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基維ひなた|21ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

「ねえ!やばいよここ!すごい顔でこっち見てる!帰ろう!」
自称「見える子」を連れて肝試しに来た。
横目でもわかる、壁一面の恐ろしい顔。
昼のうちに描いておいた大作だ。
明日の良いネタになりそう。
笑いを堪えながら、怯える彼女を見て気づいた。
私の頭上を見ている。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1285969310809157633 

廊下を歩くと壁に塞がれ、
回り込めば足元に何かがまとわりつき。
便所では誰かが覗き、
寝ようとすると枕をひっくり返される。
「何なんですかこの家は!」
案内してくれた老婆を問い詰める。
「だから、もう遅いんですよ」

腕が痒い。
掻きむしると皮膚が裂け、
無数の目玉が覗いた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1284069292586070016 

「合歓の花と樹皮で作るのよ」
眠れない私に、彼女は手作りのお茶を淹れてくれた。
かすかな桃の香りは花か、彼女か。
身体の中まで浄化されたようで、よく眠れた。

彼女が逮捕されたことを、新聞の三面記事で知った。
シアン化カリウムを用いた殺人。
ああ。
あの香りがまた欲しい。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1274613601681068032 

町外れの富豪は変わり者だ。
爪一枚と引き換えに金を与える。
剥がすわけではなく、
これと決めた爪が黒くなるのだ。

今や町民の殆どが黒い爪を持つ。
私達はそんな浅ましい真似はすまい。
白く清らかな爪を誇りに思った。

久しぶりに妻を抱いた夜、
左足の薬指に黒い爪を見るまでは。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1283867435817291776 

#返怖
#呟怖

昼夜関係なく聞こえる声に、頭がおかしくなりそうだった。
「助けてください」
呟いた言葉は声にならず、代わりに脳内の声が止まった。
口をつぐむとまた聞こえる。
だから続けるしかなかった。
助けてください助けてください助けてください……
きっと誰かの脳内に響いているのだろう。

向かいの席の男性が変わったアイマスクをしていた。
伏し目がちの女性の写真を使っているようだ。
一瞬ドキッとしたが、
人の顔をじろじろ見るのは良くないと、俯いてスマホを弄る。

ふと顔を上げると、
アイマスクの目が閉じていた。

次に瞼を開くのが怖くて、ずっと下を向いていた。

#呟怖 https://twitter.com/misa_funeral/status/1281578458708152320 

迷惑行為で視聴数を稼ぐ動画投稿者。
彼が突然生放送を始めた。
彼の動画が元で自殺した人達が現れ、
薔薇の花を彼の顔に刺していく。
『なんだヤラセか』
『顔むかつくし丁度いい』
『馬鹿みたいに叫んでないで実況しろ』
最初で最後の生放送はアーカイブ化され、過去最高の再生回数となった。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282637936257728513 

#返怖
#呟怖

…いやいや、まさか。
きっとあのアナウンサーが推しなのだろう。
「さっそく真似しなきゃ!」
そういえば、推しの真似をするのが好きな奴だった。
服も、靴も、髪型も、嗜好品も。

翌朝のニュース。
同じ公園のゴミ箱から、身元不明のバラバラ死体が見つかった。
…いやいや、まさか。

三時間おきの授乳。
眠い目を擦り台所に向かうと、
人肌の哺乳瓶が置いてあった。
夫が用意してくれたのか?
赤く見えるのは常夜灯のせいだろう。
ありがたく我が子に飲ませた。

それ以来、すっかり手のかからない良い子に育った。
時折、病的なまでに生肉を欲しがることを除いて。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282501340313251840 

友人が田舎のお土産を持ってきた。
青いゼリーをふわふわの綿飴で包んだお菓子。
美味しそうだが。
「海毛虫って…酷くない?」
「うまいよ!」
友人の笑顔に圧されて一つ摘まむ。
「うん…うまいけど名前」
「うまいよ!」
「…うまいな!」
「うまいよ!」
ああ、うまい。うまい。うまいよ!

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282942260259119104 

祖父母の家の庭は広く、大きな池もあった。

どぼん。
「鯉だよ」
私が聞く前に祖母が言った。
ぼちゃん、だぱん。
「あれは鯉だよ」
次第に音は小さくなり、止んだ。
「西瓜を食べようね」
幼い日の思い出。

今になって思う。
あれは、芋虫のように縛られた人ではなかったのかと。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282740562659966976 

友人が電車に飛び込んだ。
右足だけが見つかっていない。

「勉強ばかりじゃ息が詰まるから、何でも買ってあげました。どうしてこんなことに…」

形見分けにと招かれた友人の部屋。
山のような参考書と、ありとあらゆる娯楽と。
机に繋がれた足枷と、右足と、チェーンソーが転がっていた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1282503399204745216 

残業で遅くなった。
遅くまで残っていると、
残業中に事故で亡くなった従業員の幽霊が出る。
…と先日聞いたばかりだった。
さっさと着替え、足元の鞄を取る。
屈んだ時、すぐ後ろに制服のズボンが見えた。
振り返っても誰もいない。

一応、
「消しますよー」
と声をかけて消灯して帰った。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1281577808666324992 

お風呂で体を洗い、最後に手に残った泡を流す。
と、重ねた手に違和感。
左手の指が多い。
視線を落とすと、私の指より華奢な指が一本。
泡の滑りを借りて、指と指の間にするりと引っ込んだ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1281878445333471232 

赤ん坊の泣き声が止まない。
ああもう煩い。
何もかも嫌になって窓を開けると、
ふっと一条の風が吹いた。
窓際の風車がカラカラ回る。
赤ん坊はキャッキャと笑い、静かになった。
月のない夜、
後に残るはおしろいの匂い。
どなたか存じませんが助かりました。

