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神音 曄@3/19❄️東1サ32b|10ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

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呟怖.ORGと参加について

#呟怖 #呟怖bot可

曙光が差して、横断歩道上の人影が一斉に消え始めた
驚いて見回すのに、誰も彼も当たり前のような顔をして歩みを止めない
「やれやれ、やっと歩きやすくなる」
そんな声まで
「おい、立ち止まってると消えちまうぜ」
肩に手を置かれて振り向くと白線の隙間から黒い手が伸びて足首に

#呟怖 #呟怖bot可

ホープ・ダイヤの片割れでございます
ルイ14世がカットさせた時にホープ・ダイヤはおよそ半分の大きさになりましたが、その残りをカットしたものです
世に出ることもなく闇から闇を渡り、ついにこの島国へと…
呪いですか? さて、どうですか…
人は必ず死ぬものでございますから…

#呟怖 #呟怖bot可

蜩の声が夕暮れを告げる
遺伝子変異によって四季を問わず鳴く蝉たちばかりが生を謳歌しているようだ
ピンクの夕景に、ほんのりと薄青が混じり始めて夜が来る
つんざく悲鳴は帰りの遅れた子供が蝙蝠の群れに拐われたのだ
半欠けの月が残骸とともに昇り出す
夏は、とうに息絶えていた

#呟怖 #呟怖bot可

これは兵馬俑坑から出土したクロームメッキの剣では?
中国の宝物がなぜ…
耐え難い?
作者として、不完全なものを衆目に晒すに忍びない、と…
畏まりました
ご納得のいくメッキができるまでお預り致しましょう



そうした事情で、これは商品ではないのです
申し訳ございません

#呟怖 #呟怖bot可

ああ、体が溶けていくようだ
全身の力を抜いて浮力に身を委ねる
意識さえも溶けだす至福の時
骨に、関節に、筋肉の一筋一筋にこびりついた疲労が溶けていく
指の先までじわじわと多幸感が満ちていく…

ゆっくりと口が閉じ、光が消えた
真闇の中で、胃の蠕動する音だけが生きていた

#呟怖 #呟怖bot可

アメリカ中西部の洞窟で発見されたマンモスの毛皮でございます
年代測定の結果、近世に生息していた個体であると鑑定されました

お父上の毛皮に間違いない?
それはようございました
ああ、お持ちのものと断片が一致しましたな
お代は、お客様の死後にその牙を一対頂戴いたします

#呟怖 #呟怖bot可

腰まであった黒髪をばっさり切り落として「カツラに使って貰おうかな」と姉は笑った
深夜、その黒髪を三つ編みに編んでいる姿を見た
カツラはやめたのかと思った

結納まで済ませながら裏切った姉の元婚約者が、紐状のもので絞殺されたのは三日後だった
姉は、ただ静かに笑っていた

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コスタリカの真球は、中に財宝があると噂されて大半が割られてしまい、完品は大変希少なのです
また、何しろ大きいので当店では…

は、どうしても、と?

左様でございますか…

畏まりました
ですが調達の暁にはそれなりのお代を頂戴いたします
三つの心臓の内、二つを下さいませ

#呟怖 #呟怖bot可

…けて
たすけて
あめが
あああああ
とけるとけるとける
とけ…

再生が終わった
ドアの前に落ちていた服とスマホは彼女のものだったらしい
天候には注意しろと口を酸っぱくして言っていたのに、酸の雨の日に軽装で出歩くなんて…

腕を一撫でして鱗を整え、片付けるために外に出た

#呟怖 #呟怖bot可

南米の遺跡から出土した織物でございます
この白をご覧下さい
土中に埋まっていたのに真っ白なままでしょう?
現代の白は漂白によるものですが、古代の白は未知の白い染料によるものなのです

