Warning: Parameter 1 to wp_default_scripts() expected to be a reference, value given in /home/users/1/hemingway-paper/web/byogoku.jp/mt/wp-includes/plugin.php on line 601
月浦影ノ介|10ページ目 - 呟怖.ORG

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。

参加メンバーはこちら

呟怖.ORGと参加について

#呟怖 地面に降り積もった桜の花びらが、突然吹いた強風に舞い上がり渦を巻いて一瞬だけ人の姿となり、それから散り散りになって私の傍らを通り過ぎて行った。
ある春の日の、桜並木で有名な神社の参道でのこと。 https://t.co/9BRj3HRjMX

#呟怖 よく出来ているだろう、と友人は言った。死んだはずの彼の妹が艶やかに笑う。妹の遺体を防腐処理し、魔術でもって操る。遺体の首筋から伸びる赤い糸が魔術の秘密か。倒錯した妹への愛が悪魔の如き所業を生んだ。屋敷を飛び出した私は警察署へと駆け込んたが、友人と妹の行方は杳として知れない。 https://t.co/SN8OVlQ8Hv

#呟怖 近所の独身男性が孤独死した。病死のようだ。天涯孤独の身で、小さな一軒家だけが残された。隣人によるとたまに生活音が聞こえるというから、彼の魂はまだ家にいるのかも知れない。やがて業者が来て家は解体された。住むべき家を失って彼の魂は何処へ行ったのだろうと、今もときどきふと思う。

#呟怖 駅のホームの片隅に男は立ち尽くしていた。くたびれた背広姿に疲労の色を滲ませて。死ぬつもりはなかった。偶然の事故のようなものだったのだ。新聞の三面に小さな記事が載って、それで男は忘れ去られた。帰るべき場所はどこにもない。途方に暮れたまま、今日も通り過ぎる電車を見送っている。 https://t.co/nKxnj4xqGS

#呟怖 あの環状線は結界だったんだよ。「ウロボロスの環」というのがあるだろ。線路を自分で自分の尾を咥える蛇に見立て、そのとぐろの内側に鬼を封じ込めていたんだ。今朝○○駅で起きた爆破テロで、とうとうその結界が破られてしまった。たぶんこの街はそう長くは保たない。逃げ出すなら今のうちだ。 https://t.co/nKxnj4xqGS

#呟怖 傀儡師左近の浄瑠璃は命が宿るようだ。大正浅草もっぱらの評判だが当人が納得しない。足りぬ足りぬまだ足りぬ。必死で読み解いた古の呪法。生贄は左近に初心な恋慕を抱く生娘。芸の為なら外道に堕ちよう。「やっと完成したぞ!」娘の亡骸を背に人形が莞爾と笑む。今度こそ本物の命宿る浄瑠璃を。 https://t.co/yBfOwP7p7u

#呟怖 最近、凶器のない傷害事件が頻発している。口論の相手に刺されたと訴え、実際に傷があるのだが、しかし肝心の相手は丸腰である。強い他責思考と被害感情による思い込みが傷を顕現させるのだ。まるで聖痕現象だなと先輩刑事が皮肉る。そう、これは「被害者」になった方が得な時代の聖痕なのだ。 https://t.co/2gt4zlOoAH

#呟怖 灰色の曇り空。頭上の鴉が何かを落として飛び去って行った。ズシャリと嫌な音がして冷たい地面に転がるのは人間の胎児。近くの山で腹を裂かれた妊婦の遺体が発見されたのはその日の午後のこと。そういえば鴉どもが朝からえらく騒がしかったなぁと、近所の爺さんが煙草をふかし呑気そうに呟いた。

#呟怖 散歩中、草むらに潜むモノと目が合った。それが何なのかは分からないが、以来ずっと後を付けられている気がする。ここ最近、身近で小動物の死体が増えた。犬や猫や烏など、ことごとく食い荒らされている。背後に微かな唸り声。その牙が私の喉元に喰らいつくまで、きっとあと僅かに違いない。

#呟怖 冬のソロキャンプ。夜空を眺めていたTさんは、そろそろ寝ようとテントへ戻った。すると寝袋が奇妙に膨らんでいる。見知らぬ誰かが寝袋に入っているのだ。慌てて外へ逃げ、再び戻ると寝袋に異常はない。しかし一晩中、テントの周りを誰かが歩く足音がして、Tさんは生きた心地がしなかったという。

