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パンダ番長|41ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

曇天を見上げる。
ダイヤモンド富士の夕暮れまであと一時間もないってのに。
俺の気持ちに同調するように、付近の茂みもざわめいている。

ふと、山の入口で出会った老人の言葉を思い出す。
「日が暮れるまでに山を出ろ」
思い出した途端に晴れてくるんだ……周囲のざわめきが増えた気がする。
#呟怖 https://t.co/fZ5k0MgMlU

私には双子の妹がいた。
なぜか行動の決定権はいつも妹にあった。
あの廃墟へ探検に行ったときも。

あれから十年。
一人になった今も私は廃墟を廻る。
入り口で、私の中の妹に尋ねる。
「私は行きたくないけど……さよなら、行く?」
『さよは、いきたい』
妹の声に、また背中を押された。
#呟怖 https://t.co/vrqROnWQGh

旧大統領官邸前にある「英雄の像」。
いつ訪れても、街の人々が祈りを捧げている。

私にはその光景が受け入れ難い。
石膏を染み込ませた布を被せた思想犯を、生きたまま焼き殺した結果なのだと知る前から。

あの像には禍々しい影が無数に纏わりついていて、邪神崇拝にしか見えなくて。
#呟怖 https://t.co/357w9qi6Gg

三角コーン美味しいよね。

え、知らない?

うん……田舎では皆、そう呼んでた。

味?
コーンスープとクラムチャウダーが混ざった感じ。

今日の鍋みたい?
うんうん。そうだよ。入れたもん。

どこから……って、お風呂場で飼ってるの。

見ていいよ?
壁にびっしり張り付いてるから。
#呟怖 https://t.co/QTYE7T4SDk

通夜に夜おばけが来たら、その後一年間、遺族は息災だという。
くたびれた喪服に山高帽、鼻が異様に大きい男。
「夜おばけ」と自ら名乗る。
でもね、彼が預けようとする傘は、絶対に預かってはいけないんだって。
それを守れないとたくさん死ぬ。
あの日、夜おばけを見て生き残ったのは私だけ。
#呟怖 https://t.co/UTnXqu8GfS

「聞いてよ! さっきトイレで手を洗っていたらね!」

同僚の話を、私は出来の悪いジョークくらいにしか思っていなかった。
だって信じられないでしょ。
手を洗っただけだよ?
都心のオフィスビルの22階だよ?
なんで泡の中から小ちゃなカマキリがわらわら出てくるの?
返して! 私の指先!
#呟怖 https://t.co/lsCzdR1cYU

じいちゃんが「パソなんたら」の教室に通い始めたと言い出した。
足が悪く散歩ですら手すりのついた廊下の行き来だけのじいちゃん。
とうとうボケたかと思った矢先、深夜にテレビと話しているのを見た。
電源は入っていないのに画面には確かに誰かが映ってイナカッタ。明日ノ授業ハ俺モ出ナキャ。#呟怖 https://t.co/6jJzFidxBI

街灯の光が両手と首だけをやけに白く照らしてたんだ。
顔は覚えてない。
真っ黒い紙袋から何かを取り出して俺の肩にかけてくれたよ。
その瞬間は首筋がヒュッとして……それ以外は覚えていない。
どうやって連絡取ったか、レンタル背後霊って何なのか、あの心霊スポットで俺だけ助かった理由も。#呟怖 https://t.co/x1ZC9MVIRm

村外れの「不吉の森」は禍を知らせると古くから言い伝えられていて、村民は毎日交代で見回りに行く決まりだ。

今日の森のざわめきは、妙に胸の奥をもざわつかせる。

帰宅した私を出迎えた娘に違和感を感じた。目が血走っている……どこかで見た……あ!
毛細血管があの森の枝ぶりと同じ形だ。
#呟怖 https://t.co/1JHefl5XaF

蚤の市で見つけた辞典。何の辞典だか分からない。
例えば「a」の最初の項目「Aglon」には「次にTetagramを唱える」としか書かれていない。「Tetagram」には「次にVaycheonを唱える」と。
買って自宅に戻り、とりあえず項目を孫引きしながら唱え続けていたら、妻が死に、悪魔が現れた。#呟怖 https://t.co/cOEM4TFioy

