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パンダ番長|24ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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この水路はお堀になるずっとずっと前からここにあったってね。
一年に二回、春分と秋分の日、夕日はぴたりとこの水路の正面に沈む。もちろん今は見えないよ。街路樹で覆っているからね。
見たいのかい?
よした方がいいよ。境い目の日の境界に留まると存在を危うくするらしいから。
#呟怖 https://t.co/NPmzpzyidB

料理中、手にしたクラープルが吸い込まれて気付いた。台所の窓にブラックホールが出来ている。いや、中心は闇ではなく光だからライトホールか。
出来心でキッチン用品を幾つか入れてみた。
チャイズ、フレーン、ペト……入れたものは戻ってこないどころか、どうやら存在そのものが消えたっぽい?
#呟怖 https://t.co/K8w57ZF9R0

私はたくさんの顔を持っている。
良い息子、良い夫、良い父、覚えの良い部下、話の分かる同僚、理解のある上司、気さくな隣人……ただ君と……幼馴染の君と居る時だけは、私は顔を取り外す。
「ほんとうの顔が見たい」と爪を立て、私の顔の表を剥がした君の前では、私は未だに嘘がつけない。
#呟怖 https://t.co/utxxcCDFXr

側溝の開口部から声が聞こえ、覗き込むと男の子の顔。
体は側溝の下に潜り込んでいるようだ。
外国人なのか言葉は通じない。
手を差し伸べようとするとその手を舐める。
頼むからじっとしててと華奢な肩をつかんで引きずり出す……青い服に包まれた胴体を引っ張り出せて気付いた。人面犬だと。
#呟怖 https://t.co/qiBQwgud0D

僕は夕飯のあと、人形の唇を拭く係。
人形の唇はいつも同じ色なのに、ティッシュはちゃんと汚れるんだ。
ナポリタン、バジルパスタにイクラ丼、とんこつラーメン、キムチにカレー。それぞれの色に。
ある日、僕は人形の唇を舐めてみた。
夕飯は麻婆豆腐だったのに、なぜか甘酸っぱい味がした。
#呟怖 https://t.co/j6h9bsALMv

実家の居間には顔のない日本人形が飾ってある。

「どなたかに似てらっしゃるんですか?」
実家を訪れる客には必ず尋ねることになっている。

いままで、顔がないことを指摘した客は一人だけ。
皆さん、そんなに死んでほしい人がいらっしゃるのですね。

#呟怖 https://t.co/j6h9bsALMv

ブラック企業ってのは外からでもわかるもんだよ。
このビルの四階、いつも怒声が飛び交っているとこ。毎年増えるんだよ。顔色の悪い透けた連中が。
でな、あそこの社長が誰かを怒鳴るとビクついて震え出すの。
せっかく霊になったんだから社長取り殺せばいいのにな。
死んでも社畜なんだろうな。
#呟怖

あんた旅行の人かね、三脚構えて。
夕日?
やめた方がいい。
注連縄と鳥居が見えるかい。神域なんだ。この岩の間からな、夕暮れに舟が出る。西方浄土……あの世へ行くという舟がね。
おや脅かし過ぎたかな。まぁ大丈夫。
岩の間に常世の島が見えでもしない限り、舟に乗せられることはないから。
#呟怖 https://t.co/T3J5df7eZn

@yoshix2_555 「あなたも、雨宿り、ですか? 天井の、ほうが、濡れませんよ」
びしょ濡れの女はゆっくりと手を伸ばしてきた。

#呟怖 #返怖

このトンネル、途中で高さが変わるんです。
だから気付かないみたいなんです。入る時には。
ほら、天井の段差部分、欠けてますでしょう。たくさんぶつかったようですよ。サンルーフから乗り出した人が。
なぜ身を乗り出す?
ご自身で聞いてみては?
あそこに貼り付いている、ひしゃげた頭に。
#呟怖 https://t.co/L38r3KqSRn

