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星泉|5ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖
夢の中に恐ろしい男が現れることが、しばしばあります。おぞましい容貌に醜い笑顔を浮かべて、少しずつ私に近づいてきます。思いつく限りの罵倒を浴びせてやりました。寝覚めは最悪です。私は親しい常連客の紳士に相談と愚痴を吐きました。彼は目深に被った帽子の下で寂しげに微笑みました。 https://t.co/42C0IsfD5X

#呟怖
昔から朝食を抜く度に「食べなはれ」と女性の声が聞こえた。成人後にバリバリ働いた。朝食と女性の声は自然と消えた。夢破れた頃、朝、起き上がれなくなった。「起きなはれ」懐かしい声がした。「食べねば、妾がヌシを食べますぞ」天井の大きな女性の顔のシミが、これまた大きな口を開けていた。 https://t.co/asMLGGxp4g

#呟怖
逃げ水のようにどんなに手を伸ばしても届かない人がいた。陽炎が立ち上るこの夏の街では珍しいことではなかった。茶屋の軒下に置かれた長椅子に薄ぼんやりと夕涼みをする人影が一つ。人影の隣に座り、手が置かれた場所に己の手を重ねた。透ける、すり抜ける。影は幻、名残は偽り。されど幸福。 https://t.co/2Q5XToIdvm

#呟怖
長い間咲いた桜が驟雨で散っている。待ち合わせ場所に彼女は頭に紙袋を被ってベンチに座っていた。片手以外を衣類で覆って肌は見えない。不揃いの形の爪に普段より濃いネイルが彩られている。「今日も綺麗だ」繋いだ手は時間と共に薄れゆく。哀切の温もりに離別を惜しむ。また来る春に君を想う。 https://t.co/j4SDHOnTOs

#呟怖
住宅街の電柱の陰で男の子が通りがかる子供達を眺めていた。子供達は自転車に乗って、行き先までの道程を楽しんでいた。男の子は日課のように飽きずに見ていた。見兼ねた老人が電柱の側に軽石で自転車の絵を書くと男の子は初めて笑った。男の子はそれきり姿を消した。あの絵は不思議と消えない。 https://t.co/bHdoHq2vXJ

#呟怖
老父が乗る車椅子を押して施設に入った。清潔な室内、親切な職員、契約書は最初の案内通りで不満はない。「処置完了後に口座に振り込みます」契約書にサインした。玄関で父が見送ってくれた。二度と会わない。サヨウナラが言えない。安楽死、無縁に付す施設を足早に去る。止めどなく涙が溢れた。

#呟怖
両親が死んで僕は陰湿になった。兄は、よく僕に話しかけて、好きだったドーナツを分けてくれた。引取先の一家に不気味がられ、兄は孤立した。兄は外で暮らす事が決まった日に「お前も来るか?」と誘ってくれた。兄には幸せになる権利、僕にはこの一家を苦しめる義務がある。微笑んで首を振った。 https://t.co/ZkiZ30cZp6

#呟怖
『新婚旅行以来ね、この川に来たの』
「そうだ。君が僕の妻を殺した」
『貴方が幸せだったせいよ』
「沈めたのも君だった」
『魚にご飯をあげたのよ』
「ねえ、アナタ、どうしたの…」
一緒にボートに乗っていた恋人が川に落とされた。僕の体は女の支配下。握った櫂を恋人の頭上に振り落とした。 https://t.co/IYP9413SzH

#呟怖
妻は花屋で見かける綺麗な花に包まれて火葬された。収骨までの待ち時間に駐車場の花壇に立ち寄った。妻と初めて会った日も菜の花が綺麗だった。「私の一番好きな花は菜の花よ」振り返るが声の主はいない。斎場で菜の花の絵が描かれた骨壷を購入した。帰り際、一匹の紋白蝶が菜の花に戯れていた。 https://t.co/avEHrfYXUD

#呟怖
飛んでいる飛行機の羽の上でピエロがジャグリングをしている。あ、目があった。ピエロはガニ股でヒョコヒョコやってきた。頭を360度グリンと回す。汚い手とカラフルな汚い化粧の顔を窓に押し付け、黄疸の目を剥き、息でガラスを曇らせつつ言った。「eネc3t9う」エンジンが爆発した。嗤うピエロ。 https://t.co/jzDEWet437

