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壱合|13ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖

『噂』

「ねえ、知ってる?もう死んじゃってるし、本当なのかわからないけど」
噂好きの友人は死んだ人についても遠慮なく話す。
『噂をすれば影』の諺通り、彼女にはいくつもの影が纏わり付いている。おまけに七十五日経つまでに何度も話題にされるので影も消えるに消えられないようだ。 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖

『人面瘡』

幼い娘が左右の掌に話しかけている。
掌に描かれた顔の口が動いている。
なんだこれは。
「絵じゃないわよ」
私にもそんな頃がと妻は笑う。
「あなたといる時だけ消えてたの。お腹にこの子ができた時、本当にいなくなっちゃった」
まさか。
「この子、将来は双子のお母さんかぁ」 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖

『人魚』

崖の上から見下ろすとまだそこにあった。
このままだと波に攫われてしまう。
小さな洞窟を見つけたのでその中に運んだ。

鰭じゃなくて足があるのは、そうか、陸に上がるためか
この肉を食えば不老不死になれるんだ

駆けつけた警官が見たのは女性の溺死体を食らう男の姿だった。 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖

『櫛』

祖母の髪はいつも一筋の乱れもなく纏められている。秘訣を尋ねると髪から櫛を外して見せてくれた。櫛歯の一本一本がとても細い指で、微かにだが動いている。これは亡き祖父から贈られたもので、当初は普通の櫛だったが祖父が亡くなった日の翌日にこんな姿になっていたと祖母は語った。 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖

バタバタなびく鯉のぼり
風に煽られ身をよじり
時々吐き出す変なもの

髪の毛生えた皮だとか
歯形のついた骨だとか

掃除が大変なんだよと
爺ちゃん婆ちゃん
愚痴こぼす https://twitter.com/nomunomutayuma/status/1257497418880266242 

#呟怖

河原で拾ったまぁるい小石
流れに浸して汚れを落とし
手のひらころころ転がした

真ん中青くてキラキラで
キョロキョロしてるの
可愛いな

もひとつないかな丸い石
同じ色のがいいのにな
違う色しか見つからない https://twitter.com/r_okishima/status/1255851086881013764 

#呟怖

『朔』
月と太陽が同じ方向にあるのを「朔(さく)」という。
太陽の輝きが月を隠している。
隠れて見えない月は「新月」。

ふと感じた気配に目を向けると闇がある。
闇の暗さが彼等を包んでいるのか、彼等が闇に溶けているのか。
この、気配と闇の重なりを、見えない彼等を何と呼ぼうか。 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖

チン
ドアが開いた。
乗り込んで振り向きボタンを押す。
エレベーターは動かない。
だが階の表示は上へと進んでいく。

チン
ドアが開いた。
そこには闇が広がっていた。
誰かに背中を押された。
よろけるように降りて振り向くとドアが閉まった。

ドアの向こうに俺がいた。
笑っていた。 https://twitter.com/tanderion1216/status/1256890475383930880 

#呟怖

「猫の目を見つめてはいけないよ。彼らにしか見えないものが映っているからね」

ごめんなさい
私、見ちゃったの
目の奥が、瞼がひっぱられて…

瞼を閉じられなくなった娘は涙を流しながら虚空を見つめている。
娘は何を見たのか。

知りたいですか?
見たくなりますよ?
猫の目を。 https://twitter.com/r_okishima/status/1255851086881013764 

#呟怖
『あれ、エスカレーター動いてないぞ?上に行けないなぁ。待ってて、他の方法聞いてくるから』
で、ずっと待ってるんだよ。なぁ、今って昭和何年?令和?なんだそれ。あーもう、忘れられてんのかな、俺…

本物の幽霊が語った話題作!
「俺が地縛霊になった理由(わけ)」
好評につき増刷決定! https://twitter.com/wildgeese1991/status/1255017291953000450 

#呟怖

下草を掻き分けながら森の中を進み、ようやく目的の場所に着いた。梢を見上げると男が網に絡まりぶら下がっている。
俺が仕掛けたのはかすみ網。飛んでいる小鳥を捕まえるための罠。
(網を台無しにしやがって…)
烏の声が集まってきた。そのまま烏にくれてやることにして俺は森を後にした。 https://twitter.com/moon04cat/status/1255465699264380929 

#このお題で呟怖をください
#呟怖

「 罠 」

#呟怖

旅に出た。
「ねぇ、どこへ行くの?」

旅の途中。
「ねぇ、ここはどこ?」

旅の終わり。
あの声を聞くことはもう二度とない。 https://twitter.com/dancewithsky/status/1255120770251935753 

#呟怖

音がする
咀嚼、だろうか
そんな音がするんだ
私の肉って https://twitter.com/molmol299/status/1255013874706681856 

#呟怖
一緒になろうと言って
貴方がくれた指輪を外し
貴方が眠る夕陽の海に投げる
もう二度と会えはしない
私が今いるここは
貴方のいない世界

君のいない世界
僕が今いるここだ
もう一度君に会いたい
君がいる地上へと向かう
君に贈った指輪の輝きを道標に
一緒になろうと言おう https://twitter.com/molmol299/status/1254442798582882304 