いつからだろう。
木が人の姿に見えるようになったのは。
まだ明けきらぬ朝靄の中、出会う彼らにはじめのうちは挨拶さえしていた。陽が登りきると、もう木にしか見えない。
しかも、姿を見てしまった人は一年以内に亡くなる。

その事を母に話したら、棺桶職人だった祖父もそうだったと聞いた。
#呟怖 https://t.co/1HXLBSMfw4

Twitterの新機能フリート。
拡散されないし、24時間で消えるしと愚痴ばかり書きまくった。
そしたら足跡に、一度も絡んだことがない人をよく見るようになった。
試しに飛んでみたらTwitterのアカウントトップではなく怪しいサイトに直接繋がった。
24時間以内の殺人を請け負う闇サイトに。
#呟怖 https://t.co/dpSFCIphLq

この街にはスピーカーが多い。その稼働回数も。

「サイレンだ! 耳を塞げ!」
誰かが叫ぶ。

それに最初に遭遇したときは理解できなかった。
しかし振動するスピーカーから大量の黒い虫が這い出し、周囲を飛び回り始めたとき、私はすぐに耳を塞いだ。

災漣が耳に入った人の行方は、知らない。
#呟怖 https://t.co/ceEMB2idIM

彼の部屋には悪趣味な硝子の裸婦像が並んでいる。何が悪趣味かと言うと全ての像に毛が混入しているのだ。
彼が撮影した女性のデータから型を造り、戦時中の御守りよろしくワザと毛を入れたという。
彼は幸運の女神達とか言っていたが、先日の地震の後、女神のモデル達の身体は悉く欠けたらしい。 #呟怖 https://t.co/QtwZ2HUwpf

彼の部屋には悪趣味な硝子の裸婦像が並んでいる。何が悪趣味かと言うと、全ての像に毛が混入しているのだ。
彼が撮影した女性のデータから型を造り、戦時中の御守りよろしくワザと毛を入れたという。
彼は幸運の女神達とか言っていたが、先日の地震の後、その女神達の身体は悉く欠けたらしい。 #呟怖 https://t.co/QtwZ2HUwpf

この世の中から消えないもの、それは残業~。
即興の鼻歌を歌いながら廊下に出ると、いつものように暗い。20時過ぎると節電で灯りが一つおきになる……あれ? 廊下、こんなに長かったっけ?
闇と灯りが交互に描く縞々を見つめていたら、いつの間にか数歩前へ出ていたことにも気付いた。
#呟怖 https://t.co/3cuZ8k7miF

見上げた螺旋の彼方は眩しくて、一対の天使の翼のようにも映る。
だが彼の光は決して我らを救いはしない。それどころか我が同胞を次々と突き落とす。
螺旋が回転を始め、壁際の仲間がすり潰されてゆく中、周囲の仲間の躯からまだ使える部品を集めて取り込んだ僕は、人間への復讐を改めて誓う。
#呟怖 https://t.co/24HKZuJHdW

立待岬は年に一度夜に立入禁止となる。地元漁師だけの秘密の祭があるからだ。

その昔、不漁を嘆く漁師の前に巨大な烏賊が現れ、漁師の子を寄越せば自分の子を穫らせると約束した……口減らしと豊漁の民話。

祭にて、投げた肉塊を受け取る巨大な触手を見たから漁師をやめたのだと祖父は語った。
#呟怖 https://t.co/P16n3pvcTJ

「三不思議いくつ?」
この学校では七不思議の話をするとき、必ずこう聞かなきゃいけないルールがある。
「二つ」
「じゃあ話すね。理科室のおじいさんの話」
三つより多く知ると死を封印できなくなるんだって。
私が知ってるのはプールのお母さんと音楽室の姪さん。他も気になって仕方がない。
#呟怖 https://t.co/o6CM13XOJm

この浜で視界の端が闇に食まれるとき、海汀女(アマナギサメ)に出遭うという。
裸足で波打ち際に立ち、海汀女の後ろの正面に願い事を言うと、叶うならば足の裏の砂が増え、叶わぬ時は足下の砂と一緒に魂も波間に呑まれるとか。
去年死んだ兄は海汀女の撮影が叶ったと言っていたが、本当だろうか。
#呟怖 https://t.co/YGU1IPbyuM

