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壱合|15ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖

あなたの横にある積み上げられた新聞の山、あ、今は見ないほうがいいですよ。
あなた、隙間が苦手だって言ってましたよね?
その折りたたんでできた隙間全部にね、小さな目が並んでるんですよ、びっしりと。 https://twitter.com/moon04cat/status/1230746253761208321 

#呟怖 #実話
夫のシャツの襟汚れは固形石鹸を使い手洗いで落とす。
結婚してからずっと続けている。
その日も洗面台で手洗いしていた。
もういいかと手を止めた時、ふと横にある洗濯機に目が行った。
白い機体に映った私の手がシャツを洗っている。
なぜか咄嗟に襟を見た。
汚れがまだ残っていた。

#呟怖

深夜の高架下。
道の影に入った時だった。
車とは違う騒々しい残響音と騒めく声。
上の道を大勢の何かが通っていく。
生臭い匂いを感じた途端、目の前に何か落ちてきた。
仄暗い街灯の下に歯形の付いた人の腕。
やがて音は遠ざかり、雲間から覗く月が道を照らす。
腕はいつの間にか消えていた。 https://twitter.com/yamatodousin/status/1228193656659574793 

落つる椿の転びゆく
その様まことの首のよう
ひとつ落ちてもまた咲いて
終わらぬ戦を憂い泣く

#呟怖 #返怖

#呟怖
#一行怪談

入れやすいようにと頭と腕と足を切り離して持ってきたのだがコインロッカーはどれも使用中で、せっかく持ってきたのにちくしょうと腹立ち紛れに蹴飛ばしたら扉が一斉に開いたので驚いて中を見ると、私の荷物と同じものが全部のロッカーに入っていた。https://twitter.com/moon04cat/status/1228174064604237829 

#呟怖

水溜りに滴が落ちるたびに花が咲く。
ぽた ひとつ
ぽた またひとつ
水溜りは大きな川になり、花は両岸を埋め尽くした。

振り向くと先生が腕時計を見ていた。
父さんと母さんが泣き崩れていた。
看護師さんが私の体から点滴を外していた。

さあ、川を渡ろう。 https://twitter.com/mattarinekokob1/status/1226086471745953792 

#呟怖

カンカンカンカン
踏切の警報音に他の音も声もかき消される。
カンカンカンカン
だから呼ばれても気づかなかったんだろう。
カンカンカンカン
風船がひとつ、線路上を滑るように飛んで行った。

遮断機が上がった。
俯いて渡る人たち。
みんな見たのだ、あの風船を。
そして、昨日の事故を。 https://twitter.com/marinegumi/status/1226804089196933120 

#呟怖
人々が気づいて見上げた時、既に遅かった。
一瞬後の路上には飛び降りた男と巻き込まれた女。

傍らの花に舞い降りた虫は見ていた。
殻を脱ぐように起き上がる二人を。
自分の体を見下ろす男と何事もなかったかのように歩き出した女を。

運ばれていく二つの遺体を見送ると虫は飛び立った。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1224768538214195200 

#呟怖
冷凍庫の扉を開け、ずらりと並んだアイスクリームを眺める。
ディナーの後の楽しみだ。
「このバニラにしよう」
蓋を取ると中に猛吹雪の山が見えた。
「今日のデザートは何品かな」
デザート、それは絶望に満ちた遭難者の魂。
期待に震える背中の翼を広げ、私はカップに飛び込んだ。 https://twitter.com/yachiruewomiru4/status/1225683203240816640 

#呟怖

幼い頃の夢を見た。
縫い物をする母。
手には針と指先から伸びる赤い糸。
縫い上がった白い着物を祖母の亡骸に着せる母の薄ら笑い。
聞こえたのは地獄へ落ちよと呟く声。

目が覚めると指から糸が出ていた。
生きてる人に効くだろうか。
そう考えながら夫の服のほつれを繕う。 https://twitter.com/moon04cat/status/1225764961407733766 

#呟怖

花瓶に花を生けながら妻が言う。
きれいでしょう
あなたが私で作った花だもの
花弁が肉片に変わり、振り向いた妻の顔が腐れ落ちる。

夢か。
妻のことは失踪で片付いたはずだ。
喉が渇く。
水でも飲むかとベッドから起き上がる。

きれいでしょう

真っ暗な部屋に声が響いた。 https://twitter.com/sonomanmadeiiyo/status/1225025708650565632 

#呟怖
春に葉を摘み、土に挿した。
夏の暑さにも耐え、秋には花を咲かせ始めた。
真冬になっても花は咲き続け、とうとう最後の一輪になった。

やっぱり出来の良い子を埋めていた土を使うと成長が早い。
文字通り、才能が開花したってことかな。
もっと増やすか。
土ならまだまだいっぱいあるし。 https://twitter.com/ahomaja/status/1225046025779286026 

