「それ」はふわりとその場に降り
立ち仄かな光の彫像になった。
悲鳴が予想外の場所からあがる。
「やはりそうでしたか」
静かな声が割り込むと、依頼者で
あったナニカは消え去った。
「見抜けないのは修行不足です」
銀色の猫を肩に乗せた彼は笑うと
踵を返し風の中に消えた。
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