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鬼童丸 常闇の語り部 暴食|25ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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パスワード 誰もいない 君

誰もいない部屋に響く男の声とパスワードを入力する音

「君が返事してくれるわけでも無いのに長年続けていた習慣は簡単には抜けないな」
目の前の溶液に浸かった妻の姿に涙が出る

「もう少し、もう少しで…」
言葉の力強さとは裏腹に男の目から光が消える

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「真夜中にカミソリを咥えて水を覗き込むと未来の結婚相手が映る」
昔からある都市伝説

親友宅に泊まった時に誘われた遊び

「何も映らない
だけど私の顔も見えないのは何故だろ?」
首を捻っていると
「おかしくないよ
あなたに未来は無いもの」

親友の声が聞こえ首筋に熱いものが走った

#呟怖 https://t.co/xE0QRUutam

今まで書いてきた #呟怖 をまとめた短編集『みみうち』の463話から474話まで12話を更新しました

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少しでも読んでもらえると嬉しいです
m(*_ _)m

血痕が乾く

「嘘つき…」
責めるように呟く声が部屋に響く

その声に答えるものはいない

部屋の中では涙も涸れてしまったかのように血痕だけが乾いて見える

「嘘つき…」
今度は愛おしそうに女が呟く
檻に囲まれた無機質な部屋で虚ろな目をしながら

#呟怖 https://t.co/oYV17DvrCI

喉が乾く

照りつける太陽
肌を流れる玉のような汗

飲んでも飲んでも喉が渇く
まるで飲んだ端から全て蒸発してしまってるような感覚さえ感じる

底の無い桶で永遠に水を組んでるような地獄

こんなことなら友人と一緒に我慢してれば楽に逝けたかもしれないのに

友人の死体が波間に揺れる

#呟怖 https://t.co/oYV17DvrCI

洗濯物が乾く

いつものように各家庭のベランダに洗濯物が干されていく
この団地の毎朝の光景

夜帰ってくる頃にはもう取り込まれて消えている

規則正しい毎日のルーティン

だけどこの団地
封鎖されて長いことになる

もう近隣の住民は気にしない
誰が洗濯物を乾かしてるか考えるのが怖いから

#呟怖 https://t.co/oYV17DvrCI

肌が乾く

「水を弾くような肌」
若い時はそれが普通だったが…
鏡に映った自分を改めて見直してため息をつく

今は肌が乾燥して吸収するように消えていく

ちゃぷん
と音がして水面に沈めた若い男と目が合った

「まだ血は取れそうね」
若い男の首筋に牙を立てる

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口の中が乾く

茹だるような夜
異常に口の中が渇き目が覚めた

目を開けると法衣を着た木乃伊が口の中を覗き込んでいた

即身仏のなり損ないが水分を求めてやってきたか?

#呟怖 https://t.co/oYV17DvrCI

眠る 眠る 眠る

眠る
重責から逃げ出すように
眠る
現実から逃げ出すために
眠る
起きたら事態が好転しているように

そんなこともあるはずないのに…

何度起きても良い方向に事態が好転することは無い

この広い宇宙の真ん中でひとりぼっち

電波も届きはしない

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自粛 白詰草 ボタン

自粛生活が長く続く中
少し息抜きに行った公園
あの子が最後に作った花冠

それがいけなかった
そのせいで娘は病気になり倒れた

病院のベットで苦しむ姿を見ていられなくて私は命維持装置のボタンを切った

風も無いのに白詰草の花冠が揺れる
寂しいよぅと泣くように

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休日 パソコン 歩く

最近、飲みに誘っても全然出てこなくなった友人がいる

理由は「彼女が家で待ってるから…」

友人が自作したパソコン

「休日に自分の足で歩いて部品を吟味した我が子のような可愛い子だ」
とはよく言っていたが

まさか愛情をかけすぎて人格まで持ち始めてるとは

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目玉

殺人容疑で捕まった

しっかり埋めたはずだったが死体を埋めた上に生えた珍しい花が発覚の切欠

そこから歯型などで俺に容疑がかけられたらしい

その花の写真も見せてもらったが花弁に無数の目がついている

「目は口ほどに物を言う」とはよく言ったものだ

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停電 知ってる なぜ

友達と興味本位でやってみた降霊術

本当に悪魔が停電と共に現れた
ただの遊びだったのに…

そんな時、友人が悪魔の名前を呼んで帰らせた

悪魔祓いに悪魔は名前を知られると命令を聞かなきゃならないんだっけ?

ところで
なぜ友達は悪魔の名前を知っているのだろう?

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3億 角 満足

「角には雑菌が3億いる」

雑誌で読んだ記事には確かにそう書いてあった

俺はそこまで気にしてたら何も生活できないだろ?って気にしてないのだが…

同僚は
「引き出しの角」
「机の角」
「オフィスの角」

色んな角を掃除して満足そうに次の角を探してる

偏執狂っているんだな
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ダストシュート

「この学校のダストシュートに飛び込むと違う世界に行ける」

僕の学校で囁かれている七不思議の一つ

校内で先生、生徒に限らず毎年1人は行方不明になる

今年は新卒の教員が消えた
描いてた教師生活と違ったのだろう

上手くあちらの世界に行けたなら良いのだが…

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今年初めて出した扇風機

まだまだ涼しいからいらないかもだけど洗濯物の乾燥には役立てる

その前に整備と組み立てして手入れしないと

バラして驚いた
モーターにありえないほど長い髪が絡まってる

男の一人暮らし
俺はずっと短髪の独り者
この髪の毛は誰の髪の毛?