深夜を過ぎると、僕の病室の窓は青空を映す。

青ざめた無数の顔が覗き込む窓際に、白い靄のようなものが無数にうねり、たゆたう……とても綺麗なんだ。

深夜の青空を見つめていると、僕もあの空へ飛べそうな気がしてくる。
今よりも、もっと自由に。

#呟怖 https://t.co/FrkdVutoHP

幼い頃から実家で飼っているペットは俺にだけよく懐いている。
うちに迷い込んできてから20年。
いまだに俺のやった餌しか食わないから、年に数回は餌をやりに戻っている。

いい子にしてたかい?
嬉しそうに口を開ける……こんなとこは扉を開けた蔵にしか見えないよな。
俺は同僚を放り込んだ。
#呟怖 https://t.co/2ayoy4G2F7

同僚がずっと左手を隠していたから理由を尋ねた。
「植木鉢の縁に毛虫がいたんだ。右から黒いの、左から赤いのが来て、真ん中で一匹になった」
「どういうこと?」
「その毛虫をトカゲが食ってな、そのトカゲを触ったんだ」
同僚が左手を見せる。その人差し指にはトカゲの足と尻尾が生えていた。
#呟怖 https://t.co/T32SYhUvmN

オカルト界隈の合コンによく誘われる。
俺に憑いている霊がイケメンでトークも上手いらしい。
「今週の金曜どう? 噂の二人に会いたいってさ」
「えー」と答えつつも行く。
誘ってくれる親友が実は俺の想い人だからだ。
親友を狙う女はことごとく霊でブロック……整形前の俺の生き霊が。
#呟怖 https://t.co/rxFMwzQW2S

血腥さは途切れない。
音は、今は金属と風の音……鉄橋を渡ってる?
視界は、彼女がまた手を開いてくれるまで見えない……いや、指の隙間から街が遠くに……鉄塔か。
僕はバイクを山へと向ける。
今ならまだ彼女が移動する前に着けるかも。
そして今度こそ聞くんだ。僕だけ助けたその理由を。
#呟怖 https://t.co/9fhLctJA2I

笑顔になると抵抗力を病気が治るレベルまで引き上げる『笑顔につける薬』の開発者に取材を試みた。
無愛想な老博士が薬の効果を見せてくれると言ったが……。
「あの……いつになったら」
愛想笑いを浮かべた途端、顔が熱くなる。
「さっきの水だよ。心にない笑顔は顔を溶かすから注意したまえ」
#呟怖 https://t.co/S8d3eE83Z8

気が付くと電車内には自分以外に誰もいなかった。
聞き取れない駅名。
静かに近づく無人のホーム……いや、一人だけ女性が。
鳥肌が全身に立ち……そうになったとき女性のいるホームドアと私のいるドアが一つズレた。
「あっ」
両手で顔を覆う女性をホームに残して電車は出発した。
#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/ifcOLKLxfx

もう10年になる。
「10年後、この場所にまた集まろう」と言って終わらせたアレから。
あの頃はまだ、10年なんて遠い遠い未来だったから、とっさに口にして、そのおかげで解放された……けど。

あの時の10円玉を握りしめ、私達は小学校へと忍び込む。コックリさんの続きをさせられるために。
#呟怖 https://t.co/MeLKW4FpY6

スーパーで買ってきたインゲンマメを洗おうとシンクに広げたところ、何かが動いた気がした。
気持ち悪いから菜箸で突くと、インゲンマメが勝手に動いてまるでカマキリのカマみたいに、箸先をスパッと切り落とした。
熱湯をかけたら動かなくなったが、そのインゲンマメが一番美味しかった。
#呟怖 https://t.co/tQw8kMySvw

また寝付けなくてテレビを点けると、また井戸と白い服の女が映っ……いや、今度は髪留めしてる。
そんなに隠したいのか?
可愛いのに。
「可愛いって言うな!」
這い出してきた女は叫んだ……が、髪は流されなかっものの、扇風機の風で声が変わった。
あ、おい、また帰るのかよ!
#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/ifcOLKLxfx

