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壱合|14ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖

いつもの電車に乗ったら知らない駅にいた。
そんな話なら聞いたことがある。
灰色の重い空、見たことのない建物。
霧の中に続く長い長いホーム。

どうして?
私が乗ったのは地下鉄なのに。 https://twitter.com/heeresgruppeb/status/1246997336489771009 

#呟怖
後ろをついてくる気配に振り向いても何もいない。なのにアスファルトの地面には濡れた足跡が続いていた。
突然の風に桜が揺れ花びらが宙を舞う。風が通り過ぎたあと、かざした手を下ろして目を開けるとそれはいた。
全身が花びらで覆われたその姿は昨日湖で見つけた水死体に似ていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1245018072676569096 

#呟怖

ひと口だけ飲んだ缶コーヒーの中身を排水溝に流した。
汚水の中から小さな口が無数に現れ、ぱくぱくと動く。
缶を捨てその場を去ろうとすると何かに足首を掴まれた。
格子状の溝蓋から伸びる細い手が束になって引っ張っている。
口々に囁く声が溝の中で響く。

おかわり
ちょうだい
おかわり https://twitter.com/cazucun/status/1246419119966044160 

#呟怖

その電柱の下には花束が絶えず供えられていた。
電柱に話しかけられて驚いた人が道路に飛び出すからだ。

ある日、カラスが電柱から何かを引き摺り出していた。
網のような形のそれは人体模型の横にあった血管図にそっくりだった。

電柱は何も言わなくなり、いつしか花束も置かれなくなった。 https://twitter.com/marinegumi/status/1246348208608968704 

#呟怖

新聞紙を広げて足を乗せ、爪を切る。
ぱちん(親の死に目に会えないとか)
ぱちん(爪を食べる妖怪が来るとか)
ぱちん(いろいろ迷信があるけど)
ぱちん(よし、終わり)

この腐りかけの黒さ、いい色だなぁ。
火葬なんてしたら燃えてなくなるじゃないか。
土葬がいちばんだよ、うん。

#呟怖
#一行怪談

空の高いところからさえずる声が聞こえたのでひばりかと思い見上げたら、手をバタつかせたお婆さんがホバリングしてた。

#呟怖
『こちら、強風による飛来物が電線に付着したという現場です。この飛来物は人間ほどの大きさで、撤去しようとしたところくねくねと動き出し、これを見た作業員が次々に気を失うなどしたということで、未だ撤去されないまま…』
映像はネットでも配信された。

そして、世界は静寂に包まれた。

#呟怖

霧の立ち込める林道を、この山桜の前を、さっきから何度も通っている。通るたびに肌に触れる大気の中に柔らかいものを感じる。
花びらか?
いや、違う。
すうっと滑らせるような…ああ、これか。
手が、指が、花びらのように宙を舞っている。

いっそのこと立ち止まってみようか。 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1243399435222056963 

#呟怖
雨戸に当たる雨の音
とぅんとぅん とぅんとぅん
ガラスに当たる雨の音
とっとっ とっとっ

聞き慣れない音がする
つっつっ つっつっ
窓の外には宙に浮く手
人差し指が窓を突き
私を指差し続けている

#呟怖
ヘビースモーカーだった先輩は生前冗談っぽく言っていた。
「俺が死んだら線香はやめてくれ。煙といやぁこっちだろ」

喫煙室には先輩が指を差す姿のポスターが貼ってある。
亡くなったのを機に剥がそうとしたが、みんな踏み台から落ちた。

ダメでしょ、先輩。
『事故防止』のポスターなのに。 https://twitter.com/heeresgruppeb/status/1242463373473677320 

#呟怖

何百本もの桜が湖を縁取るように咲き乱れ、山からの風が花びらを湖面に散りばめる。花びらが一枚、広げた手のひらに乗った。手の向こうに見える水面に突き出された手にも花びらが乗っていた。
春は誰にも等しく訪れる。 https://twitter.com/moon04cat/status/1242307717848387584 

#呟怖

閉じた瞼に月の光を感じ、寝返りを打つ。
ベッドが軋んだのは猫が乗ってきたからか。
喉を鳴らす音が耳元に来た。
ぐぐ くく くふふ
それが人の含み笑いだと気付いた時、気配が消えた。
恐る恐る開けた目の前に、人の顔をした猫がいた。
笑っていた。

#呟怖

真夜中に目が覚めた。
足音が聞こえる。
カーテンを少しずらして外を見下ろした。
歩いてる人などいない。
足音はしている。
近づいてきている。
外壁から室内に足音が響いてくる。
垂直に、真っ直ぐに、ここを目指して、歩いて登って

