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呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖

『噂』

新月の海に手鏡を投げると人魚の人面疽が現れる。

人面疽の髪を櫛ですく。

すいた櫛で人形を作る。

満月の夜、死神が現れる。

死神がお休みなさいを言う前に人形に呪詛を込める。

人形はドッペルゲンガーとなり、死神は人形に憑く。

人形は、新月の海に手鏡を投げる。 https://twitter.com/molmol299/status/1255839596673261569 

#呟怖
#返怖

「で、おばあちゃんには結局ナニが憑いてたの?」

従弟のナリをしたソイツがニヤニヤと笑って言う。

「さぁなぁ?」

俺は聞き齧っただけだから、と返す。

別の従兄が祖母の憑き物を落とした話を、本家に集まった従弟達に聞かせてやっているのだ。

「ただ、ナカナカ旨かったヨ」

#呟怖

土砂降りの雨の中、強い雨のカーテンの向こうにテニスをしている人達が居た。

屋根も無いのに元気だな位に思っていた。

気付くと居なかったので、帰ったのだろうかと台帳を見ると、この時間帯はキャンセルになっていた。

コートの鍵もあった。

そう言えば、今日の受付は自分しかいない。

#呟怖

瞼を閉じると、濃いピンク色の馬が青い眼で此方を見ている。

ただただ見ている。

私が子供の頃に描いた絵の馬だ。

気付けば、馬は目を開けていても私に寄り添う様になっていた。

最近は嘶きも聞こえる。

余談だが、私を苛めていた人達が、立て続けに怪我で入院しているらしい。

#呟怖

書画家が人形師と一緒に来いと言うので、酒瓶下げて連れ立つ。

酒の支度をさせると言うので、とうとう身を固める気になったのかとニヤついていると、現れたのは絡繰の美女だった。

人形師が呆然としている。

「お嬢さんを下さい」

書画家が人形師に頭を下げた。

血迷うにも程がある。

#呟怖

SNSで知り合ったAは、子供の頃に誘拐された事があるらしい。

同じくSNSで知り合ったBは子供の頃に誘拐されかけた事があるらしい。

私が子供の頃に人拐いの噂があったなと思い出した。
小2の夕方、公園から帰ろうとした私達に、道に迷った、案内して欲しいと言った男。

あの後どうしたっけ?

#呟怖

妻が、発作的に料理を始めた。
粉をふるい、卵と粉と牛乳を入れ、粉を足して捏ねて粉を……。
何種類もの粉を入れているとしか思えなくて、オープンで焼いている間に声をかけた。