簡単には他の色が移染しませんからお客様には最適かと
ええ、返り血にも染まりませんよ

#呟怖 #呟怖bot可

「一つ目小僧って立体視は無理だよね」
「そりゃあ一つ目だからねえ」
「遠近感がないから出くわしても逃げるのには有利だよね」
「出会う機会がまずないでしょ」
「…そうでもないよ」

彼女はそう言うと脱兎の如く駆け出した
伸ばした手は彼女の髪をかすめ

…まんまと逃げられた

#呟怖 #呟怖bot可

水晶ドクロですか
あれは近年加工されたものと分析結果が出ておりますな
そもそも水晶をドクロに加工しただけでは飾り物でしかないのです
月の雫を浴びて育ち、童貞の血により研磨され、処女の涙で清められた水晶でなければ…

ええ、不可能ですね
こちらがその本物でございますよ

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「高い所に登ると飛び降りたくならない?」
「あー引き込まれるような気はするよね」
「なんか飛び降りても平気な気がしちゃって」
「危ないなあ。I can fly なんてもう知ってる人の方が少ねんだから」
「だよねー。だから You can fly!」

背中に掌の衝撃

「凄い! 飛べたね!」

#呟怖 #呟怖bot可

ニケの首にはほとほと困らされました
体を求めて夜な夜な飛び回るのですよ
飛頭蛮の如く耳で羽ばたいて…
落ち着かせるのが大変で…まあ、朝には静かになるのですが、あちこちにぶつかって傷だらけになりまして、とうとう目鼻もない石塊となり、また地中深くに埋められたのです…

#呟怖 #呟怖bot可

赤い蝋燭と人魚の話は知ってるでしょ?
実はあの時、人魚は青い蝋燭も作ったの
でも懐に隠したまま誰の手にも渡さなかった
赤い蝋燭は嵐を呼び、人々に血と恐怖をもたらしたけれど、青い蝋燭は何を喚び出すのかしらね?

青くて、きっと恐ろしいものよ…

ねえ、試してみたくない?

#呟怖 #呟怖bot可

ヴィーナスの腕でございます
ええ、本物です
磨耗しているにも関わらず身体側の断面にピタリと合致し、ビクともしません
なぜ付けないのか、と?
実は一晩だけ付けたままにしておいたところ、像が動き出し、警備の若者を抱きしめ殺してしまいまして…
若者の死に顔は笑っていました

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「舟幽霊? 柄杓で水をくんで船を沈めるアレ? よしてよ、この現代に。木っ端舟じゃあるまいし、柄杓で水をくんだぐらいで大型船が沈むもんですか」

そう嘲笑った彼女の腹は、臨月の妊婦の如く膨れ、海水を呑まされ続けた末に溺死させられていた
床には一滴の水も落ちていなかった

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なんと!
お譲り戴けると? なんとーーなんと!
かの大図書館に収められたパピルスの焼失前の全貌とは…

それにしても現代とは無機質な時代ですなあ
アレキサンドリアの叡智が、こんな小さなカードに収まってしまうとは…

では、せめてものお礼に
女王を噛んだ蛇の骨でございます

#呟怖 #呟怖bot可

人が死ぬと死体から21gが消失する
ゆえに魂の重さは21gといわれる
魂は何処へ往くのか
裁きの日まで消えずにいられると誰にいえようか
もがく魂は拠り所を求め
あるいは山川草木に宿り
あるいは人に憑き
あるいは魂同士が結びつく

私(達)は魂の集合体
肉を持ち血を流す
魂の変異体

#呟怖 #呟怖bot可

母の実家には古びた蔵がある
奥に進むと明かりとりの窓の手前に三畳程の空間と格子があった
入りたいといったら叱られ、長じてそれが座敷牢と知った
時折、夢に見る
私は必ず座敷牢の中にいる
幼い頃の記憶にある生活用品が周りを占めている
足元は畳敷きだ
こんな光景は見覚えが…