#呟怖 地下鉄はまるで迷路だ。蜘蛛の巣のように張り巡らされ終わりのない暗闇を延々と進む。もう何年も日の光を浴びていない気がする。どこへ行こうとしているのか目的地すら忘れてしまった。窓に映る己の姿に目を向ければ名前も知らない他人の顔。出自も由来も亡くして彷徨う、私は一個の亡霊なのだ。 https://t.co/vLtfVuhVGv

#呟怖 友人が実家の義理ある縁談を半ば強引に壊した。写真を見せて貰ったがなかなかの美人だ。理由を尋ねると、その女性は過去に三人もの婚約者を亡くしているという。「あれは男の命を喰らう鬼の類さ。本人が気付いてるかは知らんがね」実家に勘当されようとも命は惜しいからなぁ、と友人は嘯いた。 https://t.co/cL2fARgLrW

#呟怖 年の瀬迫って実家の大掃除。いらないガラクタを捨てる捨てる。納戸の奥で見つけたのは封印された古い刀。試しに抜くと刀身にこびり付いた錆が血のようで。大方、骨董好きだった曾祖父の形見だろう。研ぎに出したが、その後すぐ研ぎ師の家が全焼。研ぎ師は死んだ。以来、刀の行方は分からない。 https://t.co/Dg2GRG6Py6

#呟怖 凍てついた月光に目を射抜かれてから妙なモノが見える。妖怪、精霊、ゴブリン、たぶんそんな名で呼ばれていた連中。先日は仔猫の生首でキャッチボールしているのを見かけた。奴らの遊びはいつも死の匂いがする。御伽噺のように優しくはない。今宵も月の下でくるくる踊る。邪悪な笑いを響かせて。

#呟怖 今朝、高級住宅地で死体で見つかった男か。奴はサンタクロースの扮装をして子供を攫う人身売買組織の幹部だ。だから俺が殺した。奴が誰からも愛された街の名士なんて嘘さ。なぜ信じてくれないんだ刑事さん。俺は確かに精神病院を脱走したが狂ってなんかいない。俺は正義を行ったんだ。俺は……。

#呟怖 初雪の降った日に、君は死んだ。大通りの交差点。僕に贈るはずのプレゼントを抱えたままで。それからときおり、交差点に佇む君の幻を見るようになった。翌年の初雪の日、君が死んだ交差点に僕は飛び込む。あの日、君へ贈るはずだったプレゼントを抱えて。舞い散る雪の向こうに君が微笑んでいる。

#呟怖 こんな大雪は何年ぶりだろう。顔に叩き付ける吹雪が呼吸を苦しくさせる。見ると道端に幾つもの雪達磨。誰がいつの間に作ったのか。足元が雪で固まる。動けなくなる。雪が身体を白く埋もれさせてゆく。道端の雪達磨がどうして出来上がったか悟ったとき、吹雪の中に悪魔の哄笑を聞いた気がした。 https://t.co/vpaWqBrWYH

#呟怖 癲狂院に入って数日後、看護人達の虐待に耐えかねた僕は脱走しようとして見つかり、地下室へと逃げた。異様な室内に充満する死の匂い。軍と結託しての人体実験。そんな噂があるのは知っていた。寝台の横に佇む影は、その被験者の亡霊だろうか。大勢の足音が近付いて来る。逃げる場所はもうない。 https://t.co/fWxh1svZqk

#呟怖 例年にない大雪が降ったその日、大喜びで外で遊んでいた子供たちが慌てて家に逃げ帰って来た。誰かに足首を掴まれ、数メートル引きずられたというのだ。服は泥で真っ黒。半信半疑で玄関から外を覗くと、積雪の下を何かがズルズルと這い回って、それは川向こうの山の方角へと遠ざかって行った。

#呟怖 同居人が庭の片隅に木を植え、そして居なくなった。木の名前は知らない。とりあえず毎日水をやる。木は次第に成長して人の姿に似始めた。枝葉は天に差し出された腕のようにも見える。ある夜、木が風もないのに激しく揺れた。まるで断末魔の痙攣みたいに。きっと同居人が死んだのだと僕は思った。 https://t.co/NvQcuV09nT

#呟怖 目を覚ますと左手の小指に赤い糸。昨夜、行きずりの女に悪戯で結ばれたか。二日酔いの頭に記憶はない。外そうとして糸が指に食い込む。皮膚が破れ血が滲む。血を吸い込んで糸は赤黒く膨らんでゆく。ああ、こいつは吸血虫の類だ。気付いた時には既に遅く、糸は傷口から体内にスルリと潜り込んだ。 https://t.co/u0M56iexFN

