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月浦影ノ介|17ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 この階段上の部屋が最後の配達先だ。嫌な気配にビビりながらも朝刊をポストに投げ入れ、逃げるように階段を降りる。と、いきなり足首を掴まれ、転落しそうになるのを手摺りに掴まり必死で堪えた。階段の隙間に僅かに見える男の顔。今度こそ絶叫して逃げ出した。あんな所に人がいるはずないのに。 https://twitter.com/kaleidoscopeka6/status/1167989231253241856 

#呟怖 以前、コンビニの駐車場で死亡事故があったでしょ。バックして来た車に近所のお婆さんが轢かれて。それから毎日、事故の起きた時間になると自動ドアが開き、足音がして「救急車呼んで!」って、お婆さんの声がするそうです。それで店長、ノイローゼになっちゃって。今度、店を閉めるそうですよ。

#呟怖 額に柔らかな感触を覚え、見上げると無数の白い羽根が空を覆っていた。天上で天使の大量虐殺でもあったのだろうか。羽根は音もなく降り続き、やがて都市を埋め尽くした。世界の危機に駅前の天使像はまるで知らん顔だ。死のような静寂の街で、僕達はただこの美しい災厄の終わりを待ち続けている。 https://twitter.com/YaChiRuewomiru4/status/1167388186659545088 

#呟怖 千本鳥居の柱の間を、雪のような白無垢の花嫁衣装がちらちら現れては消える。はて、結婚式などあったか。怪訝に思い柱の間から覗くと、細く真っ白な二本の腕が俺の喉を締める。お慕い申しております•••••。血のように真っ赤な唇から零れ出た言葉。角隠しの奥で嗤う女は般若の面相であった。 https://twitter.com/moon04cat/status/1166858833366355968 

#呟怖 ところで校舎の屋上って立ち入り禁止ですが、実は小さな祠があるの知ってます? 昔、この祠にふざけて悪戯した生徒数名が、その直後に鎌イタチに襲われ、血だらけで病院に運ばれた事があったそうです。立ち入り禁止になったのはそれからだとか。その祠、いったい何が祀ってあるんでしょうね。

#呟怖 学校の裏手に古池があるでしょ。今はフェンスに囲われてますが。黄昏時、池の畔に佇んでいると水面に白い顔が浮かんで来るそうです。ずっと昔、女生徒がそこで死んだのだとか。目が合うとニッコリ微笑んでまた沈んでゆく。ただそれだけなんですけどね。見た人は一年以内に発狂するそうです。

#呟怖 元恋人から手紙が届いた。近い内に会いに行くと書かれていた。しかし彼女はとっくに死んでいる。私の裏切りにより自殺したのだ。そんなとき妻が妊娠した。もうすぐ会えるね、とまた手紙が届く。ある日、妻が夢を見た。見知らぬ女が蛇になって腹に入り込む夢だった。私は子供が生まれるのが怖い。

#呟怖 祭りの日、拝殿で舞を披露した狐面の巫女を誰も知らない。その夜、一人の若者がいなくなった。稲荷の杜へと続く細い道を、狐面の巫女に手を引かれた若者が歩いてゆくのを見かけた者がいる。また連れて行かれたな、と村の古老が呟いた。この村では昔から、そんな神隠しがときどきある。 https://twitter.com/417jyukaiikou/status/1164197282486505474 

#呟怖 毎朝、校門の前に立っている少女は私の目にしか映らない。制服は確か一世代前のものだ。今日はとうとう教室に入って来た。もちろん彼女の席はない。数日後、クラスメイトが不慮の事故で死んだ。そして席が一つ空いた。教室の片隅、花が供えられた空っぽの席で、彼女は今日も授業を受けている。 https://twitter.com/couchiyan/status/1163131780527865856 

#呟怖 燈籠が流れる川に釣り糸を垂れる男は翁の面を被っていた。何が釣れるのか訊くと、引き上げた釣り糸の先に青い人魂がゆらり。偶に燈籠から落ちる奴がいるんだよ。それを釣り上げるのが儂の役目さ。翁が手放すと人魂は明かりのない燈籠にするりと入って灯を燈した。とても静かな送り火の夜だった。

