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神音 曄@3/19❄️東1サ32b|11ページ目 - 呟怖.ORG

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呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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#呟怖 #呟怖bot可

地球上に完全な球体は存在しない
どんなに精巧に拵えても重力により微かに歪んでしまうのだ
無重力の空間なら完璧な球体…真球を作れるが地球上にそんな場所はない
真球の内部はなんら外部の影響を受けないと云う
どんな魔法さえも

出してくれ

もう分かった

出してくれ

出して

#呟怖 #呟怖bot可

「タクシー幽霊が出るんですって?」
「ええ。釣りを渡そうとすると消えちまってて、受け取った金も消えてるとか」
「ふんだりけったりね。あ、ここで」
「お客さん、消えないでくださいよ?」
「あはは」

気づくとタクシーは消えていた
受け取った筈の釣り銭も消えていた
ここ何処

#呟怖 #呟怖bot可

「ブッ殺ス」
驚いてコーヒーを噴き出した
隣の部屋のオウムが言葉をがなり立てているのだ
ほかにもフザケンナだの裏切者だの物騒な言葉ばかり
だが今日は違う言葉も聞こえてきた

「死ンデモ離サナイ」

いい加減にしろと立ち上がると脇腹に包丁が食い込み、部屋には笑い声が響いた

#呟怖 #呟怖bot可

死者を甦らせる石笛で墓から骨を呼び出し商品として売っている

甦った骨は好き勝手に動く
放っておけば想いの残る所へ行くのだろう
それでは商売にならない
初めは止めるのに苦労した
霊感なぞないから物理攻撃で仕留めている

死者は二度目の死を迎え、商品として第二の生を得る

#呟怖 #呟怖bot可

“願いを叶える石”は「母を返して」の願いと共に消えてしまった

でも私にはまだ石が必要だった
返してほしかったのはあの“母”ではないのだから

“お願い、石を返して”

1年後、庭に洗面器を伏せたほどの石ができた

“これは私の石だ、私の産んだ石だ!”

歓喜に震え、私は願った

#呟怖 #呟怖bot可

俺の石笛は死者を甦らせる
原理なぞ知らん
吹けば墓から死者が甦る、それだけだ

取り出した骨壺を開ける
乾いた音と共に骨が人体に組み上がっていくのを見ると感動しそうになる

…ああ、ダメだ
骨折痕にボルトが埋まってちゃ商品にならない

さて、また骨壺に戻すのが一苦労…

#呟怖 #呟怖bot可

家の庭には“願いを叶える石”がある
沢山の願いが叶ったのに、死んだ母を返してと願っても叶わなかった
代償のように来た新しい母はどこまでも冷たい

何度も何度も願った、“もう母はいらない”
でも母は消えない
怒りのままに金槌で石を叩き割った

翌朝、母の顔には無惨な傷があった

#呟怖 #呟怖bot可

揺らぐ水面を見つめる
いつ見ても揺らめく自分の顔は滑稽だ

言うに言えない不満を物言わぬ水面の顔に叩きつける
そんな時、いつもとても醜い顔が映る

けれど今日は、あっさりと歪んで消えてしまった
立て続けに浮かぶ吐気の泡が水面の顔を消していく

あの人の歪んだ顔を…

#呟怖 #呟怖bot可

この石笛を吹くと死者が甦る
日本は火葬の国だから大概は白骨だ
俺の商売にはうってつけの商品になるのだが、どんな骨でもいいわけではない
年齢・性別・およその身長など注文に応じて甦らせる死者を決める
新聞のお悔やみ欄は貴重な情報源だ
俺は今日も全国の墓地をめぐる

#呟怖
とある事情で手に入れた石笛は、ころりと丸く、吹き口が盛り上がっただけの簡素な作りだ
「死者が甦るんだ」と熱い眼差しを注いでいた、かつての持ち主はもういない
本当に死者が甦るのか試した俺は狂喜した
火葬する国でよかった
死ぬまでタダで商品が手に入る
明日の納入先は母校の理科室だ

#呟怖
「この石笛を吹く時は心しな。地獄の窯が開いて死者が甦るから」
石笛をねだる私に祖母はきつく言い聞かせた

死者が甦るとは何と魅力的なことだろう!
二度と会えなくなったものに再会できるなんて!