#呟怖
窓から庭を見渡すと妙な光景が目に入った。
冬なのにプールに水?
「あれか?掃除が楽なんだ」ソファーに座ったまま、友が答えた。
「あそこに落ちてくる奴がいるんだ。毎晩な」
山奥の中古の別荘。格安だったと聞いている。
「水に落ちる音のほうがまだましさ」
ここを手放す気はないようだ。 https://twitter.com/chrisrabbit11/status/1220466382568996864 

#呟怖

棚にあった鬼の面が気になったので手に取った。
「いかがです?お土産にひとつ」
女性が声をかけてきた。
店主だろうか。
顔が、肌の色が少し赤い。
頬と顎をしきりにさすっている。
「昨日の夜にできたばかりなんですよ、それ」
自慢げに語りながらかきあげた髪の中に一瞬、角が見えた。 https://twitter.com/moon04cat/status/1223797412864512000 

#呟怖
鞄の中に覚えのない封筒があった。
開けるとさらに封筒が、だが封は開いていた。
中を覗くと線路が奥へと伸びていた。
光が迫ってくる。
警笛が鳴った。
ぶつかる。

ぱん!
気がつくと左右の手が合わさるように封筒を閉じていた。

帰宅ラッシュの車内、見知らぬ誰かの鞄に二重の封筒を入れた。 https://twitter.com/moon04cat/status/1222429496030052354 

#呟怖
#一行怪談

あのドーナツの広告を初めて見たとき、私の後ろにいるお方のそわそわしている様子がひしひしと伝わってきたので、奮発して全種類買って紅茶を添えて供えてみたら、どうやら友達を呼んだらしく、私の部屋で夜ごと見えない女子会が開かれるようになってしまった。https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1221941773481607168 

#呟怖
#一行怪談

街路樹の根元に咲くあの色鮮やかな花々が、かつてここが渇いた土の道だった時代、ひとりの狂った武士に切り捨てられた娘たち一人一人に手向けられ続けているものであることをカラスは教えてくれた。https://twitter.com/sasaquet/status/1221123587685224450 

#呟怖

首にぐるりと切れ目を入れて
きれいにきれいに丁寧に
ゆっくりゆっくり刃を入れて
骨が見えたらあと少し
破れないよう気をつけて
形を整え風に晒して
乾いて縮めば出来上がり

そうね残った体には
綺麗な花を植えましょう

みんなが振り向く素敵な貴方
どんな姿も様になる https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1221263376191410178 

#呟怖
#一行怪談

僕の服や靴は僕が生まれる前に死んだ兄の物なのだが、もしかしたら僕の体と魂も兄のお下がりなのかもしれないねと話すと母はいつも僕から目を逸らす。

#呟怖 #返怖
結婚式当日。
花嫁はとても美しかった。
ただ、純白のウェディングドレスの陰に見え隠れする別の白さが気になった。
「おい、聞いたか」と、隣の席にいた友人が耳打ちしてきた。
「彼女、傷の治りがめちゃくちゃ早い体質なんだとさ。いるんだな、そういう人って」
そうか、あれは包帯か。

#呟怖 #実話

雨上がりの朝、遊歩道のあちこちに水溜りができていた。
傘で突いて波紋を見ていると後ろから足音が。

じゃっ じゃっ
じゃっ じゃっ

音にゆっくりとした間(ま)があった。
見ると誰もいない。

じゃっ じゃっ
じゃっ じゃっ

目の前を音が通る。
水溜りに波紋が広がった。

#呟怖
雨の中、ビニール傘を差して歩く。
透明なビニール越しに女性の姿。
ぶつからないようにと傘を横へずらす。

いない。
女性が消えた。
雨が顔にかかり、慌てて戻す。

傘の向こうにいる。
ずらす。
消える。

親骨に髪が一本絡まっていた。
摘んで引き抜くと、どこかでひいっという声がした。 https://twitter.com/moon04cat/status/1220594106587467776 

#呟怖 #実話

バスに乗って行った社員旅行。
信号待ちで路線バスのバス停近くに停まった。
ふと見ると一人の老婆がボディをバンバン叩いている。
(町を走るバスじゃないのに、乗れないのにな)
窓を開けて声をかけようとして、やめた。

バスの横には植樹帯。
老婆はその中から生えていた。

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