#呟怖
無月、墓場の桜が満開だった。早咲きの桜。蛍火のように輝く花びら。散りゆく花びらは本当に蛍が飛んでいるみたいだった。二眼レフで撮影し、写真館に頼んで現像した写真には桜の枯木しかなかった。「貴方も幽霊蛍に魅せられましたね」綺麗ですもの。レジに飾られた瓶に挿した枝を主はつついた。

#呟怖
留学先は晴れの日が多い。住民達の希望でそうなった。大型液晶パネルに映る太陽は暖かくて眩しい。展望台に繋がる梯子を登る。“空”のパネルよりも上にある展望台で外を見た。巨大な遺物があちこちで顔を出す広大な海。水底に澱む、瓦解した人の街。曇天に鈍く輝く光芒。隕石落下まで、あと… https://t.co/INHK7FTSxI

#呟怖
女子高生の死体が橋の下の河川敷で発見された。舌を抜かれた口の中に「お前なんか怖くない」と書いた丸めた紙があった。次は中学生男子が送電塔の下、小学生女児が団地の下、専門学生が校舎の下で、女子高生と同様の死に方で発見された。遺族の郵便受けに、数字が刻まれた舌が入っていた。 https://t.co/PiJz6zavHd

#呟怖
長い長いトンネル内を彷徨っていました。仄暗く、化け物の声が反響して聞こえました。怖くて、不安で、発狂しそうで。「助けてください、助けてください」トンネル内で母と会いましたが、抱きつくと拒絶されました。殺してから、その人は見知らぬ人で、私は母の顔を知らないことに気づきました。 https://t.co/TrW5s0h6xi

#呟怖
地縛霊のパルコさんは大変な出来事の末に怨霊になった。住み憑いた借家の中で過ごした。住民を祟っては追い出した。しかし、今の家主のスマホとPCをイジるようになってからは、夢中のあまり、怨霊になった理由を忘れた。グータラな地縛霊パルコさんは、今日もネ○フリアニメを漁っている。

#呟怖
1件目
お電話ありがとうございます。
本日は休業です。

2件目
○○医院です。本日は休業とさせて頂いております。

26件目
☓☓クリニックです。お電話を頂きましたが、本日は休業…

電話を切った。今日は祝日『誰も助けてはならない日』。腕の中で息絶える命。私は腕の感覚を無くした。

#呟怖
「魚」を川に放した。ビチャビチャ溺れて、泳げなかった。失敗作め。陸に引き上げた。エラ呼吸の練習をさせよう。溺れたのは「魚」が主に口で呼吸したせい。「魚」の頭を川に突っ込んで抑えた。死物狂いでもがく。呼吸が出来ない様子だ。エラの数を増やしてやる。ネイルハンマーを手に取った。

#呟怖
仕事帰りに行ったコンビニに先輩がいた。連日病欠の人が何でいるんだよ。しかも、目の前で僕が買いたかったものをかっ攫っていく。どうしても食べたかったカツ丼は先輩よりも先に手に取れた。先輩は微笑んで、いなくなった。晩に先輩の訃報を聞いた。別れの挨拶がウザ絡み。あの人らしかった。

#呟怖
カタコンベに悲願花が咲いている。天井の穴から差す月光にアイスブルーの花弁がきらめく。花弁に1滴の蜜が滴った。地面に落ちると見る間に固まり、蒼い鉱石になった。アトリエに持ち帰り、砕き、磨り潰し、膠液に混ぜ合わせて、岩絵の具にした。鮮やかな深い青。志半ばで逝った夢追い人の色。

#呟怖
楽師は旅の途中に立派な御輿を担いだ一団に芸を披露するよう招かれた。異国の歌を奏でる。御輿の中、御簾に隠された女人は楽師を褒め、直に付けていた美しい簪を下賜した。次に着いた街で楽師はスリの娘に簪を盗られた。簪をつけた娘は多くの男に求婚された。娘は后になり、国は滅んだ。 https://t.co/gCn3WlEXun

