坂の上のとある骨董品展の店先に
場違いな立派な革張りの椅子が置
かれていた。
数日経つと椅子は雨ざらしになっ
た。
「座れ座れって煩いんですよ」
店主はウンザリした口調でそうい
うと
「世界の半分なんて貰ってもね」
大きくため息をついた。
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