に冷たかった。

#呟怖
見慣れない山道の先には、朽ちかけた鳥居があった。

(先に神社があるかもしれない)

古建築を見るのは嫌いじゃない。先に進んで見る。
と、鳥居をくぐった辺りから空気が変わった。

視線を感じる。
風で葉が舞う音が足音に聞こえる。

道の先にあったのは、神社ではなくて民家だった。

#呟怖
部室で後輩が話しかけてきた
「先輩、僕、部長を好きになりました。
応援してくれますよね?」
「ん?ああ」
「約束ですよ」

後輩の目が赫く染まった。と同時に後ろに吹き飛んだ。窓ガラスが割れる

「…宣戦布告したら逆にやられました。先輩のソレ、強すぎです」
血を拭いながら後輩は笑った

#呟怖
部長の絵のコレクションを見せてもらった。

意外にも穏やかな表情の人物画が多い。

「成仏出来ない子はさ、忘れて欲しくないんだよ。魂込めて描けば、大概成仏する」
と部長。
「話の通じない奴は閉じ込める。今持っているのがそれだ」
中年男性がガン見していた。

「やるよ」

いりません。

#呟怖
後輩が服を赤く染めて部室に入ってきた。

「出過ぎました。キツネ霊にやられました」

取り敢えず床に寝かす。

「動くなよ。今描くから」

「何考えてるんすか!」
部長の言葉に思わず声を荒げる。

「ぶ、部長。尻尾はモフモフでお願いします」
「そうだな」

……お前ら一体なんなんだよ!?

#呟怖
部室で部長と後輩が絵を描いていた。
が、どうもモデルが見当たらない。

微笑む少女を描く部長に聞いてみた。
「ああ、生前の姿を再現して描いて欲しいってさ、言うから」

なるほど。
で、この赤黒い××××が××肉塊××な××××い絵を描いている後輩君は?

「僕のは写生です」

あ、そう。

#呟怖
花見に行った。
「すげー!」
部長がはしゃいでいる。
「見ろよあの枝、3人は首吊ってんぜ」
893な花見客達がこちらを睨む。
「待ってて、今描くから」
スケッチブックを取り出す部長を引きずるようにしてその場を離れた

部室に戻ると、
「何連れて来てるんですか?3人も」
と後輩に言われた。

#呟怖
部室で部長が石膏デッサンをしていた。

描きながら
「コラ、動くな」
とか言っている。

(結局、石膏像は動いているのかよ)

と思いながら覗いてみると、石膏に触手のような、蛇のようなものがウネウネと這い回っている絵だった。

「気をつけなよ。咬まれるから」
部長がこちら見ずに告げた。

#呟怖
部室にいると、後輩が話しかけて来た。
「部長に隠れて気付かなかったけど、先輩も相当なもの持ってますね?」

え?何が?

「僕が女だったら、絶対先輩の事、放っとかないなー」

何が何が?

「ね、先輩は相手が男でも大丈夫ですか?」

「何がだよ!?」

#呟怖
ついに美術部に新入部員が入った。

「部長って凄い人ですよね!」
人懐っこい笑顔で話しかけてくる。
「相当モテるんじゃないですか?」
コケそうになった。
「お前な、あの性格でどの男が寄って来るっていうんだよ!?」
「あれ?僕、生きてる人間になんて言いましたっけ?」
…どういう意味?

#呟怖
「美術部に人が入らないのは、この『石膏像が動く』っていう7不思議のせいだと思うの」

いや、部長のキャラが濃すぎるからだと…

「そこで、一晩ここで見張って、ガセだという事を証明したいのね」

それで布団とか持ち込んでるのね。

「あなたにお願いがあります」

…悪い予感しかしない。

#呟怖
入社式で、壇上に立った先輩社員が、突然

「みんな逃げて!この会社にいたらころ……」

と叫んで、取り押さえられて退場した。

何言ってるんだろ?歓迎会の食事を食べてからとても調子いいのに。

お客様の為に寝食を忘れて働けるのに?
自分の時間を全部会社の発展のために捧げられるのに?