#呟怖

今まで書いてきた #呟怖 をまとめた短編集『みみうち』の449話から462話まで14話を更新しました
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予言電車

「明るい服の人が多いから良い事ある」
とか
「暗い服の人が多いから嫌な事がある」
毎朝、通過する電車を見つめ友人は予言する

だがその日は電車を見つめ
「喪服のような黒い服の人しか目に入らなかった」
って言っていたっけ…

彼の墓前に花を供えさっき見た電車の光景に震える

#呟怖 https://t.co/uyRpnlKJ0G

海岸に咲く花

薄れる意識の中で見た夢は
懐かしいハマナスの花が揺れる故郷の景色

あの海岸は止まって別れる別離の町

オホーツクの冷たい海流の流れによって自殺体が流れ着く町

僕の体も流れ着けばいいのに…

沈みゆく意識の中
楽しかった子供の頃が走馬灯のように駆け巡る

#呟怖 https://t.co/acb2wF1X0v

剪定された木

とある公園で一夜で子供の形に剪定された木々が見つかった

周囲では「周辺で行方不明になった子供達に似てる」という噂に

それから数日後
警察に一本の電話が入る
「木の子供達が夜中に襲いに来る」

詳しく聞くと
この男が子供達を誘拐し殺した子達を木の下に埋めていたらしい

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洗濯物

最近
不思議なことがある…

引っ越したばかりの家
無いはずのベビーグッズが取り込んだ洗濯物に紛れている
一人暮らしなのに

ここは3階だし他人がベランダに干すことも出来ないだろう

ご近所さんと仲良くなった頃
その理由がわかった

私の住む部屋で赤ん坊の虐待死があった事を

#呟怖 https://t.co/6E5kv0M6Iy

爪痕

シャワーを浴びると背中がズキンと痛む

最近は家と会社の往復で怪我をした覚えもないのに…

鏡で見てみると引っ掻いた爪痕が背中についている

いつ付いたのか考えながら鏡を見てると何がが動くのが見えた

湯気で上手く見えない…
意を決して振り向くと知らない女が風呂場を覗いてた

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将棋 トンネル 復讐

夢を見た

暗いトンネルの中のようにいるような圧迫感を感じる夢を

汗びっしょりで目覚めると寝る前までやっていた詰将棋の将棋盤の玉将と目が合った気がした

あの夢は追い詰められた玉将の復讐なのだろうか?

その日は一晩中誰かに見つめられてる気がして眠れなかった

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唇 紅 膚 瞳 褥

熱に浮かされたかのような潤んだ瞳
湿潤な口から洩れる喜びの吐息
月に照らされた汗が浮かび輝く膚(はだ)
紅潮した肢体に生命を感じる

溢れる蜜を味わう度に上がる嬌声…

男は黒猫に姿を変え夜の街へ消えた

血の染みた褥(しとね)に転がった血の気の失せた女に目もくれず

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床に白い粉が積まれている
よく見ると天井から粉が落ちてきている

古い家だから…
紙を貼り応急処置を済ませる

後日業者が来て工事が始まった
「天井剥がしますね?」

落ちたのは天井の板
それと欠けた人の骨

いつからその骨はここにあったか?
両親から受け継いだ家
誰の骨だろう?

#呟怖 https://t.co/o4crQukeMP

探偵 拳銃 煙草

拳銃の音に集まった奴らは
「やっと終わった…」
と肩をすくめ死体を見つめる

「お前がいるとどこに行っても巻き込まれる…」
正直、開放されたという感情の方が強い

探偵の手から煙草が落ちるが警部、両親、恋人…誰も動かない

皆、どこか清々しいをしている

#呟怖 https://t.co/M5Fr94x0kv

リボン 思案 アカン

思案投首(しあんなげくび)にリボンが揺れる

今なら逃げられるんじゃないかと思ってみても後ろのドアは開かないし時折発せられる「アカン…」って言葉が考えを否定してるのか逃げちゃダメなのか判断がつかない

願うなら遊び方を考えてる顔であってくれ…花子さん

#呟怖 https://t.co/wLtxRBwIPl

私よいなくなぁれ

「私よいなくなぁれ」
呟いてみる

別に居場所が無いわけでもないし仲のいい友達もいる

ただ…
そうただ呟いてみただけ
誰かに心配されたかっただけかもしれない

だけどその日から私が私じゃなくなった感覚に襲われる

私は私で合っている?

もう疲れた

#呟怖 https://t.co/3wTT0C4CYJ

欠けた花

天使たちが低く低く飛ぶ
まるで迎えに来たように

僕は逆に高く高く翔ぶ
まるで君に会いに行くように

君に渡すブレゼントは欠けた花しか用意出来なかったけど今の僕にはこれが精一杯

折れた腕を無理に動かし僕の血で花びらが汚れて消えてしまった花を掴む

#呟怖 https://t.co/8Bv8Ro1STk

六畳半

「立って半畳寝て一畳、荷物を置いても六畳半あれば充分」

そう言ってボロアパートに住んでた友人が引っ越した

理由を聞いてみると
最近霊に取り憑かれ部屋で霊と密接しているのが耐えられなくなったらしい

友人は
「だって触れてる方の体半分だけ寒いだぜ?体調壊す」
って笑ってた

#呟怖 https://t.co/IZTVequrYF

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