海岸も夕暮れも嫌いだ。
双子の妹と、最期のお別れをさせてもらえなかった海岸の、涙に滲んだ夕暮れを思い出すから。
姿を消してから一週間経っていた。変わり果てた姿だからと私は近寄らせてももらえなかった。
そのせいか彼女は毎晩、夢枕に立つ。おそらく私が会わせてもらえなかったその姿で。#呟怖 https://t.co/fu1zjV2zbO

「ここは……」
「ああ、君は初めてか?」
「な、何をしているんですかっ! こんなこと倫理的に」
「静かにしたまえ。封印がブレる」
「封印?」
「出荷前の標識と交通事故死した親子のご遺体を一緒に49時間安置する。するとその標識の範囲では確実に事故が減るんだよ。さあ、早く入れ替えて」
#呟怖 https://t.co/NNt3Tj5p9R

うちの村ではみんな雷を恐れてるよ。
ああ、もちろん打たれれば命はないさ。でもそういうことじゃない。
雷が落ちてしばらくの間はさ、声が聞こえるんだよ。
どこから?
……地中から、なのかな。
ここいら一帯は古戦場でね……声だけじゃないのさ。
斬られた痛みや射られた痛みも感じるんだよ。
#呟怖 https://t.co/aHmi7f7RYE

じいちゃんの家は花火大会の会場が近いのに、庭からじゃほとんど見えない。
でも屋根に登ることは堅く禁じられていた。
一度だけ、こっそり登ってみたことがある。
瓦にそっと体重をかけたら、瓦の下で何かが蠢いて、慌てて降りた。
それ以来、あの瓦が何かの鱗に思えてならない。 #呟怖 https://t.co/s1jUSx5ARu

近道だと聞いたからこのトンネルへ足を踏み入れたのだが、こんなに暗くて長いとは……ようやく出口か……え?
思わず足が止まる。
視線を感じたのは、山の稜線とトンネルの天井とが目の形を成していたから。黒目部分も垂れ下がった木か何か……うわ、動いた?
違う。あれは浮いている生首だ。 #呟怖 https://t.co/7WeZxT7hZR

古い街並みが残る路地裏の薄暗い突き当たりにお気に入りの場所がある。
昔は汲み上げ式ポンプがあったその場所は、今はコンクリートの台座だけが侘しげに残っている。
夕暮れにその台座に座ると、あの通りを歩いていた過去の人々が透けて見えるから、その中の一人に恋をした僕は今日も座るんだ。 #呟怖 https://t.co/jG8o7FDoxW

うちの近所は夜になると騒がしくなる。
開かずの電話ボックスを探す連中だ。
その電話ボックスは見つけても決して中に入れないという。そりゃそうさ。電話ボックスの幽霊なんだもの。
しかもあれ人の恨みを買っているヤツにしか見えないんだよ……ああ、五月蝿いな。
また掃除に出なきゃ、か。 #呟怖 https://t.co/vmogNNEeu0

呟怖のお題画像として、昔住んでいた街の風景があがった。
懐かしさに目を細めた私のTLにまた別のお題画像……今度も見覚えある景色。またアップ、またまたアップ……お題画像はなぜか私の知る景色を、人生を追いかける。やがて自宅ベランダから見下ろす景色の画像を最後に、お題投稿は止まった。#呟怖

中学生の頃、お盆に駅前ロータリーで騎馬武者達の姿を見た。最初は映画の撮影だと思ったくらいリアルで、近くで交通事故が起きた瞬間に消えるまで霊だとは気づかなかった。
数年前、また見たんだ。
新田義貞像を見上げる騎馬武者達……の間にひしゃげた自転車に乗る血まみれのサラリーマンを。 #呟怖 https://t.co/WXU0OdSSyH

赤が印象的な瀟洒なペンション。そこに泊まった夜から、実家が濁流に呑まれる悪夢を観るようになった。
私が両親を温泉に誘ったのは、夢のせいでも大型台風の予報のせいでもない。
だが結果的に両親の命だけは助かった。
後日、ペンションのオーナーが神戸の震災で家族を亡くしていたの知った。 #呟怖 https://t.co/K9uQsrrPbv

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