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呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖

老人が孤独死したという家屋を訪ねた。
屋根は崩れ、中には多数の猫がいた。
玄関の鍵は開いており、畳は靴を脱ぐのを躊躇われる汚さだった。
土足で上がり、老人が腐って溶けていた場所には、全裸の人の赤ん坊が此方を見て無邪気に声を上げて笑っていた。

……保護……すべきなのだろうか?

#呟怖

あのね、気を悪くしないで聞いて欲しいの。

長年の親友が言い難そうに口を開く。

あなた、何かあった?

やけによそよそしい。

あなた。あのね、あなた、誰ですか? 私の友達を返して下さい。

何を言い出すのだろう。

一旦、御手洗いに立つ。洗面の鏡には知らない女が映っていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1273193760050966529 

#呟怖

ああ、うん。

本棚に飾られた『何か』を見て、教授は笑った。

ヨタカに似た目、ミミズクの様な耳、人の様な口。の『何か』。

なぁに、知り合いに作らせた偽物だよ。

開いた口からは鮫の歯が覗く。

僕はね、もうすぐ魂をこれに移すんだ。

そう言う教授に、僕は愛想笑いしか出来なかった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1272458942627450881 

#呟怖

あれ、ほら。

竜が頭を下にしてるみたいに見えない?

まるで山から出て来る仲間を迎えに来たみたいに。

そう言っていた彼女が、その山で亡くなったのを聞いたのは数日後だった。

四十九日の日、見上げた山にはあの時と同じ、迎えの竜にいざなわれるように雲の竜が立ち上っていた。 http://pic.twitter.com/eo87bG6bdW

#呟怖

梅雨のある日、妻は暴漢に襲われ操を守れなかった。 

私は許せず、妻を斬って棄てた。

以来、梅雨になると蛙が妻の声で鳴く。

「どうして」と。

蛙を斬るが、幾千幾万もの蛙が次から次へと現れ、私を責める。

「どうして」「どうして」と。

今年も梅雨がやってきた。

蛙が鳴き出した。

#呟怖

ボロ寺の生臭坊主が腹を見せて笑う。

「俺はもうすぐ腐って堕ちる。そうすりゃ彼奴等は寺を出て人を喰うだろう。彼奴等は元が人間だ。殺しゃあ人殺しと同じ地獄に落ちる。俺は元々地獄行きなんだけどな」

大きな穴の空いた腹を仕舞う。

「俺ごと寺を焼く。巻き添えにならんようにしろ」

#呟怖

空に飛んでいる鳥は居ないのに、影だけは地面に映り、自由に飛び回っているように見える時、それは『カゲムグリ』かもしれません。

主に昆虫や小動物の影を食べますが、時折少々大きめの影を食べてしまう症例も聞かれています。

犬や馬や子供の影とかですね。

喰われた影は戻りません。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1270369711499304969 

#呟怖

毎月末にクリームソーダを1つ頼み飲まずに帰る老人がいた。

ボロ着で小銭を握り毎月現れる彼に「飲まないのですか?」と聞いた事がある。

「僕のじゃないんだ」

そう、彼は愛し気にクリームソーダを眺めていた。

彼がクリームソーダの向こう側に何を見ていたのか、もう聞く事ができない。 https://twitter.com/r_Okishima/status/1270131226070802432 

#呟怖

仕事が一段落し、デスクから目を上げる。

窓の外を眺めると、窓に映る私の背後に白い棒状の何かがあった。

振り返るが、壁しか無い。

もう一度窓を見ると、その棒が私を袈裟懸けに斬った。

胸に鋭い痛みが走る。

急遽検査を受け、病巣が見つかった。

退職すると病巣は嘘の様に消えた。

#呟怖

『環に戻れ』

という手紙が学校の下駄箱に入っていた。

意味は解らないが無性に心がざわつく。

気付くとベッドの上だった。

『環に戻れ』

という手紙を握り締めていた。

慌てて手紙を投げると、手紙はヒトガタになった。

「人形は忘れっぽいな」

ヒトガタが喋る。

「環に戻れ」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1269550556353159168 

#呟怖

かえりたい。

彼女の口癖だった。

何度も喧嘩したが、彼女は無意識だと言い張っていた。

ある日「かえりたい」と言う彼女に「帰れ!」と言ってしまった。

以来、実家にも戻らなかった彼女が見つかったのは湖の底だった。

土下座をする自分に、彼女の母は首を振る。

「先祖返りなのよ…」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249188262704492552 

#呟怖

田舎の祖母の家の階段は奇異しい。

此方が上って行こうとしているのに、向こうから上って此方にやって来たりする。

大抵、彼方は此方を見えていないし、ぶつからずにすり抜けるだけだ。

先日なんぞは、祖母が私の写真を持って階段を上って来た。

写真には黒いリボンが掛けられていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1249143104868945923 