「いくつも粉を入れてるみたいだけど、何の粉?」

「んとね、薄力粉、米粉、おから粉、砂糖、塩、肉骨粉…」

#呟怖

友人の人形師は偏屈な男で、頭しか造らない。

妖怪研究家の自分は良く人形の顔を拝みに行くのだが、最近、頭しか造らない理由を語ってくれた。

身体をつけると喧嘩するから、らしい。頭だけならまだ口喧嘩で済んでいるからと嘆息する。

それでまだ新しい頭を造るのだ。
お前も懲りない男よ。

#呟怖

妹がチェーンメールが来たと言うので、自分に転送した。

さて、ここからは本職。

電子の糸を辿って『最初の差出人』を探す。

そう、あなたが そう なのね。

辿り着くまでに拾った、何人もの不安と恐怖から産まれたソレを添付して返す。

呪い返しという商売も、たまには役に立つわね。

#呟怖

水墨画家の友人に呼び出された。彼が、妖怪研究家の自分を呼び出すのは酒を呑む時だけだ。
酒を酌み交わし、視線を巡らせると、襖にはアマビエの絵が描かれていた。

「良く描けている」

「否、先日、コイツが庭から飛び込んで来て墨をかぶって転んでな」

「え」

「すぐどっか行ったけど」 https://twitter.com/molmol299/status/1252467469974818818 

#返怖
#呟怖

胎児に似た勾玉を手に入れて数年。
噂を聞いて来た女に魚拓を披露した。
と、女の手が止まった。
あの勾玉の石拓だ。

自慢げに石を見せると、女性の姿が砂の様に崩れ、消えた。

気づけば石も消えている。

消える直前に女が言った「私の赤ちゃん…」という言葉が耳に残っている。

#返怖
#呟怖

「ねぇ、ママ。妖精なんて居ないよね。ミナちゃんママは居るって嘘言うんだ」

「居ない証明は難しいの。所で妖精の特徴は知ってる?」

「見た事ない」

「そう、人目につかない。情報収集や罠を仕掛けるのにぴったり」

「ママ…」

「使い捨てなのがたまに傷なのだけど」

「ママ…」

#呟怖

友人が縁無い土地へ移住したきり連絡が取れないのを心配して訪ねると、聞いていた住所には古民家があった。

車から見えた縁側は開け放たれ、敷き詰められた緋毛氈には紙雛が所狭しと並べられていた。

「帰るぞ」

車の持ち主が停車もさせず出した。

紙雛の一つには友人の名が書いてあった。 https://twitter.com/KuromutaHatsuro/status/1253178861224779777 

#呟怖

「黄色のくまちゃんは小1。水色は小5、赤は中2でピンクは中3」

そう、カバンにいくつもぶら下げている熊のマスコットを見せる。

「死にたくなった時にね、買うの」

不思議ちゃんでメンヘラで可愛い僕の彼女。

「嫌いな相手の髪を入れておくの。いつでも殺せると思うと優しくなれる」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252158118252838912 

#呟怖

卒業、就職に伴い、独り暮らしを始めた。

デザイナーズマンションとはいかないが、悪くない部屋だしまだ築年数も浅い。

ただ、気付いてしまった。

寝転がって電気に手を翳すと、木造の天井が見える。

うちの真っ白な壁紙の天井ではない、木の天井。

たまに、そこに誰かが通り掛かるんだ。 https://twitter.com/Moto16353846/status/1249728637663768576 

#呟怖

春嵐の翌日、ダムの警報が響く。小さな生き物は流されてしまうだろうなと思うと同時に、川上から何かが轟音に混じって聞こえた気がした。
安全な場所まで上り、多量の水が川上から押し寄せ…

「ひめええええええ!!!今、参りますぞおおおおお…」

何か、水の中に居た…。
気がした…。 https://twitter.com/moon04cat/status/1252077378186047488 

#呟怖

SNSで創作怪談物を呟いていたら、本気にした知らない人からリプライが飛んできた。

ネタかと思ったけれど、万が一の事があるので、ソッとミュートした。

#呟怖

シミが綺麗に消えるクリームを買った。
30過ぎてからシミが増え、気づけば老人のような見た目になっていた。
20代にしか見えない友人のオススメのクリーム。
使用方法は真珠一個分を満遍なく。週に一回。
一回で小さなシミは全部消えた。
嬉しくて毎日使った。
一週間後、目と鼻と口が消えた。

#呟怖

同棲中の彼女が、俺が入院してから1ヶ月半、一度も見舞いに来ない。

LINEは普段通りだが、こう全く姿を見せないと不満も不安も出る。

退院日の迎えにも来ず連絡もつかない。

やはり別れるつもりなのか。

家の鍵は開いていた。

腐った臭いが漂う。

LINEの着信音が鳴る。

『おかえり』

#呟怖

普段、散策で賑わう山に、オバケが出ると噂が小学生を中心に広まった。
噂を聞き付けた中学生が山で見覚えの無い社を見つけた。中には十位の少女が居て閉じ籠められたのだと言う。少女は、顔を両手で覆っている他は普通に見えた。

彼らの記憶はそこで途絶えており、件の社は見つからない。 https://twitter.com/YaChiRuewomiru4/status/1251088347071574018 