#呟怖 こんな晴れた日に、見知らぬ街を歩くのが好きだった。迷路のような路地を辿り、思いがけぬ場所に出る。そんなささやかな冒険。終わればいつもの日常に戻る……はずだった。もう何日もこの街から出られない。太陽は昇ったきり夜は訪れず、こんな青空の下で僕は帰る道を見失ったまま彷徨っている。 https://t.co/Dn3qAVBGYn

#呟怖 恋人を待っている時間が好きだ。一緒にいるときよりも幸福だから。それが友人の口癖だった。その友人が死んだ。恋人に刺されて。死後、駅の噴水前に佇む友人をときおり見掛ける。二人はそこでよく待ち合わせていた。彼は今も待っているのだろう。恋人が訪れる前の、永遠に続く幸福感に包まれて。 https://t.co/zbgFQz5kPY

#呟怖 夜中にボソボソとした話し声で目を覚ます。部屋の片隅に誰かが立っていて、姿見に向かって話し掛けている。思い切って照明を点けると、振り向いた顔は紛れもなく自分であった。姿見の鏡面からは見知らぬ女がこちらを覗いている。その後の事は覚えていない。翌朝、姿見の鏡面は粉々に砕けていた。

#呟怖 同窓会の帰り道、放置された工場現場の前を通り掛かった。Yが懐かしそうに声を上げる。「ここで皆で遊んだよな」私はYを見る。そういえば、何故コイツが隣にいるのだろう。Yは確か……。「お前ら皆で、俺をここに埋めたじゃないか」Yが私の目を覗き、呟く。高校のときの殺人の記憶がふいに甦った https://t.co/4ifoX8MiYG

#呟怖 庭先に来る若い鴉に、兄はよく話し掛けていました。「鴉丸」なんて名前を付けて。病床の兄にとって、鴉丸だけが友達だったのです。その兄の葬儀の日、棺の側に鴉丸がいて、一声鳴くと飛び立って行きました。鴉は死者の魂を運ぶと云います。兄は鴉丸に連れられ、冥土へ旅立ったのかも知れません。 https://t.co/6cx6qtOpWs

#呟怖 どこか遠くで鐘が鳴る。濃い霧が漂う木々の間、疎らに歩む幾つもの人影はまるで幽鬼のようで。彼等は皆、死者なのだ。卒然とそう気付いて、なぜ自分が此処にいるのか理解した。霧の彼方から鐘の音が呼んでいる。お前も死者の列に加わるのだと、足元の落ち葉が囁くように渇いた音を立てた。 https://t.co/M0XQaA9O5X

#呟怖 針千本のーます、指切った。子供の頃の他愛もない約束。何を約束したかも忘れたまま、君は僕を置いて逝ってしまった。そして約束の期限が過ぎたのだろう。君は夜ごと夢に現れ、僕の口をこじ開け針を飲ませる。少女の無垢な笑顔のままで。僕の胃に病気が見付かったのは、それから間もなくの事だ。 https://t.co/bakvk3aZ6M

#呟怖 Aさんの話。仕事帰り、ふと気付くと夜空に二つの満月がある。すると片方の満月が動き出して、急速に迫って来た。慌てて逃げ出したが、月に擬態した何かはAさんの頭上を掠めて嘲笑うように旋回し、やがて夜空の彼方に飛んでいってしまった。あれが何だったのか今も分からない、とAさんは語った。

#呟怖 Xmasのネオンが華やかに輝く路上の暗がりに、誰にも顧みられなかった者たちの呪詛が蠢いている。通りを歩く幸せそうな家族連れ。その背後にそっと忍び寄り、足下の影と同化して付いてゆく。教会の前で貧しい人々に食事を配りながら神父は、あの家族が無事でありますようにと祈る事しか出来ない。

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖.ORG | 呟怖

呟怖は、Twitterでハッシュタグ『#呟怖』をつけてツイートすれば誰でも参加、投稿できる140文字以内の創作・実話の怖い話です。呟怖.ORGには、日々投稿される呟怖から転載または朗読やイラストなど二次利用を許可されたものが集まっています。作品の二次利用に関する約束は掲載作品の転載、二次利用についてをご覧ください。自分の呟怖作品も、他の掲載作品同様に読んでいいよ・描いていいよという方は、ぜひ参加ボタンから呟怖作家としてご参加ください。その他ご不明なことはガイドをご覧ください。