#呟怖
小さい頃、畑にカラスが吊り下げられていて、それがビクビク痙攣していて、怖くて逃げた事があった。

調べると、「鳥除けの咒」といって、半殺しの鳥を吊り下げて鳥害を防ぐというおまじないだそうだ。

さらに調べると「賊除けの咒」というものがあったらしいが、それ以上調べるのは止めた。

#呟怖
#潰怖
妻の霊に2度目の死を与えたMAEDA…
許さない。
博士は復讐の為、あの男の「逆属性の生物兵器」を造り上げた。

「ご主人たまー
パンケーキ出来ましたよー」
メイド服の少女がにっこり微笑む。

「…これで奴に対抗出来るんですか?」
呆れる助手に、博士は不敵な笑みを浮かべた。

#呟怖
「音楽は自由だ」
そう信じた少女は、メジャーデビュー目前に、業界の論理に縛られた。
追い詰められた彼女は自死を選んだ。

俺は全てを捨て、音楽ソフト開発に打ち込んだ。
ソフトには、彼女と同じ「ミク」
の名をつけた。

ボーカロイド「初音ミク」が音楽の世界を変える、約2年前の物語だ。

#呟怖
ある日、暴走トラックが突っ込んできた。
その時、「マジカルパルル〜」の呪文と共に、アニメ「魔法少女エリカ」のエリカちゃんが僕を助けてくれたんだ。

ああ、エリカちゃん。
僕の愛に応えてくれたんだね。これからもずっと一緒だよ。

っていう実話を、誰に話しても感動してくれないブヒ

#呟怖
バスに揺られていた。
気持ちいいし、景色もきれい。
少し眠りたいな。

と、前に誰か立った。
顔が割れてるみたいな異様な人。
「ここで降りなさい」
怖くって叫んだ。

気付いたら病院だった。
命が危なかったって。
朧げな意識の中、昔ボロボロになるまで一緒だった人形の事を思い出した。

#呟怖
中途社員が入社してきた。
上司の紹介で入室してきた女性を見て……戦慄が走る。

昔、殺したはずの女だ。

「若輩ものですが、ご指導、ご鞭撻宜しくお願いします」

ぺこりと頭を下げると、俺の隣の席に着いて、そっと耳打ちする。

「宜しく。人殺し先輩」

ぷん、とかすかな腐臭がした。

#呟怖
少し古くなった墓石を磨きながら話しかける。

「なあ、俺、幸せにしたい人が出来たんだ。
祝ってくれとは言わないけどさ、今度、一緒に挨拶に来ていいかな?」
供花が少し揺れた気がした。

数ヶ月後、1席だけ開けたはずの披露宴の集合写真は、満席の笑顔で埋まっていた。

#呟怖
某野党の街宣車が走っていた。

よく見ると、車の中でこの世のものではない女が、呪詛の念をスピーカーに乗せて拡散させている。
ちょっとまずいと思い、
「悪い者が乗っているので、お祓いした方が……」
と声をかけた。

「知ってますよ」

同乗者は笑顔で答えると、走り去った。

#呟怖
#潰怖
「生きてるときは出来なかったけど、僕、絶対守ってあげるからね」
姉の制止を振り切り、弟は部屋を飛び出した。
やがて鼻歌交じりで階段を登る音がして、部屋のドアが開けられた。
「なんだ今のクソガキ?ウンコかと思って踏み潰しちまったぞ」

この世ではない、姉の絶叫が響き渡った。

#呟怖
(あー、学生服着てお勉強かよ。かったりー)
そう思っていると、声をかけられた。
「ね、あんた時間飛び越えて来てるでしょ」
思わず飛び起きる。
「気をつけなよ。ウチの厚くん、歴史変える奴にはマジやばいから」
悪戯っぽく笑って女子が去っていった。

この任務も一筋縄ではいかないようだ。

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