#呟怖

それは現象なのだと思う。

独り暮らし用に購入した古民家は、いつも綺麗に掃除され、風呂と飯の支度が出来ている。
洗い物もされ、布団はいつも干されたように気持ち良い。

ただ、仕事帰りに寄ったバーで自称占い師に「奥様を大切に」と言われたのが気にかかる。

結婚の予定も相手もない。 https://twitter.com/molmol299/status/1251382801468809218 

#呟怖

今日も、真珠がほろりはらりと海中を舞い落ち光の届かぬ深海へと転げ落ちる。

小さき者。

まだ人間に期待をしているのかい?

深海から響く囁きは、そう人魚姫に語りかける。

人間共に幾度傷つけられ裏切られてきたか。

それでも人魚姫は足元を見ず空を人を求め、また真珠の涙を流す。

#返怖
#呟怖

あの事故以来、あなたは幻覚を見るようになってしまいました。

私の死体の幻覚を。

だから私は、その幻覚を上書きするように横たわり、あなたに言うのです。

「これは幻覚なのですよ」

と。

なのに、あなたはまた泣くのですね。

あなたは私ではなく、私の幻覚を見るのですね。

#呟怖

友達の家に鬼がいるという。学校後すぐに帰らないと弟が危険らしい。

嘘だと思った。友達の家を見に行くと二人分の泣き叫ぶ声。窓から覗く。鬼があの子を千切っていた。

泣きながらバッグを振り回して飛び込んだ。助けたかった。

気がつくと空き地だった。

友達の名前も思い出せない。

#呟怖

条件が合わなければ見えないモノがある。夜、涙で滲んだ視界、そして地元の川。幼少から知っていたが夜なので親と一緒だった。
小学校卒業式後の打ち上げの帰り、初めて1人でソレを見た。川から手を振る女。ソレがオイデオイデしていた。

ずっと、バイバイしているのだと思っていた、 https://twitter.com/Moto16353846/status/1250410288718864386 

#呟怖

ああ、ここだ。
懐かしい我が家。
もう50年も経つのか。
「おかえり」
母がそう良い、玄関を開けようとする。
「おかえり」
父が居間から庭へのガラス戸を開けようとする。
50年の昔、父母と呼んでいたモノ達。

「ただいま」

やっと修行を終えた。
これで成仏させてあげる事が出来る。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188145435947008 

#呟怖

日光で蕁麻疹が出るからと、その新入生は言った。
帽子にサングラスに口許にはスカーフ。
2年の一人がふざけて帽子を取り上げると、風に煽られて川に落ちてしまった。
振り返ると、件の新入生の顔がグズグズと赤黒く捲れて崩れた。

「忠告したのに」

中から黄緑色の何かが笑った様に見えた。

#呟怖

『無視』という症状がある。己の体の存在を認識出来ない症状だ。

だが、今日の患者は少し違った。
「左足が消えたんです」
そこに存在する左足を指す。検査をしたが、脳に異常は無い。少ししてレントゲン技師が首を捻ってやって来た。

左足骨にはびっしりとお経の様な字が浮き上がっていた。

#呟怖

「コンバンワ」
深夜、見れば5㌢位の小人がいる。
「コドモイリマセンカ?」
これは夢だと思った。
「欲しいよ」
無理なのは自分がよく知っている。

その夢も忘れた頃、吐き気が酷く病院へ行き、妊娠を告げられた。

あり得ない。

私には相手も経験も無い。

腹で何が育っているのか。

#呟怖

中古のソファを夫が買ってきた。

部屋は少しも狭くなったけれど、それで夫が気分よく過ごせるなら良いと思った。

ある日、ソファがチクチクするのでよく見たら、髪の毛がついていた。

私の髪が落ちたのかと拾って捨てようとした。
ピンと張る髪の毛。

髪の毛はソファから、生えていた。

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