「お前が取り逃がすとは珍しい事
もあったものだ」
「泳がせることにしたのですよ」
某かの強い想いが絡む時、主は何
故か戸惑うことがある
悲しみが咲くその夜にもし風が揺
れたら、ひととき眼をとじてくれ
ないか
それが僅かでも主の慰めになるの
ではないか、と思うのだ
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