とても蒸す夜だった。
寝付けなくてテレビを点けると井戸と白い服の女が映った。
こんなメジャーなの深夜に再放送?
リモコンへ手を伸ば……せない。金縛りだ。
その間にも女はズルリ、ズルリと這い出してきて……扇風機の風で髪が流され……案外可愛い顔。
あ、おい、帰るのかよ!
#呟怖 #ダサ子さん https://t.co/ifcOLKLxfx

「ですから、使用規約に書いてありますでしょう? 加工するには思い出をアプリ内に取り込む必要があります。抽出した思い出は元に戻せないので無くしてもかまわない思い出のみでお楽しみください、と」
そう、例えばこういう自己責任を他人へ転嫁する下らないクレームへの対応の思い出とかね。
#呟怖 https://t.co/6ZPItQpMxQ

体に力が入らない。俺はこのまま独りで死ぬのか。
「迎えに来たよ♪」
誰? この中二病臭のするエロカワな女の子は。
「死神だよ♪」
死神? 死神ってそんな格好なの?
「男の子ってこういうのお好きなんでしょう?」
まぁね。
「あなたはまだ男の子だからサービス♪」
くっ、童貞の報酬か。
#呟怖 https://t.co/Yu4Mk5FeyZ

買取希望の客に顔と生年月日の分かる身分証の提示を求めたら……あぁ。
こいつは悪事に手を染めている。
人は後ろめたいと目を逸らす。身分証のようにそいつを表すものにはそれがよく出る……俺以外には見えないらしいがな。
こいつの免許証、顔だけ後ろを向いている。
あの映画もあながち……。
#呟怖 https://t.co/xsKzMx4mhj

ある時から風呂の排水溝に長い毛が絡まるように。風呂を使った翌日は具合も悪くなる。
嘆いていたら友人が霊能者を紹介してくれた。
霊能者が浴槽の端に何本もの蝋燭を立て火を付けると、垂れた蝋は迷いなく排水溝を目指し塞ぐ。
「封蝋は完了した」

……霊障は収まったが風呂は使えないまま。
#呟怖 https://t.co/TcKmznyteb

とある山中の『神結びの岩』。
縁結びの御利益があると訪れる者も多いがお生憎様、この岩に宿るのはそういう類いではないんだ。

満月の夜、譫言に頭を振る少女二人を岩の両脇へ配す。
儀式を始め……やがて片方の頭が弾け飛ぶ。
神結びの儀は成った。
禍つ神の巫女の瞳は狂気がより濃く深く。
#呟怖 https://t.co/KIb8NklYao

本屋にずっと動かない奴が居る。
買わないが本を汚しもしない……いわゆる霊だ。
買いにきた客の中にも見える人は居るようで、時折、アイツを避けて通る人を見かけ……なるほど。
アイツ自体は無害だが、アイツを避ける人にスーッと近寄ってついてく別の霊。
他の霊を判別に使うのは初めて見た。
#呟怖 https://t.co/LMVzlP4RA2

一つの玄関に細いドアが二つ。
入ったドアからは決して出てはいけないというルール。
条件の割に激安な部屋だったが、遊びに来た友人が偶然入ったドアから出たのを見てしまい、引き払った。

友人の本当の中身は未だにあの部屋で、他の者達と同様に出してくれと呟いているのだろうか。
#呟怖 https://t.co/KB0MAerrRI

三寸橋の縁三寸
赤子もまたげる高さだが
笑って登りゃぁ泣きを見る

地元の三寸橋の縁は決して登るなと幼い頃から言われ続けた……となると登るバカが出る。
友人もおどけて登り、足を捻った。
よろけた友人が僕につかまった時、縁に次々と小石を積む小さな手が見えた。小石も手も透けていた。
#呟怖 https://t.co/Afpro57Kld

「あれ、誰だこいつと思っているな」
「ここ……ああ、昨日取った部屋かと思っているな」
「髪の毛長っ、俺、無意識にデリヘル頼んだ? と思っているな」
「あれ、もしかして俺の考えていることわかるのと思っているな」
その得体の知れない何かは、俺の朝勃ちを見て悲鳴をあげて逃げていった。
#呟怖 https://t.co/Rj0CjSYkor

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