#呟怖
怪我をした侍が竹林に迷い込んだ。村人達は侍を手厚くもてなした。侍の正体は領主に逆らった家の者だと分かった。匿ったのが知られれば、領主に罰せられる。侍の寝首をかく寸前、偶然目が覚め、竹林に逃げた。必死に探して叫ぶ村人の声が現在も夜更けの竹林で聴こえる。侍の行方は誰も知らない。 https://t.co/fW6xx18kYh

#呟怖
路地裏に見慣れない階段があった。一番上の段に子供の黒い影が立っている。翌日、黒い子供は一段下に降りていた。十二日後、地面に立つ黒い子供が、通りすがりの小学生の襟首を掴み、路地裏に引き摺り込んだ。ふらついて現れた小学生は邪悪に微笑んでいた。階段の一番上には新しい子供の黒い影。 https://t.co/vpcEeY54o3

#呟怖
同級生の家に招待された。十人の兄弟、ガタイのいい父親、痩せこけた暗いお婆さんがいた。お婆さんから菓子を貰った。父親は鬼の形相でお婆さんを担ぎ、隣室に入った。扉越しに苦しげな声が聞こえる。「アレ、私のお姉ちゃん」同級生が耳元で呟く。開いた菓子の包の紙に書かれた『タスケテ』。

#呟怖
いつも優しい人がいた。僕が出来ないことをやってくれた。「この役立たず」優しい人の口癖。優越感と自己愛を剥き出して、出来損ないの僕を包容する。虫籠に入れられた気分。逃される予定はない。優しい人も誰かに囚われている人だった。あの人も虫籠の中。僕もいつか虫籠で誰かを飼うだろう。

#呟怖
平凡な女がいた。富豪の妻になり、高い地位を手に入れた。この世に人を悪魔に変えるものが3つある。富、権力、退屈。暇な女は召使いを利用して残虐な遊びをした。筆舌に尽くしがたい酷い戯れに多くの人が命を落とした。女は長生きして老婆になった。子孫に見守られるなか、地獄に堕ちた。

#呟怖
同じ地域の子達と墓場で肝試しをした。驚かすのが上手な子がいた。火傷痕のある顔をヤツデの葉で作った兎のお面で隠した剽軽な子だった。あとで地域にその子が存在しないと分かり、大人に墓場で遊ぶ事を禁止された。ある日ポストにヤツデのお面が入っていた。また遊ぼうね。机の抽斗にしまった。 https://t.co/7ycDDcqVdG

#呟怖
3回願いが叶う札を手に入れた。噛みつき癖のある妻に噛まれた。「歯が抜けろ!」願うと全ての歯が抜けた。嘆く妻。「歯が生えろ」と願った。元に戻って喜ぶ妻。素直に喜べない僕。今後、またあの鋭い歯で噛みつかれる。「マシュマロになれば良かったな…」と独りごちた。歯はその通りになった。 https://t.co/RsJdblGC40

#呟怖
前世が分かる珈琲を頼んだ。占い師が注文者の掌を見て、そそくさと厨房に戻るとラテアートが施されたエスプレッソを運んできた。描かれた女性は私の母に瓜二つ。母は産褥熱で亡くなり、死産だった子は蘇生した。「“本当の娘”は死んでしまったの?」さめざめと泣く客の背を占い師は擦った。 https://t.co/CVwwmyWRWh

#呟怖
魔女が“世間の男性”に恋をした。けれど、魔女は“世間の人”と恋愛してはいけない。「好きな人に幸せになって欲しい」魔女にとっての幸せは“人との交流”だった。魔女は男性に“多くの人に好かれるおまじない”をかけたチョコを贈った。当の男性は人が嫌いで、我が身を呪い、独りを求めて死を選んだ。 https://t.co/I8Xg3lR3Nx

#呟怖
カプセルベッドが蓮の実みたいに集まった施設で目を覚ました。大半の子はベッドの中で木乃伊や腐乱死体になっていた。生き残った子達と外に出た。広大な熱帯雨林、様々な化け物、遺跡、植物、病気…。右も左も分からない僕らに未知が襲いかかり、出口のない世界で一人、また一人と減った。

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