ちなみに私は一人暮らしだ。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1280750471179718661 

父の背中を見て育った。
広くて逞しい背中。
お父さん臭いと悪態をついたことも。
徐々に萎んでいく背中。
今までお世話になりました。
もう骨しかない背中。
そろそろ降ろしてあげていい?
母は何も答えない。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1274613601681068032 

高いビルの屋上にはバンザイマンがいる。
バンザイマンを見たら、すぐにバンザイしないといけない。
でないと次は自分がバンザイマンになる。
高いビルの屋上に、飲まず食わずで立たされる。

ビルの屋上から落ちてきた男性は、
バンザイの姿勢でそこまで言って事切れた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1280171720498798592 

風ひとつ吹かない晴天でした。
私は庭でひとり遊んでいました。
たんぽぽの綿毛を見つけて、そうっと摘みました。
真ん丸の綿毛をそうっと運んでいたら、
手元に生暖かい風が、ふうっと。
綿毛は散ってしまいました。
その時の風、風船ガムの匂いがしたんです。

#呟怖 https://twitter.com/moon04cat/status/1280750471179718661 

遺跡で発掘された本に挟まっていた、小さな生物。
研究の結果、主食は文字。
特に平仮名の『の』を好んで食す。
「大事な書類を食われたり大変ですけど、懐くと可愛くて」
研究員が嬉しそうに話す。
「こ 子 名前、 が好きだから、 ちゃんにしようかって」
どうやら頭の中の文字も食うようだ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1280628359890755584 

「ただいま!お腹すいたー。ご飯、お父さんとお母さんは食べた?」
「まだ食べてないよ」
「え、待っててくれたの?ごめん。夕飯なにかな」
「お父さんとお母さんだよ」

「…お父さんと…お母さんは?」
「まだ食べてないよ」

台所に女の後ろ姿。
くつくつ、じゅうじゅうといい音が聞こえる。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1265575298285932545 

あなたの笑顔が大好き。
だから、ずっと笑っていて。
ずっと。
ずっとよ。
誰がやめていいって言ったの?

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1279471037101436928 

駅前広場に笹が設置されていた。
『ご自由にどうぞ』と、
短冊とペンも置いてある。

『かけっこ一番になりたい』
『タマの病気が治りますように』
『彼氏が欲しい』
『滅びますように』

…最後のは何だ。
二枚の紙を貼り合わせてある。
端を剥がしてみると、
短い髪の毛がぱらぱらと落ちた。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1280156017402077185 

「このさくらんぼを食べるだけで、体の中からキレイになるのよ」
友人に味見を勧められ、皆手を伸ばす。
「私、さくらんぼアレルギーだから」
と断ると、友人がそっと耳打ちした。
「大丈夫。実はこれ、さくらんぼじゃないの」
「知ってる」
さっきから必死に目が合わないようにしてるのに。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1278534980008722432 

予定のない休日。
ちょっと良い珈琲を淹れて。
先週手に入れた絶版本を読もう。
…と思っていたのに、ない。
あったはずの場所には見覚えのない黒い本。
首を捻りつつそれを抜き取ると、
奥にある目と目が合った。

…何をしていたんだっけ。
そうだ、珈琲を淹れたんだ。
今日は何を読もうか。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1261922714094202881 

600円だと!?
何気なく立ち寄った古本屋で、とんでもない物を見つけた。
全10巻のうち3冊しか現存しないと言われる貴重な古書。
売れば数千万は固いだろう。
唾を飲み、他の古本と一緒にカウンターへ。
「ほう。貴方には見えるのですね」
店主の人の良さそうな笑みが、裂けんばかりに歪んだ。

#呟怖 https://twitter.com/molmol299/status/1261922714094202881 

「レジ袋いりません」
と最初に告げたのに、
「はい!レジ袋いかがですか?」
「こちら12点、袋は2枚でよろしいですか?」
「1716円です。レジ袋いかがですか?」
しつこい。
強い口調で断ろうとすると、
「レジ袋いかがですか…?」
必死の形相で震えている店員。
レジ袋は2枚にしてもらった。

#呟怖 https://twitter.com/411_izayoi_rio/status/1279176316718166016 

昏約者いうてな。
この村では死後の相手が決まっとるんよ。
生前誰と契ろうと、死んだら昏約者と結ばれる。
だから死ぬんも怖ぁない。
皆安らかな顔で往きよる。
こないだの銃乱射事件な。
動けるもんは昏約者の傍で死んどった。
安らかぁな顔でな。
村中に血の跡が、赤い糸みたいだったわ。

#呟怖 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1278950788950179842 

#返怖
#呟怖

台所からは私の声で、
「目玉焼きとスクランブルエッグ、どっちがいいー?」
と聞こえてきた。

ある日突然、人の頭上に数字が見えるようになった。
緑色で、1~100。
生命力を表しているようだ。
ゲームのようだと面白がっていたが、すぐに慣れた。
そんな中、一人の女性に釘付けになった。
緑色の群衆の中で、赤く輝く冠。
『-382』
心臓が早鐘を打つ。
僕に、真っ直ぐ近づいてくる。

#呟怖 https://twitter.com/Hinata_Motthi/status/1277732267775803392 

#このお題で呟怖をください
#呟怖

「382文字の沈黙」
または
「-382」
でお願いします。

画像は昨日起きた謎現象を再現してみました(実際は一文字も打ってなかった) http://pic.twitter.com/wKU1PqFSK8

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