…そう、「生前の姿での甦り」であったなら、どんなに素晴らしかったことだろう
助けて…

#呟怖
『この石笛は吹いちゃいけないよ。地獄の釜が開いて死者が蘇るから』
両手に握った石笛は、ころりと丸く、どこまでも滑らかだ
だが、ああ、ああ、何てことだ
伊弉諾よ、貴方が見たのもコレか

ああ
だけど
今でも指輪をつけてくれていたんだね
君は僕の手が好きだと言っていたね
美味しいかい…

#呟怖

震災後、とある海岸沿いの道路を通行した人から警察に何本も電話が入る
「人を轢いた気がする」
だが現場には何の痕跡もない
その道路は通行止めになった

実話。

津波に掠われた人たちの遺体が何人も打ちあげられた海岸
二次被害を避けるため津波警報が解除されるまで収容もできなかった…

#呟怖

“願いの石”と入れ代わりに現れた“新しい母”は、父との間に弟を産んだ

赤くない赤子
教科書で見た大理石色の弟
母親似で肌はひやり、つるりとしていた

父は喜んだ
“母”を労り弟を可愛がった
暖かな情景
誰も私を見なかった

冷えていく
冷えていく
手足が石のよう

今ならきっと“母”と似ている

#呟怖

願いを叶える石に“お母さんを返して”と願った
石は消え、入れ代わりに新しい母が来た

“お母さん”と呼べなかった
柔らかで温かかった母の記憶とかけ離れていたから
口ごもると父に叱られたのでママと呼んだ

ママは“他人だものね”と薄く笑った
念を押すように
肌はひやりと私を寄せつけなかった

#呟怖

物心ついた頃、父が庭の特定の石の前によく佇んでいることに気がついた
何をしてるの?
問うと、父は
お願いしてるんだよ。この石は大抵のことなら願いを叶えてくれるんだよ
と笑った

その時、訊きたくて、どうしても訊けなかったことがある

“お母さんの病気を治してって願わなかったの?”

#呟怖

母の記憶は朧気だが、温かくて柔らかだったことを覚えている

突然奪われた体温は飢餓のように私を蝕んだ
だから、願った
“この石は願いを叶えてくれるんだよ”父の声が谺する

お母さんを返して

それを最後に石は消えた

返してほしかったのは温かくて柔らかなお母さんだ
こんな固い女じゃない

#呟怖

庭には“願いの石”があった
何度も願いを叶えてもらった

新しい靴がほしい
お小遣いがほしい
子犬がほしい
あの子を消して

ある日、石の傍で幼児が泣いていた
私は狂喜した
願いどおりの弟だ!
でも、父がどこかに連れていってしまった
お父さんとお母さんの子じゃないからねえ、と父は笑った

#呟怖

母を返してと願ったら“願いの石”は消え、新しい母が来た

弟が産まれた
赤ちゃんだから赤いと思っていた
理科で習ったばかりの、大理石色の弟
“ママは石の女なのに兄弟ができるなんて”と言うと、父がひどく怒った
石の女が罵言だと大人になって知った
母は静かに笑んでいた
瞳だけが光っていた

#呟怖

庭から消えた“願いの石”
「あの石はどうしたの?」と問うと、父に「どの石?」と問い返された
願いが叶う石だよ、教えてくれたのはお父さんだよ、と言うと「何、それ?」と首をかしげられた

確かにあったのに
だって私は叶えてもらった
願いどおりにあの子が消えて
だから私は幸せになれたのに

#呟怖

きらりと輝く瞳に惹かれた
夏でもひやりとした肌なのも好みだった
勇気を出して胸板に触れると石のように固かった
夢中になった
告白してOKを貰えた時は天にも昇るよう
交際を続けて結婚した
そこが幸福の頂点だった
子供はできなかった
彼の体は石のように、形を変えることがなかった

#呟怖

庭に“願いの石”がある
盥を伏せたような形、平らな表面は鏡のよう
“願いを叶えてくれるんだよ”と父はいう
月のきれいな夜に私は願った

お母さんを返して

死者は甦らない。でも私は寂しかった
翌日、石が消えていた
ほどなくして新しいお母さんが来た
ひやりとした肌、鏡のような目の女だった

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