#呟怖

この世の終わりの様な夕焼けが田んぼに映り込む。

こんな日は絶対に田んぼに入ったらいけないと祖母に言われていた。

「あんた生意気なのよ!」

突き飛ばそうとした女子をかわす。

勢い余った彼女は派手な音と共に田んぼに落ちた。

そして何処にも居なくなった。

田んぼにも、何処にも。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1252722427051704320 

#呟怖

「私が喜んでご飯を食べているとお思いですか?」

飼い蛇に夢で説教をされるのは初めてだった。

「いつもいつも同じご飯」

お腹でも壊されたら困るのだが。

「良いから、そのビールを寄越して」

目が覚めると、水槽の中でビール瓶に巻き付いた飼い蛇が転がっていた。

…夢…だよな? https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1263443628782845954 

#呟怖

明治3年の地図には在る村が、明治5年のには無い。

古地図を眺めるのが趣味な自分は、持出禁止の古地図を眺め首を捻った。

アプリで現在の其処を見ると森だった。

拡大し、ふと、誰かが画面内の森に居るのに気付いた。

だか奇異しい。

どう見ても、森の木よりも背の高い人間が映っていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1257039488754135040 

#呟怖

クラスメイトの忌崎さんの家はパンを作っていると言う。

だが、ボクは忌崎のパン屋がどこにあるのかすら知らない。

「『忌崎 夏のパン魔つり』だよ!」

廃工場では既に数人が首を吊っていた。

「ピーター・パンって知ってる?」

大人にならない子供。

それは空を飛んでいる様に見えた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1269318311491203072 

#呟怖

『さて、お前はどうしたい?』

大型車ほどもある蝸牛が、そう問い掛けてくる。

そろそろ人生に幕を引こうかと思っていた矢先。

人の来ない山奥を選んだ所為か、変なモノが居るものだ。

「飽きたのでね」

『ならば同化するか。我も久しぶりに人里を見たい』

奇特な蝸牛も居るものだ。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1269293839610609664 

#呟怖

置き去り事件が相次いでいる。

目の前の少女にうんざりしながら、折り畳み椅子に腰掛ける。

「名前も年齢も何もわからない。にゃんにゃんにゃにゃーんだな」

「何すか、ソレ?」

「置き去りにされた事以外何もわからず、か」

これで20人。

翌朝には消えてしまうのだ。

釈然としない。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1269264415091613702 

#呟怖

「あんた、光る蛞蝓を食べただろう?」

道を歩いていると、突然腕を捕まれた。

「!?」

「光る蛞蝓だよ! 食べただろう?」

何故知っているのか?

「知りません!」

アレは魂の格が上がる薬なのだ。知られてはいけない。

ふと視線に振り返ると

町中の鴉の目に

私が

映っていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1269258921341935617 

#呟怖

延々と続くコンクリートの塀に沿って歩く。

久しぶりの旅行で訪れた懐かしのテーマパークは閉園し、コンクリートの塀に囲まれていた。

唐突に、中から大勢の子供のはしゃぐ声が聞こえた。

懐かしいアコーディオンの音。

正面入口へと走る。

が、コンクリートで、入口は無くなっていた。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1268465907665260544 

#呟怖

祖父が子供の頃から有ると言う道路の文字が不思議だ。

『15』と書かれた数字を調べたが、誰も教えてはくれなかった。

そんな時に、英語の先生をしているという外人さんが教えてくれるというので喜んでついていった。

「さかさま。

『gi』

アメリカ兵を埋めた印。

土の下は辛かった」 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1268911311976464388 

#呟怖

「夜明けには…」

母が言う。

寝たきりの母が危篤になって30分。

病院側には二人きりにして貰って、最期の時を静かに過ごしていた。

そんな時に、譫言で言った言葉。

「お母さん?」

返事は無い。

顔にはチアノーゼが出ている。

意識は無い。

母は、夜明けには息を引き取った。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1268488562581762049 

#呟怖

ああ、そりゃウロボッコ様だ。

御神木の様な大きな木に穴が開いているのを祖父に言うと、そう言った。

あの木に近付くな。真っ黒な犬がいたら走って逃げろ。喰われるぞ。

そう言う祖父の目は、笑って無かった。

だけど、ボクは、穴から真っ黒な犬が出て来たのを、見てしまった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1268465856645705728 

#呟怖

とある家と家の間の道は子供にしか見えない。

ここを通ると神社まで子供の足で5分程だ。

久しぶりの帰省で、懐かしくなってあの道を探したけれど、やっぱり見つからない。

仕方無いので遠回りして神社へ行こうと車に乗り込んだ。

地図アプリで出た神社は、車で3時間はかかる距離だった。 https://twitter.com/kwaidanbattle/status/1268465809065603073 

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