#呟怖 #呟怖bot可

それは角でございます
ある女性が般若の面をつけ、帰らぬ夫を想いながら舞っていたところ、次第に面そっくりに…
その角をお譲り戴きました
女性ですか?
般若そっくりの顔を整形してから再婚して幸せにお暮らしですよ
前のご主人は人ならぬモノに襲われてお亡くなりになったとか…

#呟怖 #呟怖bot可

これは掘り出し物ですよ
沼に沈んだ名家の館から引き上げられた屍衣でございます
財宝めあてに潜った輩は一顧だにしませんでしたので私が…
ああ、よくお似合いです
お召しのままお帰りに?
お気に召されて何よりでございます
お代はーーああ、これは珍品だ
古の女王の庭の鍵とは…

#呟怖 #呟怖bot可

胎内で聞こえる音は洗濯機の水音に似ているという
羊水に浮いて騒々しい命の音を聞きながら胎児は眠り、目覚め、また眠る
原初の記憶は水の音…

同じ音がすると思ったのだ

ゴボリゴボリとまるで
立ち上る瘴気の如く
粘着質な音を立てて
溢れ出るとは想わなかったのだ

#呟怖 #呟怖bot可

いらっしゃいませ
え? このガラス瓶を?
申し訳ございません、これはまだ売り物ではないのです
とある夜を往く生き物が、その永い生に飽いた時、そのものの眼をお譲りいただくことになっているのですよ
この瓶は、その容れ物なのです
何ゆえ眼を、と?
年経た邪眼は貴重ですから…

#呟怖 #呟怖bot可

「夜鳴く鳥もいるんだね」
「ホトトギスかな」
「ホトトギスって時鳥って書くんだよね」
「何で時鳥なんだろうね」

別の書き方なら知っていた

不如帰

帰れない
胸が赤いから帰れない
鼓動とともに泉の如く命が溢れる
思い切り握りしめた両手も緋に染まった
泣かずに走れ
月の下を

#呟怖 #呟怖bot可

これらは全て私が目利きをしたものばかりです
ガラクタもあるやもしれません
何せ、私の眼鏡に敵えばよいと、それだけで選んだモノばかりですから
おや、お目が高い
かつて霧の街で振るわれた刃ですよ
お代ですか? さて…そうですね

その見事な牙を片方下さいませ

またのお越しを

#呟怖 #呟怖bot可

点字ブロックに躓き、一線を越えてしまった
目の前を車体が通り過ぎる
「危ないよ」
「余所見はやめな」
「こっちがヒヤヒヤするぜ」
周りから上がる呟き
信号が青に変わった
「惜しかった」
その声とともに思い切り背中を押した
銀色の轟音が迫ってくる
耳には哄笑が響く

#呟怖 #呟怖bot可

夏の宵は花の香りがする
闇さえも濃密な深更に
密かな破裂音とともに開く花

ポン

ポン

ポン

ああ、きっとこれは深紅
ほのかに金気を帯びて
はぜるように開いているのだろう

ポン

肩に手が置かれた
「オマエノ番ダ」

ポン

花になる
花になる
きっと美しく飾ってくれるだろう

#呟怖 #呟怖bot可

「こんな夜中に蝉の声!?」
「今、脱皮が完全に終わったのかも」
「生の喜びってヤツ?」
「生きてるって雄叫び的な?」
「蜩の声だったね」
「なんか蜩にしては低い声っていうか音だったね」

カナカナカナカナ

カナかなかな佳奈!

佳奈ァ!

絹を裂くような悲鳴が夜闇を渡った

#呟怖 #呟怖bot可

「のっぺらぼうって妖怪は目も鼻も口も無いのよね」
「そうだね」
「呼吸はどうしてるのかしら」
「は?」
「実体のある妖怪である以上なんらかのエネルギー交換によって実存している筈。呼吸すらできないならどうやって…」
「それはね」

彼女の遺骸は全身の毛穴が開ききっていた

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