#呟怖

とんとんと階段を上がる。
最上段と目の高さが一緒になる時だけ、目から上を出した頭が見える。

目から下は?
そこからぶら下がってるんだろうか。
頭半分だけの幽霊ってのもなぁ。

今日もそんなことを考えながら頭のあるあたりを踏んで上がる。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249143104868945923 

#呟怖
童女は千代紙で作った胴体に小さくした人の顔を突き刺すと、手前の列に並べ直した。
もういいかい
屋敷の奥から割れるような声と重い足音がした。
まあだだよ
襖を閉めた童女がくすくす笑いながら廊下を駆けていく。

人形たちの啜り泣く声は何者かの咆哮にかき消された。 https://twitter.com/kuromutahatsuro/status/1253178861224779777 

#呟怖
#一行怪談

精肉コーナーの隅に貼られた「あります」とだけ書かれた付箋紙

#呟怖
夕陽を横に見て歩いていたら自分の影がないことに気がついた。
あんな長いものをどこでと振り返ると、ガードレールに引っかかっているのが見えた。留め具に挟まった部分を外すと影が少し裂けていた。
「応急処置っと」

アスファルトの上を、知らない人の背中を、絆創膏を貼った影が滑っていく。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252722427051704320 

#呟怖
雨上がりの川を濁った水が轟々と音を立てて流れていく。音に混じって笑い声が聞こえたので辿っていくと小さな滝があり、その下で流れ落ちる水に巻き込まれながら首がくるくると回っていた。楽しそうだったし、知らないおっさんの首だったのでそのままにしておいた。 https://twitter.com/moon04cat/status/1252077378186047488 

#呟怖

大粒の雨が降ると、地面で弾む飛沫の中に赤いものが混ざっていることがあります。そんな時は空を見上げてはいけません。わずかな雲の切れ間からそれがあなたを狙っているからです。

そう忠告してきたのは誰だった?
思い出せない…
奴の爪が食い込む胸が、腹が熱い
ああ、地面が、遠くなる… https://twitter.com/cazucun/status/1252250435479498753 

#呟怖

少女が一人沼の中
顔を隠して浮かんでる
泣いているのか
ふざけているのか
もしやまさかののっぺらぼうか

何してるのと聞いてみた
待ってるのよと声がした
私を殺した
私を沈めた
あいつを私は許さない

お願いあいつを連れてきて
お礼にこの顔見せたげる
目玉は腐って沼の底
耳は烏の腹の中 https://twitter.com/yachiruewomiru4/status/1251088347071574018 

#君・私・地獄で文を作ってください
#呟怖

「地獄に落ちるって?願ってもないことだわ」と君は言った。
行かせはしない。
私が先に地獄へ行き、サタンに進言しておく。
血と刃物をこよなく愛する君には天国こそが地獄だろうからと。

#呟怖 #実話
食洗機から食器を取り出していた。
丼を片付け、続いて小皿を一枚手に取りながら「今日は休日、何しようかな」とぼんやり思った途端、ずっしりとした重み。小皿が丼二個より重い。
(そういえばこの間、考えごとしててお皿を落としたな。気を抜くなってことか)
小皿がふっと軽くなった。

#呟怖

吹雪の中で桜を見たと下山した父は言った。
「桜の下にな、昔行方知れずになった幼馴染みの女の子がいたんだ。雪と花びらがその子の首の周りを隠すようにぐるぐる、ぐるぐる…」

父がこんなことを、と何気なく伯父に話した。
次の日、『謝りに行く』と書かれたメモを残して伯父が失踪した。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188385870286848 

#呟怖

引っ越してきたばかりの部屋。
畳の上で大の字になり思い切り伸びをした。
羽交い締めにされたのはその直後だった。 https://twitter.com/moto16353846/status/1249728637663768576 

#呟怖

縺れ合う芋虫のように蠢いていた畳の目がぶちぶちと音を立ててちぎれ、ぽっかりと穴が開いた。中を覗くと闇の中で市松人形が鞠をついている。不思議な光景に見惚れていると人形がにっと笑った。
目が覚めた。
(夢か)
立ち上がろうと手をついた畳に穴が開き、何かが飛び出した。
鞠だった。 https://twitter.com/mattarinekokob1/status/1249163187519467521 

#呟怖
#一行怪談

満開の枝垂れ桜の根元から突き出た何本もの手が花を掴もうと蠢き、その手を踏みつける子供たちの笑い声が真夜中の廃村に響き渡る。https://twitter.com/molmol299/status/1244955992275599366 

#呟怖 #実話
半分ほど残っていたコーヒーを飲み干したあと、ふと見るとカップの底に髪の毛があった。底の中心から渦を巻いた形が整いすぎている。それに私は先週髪をカットして今はショートだ。取り出した髪は優に今の二倍はあった。

これだけのものを見ても全く動じなかった自分が何よりも怖い。

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