カーテンとガラスの向こうに

いる。 http://pic.twitter.com/BspXEd4ukP

#呟怖

化生と化生が集まって
退屈しのぎに始めた戦(いくさ)
どちらも化粧軍(けしょういくさ)ゆえ
勝つも負けるもないままに
らちがあかぬと痺れをきらし
化粧を施し向かい合う
互いの容姿に驚いて
散り散りばらばら逃げ惑い
だぁれもいなくなったから
戦はおしまい
めでたしめでたし https://twitter.com/moon04cat/status/1239400049185964032 

#呟怖

1階から2階、2階から3階。エレベータードアの窓の向こうに見える階と階の間には、むき出しのコンクリートと配管と顔。顔は上へ行く毎に増えるので、7階あたりから居心地が悪くなる。早い人だと5階が限界らしい。

忘れないうちに。
体調を崩す前日のこと。
夜、居間で本を読んでいたら一瞬、本当に一瞬だが私の上を何かが通った。なぜ気づいたかというと、開いていた本が暗くなるほどの影が通ったから。南から北へと向かって飛ぶような影。
あれは何だったのか。

#呟怖 かな? #実話 です。
障りでも被ったかな…

#呟怖
口笛が聞こえた途端、辺りが突然明るくなった。連なる提灯が行き交う人々を照らす。客を引く声、下駄の鳴る音。弾けるような音色は三味線だろうか。さっきまではビル街の路地裏だったはず。

路地裏に立ち、あの時を思い出して口笛を吹いた。
「まだまだだねぇ」
耳元で艶っぽい声がした。 https://twitter.com/moon04cat/status/1236834852298579969 

#呟怖
ちらちらと舞う雪がフロントガラスに当たっては流れ落ちる。隣にいるはずの彼女がボンネットの上に立っている。そこから階段を上るような足取りで歩き出すと振り向きもせずに行ってしまった。手探りで掴んだ手が冷たくなっていくのを感じながら、僕は目の前に広がるひび割れた空を見つめていた。 https://twitter.com/usagamisousuke/status/1232797231767441408 

#呟怖 #返怖

ロッカーの前で何かを掴んでからかな、その男のひと、動かなくなったんですよ。そしたらロッカーがね、内側から開いて。なんで?って見てたら男のひとが、こう、胸ぐらを掴まれたみたいにのけぞって。そんでそのまま吸い込まれるように…あ、声がした、声が。

『あったあった』って。

#呟怖
そこには日付に続き「ようやく手に入れた」とあった。風が次々に頁をめくる。「口が動いた」「目が開いた」「言葉を発した」。そして「私だけの」と書かれた頁のあとは白紙、白紙、白紙。
立ったまま死んでいる男に首はなく、その手が開く窓の外には月と戯れるように舞い飛ぶ二つの首があった。

#呟怖

森に行けば見られるのかな
懐中時計を手に走る兎を追い駆ける少女
奥に進めば賑やかなお茶会

森に来てみて見ちゃったの
藁人形を手に走る女を追い駆ける老婆
奥に広がる凄惨な血の海

所詮はこれが現実ね
夢見る少女はもうやめよう https://twitter.com/mattarinekokob1/status/1230806507823845376 

#呟怖

「エノコログサ。犬の尾に似てるので犬ころ草と呼ばれ、それが現在の名の元となった…だってさ」
「へー、犬の尻尾って触りたくなるよね。でもなんかヘンじゃない?三つに分かれたこのふさふさ。尻尾じゃなくて頭みたい」
ケルベロスの名を思い出したのは目の前で彼女が喰われた瞬間だった。 https://twitter.com/kusiyakibibinba/status/1233654685388509186 

#呟怖
私が子供の頃に植えた種が芽を出して、今ではこんな立派な木になってね。近くに埋めたものが肥料として良かったんだろうな。最初は死んだ金魚、次は道端で死んでた鳥。
木も貪欲でね、根を伸ばして、地下室の壁を突き抜けそうな勢いなんだよ。そこにあるってわかるのかな。

院長はそう語った。 https://twitter.com/moon04cat/status/1233245249150959616 

#呟怖

悲鳴のようなブレーキ音。
吠えるようなクラクション。
泣き叫ぶ女たちがしがみつくコンテナ。
夜明け前の国道を今日もたくさんの大型トレーラーが行き交う。

布団上げて寝室の掃除。
「あとでエアコンの風に当てるか」と敷きマットを持ち上げたら『ピッ』と音がしてエアコンが起動。部屋の隅のラックの中にあるリモコンを見ると『除湿運転』と表示されてる。
手伝ってくれてありがとう
でも私が寝室を出てからにしてな。
寒いし

#呟怖 #実話

#呟怖

「この景色を海に喩えた人はあれを見たのかもしれませんねぇ」
隣の席の男が窓の外を指差しながら言った。
朽ちた帆船、穴だらけの軍艦が雲海に浮かんでいる。
夥しい数の船が高度1万メートルの雲の上を真っ直ぐこちらに向かって来る。
耳元で男が囁いた。
「あなた、泳げますか?」 https://twitter.com/wildgeese1991/status/1230129563243384832 

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