#呟怖 飼い猫が頭を突っ込んでいる容器を見て驚いた。こんなもの家になかったはずだ。すると猫はみるみる内に容器に飲み込まれて行った。容器の中は跡形もない。呆然としていると母が猫を連れて帰って来た。今日は動物病院だそうだ。じゃあさっき容器に飲み込まれたのは? 僕は呆然と容器を見詰めた。 https://twitter.com/shimanohibi/status/1162316326334894080 

#呟怖 雷が落ちた翌朝、娘は裏の畑で雷獣の仔を拾い、納屋でこっそり飼う事にした。しかし村の大人達に見付かり、雷獣の仔は殺されてしまった。その夜、幾百もの雷が村の家々を焼き、大勢の人が死んだ。神を殺せば報いを受けるのは当然なのだ。やがて雷神を祀る神社が建立され、それは今に伝えられる。

#呟怖 あゝ空が燃えている。空襲だ…。少し認知症のある曾祖母が怯えるのを、あれは夕焼けだよと宥める。ふと振り返ると防空頭巾を被った人々が悲鳴と共に駆けて来て、私達の傍らを通り過ぎ、暗闇の奥へと消えて行った。戦争が終わっても、私達の足元には沢山の死の記憶が横たわっているのだと思った。 https://twitter.com/U11KmP4YMPTqKE4/status/1161245763319390210 

#呟怖 お盆が来るたび騒がしくなって困る。友人のボヤキに親戚連中でも来るのかと問うと、ご先祖さまが帰って来て仏間がやけに騒がしくなるのだそうだ。それだけならまだ良いんだけどな。友人は溜め息を零す。送り火を焚く頃になると、その内の誰か一人が、必ず自分を連れて行こうとするのだという。

#呟怖 喧騒の中心を成す静けさ、それこそが死だ。「死を想え」この銅像はいつも俺にそう告げている。
冥府より訪れし蒼ざめた馬よ、誰も死の手綱を握る事は出来ない。善良なる人々よ、その蹄に掛からぬよう注意し給え。それは何処に隠れているか分からないのだから。

『ある通り魔の手記』より抜粋。 https://twitter.com/R5ZcRPBLrUgckRE/status/1160405712188477443 

#呟怖 庄屋の兵衛門は若い頃、行き倒れた。ふと見ると傍らに大きな烏がいる。あゝ俺もここまでか。観念すると烏が言った。毎年あるものを寄越すならお前の守り神となろう。それから兵衛門は一代で財を成し、約束通りその烏に毎年あるものを捧げている。今年も人買いがそろそろ赤子を連れて来る頃だ。 https://twitter.com/No0_0128/status/1158651619883417601 

#呟怖 足洗酒
今宵は十七の若者が相手だ。酒を知らず、沖縄の海で死んだ。自分を撃墜したパイロットも若者でした。平和な世なら友人になれたかも。そう話す彼に初めての酒の味を訊くと、苦いですねと屈託なく笑う。丁重に礼を述べ、軍隊式に敬礼して消えた。もうすぐ八月十五日が来るのだなと思った。 https://twitter.com/TeDdYxMah/status/1158945824329461760 

#呟怖 #返怖 娘と息子がいなくなって一年が過ぎた。激しく蝉時雨が鳴る夏、妻がふいに家を出る。あの子達が呼んでいると歩き出す。辿り着いたのは荒れた山奥。一本の木に人形をした蝉の群れが二つ。あゝあの子達だ。こんな所にいたのか。さぁ帰ろうと、家族四人で手を取って。遠い遠い、夏雲の彼方へ。https://twitter.com/txF9xDLPCDsARyK/status/1157965157894520833 

#呟怖 蝉時雨が激しく鳴るその日、家出した姉が帰って来た。
虚ろな目と土気色の肌。部屋の隅に蹲り、ただゴメンねと謝っている。
両親には姉の姿は見えなかった。
あゝそうか。姉はとっくに死んでいて、此処にいるのはきっと幽霊なんだ。
蝉時雨が激しく鳴るその日、僕は姉の死体を探しに出掛けた。 https://twitter.com/moon04cat/status/1151777552265928704 

#呟怖 「この辺りじゃ昔から神隠しが多くてなぁ」
取材中、老人は私にそう話してくれた。
「道は行き止まりなのに皆ここから消えちまう。あの山の天狗が攫うんだって噂もあるが真相は分からん。戻って来た奴もいれば戻らなかった奴もいる」

老人は最後にこう呟いた。

「俺の孫は…まだ帰ってこねぇ」 https://twitter.com/moon04cat/status/1157132743064469505 

#呟怖 それは見知らぬ街のようだった。どこを見渡しても人影はなく、どこまで歩いても自宅に辿り着けず、どれだけ時が経っても空は黄昏れのまま。蜩の啼く声がずっと背中を付いて来て、ビルの谷間に反響し、私の聴覚を圧迫する。出口も帰り道もなく、まるで亡者のように彷徨い続ける、永遠の黄昏の街。 https://twitter.com/okabanamitsuoni/status/1156545841701638144 

#呟怖 彼女を見ていたのは別に下心からではない。彼女の背後に立つ黒い人影が気になって仕方なかったからだ。おそらくあれは死神…。彼女に残された時間はあと僅かだろう。無力な僕には彼女を救う術がない。だからせめてこの目に焼き付けておこう。僕を惹きつけて止まなかった、彼女の悪戯な微笑みを。 https://twitter.com/magma_maniac/status/1155838693967446017 

#呟怖 樹齢五百年以上、地元で御神木と崇められる大樹に雷が落ちた。裂けた幹の洞に正装した小さなミイラが発見された。子供だ。おそらくは人柱。翌日ミイラが忽然と消えた。町の境を袈裟を纏った子供が歩いていたと通報があったが関係は不明だ。記録的な災害が町を襲ったのはそれから間もなくの事だ。

#呟怖 自宅前の電柱の根元から、いつの間にか草が生えていた。妙に丸くてモコモコしている。「昨日まではなかったはずだがなぁ…」触ろうとするとソイツは急に動き出し、ゴム鞠のように跳ねながら何処かへ逃げ去って行った。家に戻ると「なに?お化けでも見たような顔して」と妻に笑われた。 https://twitter.com/tokucha_ladio/status/1155462068004257792 

#呟怖 女の横顔を美しいと思った。川沿いの道。月のない夜に水音だけが闇に響いて。対岸の端で女がついと手招きする。誘われた男の片足が此岸を離れ、膝下まで浸かる水の冷たさ。そういえばこの川では人がよく死ぬのだった。思い出したときには水は胸の高さまで。溺れる男に、女はそっと微笑んでいる。 https://twitter.com/couchiyan/status/1152819180996927488 

#呟怖 彼岸花の咲く野辺を辿って、貴方の枕元へ参りました。あちらでは知り合いもなく少々寂しゅう御座います。いっそ道連れにとも思いましたが、寝顔を見て気が変わりました。彼岸花の花言葉をご存知ですか。「思うはあなたひとり」天涯を仰ぐあの朱い花を見掛けたら、どうか私を思ってくださいまし。 https://twitter.com/hanacotoba_jp/status/1154515727337979904 

#呟怖 男女の愛ほど美しく滑稽で醜いものはない。だから色褪せないよう、彼と彼女の魂を文章に封じ込めた。それによって二人は命を失うが、しかしその愛は永遠となる。タイトルは【善良な愚者】。私は悪魔と取り引きしてこの能力を得た。その代償は高いが、なに芸術の至高に比べれば些細な事である。

#呟怖 夕日が私の背後に長い影法師を作る。人の後ろを付いて来るばかりで恥ずかしくないのか、と影に問うと、お前だって運命の操り人形みたいなものじゃないか。この天地の間で自分がどれほど自由だと思うのかね、と返された。生意気な奴め。この世の果てへ赴く黄昏の旅路。道連れはただ一つの影法師。 https://twitter.com/IROHA_concerto/status/1150056897438834689 

#呟怖 コンビニの傘立てから傘を盗んだ。どうせバレやしない。いつもの事だ。
自宅へ帰る道すがらふと見上げると、傘の骨組みの間に真っ白な顔があった。開いた口から乱杭歯が覗いている。
「あっ!」と叫ぶ間もなく、傘が勢いよく閉じて俺の頭を呑み込んだ。

#呟怖 飼い猫が脱走したので捜していると、瓦礫に埋もれた土管の奥から鳴き声がした。呼び掛けるとこちらに近付いて来る気配がある。良かった、無事だった。そう安堵したのも束の間、切り裂くような悲鳴が響いて、それから何も聞こえなくなった。あれから半年以上経つが、飼い猫はまだ見付からない。 https://twitter.com/sorapoky/status/1150247913248870400 

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